能登半島ツーリングと離島散歩の一人旅

2019/08/05 - 2019/08/07

旅の目的はいつもビールと旨いものだった。
もちろん今回だって能登の美味いものを食べ尽くしてやろうと意気込んで行ったのですが…
今回の旅の一番のごちそうは、空と海の青に囲まれて静かに流れてくる風でした。

エリア 石川

能登へのルートは富山側から入るつもりでしたが、走行中に予定変更して金沢に行ってみることにしました。

金沢おでんで軽くやったあと、翌朝早めに出発してなぎさドライブウェイへ。
砂だと思うとヒヤヒヤしちゃって、塩気も心配だし、自分はあまり楽しめなかったす…。

ずっと運転してるから写真を撮るチャンスもなく、旅行記上ではあっという間に輪島です。

離島って憧れがあって、夢の（？）離島、舳倉島へ日帰りです。
バイクは連れていけないので駐輪場でお留守番。

そんなに安くないのよね。むしろ、確たる目的もなくフラっと行くだけにはもったいない値段ですね。

スマホで撮ると指が入っちゃう人です。
一眼レフは重いから持っていかなかった。

1時間半くらいでですかね、到着します。船内は生態とか地質とかの愛好家のような人たちが久し振りに来れて嬉しい的な雰囲気で静かに盛り上がっておりました。

私が見た限りですが、島内のお店は自動販売機1台だけでした。
なので、乗船前に輪島のスーパーでおにぎりセットを買っておいたのだ。

ずっとバイク移動だったから歩いての移動がまどろっこしい…

へぐら愛らんどタワー？島で唯一のレジャースポットなのか？お土産やさんあるかな？（ないです）

気持ち悪いでかい虫とか蛇とか出てきたらどうしよう…真夏のお天道様の下で急に沸き起こる恐怖心。
なお、ここには本州には居ないようなデカくて強力な蚊がいるそうです。

出ました！愛らんどタワー！
中に入って登ることができます。
なんか色々と気になるところでした。
例えば、管理者を含めここに来る人いるのかなとか。

こういう案内が貼り出されているということは、一応、来る人いるみたいですね。

さて、タワーを出たら島内巡りです。

タワーから島を見渡して散策ルート考えようと思ったのですが、見渡せなかったので適当に歩きます。

小さな島ですが、いくつかお社があります。
海を相手にして暮らすということは、神様に頼らなくてはならない部分が多いのかもしれません。

空も海も真っ青で、太陽のエネルギーに満ちている。
嵐の荒れ狂う海とか波の音しかしない夜とかのシチュエーションで見たら凄いだろうなぁ。

とってもとってもきれいな海！さぞかし美味しいものが捕れることでしょうね。

島にはバードウォッチング客向けにいくつか民宿があるだけ。
捕れたての地のもので酒を飲ませるようなナンパなお店はありません。

湾の中にまでお社があります。

この島は渡り鳥の追っかけをしている野鳥愛好家の聖地らしいですが、オフシーズンなのでそんな雰囲気は一切なく、ひっそりとしています。
同じ船で来た人たちは何してるんだろう？

その野鳥観察用の設備です。私は野鳥観察はしませんが、貴重な日陰がありがたい。
島は海に囲まれてて涼しいのかと思ったら、めちゃ暑なんです。

虫は怖いけどこういう道の先がどうしても気になって踏み入っちゃうタイプ。

さて、午後の便で輪島に戻り、半島ツーリングを再開しまして、千枚田まで来ました。

金沢おでんの常連さんが教えてくれたおすすめスポット、狼煙の灯台にちゃんと辿り着けました。

すごいなぁ、なんか日本のはじっこって感じするよなぁ。

ここで一杯やりながら夕日を見ていられたらなぁ。

東京とか会社から脱出したくて、のどかなところに来たかった。
誰も自分を知ってる人が居なくて、誰にも気付かれずに石ころと同じような存在になってみたかった。

そんな気分には、さいはてがまさに相応しい。

ところが、のんびりしてもいられません。今宵はこの宿！と言いたいところだけど、もう少し走らなければならないのです。

ああ、日が暮れる…このあと、ホテルまで急ぐあまりに写真なし。

すっかり暗くなってからのホテル着。舳倉島で炎天下の散歩とずーっと運転して、超疲れたよー。ビールは温泉のあとまでお預け！

えっ…レストラン終了？
徒歩圏内に居酒屋なし？
えっ、能登のグルメ…
脱いだヘルメットを再びかぶってコンビニへ。
一人には広すぎる部屋がますます悲しい。

金沢おでん以外はスーパーのおにぎりセットとコンビニ飯という、反グルメ旅になってしまった。

それでもいいじゃない、相棒とこうして透き通った空気の中で過ごせたんだからさ。