（北海道バス）北見特急ニュースター号に乗ってみた

2021/09/12 - 2021/09/12

２０２１年９月、札幌～オホーツク北見を結ぶ新しい都市間バスが誕生しました。札幌に出向いた帰り道、いつものドリーミント号が満席だったので、乗車してみることにしました。

エリア 北見(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

市内での用事を済ませて、札幌駅前の南口へ移動しました。初めて乗るので、あらかじめバス停の位置を確認しておきます。地図によれば、場所は駅バスターミナルに向かって進む一方通行路です。

…んー北見って書いてないけど、これか？

北見行きの記載はありませんが、ここで間違いないようです。※実際、ここで合ってました。写真撮影時、同じ運行会社の函館行きのバスが待機していました。

この日はお天気がよくなかったのですが、雨露をしのげる場所が近くにありません。冬季間や荒天時は、駅施設や地下通路などで待機した方がよさそうです。

出発まで１時間以上あります。今回は近くのネットカフェ快活クラブでシャワーを浴びることにしました。

写真は北見→札幌行きに乗ったときの降車停留所、先ほどの出発便とは道路１本東側にズレた反対向きの一方通行路です。快活クラブの向かいあたりなので、夜行で到着した後にシャワーを浴びたり、仮眠をとってもいいかもしれませんね。

快活CLUB札幌駅南口店のシャワー室。入場料だけで利用できますが、予約はできません。誰も使っていない空いているタイミングを狙って入ります。私が行った時はたまたま空いていたので、入店後すぐにシャワー室へ。

１人用で、入口ドアで鍵をかけます。１５分を目安に使ってくださいとの案内がありました。タオルは持参しないといけませんが、シャンプーとボディソープは備え付けがあります。あと、洗面とドライヤーありました。（タオルはお店で買うこともできます。）

温浴施設ではないので、清掃の頻度や劣化などは相応です。一定の清潔感はありますが、簡易な施設なので過度な期待をしてはいけません。キレイに使いましょう。

過ごし方と利点は、風呂上がりのソフトドリンクが無料、汗がひくまでの間にネットカフェのブース内で荷造りができる、静かに一息つける、　という点かな。

ここで夕食にしてもよかったのですが、ちょっと足を伸ばしてビックカメラの入っているエスタ上層階のレストランに行くことにしました。

あっという間に出発時間です。下調べしていた乗り場に戻ります。
荷物をトランクに預けて乗り込みます。シートベルトは、全席３点式でした。あと、ヘッドレストは固定されていて動きません。（ドリーミント号との比較）

ネット予約上では満席に近い状況でしたが、乗ってみると空席が目立ちました。

シートリクライニングは、ドリーミントと同じ操作。肘掛けの下にコンセントがありました。あと写真はありませんが、窓の下にも１口コンセントがありました。

コンセント拡大。ＡＣアダプター不要で、ＵＳＢ（５Ｖ２Ａ）が使えるのはありがたい。

降車休憩は２箇所になります。まずは最初の休憩地、音江ＰＡ。

２箇所目の休憩地は、上川層雲峡ICを降りたところの道路施設です。トイレ施設のホールにジオラマが置いてあったので写真をパチリ。
バスは左上の駐車場に停車。お手洗いは中央のやや右下の施設です。

バス降車後にトイレ施設に向かって撮影。夜なので、あんまりキレイに写らない…

肘掛けに収納されているテーブルは、ドリーミント号と同じ。

降車できる場所ですが、まずは西７号線。北見市三輪のホーマックがあるあたり。降車はドリーミントと同じなのですが、実は札幌行きにニトリ前から乗車ができます。周辺の方は北見駅まで出向かなくても出発できるので便利かもしれません。

話を戻して北見行きのその後。西７号線の次は北見駅を経由して、東武イーストモールが終着になります。美幌・女満別・網走方面には行きません。

写真は北見駅の降車場所。ＪＲ駅前のバスターミナルではなくて、駅の裏側にあたる南口が乗降場所です。写真右奥が中央図書館前の駐車場になります。

自家用車でお迎えの方との待ち合わせはしやすいですが、夜おそいとタクシーがいません。ミントロードと呼ばれる跨線橋があるので、正面側へ徒歩移動してタクシーを探すと、流しのタクシーも拾いやすいと思います。繁華街やビジネスホテルもそちら側です。（跨線橋にエレベーターあります。）

ちなみに、始発／終着の東武イーストモールは、広大な駐車場がある大型ショッピングセンターで、パーク＆ライドができるそうです。逆に、北見駅南口の駐車場は、車を置いていくと張り紙されますのでご注意を。

北見駅のバス停に貼ってあった告知文。予約などの注意事項が書いてあります。

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ドリーミント号との違いをまとめると、
・西７号線と東武で乗れる。すすきので乗れるけど、菊水や時計台で降りられない
（乗り場／降り場がドリーミントと違う箇所が多いので、事前確認が重要。）
※2021年12月1日から、ドリーミントも西７号線から乗車できるようになるそうです。
・バスの大きさが、少し小さい
（３列シートは同じだけど、通路幅が少し狭い？）
・全席、３点シートベルト
・テレビ放送なし、音楽なし、スリッパ・おしぼりなし、パンフ冊子類なし
・運転手さん１名体制
・経路は同じだけど、所要時間が少し長い(休憩が多いから？）
・競合する他の公共交通よりも料金は安い

こんな感じでしょうか。車体が小さいからなのか、大きいバス特有のゆっくりした揺れを感じることがなくて、私としては割と快適に感じました。
注意点として、この路線に乗り遅れると旅行日程に致命的なダメージを与えるので、乗降場所はしっかり確認しておいた方が良いです。似たような区間で、複数のバス会社があるので。（例えば札幌大通のバスセンターも、バスセンター施設外の道路に面したバス停ですし、近くの中央バスターミナルと混同しそう。）

でも、移動の選択肢が広がるのはありがたいですねー。個人的に夜行便を使った移動に魅力を感じる人なので、ドリーミントが動いていない時間帯や、ドリーミント満席時にはまた利用するかもしれません。新規路線、気になっている方の参考になれば幸いです。

写真追加。発着点の東武イーストモールです。

バス停です。奥に見える白い建物は、国道沿いのドラッグストアです。

駐車場所案内です。店舗より少し離れた場所のようです。
※冬季間は除雪のためか、駐車位置がドラッグストア側に変わっていました。１つ前の写真、奥に見える白い壁付近になります。詳細は現地看板でご確認ください。2021.12.23更新

こちらも後日撮影。駐車枠です。右側の奥が停留所になります。
ちなみに競合されちゃったドリーミント号も、これを機に北見駅の近くに提携駐車場（屋内型）を増やしました。積雪時期のある冬に駐車場利用の方は、ドリーミント号がオススメかもしれません。（東武は広すぎるので、降雪量が多いと雪下ろしや、車までの移動が困難になるかもしれない。）