おしどり夫婦の再び素敵なフレンチ　豊岡　アミタ

2021/08/10 - 2021/08/10

２年ぶりに豊岡のフレンチ　レストラン　アミタへ行きました。
今回は夏のフレンチです。どんなに楽しませてもらえるかワクワク、ドキドキです。前回親切に対応してくださったセルヴーズさんも元気で対応していただきました。
　
オーナーシェフでもある後藤さん、豊岡では３００年も続いている名門のご出身との事です。とにかく豊岡が大好きで、地元を盛り上げたいとの思いから２００３年に豊岡にアミタを開かれました。なるべく新鮮な食材での創作、工夫されたお料理は味は無論、見た目の鮮やかさ、各お料理とコース全体のポリシーが素晴らしく最後のコーヒーで完結する物語のようです。

論より証拠、ぜひ一度食べに来てください。

エリア 豊岡(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

外観です。住所は兵庫県豊岡市滝９４です。
国道１７８号線沿いです。

店内です。大きな窓から素朴な景観で癒されます。

店内です。

今日はどんなお料理かな、期待に胸膨らませる幸せな時間です。

本日のランチメニューです。
１．ラタトゥイユと半熟地卵と生ハム
２．天然鮎と花ズッキーニとフリット
３．トウモロコシとフォアグラのスープ
４．石鯛のソテーと八代オクラのピカタ
５．但馬牛ランプステーキ
６．デザート　
楽しみです。

アミタのポリシーをしっかりと踏襲された親切で優しいセルヴーズさんです。

コウノトリの米粉のパンです。もっちりで美味しいです。

さて１品目　ラタトゥイユと半熟地卵と生ハムです。ラタトゥイユとはフランス南部のプロバンス地方の郷土料理で有名な夏野菜の煮込み料理です。

ナス、玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニにトマトを煮込みよく冷やしてから地卵の温泉卵と生ハムのスライスがのっています。それぞれの野菜のオリーブ油風味がトマトと上手く絡み合い生ハムの塩加減、温泉卵のまろやかさで本当に美味しいです。

飲み物に紅茶を選んだ人のための香りのテイスティングです。
左からブルーベリー、ストロベリー、カラメル、アッサムです。
こうしてテイスティングをするとそれぞれ香りが思っていた以上に違うものです。

バターとオリーブ油です。どちらもコウノトリの米粉のパンによく合います。

２品目は天然鮎と花ズッキーニのフリットです。
緑色のソースはパセリ、ケッパー、ピクルス、オリーブオイルで作られていてフリットにぴったりのソースです。

天然鮎はもちろん内臓を取り出しています。私は頭から全部いただきました。程よい温度で出されるので更に美味しく感じます。
花ズッキーニには玉ねぎ、ベーコンの入ったキッシュ7が入っています。
外はカリカリで中はふわふわ、添え付けのソースとの相性も抜群です。

３品目はトウモロコシとフォアグラのスープです。

地元産のトウモロコシに玉ねぎ、人参を加えたよく冷えたスープです。スープにはトウモロコシの粗刻みが入っていて食感が楽しい。フォアグラはこんがりとソテーにしてありフォアグラの美味しさは損なわれていません。フォアグラの上にはトウモロコシの醤油味のバターソテーが乗っていて最後に花穂シソが飾ってあります。
見た目も綺麗、冷やしていますがトウモロコシの甘さはかえって引き立ちフォアグラとのマッチングも最高です。上手く説明できないくらい複雑なおいしさです。

４品目は石鯛のソテーと八代オクラのピカタです。

石鯛はしっかりと揚げています。皮がパリパリしてとても美味しい。
たっぷりのポロネギが石鯛によく合っています。

ピカタですが八代オクラを生ハムで巻いてバターでこんがり焼いています。
アサリの出汁が程よく効いていてカレー風味のソースともベストマッチです。
どのお料理も見た目以上にとんでもなく手が込んでいます。

これはマスタード。お肉に必要なら使ってくださいとの事です。

５品目　いよいよメインの肉料理です。

但馬牛のランプという部位です。
ランプ部とは腰からおしりにかけての赤身の部分で、もも肉の一部に特に柔らかく旨味のある部分です。サシ（霜）が入りにくく、肉のキメは細かいそうです。

どうですか。このきめ細かい但馬牛のランプ。７０歳を過ぎてからあまりサシが多いお肉は避けていますがこのランプなら全部食べられます。お肉の表面を焼きオーブンで加熱してから休ませたのでしょう。熱くもなくちょうど食べごろ、ジューシーで牛肉の旨味がすべて閉じ込められています。家庭ではこんな風には焼けません。

付け合わせはミニトマト、玉ねぎ、カボチャ、ナス、インゲン、アスパラ等です。
控え目ですがお肉にぴったり。立派な付け合わせとなっています。

きゅうりの花付きもありました。

お腹いっぱいでもう食べられませんと言いながらアミタさんのデザートは別腹です。
今日は神鍋の栃の実と白小豆のミルフィーユ　チョコレートのアイスクリーム添えをチョイスしました。

何じゃこら。何と！何と！これが栃の実のミルフィーユ、正直驚きですね。

よく観察します。
どうやらパイ生地を焼いて重ねてあるようです。その間に何か白いものが挟まています。

こちらから見ると良くわかりました。栃の実のクリームと白小豆のクリームが間に挟んで積み重ねられているのです。パリパリ香ばしく美味しい。栃と白小豆のクリームがうまくパリパリ感にマッチしています。

フルーツです。リンゴ、キウイ、ブドウ、ヤマいちご、プラムです。いいアクセントです。

チョコアイスクリーム。間違いなくチョコアイスです。
本当にお腹一杯。試合終了です。

最後も無理をお願いしてアメリカンにしていただきました。
何でも要望をいただける優しいセルヴーズさんでした。
ゆっくりコーヒーをいただいて・・・と思っていたら

最後のコーヒーと思ったらまたプチフールが付いてきました。
デザートとコーヒーは別物らしいです。

食用のほおずきです。
マンゴーのような味で、甘みと酸味が絶妙でした。

マドレーヌですね。コクがありとっても美味しくいただきました。

今回も美味しかったです。
次回も早く行きたいです。