2021/07/17 - 2021/07/17
19位(同エリア299件中)
はんけんさん
前月に松本清張『砂の器』の亀嵩を訪れました。『砂の器』で、三木謙一は「まだお伊勢さまに詣っていない。一生のうちには詣りたい」と、伊勢にでかけ、訪問予定のなかった東京で惨殺死体で発見されました。三木謙一は初老のイメージが強いのだが、改めて小説で確認してみると51歳。小説が書かれた昭和30年代に比べ、日本人の寿命が延びているとはいえ、自分が三木謙一の年齢を越えていることに軽いショックを受け、ならば私も「一生に一度はお伊勢参り」てなわけで、行ってきました。
外宮から内宮へ。そして順番は違いますが(本来は、二見浦で身を清めてから伊勢神宮へ参ることになっています)、二見浦の夫婦岩へ。二見浦駅は映画『砂の器』でロケがされています。
残念だったのは、天候。朝は良い天気で、予報も降水確率は20~30%程度。雨雲レーダーをチェックしても雨雲は発生しない情報だったので、暑さだけを心配していたのですが、内宮に着いた時にパラパラと降り始めました。内宮から外宮への移動時に、少し強めに降り、外宮ではついに豪雨となってしまいました。その後も、強弱をつけながら降り続けたため、五十鈴川駅に着いた時にはびしょ濡れとなっていました。極地的に降っていたようで、二見浦は晴れていたのが不幸中の幸いです。初の伊勢うどんを食することもできたので、良しとしましょう。
亀嵩訪問記はこちらからどうぞ
2021夏 山陰5:松本清張『砂の器』の亀嵩へ、そしてスイッチバックの出雲坂根駅とおろちループ
https://4travel.jp/travelogue/11701989
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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宿泊したホテルキャッスルイン伊勢
最上階に温泉があるのが良かったです -
部屋はこんな感じ。
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伊勢市駅でコインロッカーに大きな荷物を預け身軽になります
映画『砂の器』で、三木謙一が2度通った映画館は、伊勢市駅から数百メートル北西の位置にあったのですが、現在は完全に別の建物に変わっているとのことで、訪れませんでした
映画『砂の器』で、映画館の館長役は、渥美清さん。彼が画面に登場するだけで、笑い声が起こるのは、本当に希代の喜劇役者なのだと実感します -
駅前からすぐに伊勢神宮下宮の参道です。
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マンホールの蓋もお伊勢参り仕様
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レトロな旅館
こんなに素晴らし旅館があるので、映画『砂の器』でこの旅館を二見旅館として撮影に使えばよかったのに などと思うが、当時この旅館で撮影を行うことは難しかったのだろう、きっと。 -
参道を進みます
『砂の器』扼殺された被害者のヒントは「ズーズー弁とカメダ」と限られたキーワード。その後被害者が判明してからも、善良な被害者がなぜ怨恨の様な殺され方をしたのか?被害者はなぜ伊勢から予定外の東京に向かったのか?被害者はなぜ伊勢で映画館を2度も訪れたのか?など、正に謎が謎呼ぶ殺人事件です -
伊勢神宮外宮
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手水舎
コロナ禍のため、柄杓は置いていません
手水舎が左にある外宮は、左側通行です -
伊勢神宮 外宮
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雨が降ってきました
予報だと降雨確率は20-30%なのだが、雨雲がちょうど伊勢神宮周辺に来ています -
伊勢神宮に来るのは初めてですが、三重県に来るのは初めてではありません
大学生時の南紀旅行、就職後にF1観戦で鈴鹿に3度、と記憶が正しければ、今回が5度目の三重県訪問です。 -
雨が少し強くなってきました
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正宮
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正宮。この先は撮影禁止。
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伊勢神宮 内宮
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伊勢神宮 内宮
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風宮
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階段を登ります
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多賀宮
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土宮
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御厩
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外宮から内宮は、3,4km離れています
一般的にバスなどで移動する人が多い様ですが、 -
「江戸時代のお伊勢参りは歩いていたんだよな?」と思い、私は内宮へ歩くことにしました
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また、雨が降ってきました
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内宮に到着
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雨は、この時は止んでいました
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宇治橋
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参道
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手水舎、ここももちろん柄杓は置かれていません
そして、手水舎が右にある内宮は右側通行です -
御手洗場。
五十鈴川の天然の環境で手を清められます -
伊勢神宮 内宮
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神楽殿
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正宮。ここから先は撮影禁止。
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正宮を出て、下ります
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荒祭宮
色違いの石がキレイに敷き詰められています -
風日祈宮橋
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風日祈宮
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御池。
豪雨になりました。 -
御厩でしばし雨宿り
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子安神社
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宇治橋と宇治橋大鳥居
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おはらい町通り
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伊勢といえばやはり赤福
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おかげ横丁
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歩いている途中で豪雨となり、びしょ濡れで近鉄の五十鈴川駅に到着
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近鉄で伊勢市駅へ
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伊勢市駅でJRに乗り換え。JRはICカード対応では無いことを知り、かなり驚く。
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やはり、「赤福」ですね
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鳥羽行きに乗ります
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車内
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二見浦駅に到着
こちらは、晴れています -
駅前に大きな鳥居
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夫婦岩の日の出と月の出
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イチオシ
映画『砂の器』で、休暇を使い自費で伊勢にやって来た今西刑事が駅から出てくるシーンは、この様なアングルでした。駅舎が当時とは変わっていますね。
映画を観た時は、土地勘が無かったので何とも思いませんでしたが、伊勢に来たのであれば、降りるべき駅は伊勢市駅か宇治山田駅ですよね。この二見浦駅は伊勢神宮から、かなり離れています。当時の駅舎や駅前の大鳥居など絵面が良かったのかもしれませんね。 -
三木謙一が伊勢参宮のため、滞在していたのが伊勢市駅前の二見旅館です
映画では、二見浦駅からすぐ近くの旅館「扇屋」が二見旅館としてロケされました
現在は、食事処「扇屋」です
なお、三木謙一が伊勢滞在中に2度も訪れた映画館は、伊勢市駅北西にあった「ひかり座」でロケされたそうです -
夫婦岩表参道を進みます
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これはかなり歴史のありそうなお店ですね
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ここにも「赤福」のお店
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伊勢神宮の辺りに帯状の雨雲があり、二見浦近辺はその雨雲に掛かっておりません
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名勝二見浦
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砂浜
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松の木が並びます
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重要文化財の建物、賓日館
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二見興玉神社
夫婦岩が見えて来ました -
鳥居と夫婦岩
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イチオシ
夫婦岩
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このお店で昼食休憩
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イチオシ
きつね伊勢うどん、715円
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初めて食べる伊勢うどんです。甘辛なたまり醤油のタレに柔らかい極太麺です
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JR参宮線の二見浦駅に戻って来ました
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イチオシ
二見浦駅のホーム
雰囲気のある田舎のローカル線の駅ですね -
伊勢市駅へ
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伊勢市駅で近鉄に乗り換えます
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車内はこんな感じ
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伊勢市駅の売店で、嫁はんへのお土産、これをゲット
これさえあれば、嫁はんは笑顔のはず! -
車窓から田園風景
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車内の吊り広告
「いまを大切にしたい旅もあるよね。」の惹句に不思議な感を持ちました
私にとって旅とは「いまを大切にしているから」に他ならないので -
近鉄富田駅から四日市高校が見えます
文武両道で有名な四日市高校は、夏の甲子園で三重県唯一の優勝経験高校ですね -
近鉄名古屋駅に到着
名古屋からは新幹線で帰宅です
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねんきん老人さん 2021/07/24 10:08:50
- もう一度『砂の器』を読んでみます。
- はんけんさん、思わずうなるような旅行記でした。
小説の舞台となった地で「〇〇文学碑」というようなものを写真に収めてハイ次へ、というような旅行記はよくありますが、はんけんさんのようにしっかりと読み込んだ原作を頭の中でファインダーのように使って現地を見る旅行記はめったにありません。
私も『砂の器』には強い思いがありますが、作品を通しで読んだのはたぶん一回だけだと思います。
東北弁と島根の一地方の方言がどこまで似ているのか、「亀嵩」を「カメダ」と聞き違える可能性が本当にあるのか、というようなツッコミに耐えられる裏付けが小説の中でちゃんと説明されていることに驚きました。
ズーズー弁と「カメダ」で秋田県の羽後亀田に刑事の注意を向かせる陽動作戦など、二重三重の構成にも参りました。
昨今テレビの刑事ものなどで、「都合の良い偶然」によって事件の謎が解けてゆく流れが多いのは仕方がないと思いつつも、松本清張の緻密な裏打ちによって偶然が偶然でなかったという展開が広がってゆくことに心底敬意を覚えたものです。
今回、はんけんさんの旅行記を拝読して、小説と映画の両方から得たイメージを確かめながらその舞台を楽しまれていらっしゃることに限りない羨望を覚えました。
また、前作「2021夏:山陰5:松本清張『砂の器』の亀嵩へ」にも共通していることですが、旅行記全体が「清張オタク」の独りよがりにならず、赤福をはじめとして観光部分を適度にまぶして広い読者層を魅了している構成にも感服しました。
とても真似はできませんが、大きなヒントをいただきましたし、何十年ぶりかで『砂の器』をじっくり読んでみようかという気になりました。
今日は良い日になりそうな気がします。 ありがとうございました。
ねんきん老人
- はんけんさん からの返信 2021/07/24 16:49:27
- RE: もう一度『砂の器』を読んでみます。
- ねんきん老人さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
過大な評価をいただき恐縮でございます。
ですよね。二重三重の構成にも唸りますし、
丹念な捜査、絶対に諦めない執念で真犯人を見つけ出し、
追いつめて行く今西刑事に感嘆します。
そして、真犯人の不幸な生い立ち、
それを拭い去ることができたのは、大阪空襲による戸籍の消失など
戦争や病気による差別などを織り込んでいることも、
深く考えさせられる作品ですね。
是非、もう一度読んでみてください!
はんけん
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