2016/06/11 - 2016/06/12
109位(同エリア137件中)
マギーさん
2005年5月の初訪問以来、11年ぶり2度目の上陸。ぜひもう一度来てみたかった島ながら、飛行機の都合などもあったりして再訪まで長いインターバルとなりました。
北大東空港から宿に直行。チェックインしてテレビでロッテ・ヤクルト戦を観戦後、17時過ぎから1時間ちょい徒歩で、夕暮れを観に海の玄関口である西港まで散策。港のそばには島を長らく支えた燐鉱石の採石場が、雨風にさらされ廃墟の形で残っており、ホントは翌日午前中行くところを前倒しで巡ってきました。廃墟ぶりは11年前とあまり変わりませんが、前回はなかった観光用の看板が時間の流れを感じさせました。
そうそう、前回初めて行ったときはその翌週だったか、本土から来島していた3人の男女が、採石場の廃墟で首吊り自殺する事件が起こりました。たまたまあった飲み会で「なんだよ、あの自殺があった島じゃねーか」と言われました。今回はそんな悲しいことは起こりませんでしたが、採石場の前を通るときに少しばかり緊張しましたよ。
翌日は北大東島内をぐるっと4時間のサイクリング。内陸には「長幕(ながはぐ)」なる長大な屏風岩もあって、道は舗装されながらもアップダウンが割とキツく、ギアなしママチャリライダーには良い運動になりました(笑)。11年前には行かなかった場所も多く見られましたが、なかでも北港でクレーンによる「フェリーだいとう」へのコンテナ積載シーンを見られたのは貴重でした。運輸関係者ではないと思しき地元の人が多く集まっていた辺り、やはり島の名物なんでしょうね。
もう一つ、前回はまだ八丈島から電波をもらっていて、沖縄県にいながら沖縄のテレビ番組を見られず、「なんで、沖縄で関東の天気を見なきゃいかんのだ?」と思ったのですが、今回はちゃんと沖縄のテレビ番組や情報が見られました。当たり前っちゃ当たり前な話ではありますが、那覇から東に400kmの絶海の孤島には、良しにつけ悪しきにつけいろんな事情があるものなのですね。
そういや、帰りの那覇行きの飛行機が南大東島を経由したのですが、前回の北大東~南大東便であった「ごゆっくりおくつろぎください」のアナウンスは今回なかったな。あの時は離陸から着陸までわずか10分ほどのフライト。シートベルトサインが消灯して3分後に再点灯するとか、機内で笑いが起こってたもんな。
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北大東・南大東と那覇とを結ぶ飛行機は、36人乗りの琉球エアコミューターのプロペラ機。
那覇空港 空港
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11年ぶりの上陸。その足で宿の送迎バスへ乗車。
北大東空港 空港
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前回2005年5月のときも、今回も宿泊はハマユウ荘。
ハマユウ荘 うふあがり島 <北大東島> 宿・ホテル
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見た感じが合宿所みたいよね。笑
ハマユウ荘 うふあがり島 <北大東島> 宿・ホテル
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夕方より散策。灯台の下の盛り上がりは「幕(はぐ)」と呼ばれる、北大東島独特の地形。たとえればお盆の淵みたいな感じで、島の中央をぐるっと囲んでいる。
北大東島 自然・景勝地
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サトウキビ畑から海に連なる景色。
北大東島 自然・景勝地
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20分余り歩いて西港へ出る。港と言っても断崖絶壁なので、人やモノがクレーンに吊られて上陸あるいは離陸するのは有名。一度でいいから吊られてみたいな(笑)。
北大東島 自然・景勝地
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天気が微妙だな。雨が降らないだけよしとしよう。
北大東島 自然・景勝地
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向こうに浮かぶ平たい島は南大東島。
北大東島 自然・景勝地
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西港そばのリン鉱石採石場の廃墟。ガイドブックに出てくる構図。前回はこれをきちんと見たかな?
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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前の写真の裏側。
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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こちらのレンガの建物は前回も見た記憶がある。
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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廃墟をオブジェに見立て夕暮れの海とのコントラストを。
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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ついつい撮影がはかどる。
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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しかし、ここを自殺場所に選ぶとはなぁ(本文参照)。
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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回廊みたいね。
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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ダーク多め。
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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西港、燐鉱石貯蔵庫跡近くの上陸公園にある国標。
北大東島 上陸公園 (開拓百周年記念碑) 公園・植物園
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ハマユウ荘へ帰ってきた。たまたま見えた夕焼け空。
ハマユウ荘 うふあがり島 <北大東島> 宿・ホテル
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晩飯。何が出るのか分からないまま、500円プラスで大東寿司(奥)がつけられるというから、つけてもらったらば育ち盛りの体育会系みたいな晩飯に(爆)。ってか、白い御飯いらんやろ……出されたから全部平らげたけど、この前にいただいていたオリオンビールの中生を結局半分残すハメに。・゜・(ノД`)・゜・。
ハマユウ荘 うふあがり島 <北大東島> 宿・ホテル
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朝方ハマユウ荘で見ていたNHKの番組。左の時計下にある天気が、大東地方を表示したので思わずパチリ。以前は八丈島から電波をもらっていたため、あらかじめ分かっていたことながら、関東の天気が表示されていたのが強烈に記憶に残っている。
ハマユウ荘 うふあがり島 <北大東島> 宿・ホテル
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朝ごはんは割とあっさりめ。
ハマユウ荘 うふあがり島 <北大東島> 宿・ホテル
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サイクリングに出る。ハマユウ荘そばの鬱蒼とした林に置かれた祠。沖縄によくある御嶽(うたき)とはまた雰囲気が違う印象を持った。
北大東島 自然・景勝地
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島の中心に鎮座している大東宮。
北大東島 自然・景勝地
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北大東灯台は北大東島最高峰、標高78mの黄金山山頂にある。
北大東島灯台 名所・史跡
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灯台そばにある陣地壕跡。中に何か残されているのが生々しい。
北大東島灯台 名所・史跡
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南北大東島の開拓者である玉置半右衛門氏を讃える碑。玉置氏以来の八丈島との縁は、テレビ電波の話以外にも寿司のネタが保存用に、いわゆるヅケになっているところもそう。ちなみに、八丈島はシャリに辛子なのに対して、大東地方はフツーにわさびだった。
玉置半右衛門記念碑 名所・史跡
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前日に続けて上陸公園再び。開拓百周年記念碑。
北大東島 上陸公園 (開拓百周年記念碑) 公園・植物園
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公園敷地内から、上陸地点の岸壁を見下ろす。
北大東島 上陸公園 (開拓百周年記念碑) 公園・植物園
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八丈島の玉置半右衛門氏率いる玉置商会による、北大東島の開拓の第一歩は明治36年(1903年)。荒波打ち寄せるこの場所での上陸からだった。それを記念し、今は「上陸公園」として整備されている。
北大東島 上陸公園 (開拓百周年記念碑) 公園・植物園
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上陸地点である岸壁まで降りてみる。
北大東島 上陸公園 (開拓百周年記念碑) 公園・植物園
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岩肌付近に何やら跡が。かつて砂糖樽を受ける箱があったそうだが、風雨にさらされ崩れたらしい。
北大東島 上陸公園 (開拓百周年記念碑) 公園・植物園
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西港と北港をつなげる道すがらにある、北大東島の西端・黒部岬。道自体は多分前回はなかったはず。
北大東島 黒部岬 自然・景勝地
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北港では、フェリーだいとうへのコンテナ積載シーンが見られた。周辺には運輸関係者以外にも多くの人が集まっていた。あとは人が積載されるのを見たいぞ。そして、できれば自ら積載されてみたいぞ(笑)。
北大東島 自然・景勝地
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北大東空港の東にある沖縄最東端の碑。
北大東空港 空港
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沖縄最東端の碑の下にある「沖縄海」。そのココロは、断崖絶壁の島に沖縄っぽい白砂の砂浜が申し訳程度にあるから…だと思う。
北大東空港 空港
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台風岩。2009年10月の台風18号で吹き飛ばされ、この場所で止まった高さ3.3m、幅4.5mの巨大岩。その時の最大風速は58mだったという。
北大東島 自然・景勝地
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台風岩をサイドから撮影。
北大東島 自然・景勝地
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新たに建設中の北大東漁港。
北大東島 自然・景勝地
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奥に見えるのは南大東島。近くには発破時間を示す看板もあり、これだけ広く深く掘削するには、それ相応の発破がないといかんのだろう。発破して元来の地形を壊す是非は置いとくとして。
北大東島 自然・景勝地
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左は既述した「幕(はぐ)」と呼ばれる南北大東島独自の崖壁で、北大東島ではこれが長く連なっていて、「長幕(ながはぐ)」と呼ばれる。一帯にはこれまた北大東独自の植物が自生している。
長幕 自然・景勝地
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幕に囲まれた内側は「幕下(はぐした)」と呼ばれ、中心に向かいすり鉢状に窪んでいく。
長幕 自然・景勝地
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奥に見える山脈みたいなのも長幕。
長幕 自然・景勝地
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しかし、何もないエリアね。笑
長幕 自然・景勝地
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村役場や警察、学校などの中枢機能がある中野地区の外れに群生するビロウ林。そばにあった案内板のビロウの英語表記が「palm tree」になっていたが、はてヤシの木で合ってるのかしら?
北大東島 自然・景勝地
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島に点在する人工の溜池とは別に、自然にできたと思しき池。そばの祠は水の神でも祀っているのだろうか。
北大東島 自然・景勝地
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洒落た白亜の建物の北大東村役場。
北大東島 自然・景勝地
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少し謎な雰囲気のカフェ・リノ。カフェには見えないんだが(笑)。
北大東島 自然・景勝地
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サンゴの石垣に色とりどりの花。
北大東島 自然・景勝地
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JA北大東。前回初訪問時は、こちらで大東寿司を買いランチにした。村随一の品ぞろえを誇るスーパーのはずだが、なぜか弁当や菓子パン類がすっからかん。結構、工事現場関係者が買っていったりしているのかな。
北大東島 自然・景勝地
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なので、再びハマユウ荘でそばと寿司のセットでランチを摂る。結局、3食ともハマユウ荘にお世話になったが、きちんと食事できる場所がほかにないのも事実で、時間帯も手伝ってかなり混雑。地元の方に加えて工事現場関係者など、人の出入りが絶えなかった。
ハマユウ荘 うふあがり島 <北大東島> 宿・ホテル
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帰りの那覇空港行きは、南大東空港を経由する。
南大東空港 空港
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南大東島上陸は、2007年12月以来通算4度目だが、うち今回も含めた2度は、那覇に向かう途中のいわゆるトランジット。今回の上陸時間はわずか20分だった(笑)。
南大東空港 空港
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ハマユウ荘 うふあがり島 <北大東島>
3.43
北大東・南大東島(沖縄) の旅行記
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