2021初夏、名城公園のバラ(1/6)：御深井焼窯跡、フラワー・プラザ、バラ花壇、バレリーナ

2021/06/25 - 2021/06/25

名城公園のバラと植物の紹介です。第6回全国都市緑化フェア開催に伴い、その記念施設として1988年(昭和63年)9月30日開館した『名城公園・フラワー・プラザ』を中心とした紹介です。屋外施設にバラ園があります。

エリア 名古屋(愛知)

『名城公園周辺案内図』のタイトルがあった案内看板の光景です。現在位置が、写真の右下付近に赤く記されています。そのすぐ近くに表示してあるのが、今回利用した名古屋市地下鉄名城線の『名城公園』駅です。この案内図の北側は、右手になります。

名城公園の敷地の東端付近に設置してあった、『御深井焼窯跡』の題字が記された立札の光景です。『御深井焼(おふけやき)』は、17世紀後半から18世紀にかけて盛行した美濃焼の1種です。灰釉に長石を加えて透明度を高めた釉を施すとともに、摺絵や素地を型にはめて成形する型打ち技工や、貼付文などを用いた陶器類の呼び名とされます。釉薬が溜まる箇所はガラス質で透明な緑色に見えることがあるようです。明治期になって廃れました。

『御深井焼窯跡』の立札のズームアップ光景です。尾張藩の初代藩祖の義直公が、瀬戸の焼物に注目し、奨励したことが紹介されていました。名古屋城内の御深井丸、蓮池の東北にある瀬戸山の西側に窯を拓いたことから、『御庭焼』とも呼ばれたようです。

名前：『ギボウシ(擬宝珠)』
分類：キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属
分布：東アジア原産。
その他：白い花が咲いていました。斑入りと緑一色の2種類の株です。

名前：『スーパーランタナ(4色)』
分類：クマツヅラ科ランタナ属(シチヘンゲ属)
分布：南アメリカ原産のランタナの園芸品種。
その他：4色は、レインボーオレンジ、ムーンホワイト、サニーイエロー、とトロピカルサンセットです。

名前：『メカルドニア・ゴールドダスト』
分類：オオバコ科メカルドニア属の宿根草
分布：アメリカ大陸原産。
その他：「ゴールドダスト」は、「砂金」や「金粉」を意味します。

名前：『サンパチェンス』
分類：ツリフネソウ科インパチェンス属の多年草。
分布：インパチェンスとニューギニア・インパチェンスの交配種。
その他：国内大手種苗メーカーの「サカタのタネ」が開発した新品種です。

名前：『ガーベラ(矮性種)』
分類：キク科ガーベラ属
分布：南アフリカ原産・矮性種は園芸品種
その他：矮性種は園芸品種です。矮性種のほか、小輪・大輪種、花弁が線状になるスパイダー種など様々な改良品種があります。

『名古屋城壁の石』のタイトルがあった説明看板の光景です。徳川家康が1609年、西南の諸大名に命じて、1619年に完成した名古屋城と紹介されていました。最下段に六つの諸大名の『紋所』と『楔跡』が図示されていました。その右後ろに使われずに残された城壁の石が置かれていました。

使われずに残された城壁の石の光景です。無骨な展示にならないよう、草木で半ば隠されていました。大阪城では城壁に使われなかった石を『残念石』と呼んでいるようですが、大阪城以外でも例があるようです。運搬途中で落石した石は、落城に繋がることから使われなかったとの言い伝えもあります。

名前：『アガパンサス：和名は紫君子蘭』
分類：ユリ科アガパンサス属
分布：南アフリカ原産
その他：アフリカンリリーの別名を持ちます。

名前：『ガクアジサイ(額紫陽花)』
品種：不明
分類：アジサイ科アジサイ属
分布：日本原産
その他：薄い茜色の装飾花です。グリーンプラザの前で咲いていました。

名前：『ガクアジサイ(額紫陽花)』
品種：不明
分類：アジサイ科アジサイ属
分布：日本原産
その他：赤い装飾花でした、ベニガク(紅額)の近縁種でしょうか。

名城公園の中心施設の『フラワー・プラザ』の入り口付近の光景です。第6回全国都市緑化フェア開催に伴い、その記念施設として1988年(昭和63年)9月30日開館した施設です。主な屋内施設は、アトリウム、サニールームと花カフェ、屋外施設はモデル・ガーデンです。

『フラワー・プラザ』の近くにあったモニュメントの『百合の詩』です。ブラザと同時期の1988年9月に完成しています。

名前：『ホワイト・ノックアウト』
系統：Ｆ(フロリバンダ)
作出：フランス(2009年・メイアン)
その他：2018年バラの栄誉殿堂入りの名花・ノックアウト・シリーズのバラです。

名前：『ホワイト・ノックアウト』
系統：Ｆ(フロリバンダ)
作出：フランス(2009年・メイアン)
その他：耐病性、耐寒性にすぐれ、耐暑性にもすぐれた品種です。

名前：『ホワイト・ノックアウト』
系統：Ｆ(フロリバンダ)
作出：フランス(2009年・メイアン)
その他：清々しい花の姿の『ホワイト・ノックアウト』です。

名前：『ホワイト・ノックアウト』
系統：Ｆ(フロリバンダ)
作出：フランス(2009年・メイアン)
その他：こんもりと茂る樹勢を持ちます。

名前：『ホワイト・ノックアウト』
系統：Ｆ(フロリバンダ)
作出：フランス(2009年・メイアン)
その他：『ホワイト・ノックアウト』の説明パネルです。微香を持つ純白の平咲きで、良く帰り咲くことなどが紹介されていました。

名前：『バレリーナ』
系統：HMsk(ハイブリッドムスク)
作出：イギリス(1937年・Bentall)
その他：微香を持つ、帰り咲きのバラです。

名前：『バレリーナ』
系統：HMsk(ハイブリッドムスク)
作出：イギリス(1937年・Bentall)
その他：ピラミッドのような大きな房咲きで、満開時は株一面が花で覆われ非常に見事なバラとされます。

名前：『ベンジャミン・ブリテン』
系統：S(シュラブ)：イングリッシュ・ローズ
作出：イギリス(2001年・デビッド・オースチン・ロージズ社)
その他：著名なイギリスの指揮者で音楽家の名に因みます。

名前：『ベンジャミン・ブリテン』
系統：S(シュラブ)：イングリッシュ・ローズ
作出：イギリス(2001年・デビッド・オースチン・ロージズ社)
その他：魅惑的な赤に若干のオレンジという色合いを持つ品種です。

名前：『グレイス・ドゥ・モナコ』
系統：HT(ハイブリッドティ)
作出：フランス(1958年・メイアン)
その他：香水を思わせるダマスクの心地よくデリケートで甘美な香りを持ち、三つの国際コンクールで、芳香賞を受賞しています。

名前：『グレイス・ドゥ・モナコ』
系統：HT(ハイブリッドティ)
作出：フランス(1958年・メイアン)
その他：映画「真昼の決闘」など、1950年代を彩った女優グレース・ケリーの、モナコ王室入りにちなんで誕生したバラです。

名前：『グレイス・ドゥ・モナコ』
系統：HT(ハイブリッドティ)
作出：フランス(1958年・メイアン)
その他：グレース王妃に捧げられた二つ目のバラです。名花ピースとの交配によって誕生しました。

名前：『ラホイユ』
系統：HT(ハイブリッドティ)
作出：アメリカ(1954年・Swim, H. C.)
その他：華やかで、優美な花です。

名前：『ラホイユ』
系統：HT(ハイブリッドティ)
作出：アメリカ(1954年・Swim, H. C.)
その他：剣弁高芯咲きで、四季咲きです。

名前：『ラホイユ』
系統：HT(ハイブリッドティ)
作出：アメリカ(1954年・Swim, H. C.)
その他：ピンクと杏の複色で、覆輪です。入手困難な品種と紹介されていました。