ヨセミテから西海岸へ　モントレー～カリフォルニア1号線～ソルバングへ

2019/06/05 - 2019/06/07

2018年10月スタート　世界一周　アメリカ編

ヨセミテ国立公園からは西へ移動し太平洋へ

モントレーから西海岸線を走るカリフォルニア1号線をドライブしてソルバンクへのロードトリップの様子まとめです

6/5　ヨセミテから西海岸へ移動(サリナス近くのキャンプ場で1泊)
6/6　モントレーの17マイルドライブ見学のち1号線南下ドライブでソルバングへ
6/7　ソルバング見学の後、リッチフィールドへ移動

エリア アメリカ

6/5　ヨセミテバレーを後にして雪解け水がたっぷり流れるマーセド川沿いをマーセド方面へ

なーんもない140号線　近年夏の乾燥で山火事が多いカルフォルニアですが本当にカラカラしてました

315㎞ほど西に走り、宿泊地となるラグーナ・セカ・レクリエーション・エリアに到着(モントレーの少し手前)　この場所は日本の鈴木サーキトのような場所でレーシングイベントが行わるレース場の他に射撃場も整備されている場所

キャンプ場は事前予約も可能ですがネット予約の場合、予約手数料が掛かるので当日チェックイン、17時近くだったので受付は無人かと思いきやしっかり有人対応(17時まで)　1泊35ドル×１泊ゲット　(サイトNo.134にて)

ラーグナ・セカレーシング場(正式な名称はWeatherTech Raceway Laguna Seca)　完全なレース場でレースイベント時の宿泊先としてRVパークやキャンプ場がレース場を囲むように整備されています(RVパークの方が広い)

訪れた時はド平日だったので走る車もなく静かな限り、キャンプ場も静かでテントサイト利用客は数組のみでした

6/9　ラグーナ・セカを出発しモントレーの西海岸で一番美しい海岸線が楽しめるという17-mile driveをドライブ開始　アメリカ西海岸を代表する最も美しい海岸線として知られ車1台につき10.5ドルが必要

写真はMoss Beach(3番目のポイント)というビーチで小石を積み重ねた無数のケルンがビーチを埋め尽します　山のケルンと違い丸石なのが可愛らしい写真映えするスポット

4番目のポイント　海面下の岩場の影響で常に波が干渉し合う「落ち着きのない海」というポイントらしい…

この17-Mile Driveコース内には全米オープンも開催される全米トップクラスのゴルフコース、ペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)をはじめとする6つゴルフコースがあり、美しい海辺のコースを眺めながら走ることが可能

モントレー半島一帯が超リッチゴルフリゾートのような感じで軒並ぶ邸宅(別荘)の豪華さにも目を奪われます

どのお宅も立派で昨日訪れたサリナスの雰囲気とは大違い、少し距離が離れただけでこうも違うものかと驚くばかり　どの家も1億は下らなそうです

ドライブコース10ドルの通行料の一部は治安維持や住人に対する迷惑料に当てられているのかもしれません

このお宅も立派

さらにこのコースでは鹿やリスといった動物をはじめアザラシ、アシカ、ラッコ、水鳥といった野生動物にも出会えちゃいます

8番のポイントSeal Rockでは・・・

水際の岩場にたくさんのアザラシと岩山で休む水鳥を観察することができます　岩山が白いのは全て鳥のフン???

Pescadero Pointというポイント　天気が良ければインスタ映えする美しい場所なのですがこの日は生憎の天気でひたすらどんより
夏にかけて寒流であるカリフォルニア海流の影響を受けるのでサンフランシスコと同様に気温が上がりにくく霧が出やすくなるのが特徴でこの日もその特徴通りの天気　寒くて雲が低ーい

天気が良ければもっと印象が違ったと思うのですが西海岸一と謳われる割には印象が薄い内容で終わってしまいました

17-Mile Driveをドライブし終わった後は太平洋沿いに走り一気にソルバングへ
モントレーからしばらく走りガラパタ州立公園の辺りで雲り空から青空へ劇的にチェンジ　寒流と暖流の潮境の影響か分かりませんが一気に晴れてこれまでの空模様と一変　海も青々と輝きだしテンションがあがります

更に南下　海がメチャメチャ綺麗　ただ道中にある州立公園は料金が発生してしまうので海を眺めながらのドライブに徹します

カリフォルニア1号線でハイライト的なエリアとなるBig Surエリアのポイント・サー岬　19世紀末に建てられ国家歴史登録財に登録されている古い灯台があり一般にも公開されています　※ビックサー州立公園となっており車1台につき10ドルの利用料が必要

Big Surエリアの手つかずのビーチ　人の手があまり入っていないビーチは日本では殆どなくなりましたが広大なアメリカではまだ残されているようです

カリフォルニア州は州法によりプライベートビーチというものが存在しません　海岸沿いの高級ホテル前ビーチであっても例外ではなく誰もが海岸線にアクセスできる権利が保障されているそうです

ゾウアザラシビューポイント　海岸一面にゾウアザラシが寝そべっている壮観なビーチ　駐車場から気軽に観察することができます

たくさんのアザラシがビーチで日光浴していました　ここはパブリックビーチでもアザラシ専用のようです(アザラシで埋め尽くされるビーチも壮観ですが臭いもナカナカのモノです)

モントレーから約320kmのドライブを経てソルバングの町に到着

先ずは寝床の確保
町の東に位置するカチューマ・レイクキャンプ場にて宿泊　カリフォルニア1号線から南下してきて17:30頃到着　既に受付は無人だったのでセルフチェックインにて1泊30ドル×1泊

ソルバンクの町に近くカチューマキャンプ場はサイト数が500近くある巨大サイトなので予約なしでも問題なく当日チェックインOK　(平日だったので利用者は1/3にも満たなかったと思います)

キャンプ場マップ

サイト数がたくさんあるのでキャンプ場内にはジェネラルストア・ガソリンスタンドも完備という充実ぶり　(ソルバンクの町に近いので食料品等は町で購入していきましょう)

水遊び・釣りをするためのボートランチもあります　夏休みのピーク時はサイト予約必須ですがそれ以外はサイト数が多いので予約なしでも全然OKかと思います

500近くのサイト数を誇り、他にキャビン棟もあるので敷地はメチャメチャ広く、どこにテントを張ろうか迷う程　湖畔近くのサイトもありますが湖畔サイドは常に人気なので湖畔近くを希望の場合は事前予約を推奨

それ以外は結構なオープンスペースにサイトが割り振られています　プライベート感は薄いですが個々のスペースは広め　ピクニックテーブル・ファイヤーピットはどのサイトにも標準装備

マイサイト No.382(サイトの雰囲気が全然分かりませんね・・・)　湖畔際が全ていっぱいだっので他キャンパーと距離があり、トイレにも行きやすい場所を確保

これまでに比べ随分暖かいキャンプ場でしたが朝は寒流の影響か霧の中でした

シャワー棟　10の個室がある立派なシャワー棟は有料利用　1ドルで3分利用できました　(女の人は1ドルでは足りない時間設定)

シャワー棟は立派でしたがトイレは何故か移動式のポットントイレでした(写真右に半分だけ写っています)　キャンプ場のどこかにはちゃんとした水洗トイレがあるのかもしれません

ソルバングはロサンゼルスの中心部から北西に約200km、サンタバーバラ郡を構成する人口6000人に満たない小さな町
町の設立は1911年　アメリカ中西部の冬の寒さを逃れデンマーク移民がこの地にコロニーを形成したことが始まりました　ソルバングとはデンマーク語で日当たりの良い土地という意味のデンマーク語から ソルバングという名前となりました

無料の駐車場に整備されいた綺麗な公衆トイレに感動　アメリカの街中にこんな立派な公衆トイレがあるなんて治安がいいに決まってマス

街歩きの前には小さく可愛らしいビジターセンターで情報収集してから繰り出しましょう
営業時間: 09:00～17:00　住所:1637-1639 Copenhagen Dr, Solvang, CA 93463

州道246号線沿いの街並み風景　見どころは州道沿いの1kmの距離の間に集中するので徒歩で十分歩けます

ソルバンクの風景に欠かせないのが風車　町の5ヶ所に風車が設置されそれぞれの場所で雰囲気のある写真が撮影できます

町の建物をハーフティンバード建築の北欧風の建物に統一することで現在では年間100万人の観光客を集める人気観光地に発展　ロスからの日帰り客も多いそうです

デンマークはレゴ発祥の地　レゴブロックで出来たような建物もありました

よく見ると屋根の上にはコウノトリが居ます　幸福ランキングで常に上位に入る北欧勢　コウノトリが幸せを運んでくるのでしょうか?

個人的に一番 インスタ映えした場所がこちら　アリソル・ロード(Alisal Rd)沿いの風車がある町並み　こちらの屋根の上にもコウノトリがいました

ヨーロッパ調の建物で独特な雰囲気を作り出し、町全体がちょっとしたテーマパーク　日本なら埼玉の川越や長野の小布施町のような感じの観光地です

郵便局もパッと見、郵便局と分かりません。。。

246号線沿いのDenmarket Squareの一角には・・・

コペンハーゲンの人魚姫の像にちなんで作られたリトル・マーメイドの噴水

ビジターセンターの裏(246号線沿い)のソルバング公園にはデンマークを代表する童話作家アンデルセンの銅像が鎮座

そのアンデルセンにまつわる資料が展示されているアンデルセン博物館　正確にはThe Book Loftという本屋さんが本業で本屋の一角に無料の展示コーナーが設けられています

The Book Loft　246号線沿い　ソルバンク公園のすぐ近く　博物館の営業時間: 10:00～17:00(本屋はもう少し営業)

アンデルセン博物館のコーナー

無料で見学できるので訪れて損はありません

みにくいアヒルの子、親指姫、マッチ売りの少女など誰しも知るアンデルセン作の絵本が置かれているコーナーが一番分かり易いかも　ついつい「あー これこれ」と言ってしまいます

ソルバングの街ではクリスマスグッズ専門店・北欧雑貨を扱うお店が軒を並べていてウインドウショッピングだけでも楽しい町となっています
こちらは季節を問わず1年中クリスマス関連の商品を販売するお店Jule Hus(ユーレ・フース)　日本では手に入らないようなオーナメントも置いてあります

店構えからファンタジーなEdelweiss

日本のテイストとは異なるミニュチュア品や個性的な雑貨を取り扱っています

ンー　木靴とチューリップはオランダでは?　風車があるからいいのか?

もはやどこの国のお土産か分かりませんね(笑)　とにかく狭い範囲に色々なお店があるのでウィンドウショッピングだけでも楽しいです

The Copenhagen House　は時計・宝石を扱う貴金属店ですが店内の一角にはLegoやNormann Copenhagenなどのデンマークブランド商品を扱うアンテナショップのようなコーナーにちょっとした琥珀博物館もあります

歴史的建造物　オールド・ミッション サンタ・イネス　ミッションとはカトリック布教のために国境の南となるサンディエゴから北上するように設立された伝道所

1769年から1823年までに21ヶ所の伝道所が各地に造られ、先住民族に対する宣教を行いました　ソルバンクにあるミッションは21あるミッションの中で19番目に設立されたミッション　ソルバンク設立される遥か前の1804年に造られた歴史ある建物で現在も礼拝堂として使用されています

ソルバングの町と雰囲気とは異なる厳粛な雰囲気のミッション　ミッションから先は街外れとなるので観光はこの辺りまで

また街中にはデンマーク風ペーストリーを扱うベーカリーが風車以上にアチコチにあります
246号線沿いのOlsen’s Danish Village Bakery　ショーケースには沢山のペーストリーが並べられていてどれも美味しそう

車を停めた駐車場から近かったのでこちらで3つほど(10ドルちょっと)購入してキャンプ場で食べましたがLækker(美味)でした

国道沿いで買っちゃいましたがこちのBirkholm’s Bakery & Cafe も人気店のようでメチャメチャ混んでました

ショーケース内には様々なペーストリーがありやっぱりどれも美味しそう

併設でコーヒーコーナーがあるのでお店で選んだパンと一緒にコーヒーを頂くことも可能

Birkholm’s Bakery & Cafeの建物の壁にはデンマークの歴代国王を紹介する装飾があります

246号線沿い　Mortensen’s Danish Bakery　民族衣装を着たオネーさんが生アコーディオンで一生懸命PRしていましたが響いていないようでした

ソルバング　ベーカリーの密集度かなり高いです　一通り街歩きしてから判断して購入することをお勧めします

Solvang Restaurant　ソルバングに来て忘れてならないのはデンマークの伝統料理　エイブルスキーバー(Æbleskiver)を食べるコト(もちろん他の料理もあります!!)

住所: 1672 Copenhagen Dr #2759, Solvang, CA 93463　営業時間: 06:00～15:00(週末は17:00)

エイブルスキーパー　見た目たこ焼きですがパンケーキとほぼ同じ材料を専用のパン(半球の穴が幾つもあるたこ焼き機のようなフライパン)で作る焼き菓子　3つで3.95ドルコーヒーは1.90ドル

味自体はパンケーキとほぼ一緒で味という味はなくラズベリーシロップとパウダーシュガーで甘味を出しています　まんま丸いパンケーキなので絶賛するような味ではありませんが手頃で気軽に食べれるので一度は挑戦してみ下さい



ロスから日帰りも可能なソルバング　周辺はワインの産地なので素敵な飲食店も沢山あります　治安が良く、街歩きが楽しい街　半日観光で十分楽しめるので機会があれば是非出かけてみて下さい

6/7は移動日
セコイア&キングスキャニオン国立公園へ向かうため前泊地となるリッチフィールドへ移動

166号線は道中なーんにもないのが素晴らしかった　ガソリンスタンドも全然ない　マリコパを過ぎると一面オレンジ畑が続きそれはそれでなかなかの景色　整然と並ぶオレンジの苗木は日本では絶対に見られないスケール

宿泊はベイカーズフィールドのちょっと南　99号線インター近くのVagabond Inn Bakersfield Southというモーテル朝食付きで1泊50.8ドルとお得感があったのが決め手
もう少し北へまで行くと良かったのですがアクセス面よりこのモーテルのコスパ性を評価してこちらに落ち着きました

早めの到着だったので残りの時間はモーテルでゆっくり過ごせました

明日はセコイア&キングスキャニオン国立公園への長距離日帰りドライブ旅行

この旅行記へのコメント （1）

• TKさん 2021/07/07 19:25:36

  １７マイルドライブの景色気持ちいいですよね！

  Indianal Jobsさん
  
  こんばんは！
  
  太平洋を見ながらのこのドライブ最高ですよね。懐かしい写真ありがとうございます。
  
  ローンサイプレス（１７ドライブの入り口で入場券を支払うともらえるパンフレットの表紙写真になっています）見ましたか？厳しい潮風にじっと耐えてる姿が、アメリカ人から見ると感動的な姿とのことです。
  
  ペブルビーチでのゴルフ、思い出します。あまりにも美しいゴルフコースなので、アメリカ人は記念写真を撮りながらプレーしているのですよ。お陰で、進み方が遅いこと遅いこと。でも、こちらもゆっくり景色を楽しみながら、文句は言えませんが。
  
  モントレー・カーメルは、何回行っても、癒される素晴らしいところですねここは！
  
  アーチーズナショナルパーク旅行記も、楽しませていただきました。ありがとうございます。これからも、Indianal Jobsさんのアメリカ旅行記楽しみにしています。
  
  TK