日本の北の果てまで行ってやるぅ 9 広々とした牧場、畑を縫って走って、庭園めぐりの帯広

2021/06/10 - 2021/06/10

帯広は、十勝平野の中心地で、前回の北海道旅行では、好きな町のひとつでした。

今回は、緊急事態宣言下にあり、せっかく見つけて楽しみにしていた美術館の全てが休館。
釧路では、とても素敵な展示会に出会えたのに、帯広は、お上に尻尾ふる町で、今回の印象は、イマイチです。

印象的なできごとは、帯広駅前の宿に向かうとき、「目的地までの距離」が、10キロを切っても、5キロになっても、左右の景色は、全く同じ、畑と牧場です。

釧路の時は、目的地まで10キロぐらいになった時は、交通量も増えて、町の景色になってきて、カーステレオも消して、安全運転に集中したものですが、帯広は、到着直前まで、牧歌的な風景が続いてました。

表紙に選んだ写真は、帯広の町を走るときの、代表的な景色です。広々とした畑、もしくは牧場が平面的に広がり、そのはるか向こうのほうに、山々が連なります。

美術館が閉まっているので、帯広で見るとしたら、イオンと長崎屋と藤丸デパートしかないか。
いや、観光施設としては、庭園がいくつかあり、帯広の有名スポットとなっています。

ただ、前回も、ひとつかふたつを訪れて、入場料千円の価値はないな、と京都在住歴40年以上の私は、思ってしまいます。
京都のお寺の入場料も、ほんの小さなお寺が600円するので、高いのですが、でも、入場料千円まで取るのは、大河内山荘ぐらいで、あそこの入場料は、昔から高かったけど、美味しいお抹茶と和菓子での、ほっこりした休憩もセットで、何と言っても、お庭のクオリティは、ものすごく高いです。

その大河内山荘を、京都でもっとも好きなスポットとして、毎年のように訪れている私にとって、帯広のガーデンは???です

幸い、三つ回って2000円というチケットを知り、それを利用したので、1箇所あたりは700円なので、許せました。

今回は、滞在地ごとに旅行記を書いているので、この旅行記を書くために、ガーデンを三つめぐりました。

エリア 帯広(北海道)

最初に訪れたのが、真鍋庭園。
ランキングを見たとき、ここが一位だったのですが、それは多分、帯広市の中心部に、もっとも近いからかもしれません。
北海道では、車で走るのに時間を取られて、ウォーキングの歩数が伸びなかったので、この日は、帯広駅から、ここまで歩きました。所要53分のウォーキングで、着いた時には、すでに疲れていて、でも、ひと目見て、ああ、前回も来た所だった、と思い出しました。
で、大して面白くない庭だとすぐに悟って、所要30分で、お庭をまわりました。
けど、また53分かけて、駅まで戻るのが大変でした。

何もない、と言いながらも、被写体をそこそこ見つけております(自己満足)

近づいてきた大きなカラスを、追い払うように、大きな声で鳴き続けている、果敢な鳥。勇ましい姿を撮影しました。

こちらは、翌日の快晴の日です。
二つ目は、紫竹ガーデン。
これは、初めて来たと思います。
こちら側は、何にもないな、とがっかりだったんですが、反対側にたくさん花が咲いていて、撮影ごっこは楽しめました。

ひょうきんなリスさん。素早く走り回り、時々、このポーズを取ります。
コンパクトデジカメの望遠で、なんとか写せました

コンデジの割には、頑張って、良さげな写真を撮りまくりました。

町から外れているからか、ほとんど他の車を見かけることなく、のんびりと快走できます。
それゆえ、畑の写真も、道路に車を止めて、パチリできます

こちらは、ピョウタンの滝。
トイレはまた、意地悪く閉鎖されてました。男は、立ちションできるけど、立ちションできない女は来るな、と言いたいのでしょうか。
だんだん、北海道が嫌いになっていきました。

まあまあ迫力のある滝ですが、この数枚の写真のために、50キロぐらい、トイレもなく走り続けるのも、嫌になってきた。

中札内の町にある、六花の森。三つ目のガーデンですが、ここが一番、良かったです。中札内という町は、いろいろ頑張っている好きな町です。

園内に、こういう川が流れていて、こんな風な川、ドライブ中にあちこちで見かけるのですが、なかなか写真は撮れなくて、気になってました。

前回の北海道旅行で、もっとも印象に残った道の駅が、ここ、中札内の道の駅でした。
ただ、コロナ下で、前の賑わいはなかったですが、ここのジェラートは、美味しいです。今回、ダイエット中ゆえ、2度目で最後のソフトクリームです。(野菜味のソフトクリームだけ、許そう、と決めていたのでした)

これは、カボチャと枝豆。角みたいになってる、小さなコーンをスプーン代わりにして食べます。コーンも、サクサクで、これは文句なしに美味しいジェラートでした。
でも、前回は、たくさんの道の駅で野菜のジェラートを見つけたけど、今回は、コロナゆえか、道の駅は、とにかく寂れてました。

真鍋庭園からの帰路は、太陽が傾いていく時間帯で、ただの街路樹が美しかったです。

これは、最初の真鍋庭園の帰り道で、イオンに寄って、休憩した時のフローズン抹茶。
真鍋庭園のカフェで、何か飲まずにはいられなかったのに、17時数分過ぎに、「もう閉めました」と言われて、手持ちのペットボトルのお茶もなくなり、自販機もなく、マジに、熱中症的に、気分が悪くなりそうで、まだ片付けをしていたカフェの人に、コップ一杯の水をもらいました。
たった、数分遅くても、「いいですよ、簡単なメニューなら」と何かを飲ませてくれたら、北海道の印象もグンと良くなったと思います。

帰路に、まずコンビニを見つけて、ペットボトルの飲み物を買い、「駅からずっと歩いてきたから、何か飲まないと、熱中症になりそうで」というと、コンビニのスタッフの方が、「私、昨日、熱中症になったんですよ」と。
冷房を緩くしていたら、店内で仕事中に、頭痛と吐き気に襲われたそうです。
この日の帯広は、異常な気温上昇でした。
釧路のホテルの部屋も暑かったけど、釧路は、外気温は15度ぐらいでしたけど、帯広は、一気に28度ぐらいの炎天下で、そこを2時間半も歩いたので、マジに、熱中症の危機に晒されてました。
コンビニで買ったソーダを飲みながら歩いて、それでも疲れていて、途中のイオンで、しばらく休憩しないとヤバイなと思ったので、禁を破って、前日のジェラートと連続してのスイーツでした。抹茶は甘くないので、とても爽やかで美味しかったです。
命拾いの、抹茶スイーツでした。