天国に一番近い島　ニューカレドニアへ（ウベア島編）

2016/08/09 - 2016/08/14

今から５年前のことなので、ニューカレドニアに行こうと思ったきっかけは忘れてしまいました。多分、原田知世さん主演の「天国に一番近い島」が頭の片隅にあったからだと思います。
最初にやったのは、ツアーを利用するか、個人手配とするかでした。希望は離島に行きたいこと、それも２泊したいことです。１泊だと、着いてチェックインインして、次の朝にはチェックアウトとのんびりできないからです。ところがツアーでは離島２泊というプランはなく。個人手配となりました。
個人手配となると、当然フライト手配、ホテル手配をしないといけません。フライトも日本-ヌメア（ニューカレドニアの首都）とヌメア-離島の２つ、ホテルもヌメア（到着日と帰る前）・離島の３つあり、それぞれ日程の調整もあり大変でした。それでもぴったりはまるスケジュールを見つけ予約しました。その後で分かったのが、移動手段でした。ヌメア・離島共にバス等の公共交通機関、タクシー等ありません。探して探して日本人の会社を見つけて予約して、準備完了。
今から考えると、まだまだ個人手配として事前準備が不完全でした。この頃はまだ4Travelも知らなかったし、この後に行った中国成都・ネパール等に比べればまだまだ未熟でしたが、この辺りからツアーではない旅の楽しさ・大変さがわかってきた記念すべき旅だったかもしれません。
多分もう二度と行かない（世界中にはまだまだ行きたいところがあるので）と思いますが、当時は懐かしく思いながら。この旅行記を書きたいと思います。

エリア ウベア島(ニューカレドニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝７時過ぎに自宅を出発し、おきまりのUSAパーキングに車を預かってもらって成田空港へ。ニューカレドニアの首都ヌメアへは、エアカラン Aircalin SB0801 成田空港第１ターミナル 12:15発、ヌメア 22:50着で行きました。

ヌメアのラ・トントゥータ空港に着きました。予想していましたが、真夏の日本に比べて、いくら赤道に近いとは言え冬のニューカレドニアでは、ニューカレドニアの方がはるかに涼しい、寒いくらいでした。空港で、移動をお願いしていた鈴木さんと合流して、ホテルへ。

ホテルはヌメアのBest Western Le Parisにしました。翌朝9:20マジェンダ空港発のフライトだったので、空港近くのホテルにしたかったのですが、当時はなく、ヌメアの空港近くのホテルにしました。一泊92EUR、日本円で1万1千円でした。このホテルがBooking.comで予約した初めてのホテルでした。この写真は翌朝撮ったもの。

２日目、この日はウベア島への移動です。ホテルは朝食なしだったので、近くのパン屋さんでできたてのフランスパンを購入。ニューカレドニアはフランス領なので、フランスパンは本場です。皮はパリパリで、中はしっとりしていて、小麦粉の味がはっきり分かる、美味しいパンでした。

国内線はマジャンタ空港で、ホテルからは20分くらいで到着。元々米軍の飛行場だったところで、マジャンタ湾に面しており、空港近くの景色は空港というよりも港といった感じでした。　

待合室もこじんまりとしていて、如何にも島の空港という感じがします。アナウンスもフランス語なので、異国ムード満載です。

9:20 マジェンダ空港発のTY307便で、10:00 ウベア空港着です。国内線はプロペラ機ですが、なんと座席指定なしで、自由席ということが分かりました。
飛行機代は往復で69,320 XPF、為替レートはほぼ１なので、３人で約７万円でした。

なんとか窓側を確保できました。この頃はまだ未熟者だったので、右側・左側のどちらが景色が良いかとか考えもしませんでした。機内は片側２席で、ほぼ満席。所謂欧米人、それもヨーロッパ系の人ばっかりでした。
https://youtu.be/oLDb5KboWeY

途中でメトル島上空を通過。最初に行こうと思ったエスカペード・アイランドリゾートが見えます。ニューカレドニア唯一の水上コテージで、予約までできましたが、小さい子供は宿泊不可だったのでやめました。

ウベア島が見えてきました。ウベア島と一口にいいますが、ウベア島とムリ島に分かれていて、三日月型の島です。写真で見えているのは南端の一番細くなっているところです。左側座席で正解でした。

空港に到着してタラップで降りますが、ステップが数段というのがとてもいいですね。空港に立ってみると、周りを遮るものがなく、本当に空が広いことを痛感します。

荷物のピックアップも各人が自分の荷物を持っていくスタイル。ネパールの国内線もこうでした。

空港からはホテルにお願いしていた車で移動。ウベア島は細長い島なので、その中央に位置する一本道だけが主要な幹線道路。当然信号などは見当たりません。途中ムリ橋を渡りました。海の青・緑が鮮やかです。

空港から30分くらいでパラディ・ドゥ・ウベア Paradis d'Ouveaに到着。
ここはBooking.comでは予約できず、直接ホテルにメールして予約しました。最初はフランス語のメールがきたのでびっくりしました。
https://paradisouvea.com/

チェックインをしている間にウエルカムドリンク。レセプションも開放的で、涼しくて、乾燥していて、日本とは大違い。

ここは一コテージ貸し切りが最大の特徴です。海沿いのコテージを選択したので、部屋から海が見えるし、部屋から走って海へ入ることもできます。

お決まりの大の字ポーズ。

部屋からの眺め。水平線が目線と同じ高さにあるのは初めて。

早速海へ。どこまでも砂浜が続きますが、人影は全くなし。

海からの眺め。ここまで透きとおった海はなかなかありません。海藻とかもなく、非常にさわやかです。
https://youtu.be/V2dciClApu4

サンゴ礁に囲まれているので、波は全くなし。

お昼ご飯を食べて、お昼寝をしてからもまだ海遊び続行。

日が暮れてきた海岸で、娘が何か書いています。

おおー、パパのも書いてくれたんだ！

日が沈む間際。

日没。

夜になったので、レストランで夕飯を。コテージの周りには、この様な木の歩道があって、荷物運びも便利です。

夕食はレストラン La Part Des Angesへ。ちょっと高そうですが、ここの周辺には何もないので、選択肢はありません。一年を通じてちょうど良い気候だからでしょうか、窓はなく、波の音が聞こえる中での食事はそれはそれで良いものでした。

ニューカレドニア名物グルメと言えば、この「天使のエビ」です。何故そう呼ばれるのか分かりませんが、日本でも限られた高級店しか食べられないというエビ。確かにプリプリしていて美味しかったのですが、そこまでいうかという感じでした。
でも話のネタにはなります。

３日目は一日ウベア島に滞在です。朝食はホテルで出来立てのパンで大満足。ヌメアのパン屋さんも美味しかったですが、ここのパンも小麦の味がちゃんとしていて、美味しかったです。

今日も一日海遊び。

こちらは島の北側。どこまでも続く青い空と、白い砂浜と、これまた青い海。

体まで青く染まってしまいそうです。

はるか沖に見えるのはサンゴ礁。人影もないし、鳥もとんでないし、動くものがありません。

やっと、遠くにヨットが見えてきました。

ずっとぷかぷかしていましたが、流石に飽きてきたので、島内観光に出かけることにしました。

と言っても、レンタカーとかあるわけでもなく、何故かこの時はレンタサイクルもなく、近場にあるいていくだけ。またムリ橋に来ました。この橋そのものは大したことない橋なんですが、

凄いのは、周りの景色。ウベア島の左右の海の水が流れているだけなのに、何故こんなに場所によって水の色が違うんだろうか？

橋の下に降りてみました。地元の家族連れもあり、ウベア島の遊びスポットの様です。当然ですよね。海に入ってみましたが、流れが強いのでやめました。潮どまりの時間帯だったら、反対側まで行けるかもしれません。

南半球なので、季節は冬ですが、気候的にも日本の秋の様でした。それにしても空が広く、高い。この写真は翌年の年賀状写真の１枚です。

それでも昼になると、太陽の照り付けも厳しくなり、日影に逃げ込みたくなります。

今日でウベア島最後なので、ホテルのプールにも行ってみました。

ビーチ同様プールにも人影なし。プールもきれいにされています。

初めて登場したニューカレドニア産ビール、Number One。これは普通の味ですが、レモン味のビール、Mantaもあります。

今日の夕飯はポテトとチキンナゲット。３食同じレストランだとメニューの選択肢もなくなってきました。
ウベア島の印象は「青」・「のんびり」でした。その反面、何もなく、１泊くらいが丁度良かったかもしれません。
いよいよ明日はヌメアで移動です。ヌメアはいわゆる都市なので、楽しみです。