2010/02/05 - 2010/02/05
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tzpapa10さん
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北京で土日を過ごすことになり、一人で天壇公園へ。地下鉄10号線「亮馬橋」から地下鉄5号線「天壇東門」へ行き歩いて天壇公園内を散策。北京市東城区に位置する史跡で、明朝から清朝にかけて、皇帝が天に対して祭祀(祭天)を行った宗教的な祭壇。天壇公園の広さは、273万平方mで東京ドーム58個分にもなるスケールです。1998年よりユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録。
とにかく祈年殿を見たくて訪れました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- その他
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「天壇東門」駅から歩いていると、昔の衣装を着た人々が行列を組んで歩いていたので思わず見入って時間を割いてしまった。先頭にメガホンみたいなものを持った私服の人がいたので多分儀式の予行演習だと思います。
天壇は、皇帝が天を祭るための儀式を執り行う場所で、毎年冬至に豊作を祈る儀式を行い、雨が少ない年は雨乞いを行ったということなので、その儀式の練習だったのかもしれません。冬至は過ぎていたはずですけど。
祭りの儀式と天楽舞踊の公演は、毎年の春節の「天壇文化週間」にあるそうです。訪れた2月5日は調べると農暦12月22日なので春節前です。天壇公園 広場・公園
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持ち上げているのはそれなりに軽いとは思いますが、長時間はしんどそう。
祈年殿に向かって歩いている。天壇公園 広場・公園
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2人1組でラッパみたいなものを持っている。
天壇公園 広場・公園
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前にいるジャンパーを着た二人が、民族衣装のようなものを来た人たちに立ち位置などを指導しているようでした。
天壇公園 広場・公園
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甲冑みたいな感じの衣装です。
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同じく甲冑みたいな感じ。
天壇公園 広場・公園
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カラフルな衣装
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警備員の左にメガホン持って指導しているような人います。行列も続いています。
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この門を抜けると圜丘壇へ。
写真右に半分くらい写っているのが「圜丘壇」で、皇帝が天を祭るための儀式を執り行う場所。形状も宇宙観に従った円形で、ここが天と繋がるための重要な場所だとされていた。 -
圜丘壇前の門から。
圜丘壇は3段の円形基壇になっています。上から天上界、人間界、地獄界を表しているそうです。 -
圜丘壇を遠くから。天に祈りを捧げた場所って感じ。
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古代中国では「9」という数字は陰陽思想にちなんだ一番縁起のいい数字であるとされていて、ここの壇の敷石の数・手すりの数などはすべて9の倍数だそうです。3層の手すりの数の合計は360で陰暦の日数、壇の敷石の合計である3402段はすべてばらして足すと、3+4+0+2=9となるらしい。確かに1つめ地獄界への階段は9段ある。
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圜丘壇最上部。
中央にある丸い石は「天心石」と呼ばれ皇帝が祈りを捧げた石。この上に立って声を出すと大きなこだまがかえってくる。圜丘壇の構造がコンサートホールのような役割を果たしていることから生まれた現象らしいですが、中国では「これは天の声である」とし、多くの観光客がここに立って天からの声に耳を傾けているそうです。写真も「天心石」に人が立ってます。私も立ちました。 -
圜丘壇上から昭亨門側を望む。奥中央の門が昭亨門で圜丘壇から南方向にあり、景泰路から天壇公園内へ入る門。手前の3つ並んでいる門は「リン星門」というようです。(*リンは木へんに灵)
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圜丘壇上から北方向。奥に皇穹宇、更にその奥に祈年殿。
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望灯(Wangdeng)。圜丘壇の南西に位置する。高さ2.15m×直径1.4mの円筒形の竹製のランタン。ランタンポールの高さは9フィート(28.8m)で、上部にはランタンの持ち上げを制御するための如意棒と滑車がある。
下部は石灯籠の台とクランプ式の竿石で固定。3つの巨大な木製バンパーで支持。儀式は夜明け前に始まり、ランタンをポールの頂部から吊るして祭壇全体に厳粛さと真剣さを与える。明・清朝時代はランタンは3つだったが、清朝末期の1914年に袁世凱が天に捧げて2つになり、今は1つしか残っていない。 -
圜丘壇からこの門を通過して回音壁と皇穹宇のエリアへ入ります。
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回音壁と皇穹宇
回音壁は、小さい声も反射によって遠く離れた人にも聞こえるという壁で、直径30mくらいの円形壁。1人で行ったので、自分でささやいても聞いてもらえる人がおらず1人で来たことを唯一後悔。奥の建物は皇穹宇。 -
皇穹宇の説明 1530年建立し、最初は「泰神殿」と呼ばれ、1538年に改名。
圜丘壇で祭事が行なわれる時に、使用される天の神や、歴代の皇帝の位牌を安置している所。「皇」は皇帝、「穹」は大空、「宇」は宇宙を意味する。 -
皇穹宇。圜丘壇と祈年殿を繋いでいる、360mほどの丹陛橋の途中に位置。
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皇穹宇と東配殿(右側)
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皇穹宇の内部。煌びやかで歴代の皇帝の位牌を安置しているだけのことはある。
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祈年殿を祈年殿エリア外から撮影。
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祈年殿西側入口から祈年殿エリアへ
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祈年殿西側入口正面。祈年殿が左に見えてます。
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イチオシ
祈年殿。1420年に建設されて以降、毎年正月になると歴代皇帝が訪れ五穀豊穣を祈ったそうです。建物の高さは38m、円形の直径は32m。
ここも階段は9段ずつになっている。 -
祈年殿。基壇は圜丘壇とよく似ており、3層構成でそれぞれ地上・雲上・天上を表しているそうです。
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祈年殿正面から
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祈年殿上部。
青色の屋根とともに、鮮やかな緑色の壁や屋根裏部分が印象的。 -
祈年殿横の東配殿か西配殿
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祈年殿内部1
赤色に金色の装飾の内観。四季を表す絵柄の描かれた4本の柱が中央にあり、12ヶ月を表す12本の柱が外側に、それぞれの柱には皇帝の力を示すため鳳凰や龍が彫刻されているとのこと。さらに外側にも12本の柱が立ち、計28本の柱は天の28の星座を意味しているそうです。 -
祈年殿内部2:
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イチオシ
祈年殿南側入口の祈年門(祈年殿エリア内より)
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成貞門(祈年殿側)
祈年殿と皇穹宇をむすぶ丹陛橋途中にある門。ほぼ皇穹宇より。 -
成貞門(皇穹宇側)
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丹陛橋より。祈年門と祈年殿。
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成貞門付近の丹陸橋より祈年門と祈年殿。約320mくらいはある。
祈年門手前に写真1~2枚目の人々がよく見ると写っています。 -
燔柴炉:儀式に使われた緑色のレンガ炉で祝詞の板をここで焼却
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燔柴炉案内板。
STOVEとあると暖炉みたいですが焼却炉なのでINCINERATORとかFURNACEの印象なんですが。 -
東門から天壇公園を後にしました。
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