2021/05/13 - 2021/05/16
18位(同エリア504件中)
yameさん
広東省肇慶市に所用がある関係で、折角なので経由地の広州で20数年ぶりに観光することにしました。
20数年前に訪れた所の再訪もありましたが、以前とは違った見え方もしました。観光地が変化したのではなく、自身の年齢や経験が変ったが故の事だと思います。
また、新たな広州の発見もあり、十分楽しめました。
https://4travel.jp/travelogue/11693958
肇慶市は広州から西へ直線距離約80Km、人口390万人の地方都市。
この肇慶へは約30年前に初訪しています。その後数回は訪れていますが、久しぶりの再訪です。
5/13(木)上海⇒広州
◆5/14(金)広州⇒肇慶
◆5/15(土)肇慶
◆5/16(日)肇慶⇒広州⇒上海
帰りのフライトが欠航になり前日に通知が来たのですけど、振替便を探すもなかなか空きは無く・・・・
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
【2日目】
中国大酒店中国大酒店 ホテル
-
10:30ホテルの最寄り駅、越秀公園駅から一駅の広州駅へ向かいます。
越秀公園駅 駅
-
この駅舎は30数年前に訪れた時と外観は同じです。
違っているのは駅前広場に出稼ぎ労働者の群衆が居ないことです。広州駅 駅
-
当時はエスカレータが有ったか無かったか記憶にありませんが、歴史を感じる作りです。
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各ホームの待合室も明るく南国風な感じです。ここは改修されているのでしょう。
改札時間になると、いつものように外国人パスポートが読み取れる専用ゲートから入場します。当然の様に、多くの一般中国人が割り込んできます。 -
K837 11:35発 深セン西発、重慶西行き一般列車
通常は広州から肇慶へは高速バスで向かうのがセオリーですけど、今回はあえてバスではなく、それも新幹線ではない在来線を選択しました。
大昔にかえっての列車の旅を体験してみます。 -
広州の新幹線駅は「広州南駅」です。
この「広州駅」は在来線の駅ですが、ミニ新幹線的な車両も停車していました。
列車内には弁当や飲料の販売ワゴンが頻繁に通ります。
トイレは汚くはありませんが、従来型のタイプです。(新幹線も同じか?) -
我々の車両は満席なのですが、両隣の車両は空席が目立ちます。
チケットを購入するときはキャンセル待ちだったのが嘘の様です。
広州から肇慶の短距離の割り当て枚数等の事情があるのでしょうか? -
13:30肇慶駅に到着。
ホームは高さの低い欧米型で、車両に乗り込むには階段を上ります。 -
これもミニ新幹線でしょうか。
真新しい電車タイプの車両が停まっています。
そう言えば、肇慶駅の手前に並行して走る列車の高架があり、これまた真新しい駅で「端州駅」と名乗る駅舎も見えました。 -
30年前には想像できなかった近代的な駅舎に変わっています。
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街のはずれにある駅なので、駅前に賑わいの無いのと、星湖が望めるところは以前と変わりないです。しかし、駅舎内にバスターミナルがあったりする便利さは激変しています。
11番バスに乗車し出発します。 -
肇慶駅は市内中心部から少し外れた北部にあります。
その周辺は真新しい高層マンションが並び、街路樹にはマンゴーの実がたわわに実っています。 -
バスに乗車すると間もなく、土砂降りの大雨となりました。
慌てて傘の準備やカメラの防雨処置をしますが、このままバスを降車すると大変なことになりそうです。
せめて降車するバス停に屋根があることを願うばかりです。
広州と同じくスコール的な短時間の大雨でした。降車するときには雨もあがり、日差しが出てきて蒸し暑さ全開です。
ちなみにバス停には屋根がありました。 -
麗譙楼
宿泊施設に荷物を置き、今回本題の用事を急ぎ済ませるべく外出します。
この楼閣ですが、30数年前には病院施設やごみごみした民家の間に鎮座していました。周りの環境もこの楼閣も綺麗に修復されています。端州古城壁 史跡・遺跡
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この門含め城壁関係を観光処に再整備しているようです。
文化財的な看板をつけたり、門周辺の大型病院や民家を取り壊して、周辺を広場状に造成中でした。 -
食堂的なお店で、少し遅いランチにします。
この様な庶民的な店の方が落ち着きます。 -
はい、こちらの食堂もビールがありません。
この暑さの中では冷えたビールは必須です。お隣の「便利店」で購入して持ち込むことは想定の範囲内。 -
広東ではポピュラーな牛腩麺(中13元)、ビールを添えて。
牛筋肉が美味しいです。 -
暑い、熱いーー
だったらラーメン食べなければ良いのに・・・
この街はどこへ行ってもマンゴーがたわわに実っています。ですが、食用ではなく「緑化芒」と言う空気を浄化する効果があるとされる街路樹です。 -
この地区の商店の多くがシャッターを下ろしています。
街ではわりと有名な中学校が移転の最中とかで、子供たちやその家族が来なくなったことが原因とか。中国の小中学校は日本と違い、家族の送り向かいや保護者会とかが多くあります。
この地区も城壁公園整備の対象になっているので、数年後にはガラッと変わった街になるのでしょう。 -
コンビニ的な商店で、昨日飲めなかった広東ビールを購入。
(さっき昼に飲みましたね)
「藍帯・ブルーリボン」この肇慶に工場がある地元のビールです。バドワイザー系の合弁会社だったと思います。 -
古く綺麗とは言い難い建物が密集しています。広東に多い防犯用の金属製柵が家々の窓に設置されています。
城壁沿いにも小さな民家が並びます。 -
市中心部の南側を流れる大河「西江」
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船舶の修理場なのでしょうか、貨物船が係留されています。
河原には畑もあり、船で生活している人も居るみたいです。 -
河原の樹木は幹なのか根なのかが大量に絡み合う、熱帯地方にあるような大木が並びます。
中国では真夏になると、シャツをまくり上げて暑さをしのぐ?おじさんが多く居ますが、この地は子供もへそ出しスタイルです。暑いからしょうがないよねー。 -
こちらの団地の多くの窓にも、金属製の防犯柵が取り付けられています。
2階のベランダはジャングル状態? -
この周辺には学校も多く、下校の生徒たちがスイーツや軽食を購入する人だかりが、あちらこちらで見られます。
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城壁北側は結構前から整備されている地区です。
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北側城壁の西寄りに楼閣がそびえます。
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イチオシ
披雲楼
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城壁の一番高い所に楼閣が建つので、東西両側の城壁は急勾配です。
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イチオシ
正面側逆光の披雲楼も幻想的で良い感じです。
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この南側城壁内を公園に整備しているようです。
以前は病院とか民家などが密集していたのでしょうけど、そこをすべて立ち退かせての再開発、市政府の財力が高いのでしょうか。
写真遠くに見えるのが先ほど見た「麗譙楼」の反対側です。 -
休憩し夕食に出掛けます。
スマホアプリで「滴滴」と言われるタクシー(合法な白タク)を呼びます。
中国の何処の都市でも急速に普及した便利な乗り物です。
この田舎町?でも、このアプリを使えば困りません。
中国では少額な支払いもスマホによる電子決済が主流。観光地の入場券購入などもアプリからだけの所もあり、外国からの旅行者では対応できないものが多くあり、今後益々困ることになりそうです。
※今は外国からの旅行者は事実上ほとんど居ないので、大きな問題とはなっていません。 -
中華茶楼
市街地のやや北東部にあるレストラン。 -
飲茶文化の地方なので、各テーブルには飲用水ボトルから給水して、いつでも湯を沸かせるポットが装備されています。
日本であれば給水管をテーブルまで接続するのでしょうけど、水道水をあまり信用しないお国柄なのでボトル式となります。(このボトルも信用できませんが)
朝だけではなく、これでお茶を飲み続けてアルコール類は注文しないテーブルがほとんどです。 -
広東料理はどれも好みにあい美味しいです。
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七星巌東門広場
夕食後は散歩方々、観光地の星湖東岸に新しく造成した広場に来て見ました。
写真が上手く撮れていませんが、湖に小高い岩山が浮かぶ景勝地です。
(大したことありませんが) -
トヨタ、日産、ホンダなど、圧倒的に日本メーカーの小型車が多いです。
中国での居住地上海では、欧米系メーカーも多く、尚且つ大型の高級車が多く、この辺は街による違いが出ているようです。 -
星湖の正門にあたる、湖最南端に建つ七星岩の門もライトアップされています。
(戻りのバス車窓より撮影) -
同じくライトアップされた披雲楼を見て2日目終了。
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【3日目】
レストランのテラス席での朝食です。
(大衆食堂の軒先)
両側のお店はシャッターが下りたままで寂しい限りです。 -
広東式の朝食で腸粉とピータン粥、スペアリブの蒸し物。
腸粉と粥のセットが1人前10元、スペアリブが4元。
スペアリブは今ひとつですけど、腸粉と粥は美味しいです。 -
やることも無いので旧市街地的な地区をブラブラ。
広州同様に建物軒下的な正面が通路となっている作りの建物が多いです。 -
巷
この小さな路地にも米倉巷との看板のついた門があります。
両サイドの建物は、中途半端なお洒落感を出してる装飾?でしょうか。
巷は小さな集落的な意味の様です。 -
肇慶市博物館
あてもなく路地を歩いていると、真新しい博物館がありました。
この小さな街で何を展示しているのか? -
博物館のすぐ隣の北側城壁の内側では、遺跡の発掘をしている様な所があります。
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豊濟倉
1040年代、宋の時代の役人「包氏」が、街の市民のために蓄えた食料等を保存した倉庫跡 らしい・・・ -
井戸
隣には包氏の井戸が -
城壁周辺の地図
緑丸は博物館や遺跡の発掘現場、黄丸は披雲楼、ピンク丸が麗譙楼、そして水色丸はイスラム系の清真寺 -
「朝天」と書かれた門があります。
これは20年?くらい前に再建した門で、今は表面だけで門は開きません。
城壁周辺を政府が本気で再整備しているようなので、数年後には通り抜けることが出来る様に改修するものと推測します。(通り抜けると博物館の正面ですから) -
街路樹に咲く花も南国でよく見かけるものと同じです。
-
イチオシ
昨日は正面側が逆光だった披雲楼へ再訪。
天気が良かったはずなのに雲が急に流れてきました。 -
イチオシ
少し待つと青空が戻ってきました。
暑いので戻って休憩。 -
小さめの路線バスに乗り昼食に出掛けます。
歩いても行ける距離ですけど、とにかく暑くてその気になれません。 -
星湖近くでこの街のメインストリート的な天寧路にある飲茶のお店。
来て見て気づいたのですけど、昨夜のレストランと同じ名前です。
何店舗かあるお店の一店だったのです・・・ -
スペアリブや鳳爪(モミジ。鶏の足先)、30年前は手を付けられなかったものですが、どれも美味しいです。
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イチオシ
ランチ後は星湖や七星岩の観光へ繰り出します。
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しかし猛烈な暑さには勝てず、この先結構歩く必要がある七星岩は断念せざるを得ません。
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で、引き返すことに。
写真円錐形状の建物は、30数年前は新しかったこの街一番のホテルです。
今は何番目なのか?(今も1番か2番でしょう) -
建物の間の日陰をゆっくり歩くと、蓮の葉が一面に浮く池があります。
池の名前は分かりませんが、隣は宝月公園があります。 -
タピオカミルクティー
やはり暑くて歩けません。カフェを探すもなかなか見つかりません。
上海では数年前からのコーヒー屋ブームで、街中にカフェが有るのですけど、この街では中国茶文化の方が勢力強いようです。やっと見つけたカフェにはコーヒー類は無く、タピオカミルクティーで体を冷やします。 -
夕食は町はずれの田舎料理店へ。
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広東の田舎的な料理でしょうか。
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どれも美味しくいただきました。
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風呂上がりに各種ビールを飲んで3日目終了。
※形が違うものの、どれもブルーリボンでした。 -
【4日目】
大宴会場的なレストランで飲茶の朝食 -
テーブルでは絶えずお湯を沸かし、ひたすらお茶を飲み続けます。
このティーポットとお茶の玉は、使い易く便利です。 -
色々なものをオーダーしてみます。
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鳳爪(モミジ。鶏の足先)、豚足(黒酢生姜煮)、広東粽、菜心(菜の花が大きく育ったもの。アスパラ菜)
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広州へは便利な高速バスで戻ります。
往きは昔をしのんで、ちょっと不便な列車を選択しましたが、戻りは素直にバスにします。事前予約できない(当日も前のバスが出るまで購入できない)不便なシステム。※システムが無い -
まあまあ綺麗な大型バスで出発。
この出発時間便だけは隣町を1ヶ所経由する関係で時間が余計にかかります。 -
広州白雲国際空港
2時間弱で空港に到着。
直行便であれば1時間半弱くらいだそうです。
春秋航空のカウンターは2時間前でないと開きません。広州白雲国際空港 (CAN) 空港
-
CA 中国国際航空
実は帰りの便で大問題発生!!!
元々の予約はCAだったのですが、前日で既に欠航決定の通知が来ました。
慌てて他のフライトへの予約振替をしますが、どの便も空き席少なく再予約確定が出来ません。
結果は当日まで待つことになってしまいました。
予約確定予定時刻になっても何の連絡もなく、電話にて何度もネット旅行社シートリップへ問い合わせ。
搭乗予定数時間前でも振替便の予約が出来ない状態に。
仕方なくキャンセルし、当日予約で空き便を探します。どの便も空きが無く、春秋航空のプレミアムエコノミーしかありません。
仕方無く鳴く泣く、元の値段の3倍くらいするLCCに搭乗することに。
座席は希望した訳ではないのに「1E」。最前列か? -
高額フライトチケットを購入した憤りを落ち着かせるため、コーヒーと朝の飲茶の残り肉まんで、腹を落ち着かせます。
-
巨大空港の第一ターミナルで一番遠いい、B229搭乗ゲートから出発。
-
前二列がプレミアムエコノミー。
プレミアムなのは水ボトルが1本ついているのと、預け荷物無料特典のみ。
最前列で足元広く、緊急時説明をするCAさんが真横です。
有料機内食は食べませんでしたが、40元程度でしたので意外と高くない感じでした。 -
上海虹橋国際空港第2ターミナル
18:30頃に予定通り?到着。
久しぶりの広東省でしたけど、5月ならまだ暑さもそれほどではないかと安易に考えていました。しかしとんでもない蒸し暑さで、外での行動は命がけ的です。
暑さのせいで十分な満足は出来ませんでしたけど、次は晩秋から冬の終わりにかけての再訪を企画することにします。
でも、何処へ行っても、満足できなくとも、旅は楽しいものです。上海虹橋国際空港 (SHA) 空港
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