古都ツェティニエから首都ポドゴリツァへ

2020/02/29 - 2020/02/29

2020年2月にコトルからポドゴリツァまで旅行した記録です。
モンテネグロの町を1日で3つ周りました。モンテネグロの情報量は非常に少ない為、モンテネグロへ行く人がいたらこれを参考にして欲しいです。
コトルからツェティニエまでは以前紹介しています。今回はツェティニエからポドゴリツァまで旅行した記録です。

エリア ポドゴリツァ(モンテネグロ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて、こちらの小型バスでコトルからツェティニエへ到着！ここまでの様子は以前別の旅行記で上げた通りです。
バスターミナルは待合室のみです。トイレはあったようななかったような…定かではなく申し訳ありません。入るにはゲートを通る必要があり治安は良いです。

2月末でしたがご覧の通り雪が残りかなり寒かったのを覚えています。バスターミナルから中心街までは徒歩5分くらい。住宅街を抜けると目抜き通りに辿り着けます。

ツェティニエは15世紀に建設されて以来モンテネグロの首都であり続けました。モンテネグロは第一次世界大戦後にユーゴスラビア王国の一部となりました。その後、第二次世界大戦後にはユーゴスラビア連邦の一部となりました。その際に首都としての機能はポドゴリツァに明け渡しました。しかし街中を歩いているとコトルとはまた違った、首都としての風格を感じられます。

ユーゴスラビアの崩壊など紆余曲折を経て2006年にモンテネグロは独立します。しかしこの時点でもまだ憲法上の首都はここ、ツェティニエだったらしいです。

そういえば日本も憲法上の首都はまだ東京じゃないんだっけか…

最初の目的地である国立博物館に到着です！！
ってかここまでぶらぶら30分くらい歩いていたけどマジで人がいない…人口は2万人程度らしいのでそんなもんか…

先程の国立博物館は休館してました…残念。気を取り直しモンテネグロの王室美術館に来ました！第一次世界大戦まで存在したモンテネグロ王国にまつわる美術品が展示されてるそうです！早速入ろうとしましたが…

やっているはずですが係員に門前払いをされてしまいました。解せない…今日の営業は終了したと言われましたがまだ3時です。あんまりやる気ないのかな～？まぁ営業時間を調べてない自分が悪いと言えばわるいのですが…（GoogleMapでは20時までやっていることになってます。行く時は開館時間に注意された方がいいかもしれません。）

仕方ないので徒然なるままに歩いていると不気味な洞穴を発見！！

付近にはこのような記念碑がありました。

セルビア語は分からないですが、1941年1月30日に英雄たちが死にました。というような内容みたいです。（Google翻訳によると）

街中を再度ぶらぶらした後バスターミナルに戻ってきました。

行きのバスよりもさらに小さいバスが来ました。笑
これに乗ってポドゴリツァへ出発進行！！車内は満席でした。途中のバス停でも人が乗ってきて立ち客もいました。

1時間ほどでポドゴリツァのバスターミナルに着きました！
胸が高まります！！ポドゴリツァの旅行記を日本で見ると「退屈」「何も無い」等の罵詈雑言が多く、地球の歩き方中欧編を見ても1ページしか割かれていない。
一国の首都たる街がそんなはずない！！私がポドゴリツァの魅力をたくさん見つけてやる。バルカン半島の歴史は人並みに以上に勉強してきたしバルカン半島を愛する気持ちなら、そこらへんの旅行好きの皆さんよりある！！という自負の元、ポドゴリツァの良さを伝えるべく散歩してしみました。

バスターミナルから徒歩10分くらいで時計塔に着きました。
その道中は社会主義時代のアパートが多く立ち並び私にとっては堪りません。
時計塔付近はサラエボでいえばバシュチャルシャのような場所だと考えてましたが、あそこと比べると全く活気がありません。ま、まぁ時間が時間だからしょうがないよな。

ちなみにここから5分ほどでヒルトンホテルがあります。外資系ホテルまであるのか！と驚きました。

時計塔の辺りはきっと中心じゃ無いんだ！共和国広場が中心なんだ！！ほら、ベオグラードも共和国広場の活気はすごかったではないか！！と思い共和国広場に来ましたが人が全くいません。噴水が寂しそうです。

さて、サムネイルにもしたこの画像。これがなんだったか思い出せないのです。（ポドゴリツァ市庁舎だったよな気がする）真白な壁面が美しく、室外機むき出しなところが東欧感を出しており堪らなく好きです。

この後ろの建物は国立劇場だったと思うのですが、それを撮らずに「上海」の落書きを撮ってしまいました。確か向かいには中華料理店があったと思います。遠い異国の地で漢字を見ると撮影せずにはいられません。

ポドゴリツァの中心にはモラチャ川が流れています。この川には何本か橋が掛かっていますがこの橋（ミレニアム橋）は近代的でとても美しいです。

公園の中にあるモンテネグロ近代美術館です。ここも中に入ることはできませんでした。改修中のようでした。

朝から一日中歩いて疲れたのでバスターミナル近くのショッピングモールで休憩することとしました。（MALL of Montenegro)
ここのトイレは綺麗ですがレシートがないと入ることが出来ないようでした。トイレに入る方法は初見殺しです。気をつけてください。

1階には大きいカフェがあり、夜遅くまで営業していました。

バスターミナルに戻ってきました。見ての通り少し暗いです。防犯には気をつけてください。

チケットは窓口でも買えますし奥の正面にある緑色の券売機でも買えます。しかし、ほとんどの人は窓口で買ってました。

野良犬が何匹かいました。

この写真の左手にはカフェがあります。

カフェでの食事です。バスを待つ人が何人かいました。カフェの中は暖かくとても助かりました。

バスは1時間遅れで来ました。日本とは違いちょくちょくある事ですがとても心配になりました。が同じように旅行してる外国人がいるのでその人達と話してればあっという間です。

これでモンテネグロとはさようならです。ポドゴリツァは何も無いと言えば確かに何も無いし退屈と言えば退屈な街でした。これと言って見るものはありません。しかし、やはり一国の首都とだけあって、この国を知りたい人は観光都市コトル・チバットだけでなく内陸のポドゴリツァにも是非行くべきです。

ここまで読んで頂きありがとうございました！！