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 イランは正月(ノールーズ)を迎えました。正月10日目の島はコロナの影響があって、観光客で込み合うこともなく、海はいつも静かでした。<br /> キシ島はペルシャ湾の真珠、と呼ばれています。イランの主な都市からは1日に何便も飛行機が往復しており、対岸のイラン本土の港からはフェリーも運航されている、イラン最大級のリゾート地です。<br /> もともとここはイラン革命前、王族の別荘があったところで、亜寒帯の北部でスキーを楽しんだ後、亜熱帯のキシ島で海水浴を楽しんだという話を聞いたことがありました。当時の建物は見る影もないほど変わり果ててしまっていますが、ようやく、修復が始まったようです。<br /> キシの海はとても静かで、透き通る水を通してサンゴ礁があちらにもこちらにも生息している様子がうかがえます。海辺にはダイビング教室が並び、1回のダイビングは20分程度(15US$程)から、男女別々にコーチが付き、コーチの指導の下、サンゴや色とりどりの魚たちを見ることができます。ボンベや眼鏡などダイビングに必要なものはすべて貸してくれ、レンタル料金は上記代金に含まれています。<br /> 島を堪能するには自転車が最適です。何しろ、島内にはサイクリング道路がかなりよく整備されており、ビーチには貸自転車屋が、子供用から電気バイクまで取り揃えています。せいぜい4時間ほどで島を1周することができます。今回の行程は、島の東北端から西へ周り、一番美しく日の出を見られる南東のビーチまでの時間を計算して、朝4時に出発しました。気温は25度くらいで快適、真っ暗です。島の幹線道路とサイクリングロードとが交わるところまで約10分ほど、見かけた車は、パトロール中のパトカー1台のみ、ご苦労さんです。<br /> 島は山がないため、起伏があまりなくサイクリングには最適です。ロードはライトで照らされているので危なくないのですが、右手の海は暗くて何も見えません。時折遠くに瞬いているのは漁船の明かりのようです。波の音もせず、潮の香りもあまりしてきません。誰にも遭遇しないまま1時間半ほどしてついたのは、夕日が美しいことで人気の浜辺ですが、この時間にはだれもいません。リュックからとりだした水を飲み、エネルギ補給にチョコレートを2片ほど取っていると、ほんの少し海が明るくなってきています。タンカーでしょうか、大型船の姿がずっと向こうに見えてきました。何しろペルシャ湾ですから。10分ほどすると、キシ島1の観光地、ギリシャ船が難破している浜辺につきました。難破船は黒い影を海に落として静かに眠っているようです。朝鳥の声が船のほうから聞こえてくるのを耳にペダルを踏みます。<br /> そこからのサイクリングロードはあまり状態がよくありません。照明がなくて舗装が古びていて凸凹なため、ひっくり返らないか冷やしやしました。黒い影が前を横切って走っていくのに遭遇し、よく見たら、島内に生息しているシカでした。だんだん明るくなっていく空を見ながら南へ向かいます。柵が囲ってあるウミガメの産卵所に到着しました。3月ごろに産卵を終えるそうで、うまくふ化すれば5月ごろには子亀が海へ向かっていくことになります。<br /> 地平線が明るさを増してきて、空はもう薄青に色を変えていました。スピードを上げていきます。この辺りからのサイクリングロードはよく整備されているのでスピードを出しても大丈夫です。ちらりほらりと、ジョギングする人、朝の体操をする年配のグループなどを目にするようになりました。<br /> 目的地に着くと太陽が上がってくるのが見えてきました。水平線のあたりに漂うガスが朝日をくっきりと見せています。ペダルをこいだ2時間半の疲れも忘れて、ひたひたと寄せる波の音を聞きながら、上る朝日を目の前に用意してきた朝食を広げて、なんとぜいたくな場面でしょう。<br /> 朝日が昇ってくると、途端に気温が上がってきます。朝食を片付けて、また出発です。島の南東から東にかけての砂浜は遠浅のビーチが続いています。おしゃれなカフェやレストランなども見かけますが、まだ開いていません。海の青さに誘われて、砂浜に自転車を置いて、服のまま、海に入りました。シュノーケルを付けて、穏やかな波に体を預けながら漂っていると、鮮やかな色の幾種類もの魚やウニ、サンゴ、イカなどが見えます。水深が胸ほどのところの砂床にいたのは、なんとマンタでした。<br /> 朝日が昇ると島中、清掃員たちが仕事を始めます。ビーチにも道路にもゴミが落ちていることはまずありません。すべてのビーチにはトイレが完備されており、シャワーもついており、いつも清潔に保たれています。<br /> 朝の4時に出発して、戻ったのは10時、心地よい疲れが癖になりそうな島めぐりでした。<br /> 

ペルシャ湾の真珠、キーシュ島の海はサンゴの楽園、サイクリングで島めぐり

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2021/04/01 - 2021/04/20

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welcometoiranさん

 イランは正月(ノールーズ)を迎えました。正月10日目の島はコロナの影響があって、観光客で込み合うこともなく、海はいつも静かでした。
 キシ島はペルシャ湾の真珠、と呼ばれています。イランの主な都市からは1日に何便も飛行機が往復しており、対岸のイラン本土の港からはフェリーも運航されている、イラン最大級のリゾート地です。
 もともとここはイラン革命前、王族の別荘があったところで、亜寒帯の北部でスキーを楽しんだ後、亜熱帯のキシ島で海水浴を楽しんだという話を聞いたことがありました。当時の建物は見る影もないほど変わり果ててしまっていますが、ようやく、修復が始まったようです。
 キシの海はとても静かで、透き通る水を通してサンゴ礁があちらにもこちらにも生息している様子がうかがえます。海辺にはダイビング教室が並び、1回のダイビングは20分程度(15US$程)から、男女別々にコーチが付き、コーチの指導の下、サンゴや色とりどりの魚たちを見ることができます。ボンベや眼鏡などダイビングに必要なものはすべて貸してくれ、レンタル料金は上記代金に含まれています。
 島を堪能するには自転車が最適です。何しろ、島内にはサイクリング道路がかなりよく整備されており、ビーチには貸自転車屋が、子供用から電気バイクまで取り揃えています。せいぜい4時間ほどで島を1周することができます。今回の行程は、島の東北端から西へ周り、一番美しく日の出を見られる南東のビーチまでの時間を計算して、朝4時に出発しました。気温は25度くらいで快適、真っ暗です。島の幹線道路とサイクリングロードとが交わるところまで約10分ほど、見かけた車は、パトロール中のパトカー1台のみ、ご苦労さんです。
 島は山がないため、起伏があまりなくサイクリングには最適です。ロードはライトで照らされているので危なくないのですが、右手の海は暗くて何も見えません。時折遠くに瞬いているのは漁船の明かりのようです。波の音もせず、潮の香りもあまりしてきません。誰にも遭遇しないまま1時間半ほどしてついたのは、夕日が美しいことで人気の浜辺ですが、この時間にはだれもいません。リュックからとりだした水を飲み、エネルギ補給にチョコレートを2片ほど取っていると、ほんの少し海が明るくなってきています。タンカーでしょうか、大型船の姿がずっと向こうに見えてきました。何しろペルシャ湾ですから。10分ほどすると、キシ島1の観光地、ギリシャ船が難破している浜辺につきました。難破船は黒い影を海に落として静かに眠っているようです。朝鳥の声が船のほうから聞こえてくるのを耳にペダルを踏みます。
 そこからのサイクリングロードはあまり状態がよくありません。照明がなくて舗装が古びていて凸凹なため、ひっくり返らないか冷やしやしました。黒い影が前を横切って走っていくのに遭遇し、よく見たら、島内に生息しているシカでした。だんだん明るくなっていく空を見ながら南へ向かいます。柵が囲ってあるウミガメの産卵所に到着しました。3月ごろに産卵を終えるそうで、うまくふ化すれば5月ごろには子亀が海へ向かっていくことになります。
 地平線が明るさを増してきて、空はもう薄青に色を変えていました。スピードを上げていきます。この辺りからのサイクリングロードはよく整備されているのでスピードを出しても大丈夫です。ちらりほらりと、ジョギングする人、朝の体操をする年配のグループなどを目にするようになりました。
 目的地に着くと太陽が上がってくるのが見えてきました。水平線のあたりに漂うガスが朝日をくっきりと見せています。ペダルをこいだ2時間半の疲れも忘れて、ひたひたと寄せる波の音を聞きながら、上る朝日を目の前に用意してきた朝食を広げて、なんとぜいたくな場面でしょう。
 朝日が昇ってくると、途端に気温が上がってきます。朝食を片付けて、また出発です。島の南東から東にかけての砂浜は遠浅のビーチが続いています。おしゃれなカフェやレストランなども見かけますが、まだ開いていません。海の青さに誘われて、砂浜に自転車を置いて、服のまま、海に入りました。シュノーケルを付けて、穏やかな波に体を預けながら漂っていると、鮮やかな色の幾種類もの魚やウニ、サンゴ、イカなどが見えます。水深が胸ほどのところの砂床にいたのは、なんとマンタでした。
 朝日が昇ると島中、清掃員たちが仕事を始めます。ビーチにも道路にもゴミが落ちていることはまずありません。すべてのビーチにはトイレが完備されており、シャワーもついており、いつも清潔に保たれています。
 朝の4時に出発して、戻ったのは10時、心地よい疲れが癖になりそうな島めぐりでした。
 

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
5.0
同行者
家族旅行
交通手段
自転車 飛行機
旅行の手配内容
その他

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  • 午前4時、サイクリングロードへ向かって幹線道路を通ります。車は1台も見えず。島内道路はよく整備されており、街路樹が南国ムードをたっぷりと醸し出しています。

    午前4時、サイクリングロードへ向かって幹線道路を通ります。車は1台も見えず。島内道路はよく整備されており、街路樹が南国ムードをたっぷりと醸し出しています。

  • 1時間半ほどペダルをこいで一休み、そろそろ夜明けが近くなってきました。

    1時間半ほどペダルをこいで一休み、そろそろ夜明けが近くなってきました。

  • ウミガメの産卵所です。1キロメートルほどの長さで柵が設けられており、進入禁止の看板が掛けられています。今年はどれくらいの子亀が無事に海にたとりつくのでしょうか

    ウミガメの産卵所です。1キロメートルほどの長さで柵が設けられており、進入禁止の看板が掛けられています。今年はどれくらいの子亀が無事に海にたとりつくのでしょうか

  • 地平線にかかる靄が太陽をくっきりと見せてくれます。Mariamビーチの近くで、ここが島内で一番朝日が美しく見えるといわれています。あたりは静寂に包まれ、時間を忘れる風景です。

    地平線にかかる靄が太陽をくっきりと見せてくれます。Mariamビーチの近くで、ここが島内で一番朝日が美しく見えるといわれています。あたりは静寂に包まれ、時間を忘れる風景です。

  • サイクリングロードは整備されているので安心してサイクリングを楽しむことができます。木々の向こうに朝日が見えています。東側から北へ向かうロードはこのように木陰になっているところが多くなっています。

    サイクリングロードは整備されているので安心してサイクリングを楽しむことができます。木々の向こうに朝日が見えています。東側から北へ向かうロードはこのように木陰になっているところが多くなっています。

  • 島内には女性専用ビーチが設けられています。イスラムの規約で、女性は男性と一緒にいるときはヘジャーブをしなければならないので、公衆の場で水着で海水浴、というわけにはいきません。ここなら、どんなビキニでもOKです。ただし、周りを厳重に塀で囲まれているので閉塞感は仕方ありません。男性入場禁止の看板が2枚も建てられていました。開場時間は午前9時半から、18時には閉められます。携帯電話は入り口で預けなければなりません。盗撮予防です。

    島内には女性専用ビーチが設けられています。イスラムの規約で、女性は男性と一緒にいるときはヘジャーブをしなければならないので、公衆の場で水着で海水浴、というわけにはいきません。ここなら、どんなビキニでもOKです。ただし、周りを厳重に塀で囲まれているので閉塞感は仕方ありません。男性入場禁止の看板が2枚も建てられていました。開場時間は午前9時半から、18時には閉められます。携帯電話は入り口で預けなければなりません。盗撮予防です。

  • キシ島へは、イラン本土からはフェリーでも来ることができます。所要時間はおよそ2時間だそうです。ここがフェリー乗り場ですがコロナの影響もあるのか、ひっそりとしていました。

    キシ島へは、イラン本土からはフェリーでも来ることができます。所要時間はおよそ2時間だそうです。ここがフェリー乗り場ですがコロナの影響もあるのか、ひっそりとしていました。

  • 朝の散歩をする人たち。イスラムでは、犬は嫌われているのですが、15年以上前から家で犬を飼う人たちが増えてきました。この後、何人もの人たちがそれぞれ飼い犬を連れて散歩に来ていました。男性は短パンでも公安に捕まることはありません。

    朝の散歩をする人たち。イスラムでは、犬は嫌われているのですが、15年以上前から家で犬を飼う人たちが増えてきました。この後、何人もの人たちがそれぞれ飼い犬を連れて散歩に来ていました。男性は短パンでも公安に捕まることはありません。

  • 浜辺にハマナスの花が咲いていました。向こうには青い海が広がっています。島の東側はほとんどが遠浅の砂浜のため、どこでも泳ぐことができます。ちなみに島の北から西にかけては小石の多い浜辺が多くなっています。

    浜辺にハマナスの花が咲いていました。向こうには青い海が広がっています。島の東側はほとんどが遠浅の砂浜のため、どこでも泳ぐことができます。ちなみに島の北から西にかけては小石の多い浜辺が多くなっています。

  • 40年以上前に起こったイラン革命の前、王族のカジノ場だった建物です。一時はレストランに使われたこともあったそうですが、その後は放置されていました。ようやく色を塗り替えて修復が始まったそうですが、今後、何になるのか誰もわかりません。ブーゲンビリヤが南国の青空に映えてきれいでした。島内にはこのほかたくさんの花咲く木々が植えられており、目を楽しませてくれます。

    40年以上前に起こったイラン革命の前、王族のカジノ場だった建物です。一時はレストランに使われたこともあったそうですが、その後は放置されていました。ようやく色を塗り替えて修復が始まったそうですが、今後、何になるのか誰もわかりません。ブーゲンビリヤが南国の青空に映えてきれいでした。島内にはこのほかたくさんの花咲く木々が植えられており、目を楽しませてくれます。

  • すべてのビーチにはトイレが完備されています。着替えもできるくらい広いスペースがあり、クーラーもついていて、とても清潔です。女子トイレの前には、管理員が椅子に座って、男性が侵入しないように監視しているので安心して使えます。

    すべてのビーチにはトイレが完備されています。着替えもできるくらい広いスペースがあり、クーラーもついていて、とても清潔です。女子トイレの前には、管理員が椅子に座って、男性が侵入しないように監視しているので安心して使えます。

  • Marjanビーチには、キッチンカーが常駐しています。夜ともなれば、食欲を誘う香りがあたりに漂ってきます。イランのサンドイッチといえばハンバーガーです。とても大きく、ほおばるのが大変です。

    Marjanビーチには、キッチンカーが常駐しています。夜ともなれば、食欲を誘う香りがあたりに漂ってきます。イランのサンドイッチといえばハンバーガーです。とても大きく、ほおばるのが大変です。

  • カフェの看板です。アメリカは敵だ!と言いつつ、コカ・コーラもペプシもみんな好きです。ちなみにコーラはイラン国内で生産されています。

    カフェの看板です。アメリカは敵だ!と言いつつ、コカ・コーラもペプシもみんな好きです。ちなみにコーラはイラン国内で生産されています。

  • どこのビーチでも、このような貸自転車屋があります。子供用の三輪車から電気バイクまで、用途に合わせていろんな種類の乗り物を借りることができます。利用時間は大体朝の7時から夜12時頃までで、普通の自転車であれば、1時間50セントほどで借りられます。借りるにはIDカードを提出する必要があります。

    どこのビーチでも、このような貸自転車屋があります。子供用の三輪車から電気バイクまで、用途に合わせていろんな種類の乗り物を借りることができます。利用時間は大体朝の7時から夜12時頃までで、普通の自転車であれば、1時間50セントほどで借りられます。借りるにはIDカードを提出する必要があります。

  • 最後に、今回島めぐりをした愛車です。ギヤ付きでしたが、島内は起伏が少ないので変速しなくても十分に乗ることができました。いい汗をかかせてくれてありがとう。

    最後に、今回島めぐりをした愛車です。ギヤ付きでしたが、島内は起伏が少ないので変速しなくても十分に乗ることができました。いい汗をかかせてくれてありがとう。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • PuellaApuliaeさん 2021/05/14 22:50:36
    キーシュ島、あこがれです
    こんばんは、初めまして。ペルシャ語ではサラームでしょうか?
    イランの芸術にあこがれています。残念ながらまだ一度も行ったことがありません。なんと在住でいらっしゃるのですか。すばらしいしすごいですね。
    何年も前に「キシュ島の物語」という映画を見て以来行ってみたいと思っています。確か現地の女性たちはイエメンの僻地の女性のような仮面をつけていましたが、今はどうなのでしょう。
    きれいな海と平和な風景に惹かれます。日本で報道されるイランのイメージとは全然違いますね。やはり行ってみたいです。

    welcometoiranさん からの返信 2021/05/16 20:02:06
    RE: キーシュ島、あこがれです
    > こんばんは、初めまして。ペルシャ語ではサラームでしょうか?
    > イランの芸術にあこがれています。残念ながらまだ一度も行ったことがありません。なんと在住でいらっしゃるのですか。すばらしいしすごいですね。
    > 何年も前に「キシュ島の物語」という映画を見て以来行ってみたいと思っています。確か現地の女性たちはイエメンの僻地の女性のような仮面をつけていましたが、今はどうなのでしょう。
    > きれいな海と平和な風景に惹かれます。日本で報道されるイランのイメージとは全然違いますね。やはり行ってみたいです。

     こんにちは、サラーム、Januaさん、メッセージをありがとうございます。
     イランの芸術に興味がおありとのこと、コロナ禍が収束しましたら、ぜひ、ぜひ、おいでください。イランは自然も、文化も、芸術も素晴らしく、また、人懐こくて、家族・友達を大切にするイラン人との出会いが、Januaさんにとって大好きな国として心に残ることでしょう。
     さて、映画でご覧になったという女性のヘジャーブについてお答えします。キシ島など、ペルシャ湾沿岸の町や島には、人種的に言いますと、アーリア人よりもアラブ人が多く、ペルシャ語よりもアラビア語を話すスンニ派の人たちが多く住んでいます。目だけを出した仮面をかぶっているのは、スンニ派の女性たちです。よく、シーア派対スンニ派、と、政治的対立の報道を見かけると思いますが、民間ではどのモスクでも宗派に関係なくお祈りでき、全く問題なく仲良く暮らしています。
     イランは怖い国、というレッテルを張られており、それが私にはとても残念です。つたない文章とピントの外れかけた写真ですが、少しでも皆さんにイランの本当の姿を見ていただきたいと紹介しております。
     今後も、イランについて何かご質問がありましたらいつでもお寄せください。できる限り正確な情報をお伝えします。
     

    PuellaApuliae

    PuellaApuliaeさん からの返信 2021/05/16 22:44:41
    RE: RE: キーシュ島、あこがれです
    welcometoiran様、早速の返信ありがとうございます。ペルシャ語ではシュクランではないですよね。

    イランに行った人たちは一様にそのホスピタリティに感動して帰ってくるので、きっといいところなのだろうなと想像しています。
    アメリカとの関係が安定して状況がもう少しよくなったら是非訪問したいです。そのときはいろいろお教えください。

    ところで、キーシュ島のあの女性たちはアラブ系なのですか。なるほど、民族や宗教や宗派がいろいろ多彩で面白そうです。あの島にもいつかは行ってみたいです。
    これからもイランの様子を投稿して下さい。お待ちしています。

    welcometoiranさん からの返信 2021/05/17 01:29:35
    RE: RE: RE: キーシュ島、あこがれです
    > welcometoiran様、早速の返信ありがとうございます。ペルシャ語ではシュクランではないですよね。
    >
    > イランに行った人たちは一様にそのホスピタリティに感動して帰ってくるので、きっといいところなのだろうなと想像しています。
    > アメリカとの関係が安定して状況がもう少しよくなったら是非訪問したいです。そのときはいろいろお教えください。
    >
    > ところで、キーシュ島のあの女性たちはアラブ系なのですか。なるほど、民族や宗教や宗派がいろいろ多彩で面白そうです。あの島にもいつかは行ってみたいです。
    > これからもイランの様子を投稿して下さい。お待ちしています。
    >
    >

     こちらこそ、ご返信をありがとうございます。
     januaさんからの励ましをエネルギーにして、これからもイランについて投稿していきたいと思います。
     ちなみに、ペルシャ語でのありがとうは、mamnumam(マムヌーナム)や、sepasgozaram(セパスゴザーラム:文学的な香りの言葉です)などがありますが、アラビア語のtashakor(タシャッコル)や、フランス語のmerci(メルシー:17世紀以降、フランスとの交流が盛んになりました。イラン革命前には国内にたくさんのフランス企業が進出していたそうです)なども日常的に使われています。
     

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