
2021/04/06 - 2021/04/06
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ペコちゃんさん
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春の訪れを感じさせるイワウチワ・・・関東にはイワウチワの自生地がいくつかあり、その一つが、奥多摩の鉄五郎新道から大塚山に至るルート上にあります。
今回の山行は、御嶽駅近くの駐車場まで車で行き、青梅線で2駅先の「古里」で下車して大塚山に向かい、イワウチワを楽しんだ後、御岳登山鉄道の御岳山駅まで歩き、ケーブルカー沿いの参道を下る、というコースです。
減少が心配されるイワウチワ・・・山を愛する人、山野草を愛する人、皆でこの可憐な花を護りたいものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回の参加者は7名なので、6時に地元を車2台で出発し、7時半に御嶽駅近くの駐車場に到着。
御嶽駅7時45分発の電車で2駅先の古里に向かいます。 -
終戦前の1944年に開業した古里駅ですが、2016年より無人駅となりました。
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でも駅舎は、2003年に奥多摩特産の針葉樹の木材を使ったロッジ風に改築され、コミュニティーセンターも併設されています。
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今回は、古里駅から万世橋を渡って右に進み、寸庭(すにわ)の集落からイワウチワが見られる鉄五郎新道(バリエーションルート)を歩いて大塚山に向かい、御岳山駅からケーブルカー沿いの参道を下るコースです。
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古里駅から多摩川に向かって進むと、万世橋の手前の民家にピンクの見事な枝垂れ桜が咲いています。
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橋の上から望む多摩川の渓谷・・・ヤマザクラや新緑が春を感じさせてくれます。
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橋を渡って右に進むと、民家に奇麗なミツバツツジが咲いています。
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寸庭まで来ると、高台に茅葺きの大きな古民家が・・・
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その邸宅の石垣の上に咲く見事な花桃。
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モクレンに赤やピンクのツツジ・・・春爛漫です。
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これは珍しいアケビの花・・・左上の方にある大きな花が秋に実になる雌花、右下の蔓の先に咲く丸い感じの花が雄花。
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花桃があちこちで咲き乱れる寸庭の集落。
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シャクナゲも開花しています。
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道標を確認して鉄五郎新道に進みます。
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コブシの花。
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杉の樹林帯を進みます。
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途中にある小さな滝。
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ミヤマシキミの花。
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古里駅をスタートし、約1時間半で金毘羅神社に到着・・・ここは岩山になっています。
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巨岩の上に石祠。
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その奥にある金毘羅神社。
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神社の近くに咲くミツバツツジ・・・紅紫色の美しい花が終わってから枝先に三枚の葉が出てきます。
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金毘羅神社から10分ほど登った場所に、お目当てのイワウチワ群生地がありました。
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薄紅色の可憐なイワウチワ(岩団扇)・・・岩地に生え、丸い形の葉が団扇に似ていることが名前の由来。
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5つの花弁と5つの雄しべのイワウチワ。
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急登の群生地にある『岩団扇保護地』の標識。
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イワウチワの英名は「Nippon Bells」。
花言葉は「春の使者」と「適応力」で、4月~5月にイワウチワの花が咲くと、野山に春が来たと感じられることから、「春の使者」という花言葉がつきました・・・登山者もイワウチワの花を見つけると、春を感じることでしょう。 -
2つ目の花言葉「適応力」・・・多くの植物は日差しを好みますが、イワウチワは日陰でもしっかりと育つことから「適応力」という花言葉がつけられたようです。
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ミツバツツジの咲く尾根道。
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本当に奇麗な花です。
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ミツバツツジの先には再びイワウチワの群生地。
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花茎先に淡い紅色の花を横向きに1輪つけるイワウチワ・・・この花とよく似たイワカガミは1本の花茎に沢山の花をつけます。
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イワウチワとミツバツツジを楽しみながら急坂を登ります。
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イワウチワとミツバツツジのコラボ。
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イワウチワは日本の固有種で、基準標本は岩手県にありますが、東京近郊では大岳山や雲取山が田中澄江の著者『花の百名山』などで紹介されています。
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広沢山(848m)で小休止・・・ここまでは結構な急登でした。
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広沢山を過ぎると、緩やかなアップダウンになります。
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スギの樹林帯で枝打ちの作業中・・・この器具を使えば、木登りも楽々。
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NTTの通信施設の横を抜けると・・・
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大塚山の山頂に飛び出します。
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このベンチでランチタイム。
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お腹もいっぱいになったとろろで、12時過ぎに下山。
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ミツバツツジに囲まれて御岳山方向に進みます。
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途中に咲いていたカタクリ。
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ミツバツツジのトンネル。
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御岳山の近くに「富士峰園地」があります。
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富士峰園地の北側斜面には、沢山のカタクリが見頃を迎えています。
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「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれるカタクリですが、名前の由来は、地下茎(鱗茎)の形がクリの片割れに似ていることから「片栗」となったそうです。
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富士峰園地をグルっと廻って御岳山駅へ。
途中にはエイザンスミレや・・・ -
ヨゴレネコノメが咲いています。
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12時半過ぎに御岳山駅に到着。
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駅前広場の標高は831mなので、ソメイヨシノがちょうど見ごろ。
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シラカバと青空の美しいコントラスト。
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展望台の下にはミツバツツジの巨木。
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駅前を通過して御嶽神社の方へ進みます。
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満開の桜。
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シャクナゲも咲き始めています。
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尖った山は御岳山神社・奥の院・・・御岳ビジターセンターの所から左に下り、ケーブルカーの滝本駅まで参道を歩きます。
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初めて歩く表参道・・・かなりの勾配なので、上るのは大変でしょうね。
参道の両側には700本を超える杉の巨木が立ち並び、1本毎に通し番号がつけられ、途中の数か所に昔名とその謂れの案内板があります。 -
昭和10年にケーブルカーが開通するまで、この坂道が武蔵御嶽神社への参道でした。
今はアスファルトで舗装され、許可車両が時々通行します。 -
1時間ほどで御嶽神社の鳥居まで下りてきました。
滝本から山頂へ続く約3kmの参道は江戸時代初期に整備されましたが、往時の参詣者は大変だったことでしょう。 -
鳥居をくぐった左側にあるのは、杉並木で最大の「杉並木一号大杉」・・・推定樹齢350年の巨木で、通し番号は「784」。
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鳥居の前は御岳山ケーブルカーの滝本駅。
バスで御嶽駅に戻り、イワウチワの旅も無事終了しました。
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