健康食材求めて台湾へ(その2・鹿港編)

2019/05/26 - 2019/05/26

前回たまたま寄った内湾老街で買った客家擂茶が
美味しく小腹満たしと栄養補給に良かったので
補充をするため台湾にまたショッピングに来ました。

本旅行記では
台北から朝一番のバスで古都鹿港を周ります。

エリア 鹿港(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

台北からバスで鹿港まで来てみました。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

台湾でも最も古い街の一つであるというのも
歴史を感じるこの路地を見るとわかります。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

台湾語を勉強した時に
”日本”の読み方が”ジップン”と”リップン”と書いてあり、
本に拠って違うことがありました。

この図を見るとその理由も一目瞭然です。
台北の台湾語は福州由来、
鹿港の台湾語は泉州由来。
県が違うので同じミン南語でも
単語の発音に違いがあるのも当然ですね。

この図からすると台南高雄は厦門方言なのでしょう。

日本統治時代に台湾総督府が
”台湾語”として体系化して標準としたのは厦門方言と言われていますが
強制されるものではなかったので
方言差はそのまま今も受け継がれているようです。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

南靖宮は清朝の乾隆帝の時代の1783年に建造されました。
漳州からの移民に信仰されていた海の安全を願う関帝廟です。
漳州市の南靖からその名前が付きました。
何度も改築されていますが
日本統治時代よりも古いものがすぐ見つかるのは
古い街ならではですね。

南靖宮 寺院・教会

勅建天后宮は1788年、こちらも乾隆帝の時代ですね。
媽祖廟です。

鹿港天后宮 (新祖宮) 寺院・教会

あれ？なんか行列が。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

遶境(ラオジン)と呼ばれる神様が街を巡視するお祭りです。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

行列より先回りして廟で待ちます。

天后宮 寺院・教会

辣妹(ラーメイ)という神様の前で踊る女性です。

ダンスミュージックで踊りまくるなんて
日本の祭りではあまり見ない光景です。
ちなみに日本語曲でした。

天后宮 寺院・教会

ダンスが終わると獅子舞が入ってきました。

天后宮 寺院・教会

剣を持ち舞を踊っています。
身体に何度も剣を当てるので
体中真っ赤になっていました。

天后宮 寺院・教会

儀式の後はすぐ通常参拝の様相に。

天后宮 寺院・教会

市場をついでに見学します。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

市場を見て回って疲れたので
休憩しようと思っていると古そうな喫茶室があります。
鹿港というと麺茶、という飲み物が有名だそうなので
飲んでみたいと思います。

東華素食麵茶 スイーツ

麺茶とは杏仁が入って甘くした炒り小麦粉のようで
食べやすいのですが
インスタントなおやつ、という感じです。
日本でははったい粉はほぼ廃れていますが
韓国にもミスカルがありますし日本以外ではまだまだ同じような粉の簡便食は残っているようです。

東華素食麵茶 スイーツ

10軒ほどの職人が集う芸術村があります。
日本統治時代の伝統家屋で書道や刺繍、革加工などの実演を行っています。

鹿港桂花巷藝術村 文化・芸術・歴史

こちらの葫巧工坊ではひょうたんを使った工芸品を製作販売しています。
ひょうたんのランプカバーは精巧な造りで
部屋に飾ると良さそうです。

鹿港桂花巷藝術村 文化・芸術・歴史

閲陶藝術では漢文の書を販売しており
制作現場を見ることが出来ました。

鹿港桂花巷藝術村 文化・芸術・歴史

通りを歩いていると出っぱったレンガ造りの建造物が。
こちらの半邊井は王氏の邸宅から
街の人も使えるよう半分突き出ていることからその名が付いたそうです。

鹿港半邊井 史跡・遺跡

鹿港の歴史と当時の上流階級の人々の暮らしを知ることが出来ます。
大正時代のバロック様式の建物です。

鹿港民俗文物館 博物館・美術館・ギャラリー

文物館の目の前にある郷土菓子屋台で
牛舌餅を買います。
小判型のしっかりした記事が折り重なるパイのようなお菓子です。

鹿港民俗文物館 博物館・美術館・ギャラリー

古市街のガヤガヤした雰囲気を通りながら台中行きのバス停まで戻ります。

その3に続きます。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み