185系とのコラボは今年で最後…コロナ禍でも咲き誇った「河津桜」を見に行く、日帰り爆走旅〜

2021/02/14 - 2021/02/14

こんばんは。本日を持って長年の間伊豆への足として活躍した、緑色のストライプが特徴的な特急電車「185系」が勇退しました。今年の河津桜は思っていたより開花が早く、当初予定していた2月末までは持ちそうになかったことと、河津に向かう特急電車がガラガラだったことそしてTwitter等で現地の状況を確認し、大混雑になっていないことから、急遽日帰りで河津にぶっ飛ぶことに。東海道線を爆走する185系のような弾丸トラベルにになりましたが、綺麗な河津桜を十分楽しむことができました。それでは出発警戒…

エリア 河津温泉郷・今井浜(静岡)

さて、3月中下旬にかけての「君信号」は…
概ね緩和の基準に到達した為「注意」になりました。

しかしながら現状は「下げ止まっている傾向」が顕著になっていて、まだまだ一気に弾けてしまうのは危険な状況です…
そんな訳で、「店内飲食」についてはテイクアウトも併用するなど、引き続き慎重に実施していこうと思っています。

そして都道府県別の感染状況はこちら。注目したいのは「人口20万人当たりの感染者数のランキング」。変異株流行の中心となってる東京や埼玉が高いのは分かりますが、意外にも北海道・沖縄県・宮城県が人口が遥かに多い大阪や神奈川より多いのです。これらの県は東京からの新幹線や航空の便が良く、往来も多い地域です。これによる感染拡大を防ぐのは、しっかり対策を取った上で往来する事が不可欠です。

東京の市区町村別の感染者数も、前回より少し増えてしまいました。ちなみに2月末の土曜日に、横浜駅に行く用事があったのですが人でごった返しており、「緊急事態宣言ってな～に？」という雰囲気でした…これが下げ止まりやリバウンドの要因になっているかは分かりませんが、あちこちで広がる変異株の影響も心配なので、「密」なシーンは出来る限り避けましょうね。

★10:00
流石にまだ緊急宣言下ということで、往路はリスクの低い特急電車で東京に向かいます。

特急 かいじ 乗り物

そして東京駅到着後、弁当を買い込み185系の特急「踊り子」に乗車。

東京駅 駅

踊り子号はおろか、185系に乗ること自体も随分久しぶり。

東京駅 駅

幕回しを見学し、それでは車内へ入りましょう。

特急 踊り子 乗り物

相変わらずレトロで殺風景な車内の、185系。「時代遅れ」的な感じもかなりありますが、それもまた185系の魅力なんです。

特急 踊り子 乗り物

今回後ろにくっついた付属編成はオルゴール付きの編成で、東京発車後の放送で懐かしい鉄道唱歌のオルゴールが流れました。これももう、185系の踊り子撤退により2度と聞けないものになってしまいそうで、最後に聞けて良かったです。

特急 踊り子 乗り物

車内は20人もおらず、爆走する185系の旅をまったりと楽しみます。

特急 踊り子 乗り物

特急列車なので停車駅も少なく、あっという間に静岡県入り。

湯河原駅 駅

さて、東京駅で買った「マグロ丼」を頂きましょう！

つきじ 喜代村 エキュート東京店 グルメ・レストラン

東京駅には弁当を売っている店が沢山あって、旅のお供にぴったりなものがありすぎて便利です。

つきじ 喜代村 エキュート東京店 グルメ・レストラン

伊豆高原駅の手前では、2年前にラストランで乗車した「100系」が留置線で放置プレイ…塗装の劣化も始まっていて、ひたちなか海浜鉄道の「キハ222」のような朽ちた姿は見たくありませんね…

伊豆高原駅 駅

そして伊豆高原駅で185系と交換。伊東駅でも降車があり、車内に残ったのは僅か数名。

伊豆高原駅 駅

伊豆急線内の旅を、じっくりと堪能します。

伊豆熱川駅 駅

そして南へ進みにつれて、車窓に本日のターゲット「河津桜」が見える場所も出てきました。期待に胸が高まりますね。

伊豆急 伊豆急行線 乗り物

その後車窓に東伊豆海岸線が見えてくれば、もう間もなく河津に到着です。殆どの客が途中で降りてしまい、ここまでやって来た方は僅か。
身動きが取れないほど混雑する、普段の河津桜が見ごろの時には信じられないよう。

★13:15
特急で爆走しても東京駅から3時間弱掛かってしまう南国「河津」に到着。

河津駅 駅

滞在時間は2時間ほど。それでは桜鑑賞開始～

河津駅 駅

駅から歩くこと暫し。河津川沿いの桜並木が広がるエリアにやって来ました。

河津桜 花見

いやいや見頃な河津桜達。まずは国道に架かる橋から、185系の写真を撮影して行きましょう。

河津桜 花見

そしてやって来た185系。生憎曇ってしまったのがちょっと残念。ですがストライプ塗装の185系と見頃を迎えた河津桜のコラボが良く似合います。

河津桜 花見

その後は桜並木の下に続く歩道を歩き、北の方を目指します。見頃の時期にもかかわらず、歩道には余裕があります。又99％以上の方がマスクを着用し、歩きながらお花見を楽しんでいました。今年のお花見は、「花見酒」を控えたこんなスタイルが理想的なんでしょうね。(ちなみに河津町では河津桜のシーズンに、町内の新規コロナ感染者が出ておりません！)

河津桜 花見

空を見上げれば、見事なピンク色のトンネル。

河津桜 花見

河津には数年前に来たことがあるものの、河津桜の見頃は過ぎていたのでこんな綺麗な河津桜を見たのはこれが初めて。

河津桜 花見

こんなご時世でも、綺麗に咲き誇る河津桜の花達に、勇気を貰えそうですね。

河津桜 花見

さてそろそろまた185系がやって来る時間なので、伊豆急線が見える場所にカメラを構えます。直前にやって来た、伊豆急の主力8000系も逃さず撮影。

河津桜 花見

そして185系がゆっくりと通過して行きました。F値の明るいレンズを使って撮ると、柔らかい感じになってこれまた良いですねぇ。

河津桜 花見

その後線路の北側に向かうと、これからの伊豆観光のフラグシップを担う「サフィール踊り子」がやって来ました。

河津桜 花見

185系に続き、カメラを構える方が多数で人気ですねぇ。車内もかなり豪華らしいので、いつの日か「プレミアムグリーン車の展望席」に乗って伊豆観光に行きたいところ。

河津桜 花見

その後天気は良い方向に向かい、殆ど雲のない青空になりました！川の水面近くまで降りると、河津桜の並木と空が良い感じに写る場所を発見。ここでも185系をパチリ。いや～最高！

河津桜 花見

そして河津桜の下には「菜の花」も咲いていて「春爛漫」の光景そのもの。これが185系踊り子号を伊豆の景色と写した、最後の1枚になりました。天気にも恵まれ、最後の最後に河津桜とのコラボを沢山撮れて大満足でした。

河津桜 花見

撮影の余韻に浸りながら、桜の下に咲く菜の花も撮っておきます。

河津桜 花見

これからの季節、こうした桜と菜の花のコラボはあちこちで見れるかと思いますが、くれぐれも「新しい生活様式」を厳守した上での鑑賞をお願い致します。

河津桜 花見

歩道に戻る途中、再び8000系が通過して行きました。

河津桜 花見

駅前まで続く歩道も、河津桜鑑賞のスポット。ちなみにこの翌週はかなり混雑したようで、早めに訪れて大正解だったようです。

河津桜 花見

★15:20
そして帰りも185系踊り子号に乗って、東京まで帰宅致します。帰りももちろんガラガラです。

河津駅 駅

夕暮れ時の東伊豆海岸線を眺めて…185系からこの景色を見るのはもうこれが最後になってしまいました。

185系の特徴である、MT54モーターの爆音もじっくり心に刻みます。

大船駅近くの鎌倉車両センターでは、運用を開始したばかりの「横須賀線E235系」の姿も。変わりゆく時代と共に、鉄道車両も新たなステージに入って行きます。

185系は40年もの間、大幹線東海道本線の特急運用で活躍し続けました。これは高速走行で劣化の早い特急電車としては異例の長寿であり、周りが次々と新型車両に置き換わる中、爆音を轟かせて走り続けたその姿は、いつまでも記憶に残しておきたいところですね。

特急 踊り子 乗り物

★17：45
そして東京駅に戻り、足早に列車を乗り継ぎ帰宅っと。まだまだ緊急宣言期間中の為か、今日の通勤電車は随分空いていました。間もなく各地で桜が見ごろの季節を迎えますが、お花見をする際は今回訪れた河津のように、「マスク着用」・「シートを敷いての花見酒厳禁」そして、「混雑の回避」。この3つをしっかり守った上で、春の風物詩を楽しみましょうね。

東京駅 駅