二ヶ領用水の花桃と大寒桜・寒緋桜2021～3月初めの美しい彩り～（川崎市中原）

2021/03/04 - 2021/03/04

二ヶ領用水（武蔵中原～武蔵小杉間）沿いを彩る春の花は、2月下旬に見頃だった河津桜から、3月に入ると花桃・大寒桜・寒緋桜へと移ります。

戦前まで桃の里だった中原は戦時体制で田畑に転換。その後、地元の中原桃の会によって花桃や桜が植樹され維持されてきました。

花桃はピンクの「矢口」と純白の「寒白」、桜は薄紅色の「大寒桜」と濃い紫紅色の「寒緋桜」が見頃になっています。
ヒヨドリとムクドリも遊びに来ています。

なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・二ヶ領用水・中原桃の会「現地案内板」
・サントリーの愛鳥活動、日本の鳥百科「ムクドリ」「ヒヨドリ」
・神奈川新聞社カナロコ「ハナモモ、順次開花中　２６日に「まつり」や植樹式」2017年3月24日
・住友化学園芸「ハナモモの育て方」
・園芸ネット「ほうき性花桃 照手紅」
・庭木図鑑植木ペディア「オオカンザクラ」

エリア 溝の口・武蔵小杉(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

武蔵小杉へ流れる二ヶ領用水（上家内橋）

武蔵中原の上小田中・宮内地区の上家内橋から武蔵小杉へ向かって歩きます。

二ヶ領用水沿いは春の花が色づいています。

都会のオアシス（上家内橋）

寒緋桜、花桃、黄梅等が咲き誇ります。

下向きにぶら下がる「寒緋桜」（家内橋）

カンヒザクラの名は寒い時期に緋色の花を付けることからです。

純白の花桃「寒白」（家内橋）

白花で中輪、八重桜の花桃です。

純白の花は透明感があり、大変美しい白い花桃の代表格です。

「黄梅」（家内橋）

二ヶ領用水にせり出す「黄梅」と「寒白」（家内橋）

「むかし中原は桃の里」案内板（家内橋）

中原の桃は大正10年頃から昭和19年2月まで生産されていました。

戦時体制で桃畑が田畑に転換されましたが、それまでは、全国の二大産地といわれるほど美味しい桃の里だったのです。

桃の里だった中原（家内橋）

ピンクの美しい花桃「矢口」（家内橋）

桃の節句「ひなまつり」に飾られます。

女性の幸運を引き寄せる花といわれ、5弁の3～4cm花と八重咲きがみられます。

見頃になってきた「矢口」（家内橋）

古木から若木が伸びる「寒白」（家内橋）

可憐な花桃「寒白」（家内橋）

群れでとまる「ムクドリ」（家内橋）

ハンサムな「ヒヨドリ」くん（家内橋）

花の蜜が大好物です。

背景の桜に映える白い花桃（家内橋）

三分咲きになった「寒緋桜」（家内橋）

濃い紫紅色の「寒緋桜」（家内橋）

密集して咲く「椿寒桜」（家内橋）

徐々に散り始めた「椿寒桜」（家内橋）

ピンクの「矢口」（家内橋）

鮮やかな濃い桃紅色の「照手紅」（薬師橋）

花の名前の札はなかったのですが、濃い桃紅色で、大輪の八重咲き、ほうきのように伸びるので「照手紅（てるてべに）」だと思います。

ほうきのように伸びる「照手紅」（薬師橋）

大輪八重咲きの「照手紅」（薬師橋）

薬師橋の袂に咲く「大寒桜」（薬師橋）

大寒桜（おおかんざくら）は、寒緋桜と大島桜との交雑種で、枝を横へと広げます。

薄紅色の「大寒桜」（薬師橋）

下向きに咲く「大寒桜」（薬師橋）

花が完全に開かないのが特徴。

二ヶ領用水に被さる「大寒桜」（薬師橋）

花数の多い「大寒桜」（薬師橋）

ほぼ満開の「大寒桜」（薬師橋）

時期的に河津桜の次に咲く「大寒桜」。

寒緋桜と花桃で彩る二ヶ領用水（薬師橋）

寒緋桜で休む「ヒヨドリ」（薬師橋）

マンション前を彩る「寒緋桜」（薬師橋）

武蔵小杉が近くなってきた「矢口」（薬師橋）

八重咲き「矢口」（薬師橋）

火炎のように上へ伸びてゆく箒性「照手寒白」（薬師橋）

白花で大輪、八重咲きの花桃です。

紅白の花桃（薬師橋）

満開の河津桜（白田橋）

マンションの陰になる時間が多く、やや遅れて満開になった河津桜。

葉が混じりはじめた「河津桜」（白田橋）

日当たりがいい河津桜は1週間前が見頃でした。

河津桜の楽園で過ごす「ムクドリ」（白田橋）

見事な河津桜（白田橋）

すくすく伸びる「照手寒白」（白田橋）

複雑な色合い（白田橋）

照手寒白、河津桜、樹木の緑が重なり合ってます。

満開の河津桜（白田橋）

照手寒白と河津桜の顔合わせ（白田橋）

二ヶ領用水を上家内橋から白田橋までの間は、花桃と寒緋桜が多いところです。