2021/02/24 - 2021/02/24
51位(同エリア93件中)
愛吉さん
コロナによる緊急事態宣言の為、予定していたイベントは全て中止、身体をもてあましています。
健康維持の為3日に1回位は散歩に出掛ますが、今日は隣の大田区池上に来ました。
一番の目的は池上梅園なのですが、梅園の位置が本門寺の外れにある為、往復とも本門寺の境内を通過します。
本門寺参詣は4~5年ぶり、先ず境内をそぞろ歩きます。
次いで梅園、梅は丁度見頃、緊急事態の割には人出は多め、でも目の保養と健康維持に役立ちました。
表紙は池上梅園医薬門
(参考)本門寺について
日蓮宗の宗祖日蓮上人は鎌倉幕府8代執権北条時宗と時代を同じくし、蒙古襲来も経験しています。
その間各種の苦難を乗り越えて日蓮宗を起こし、身延山に道場(久遠寺)を開きます(1274年)。
しかしその9年後病を得て常陸の湯に湯治に向いますが、ようやく池上迄到着した段階で病厚く亡くなります、61才でした。弘安5年(1282)の事です。
その折宿を務めた池上の郷主池上宋仲は、日蓮臨終の屋敷を含めて約7万坪の土地を寄進、それを受け宗門として建立したのが本門寺なのです。(1288)
それ以降、日蓮上人入滅の地として、久遠寺と共に日蓮宗二大霊場となります、しかし戦災により殆どの堂宇を焼失、戦後再建したのが現寺です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄
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池上で電車を降りると、駅前から本門寺通りが始まります。
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道なりに進むと、本門寺山門に到着。
この山門は元禄年間に建てられたもの、又扁額は江戸初期の芸術家本阿弥光悦の書を写したもので、1627年光悦自らが寺に納めました。
大田区の文化財に指定されています。 -
案内板です。
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正面の石段、96段あります。
加藤清正が寄進しました、此経難持坂と呼ばれます。 -
頂上に到着。
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説明板。
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右手の広場に日蓮上人説法像。
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広場の前を右に進みます、境内の外れから順番に見学、先ずは妙見堂。
この堂は、日蓮宗池上三院家の一つ昭栄院の堂で妙見大菩薩を祀ります。(1664年築)
昭栄院本堂は山ノ下です。 -
妙見堂の隣は、本門寺最大の墓、鳥取池田家芳心院の墓。通称万両塚。
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境内に戻ると五重塔。(重文)
1608年2代将軍秀忠が寄進。戦災でも焼け残り、関東に残る五重塔では最古。 -
階段上迄戻って来ました、正面には仁王門。昭和53年の再建。
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仁王門を潜ると正面に祖師堂。昭和39年の再建。
中央に1288年制作の日蓮上人尊像(重文)、左に第二祖日朗上人、右に第三祖日輪上人像を安置します。 -
祖師堂と並んで経堂、1784年の再建。
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祖師堂の切妻。
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奥に本殿(釈迦堂)。昭和44年の建立。
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本殿内部に仁王像があります。
円鍔勝三氏作。 -
同上
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最奥は日蓮上人御廟所。昭和61年再建。
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御廟所。
中央が日蓮上人、左は第二祖日朗上人、右は第三祖日輪上人。 -
一段山を下った中腹に多宝塔(通称)が立っています。
ここは日蓮上人御荼毘所跡。
塔は1831年の日蓮上人五百遠忌を記念して建てられた供養塔。
(屋外に建つ木造の宝塔形式供養塔では日本唯一、国の重文)
内部には日蓮上人遺愛の水晶の数珠が納められています。 -
多宝塔に隣接して建つ大名墓。
紀州徳川家の女性達を葬った墓所です。 -
山を下りきった処が本坊大行寺。
池上氏館跡、日蓮御臨終の処です。
1282年10月13日日蓮上人はここで生涯を終えます。 -
それでは山門を潜り境内に入りましょう。
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本堂。
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本堂の横には小さな殿社が並んでいます。
宗祖御灰骨堂。
火葬した時の遺灰を納めました。(遺骨も少々入っています)
尚遺骨は遺言により身延山久遠寺に葬りました。 -
日蓮上人の旅着を納めた処。
交通安全の祈祷所になっています。 -
御硯井戸。
日蓮上人到着時に使用した井戸。 -
境内の佇まい。
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本門寺の境内に戻ります。
鐘楼。昭和39年の再建。梵鐘は人間国宝香取正彦氏作。 -
鐘楼の隣は、日朝堂。日朝上人像を奉安します。
日朝上人は日蓮宗十一世宗主で中興の祖と仰がれる人、人間五感の内特に目を大事にした事から、眼病を直すといわれます。
お題目修行の場として昭和48年に再建。 -
淨行菩薩。
菩薩像を洗い清める事により、自身の心を清めます。 -
一般墓地の入口に力道山の墓と書いた矢印が立っています。
矢印に従い力道山の墓にも詣でます。
日本プロレスのパイオニヤです。 -
多くの子院の間を抜け、池上梅園に向います。
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寺院と梅、よく似合います。
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池上梅園に到着しました、入園料を払い入園します。
満開の様です。 -
案内板。
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地図もあります、回遊式庭園ですね、一巡しましょう。
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丘陵を利用した梅林で紅梅220本、白梅150本、計370本の梅があります
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梅の花も今を盛りと咲誇ります。
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紅梅
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白梅
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古木もあります。
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紅梅が多いと華やかですね。
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園内には茶室が三っもあります。
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盆栽を植えたような並木道。
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園内を一巡したようです。
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名残を惜しみながら梅園を後にします、再び本門寺境内を通り池上の駅に向います。
ご覧いただき有難う御座いました。
終
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