２０２０年夏の青春１８切符の旅・鹿島神宮、香取神宮

2020/09/05 - 2020/09/05

いつも夏は青春１８切符２回分購入するのですが、コロナが収まる気配無いのでこの年は一回分だけ購入。それに、博物館などもどうなるか読めないと思って、簡易版の１８切符の旅にしちゃいました。
先ずはお気に入りの健康ランドを２往復して、残り一日分で鹿島神宮、香取神宮の日帰り旅行ということに。
本当は東国三社巡りで息栖神社も行きたかったのですが、１８切符と徒歩の移動では到底無理と断念。やはり車の運転継続しとけば良かった。

エリア 鹿島(茨城)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

先ずは鹿島神宮駅に、１１時頃到着。

駅から歩き始めたら、塚原卜伝の銅像が建ってました。
卜伝は１４８９年に鹿島神宮卜部座主職の家に生まれています。

鹿島神宮の立派な楼門に到着しました。

楼門を抜けたら可愛らしいお人形さんが。
大助人形と言って、鹿島大神の東北平定を助けた兵士の姿だそうです。

また、集落の境に立てて、疫病や厄災が集落へ侵入するのを防ぎ、退散させるという伝承も有るとの事です。

今回は新型コロナウィルス感染症の鎮静と、平穏な日々が一日も早く戻るように祈念してくれてました。

本殿前の拝殿です。

奥宮へ向かう途中に有った大豊竹。
五穀豊穣を願い一年をかけて大切に育ててきたのだそうです。

神使として親しまれている神鹿が飼われている鹿園。
この時は休憩中みたい。

広い境内を散策。

ＮＨＫの塚原卜伝撮影ロケ地になったらしく、所々にこんな説明板が立っています。

奥宮に到着。
元々は１６０５年、徳川家康により本宮として奉納されました。その後、１６１９年に二代秀忠が現在の本宮を奉建した時、この場所に移して奥宮にしてます。

奥宮のチョット奥に、一日４０万リットルもの湧水が有ると言われる御手洗池。

御手洗池と反対側の奥宮の先に行くと、要石が有ります。
地中深く埋まっていて、地震を起こすナマズの頭を押さえているとか。
右の立て札には、小林一茶の”大地震にびくともせぬや松の花”との句が書かれています。

表面に出ている部分はこの程度です。
水戸光圀が何処まで深いか確かめようと、７日７晩掘らせたが辿り着けず。怪我人続出で結局諦めたとも伝わってるそうです。

要石から戻り再度鹿園を通ったら、餌を買い与えてくれるお客さんがいて、沢山の鹿が出てきてました。私もソロソロ昼食へ。

戻る時に見掛けた仮殿。
本殿前に在るのですが、行く時は気が付きませんでした。
説明版読んだら、本殿を修理などする時に神様を一時的にお遷しする社殿なのだとか。一時的にしては立派。

楼門を出た所に在った末社もチョット見てきました。

車を持たなくなってから４０年以上経つので、車にもお祓場所が有るとは思わず驚きました。
この後、鹿島神宮駅の近くで昼食してから香取神宮へ向かいます。

香取神宮駅に到着。
鹿島神宮駅よりもかなり簡素。
でもこの駅で銚子へ行く成田線と、鹿島神宮へ行く鹿島線が分岐しています。

香取駅から約２ｋｍほど歩いて、香取神宮参道に到着しました。

参道抜けたら、香取市出身の山本新治郎さんの銅像が有ります。
１９７０年のよど号ハイジャック事件の時、乗客の身代わりとして人質になり犯人と共に北朝鮮に向かいました。「身代わり新治郎」として、地元の英雄みたいです。

大鳥居を抜けたら立派な石灯篭が参道に並んでます。

香取神宮では実際の車のお祓いを見ることができました。
全てのドアを開けて、そのドアごとにお祈りして一周するんですね。初めて見ました。

やっと総門に到着。

総門の先に立派な楼門。

コロナ感染防止で参拝もソーシャルディスタンスを確保するように白テープが張られてます。

境内の一角に錨が置いてあります。
海上自衛隊の練習艦「かとり」が１９９８年除籍した時、命名の由緒が深いということで奉献されたものです。

本殿もナカナカ立派です。

近くにはこんな池が。
伊勢神宮の五十鈴川を思い出しました。

そしてこちらが香取神宮の要石。
やはり地震を起こすナマズを抑え込んでいると。
鹿島神宮が凹型、香取神宮は凸型なのだそうです。
こちらも水戸光圀が掘らせたが行きつけなかったのだそうです。
この後、再度香取駅まで歩いて帰宅しました。