兵庫県の三つの城と初詣を兼ねて気ままにぶらり旅

2021/01/02 - 2021/01/02

兵庫県の神戸市や尼崎市、伊丹市に残る城跡の観光と初詣にぶらりと出かけてみました。

個人的なスポットを見て回りましたので、さらっと見ていただければ幸いです。

エリア 尼崎(兵庫)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 徒歩

ＪＲ線で神戸元町駅で降りて、目的地まで少し歩いて散策します。

元町駅の近くの神戸栄光教会さんです。

近代的な造りのようですが、赤煉瓦の塔が印象的でした。

こちらは兵庫県公館です。

明治35年に兵庫県庁として造られました。

兵庫県公館 名所・史跡

迎賓館や資料館があり、見学が出来ますが、年末年始は休みでした。

まずは目的地の一つ、花隈城跡に来ました。

阪神線の花隈駅の近くにあります。

花隈公園 名所・史跡

当然ですが、元々の石垣ではなく、現代になって模擬の石垣が造られました。

石垣の内部が駐車場になっています。

城跡は公園となっていました。

では花隈城跡の花隈公園に行ってみます。

綺麗に石垣が造られていますが、あくまでも現代版に造り替えられたものです。

櫓跡のような石垣もありました。

花隈城は織田信長が中国の毛利氏を攻めるための足掛かりとして、荒木村重公に築かせた城とのことでした。

荒木村重公は、後に居城があった伊丹市の有岡城跡にも行きますので、詳細は後ほどにご案内します。

本丸跡に残る城址碑です。

旧貴族の池田侯爵が書かれたようです。

天守跡のような展望台がありました。

展望台からの風景です。

次は私の宗派の浄土真宗の寺院に新年の参拝に行ってみます。

花隈城より徒歩ですぐの場所に鎮座する、本願寺神戸別院さんです。

日本の寺院とは思えない独特の外観で、モダン寺とも言われているそうです。

本願寺神戸別院(モダン寺) 寺・神社・教会

親鸞聖人様の像です。

三階に上がり、参拝をさせていただきました。

仏様を描いた彫刻が壁面にありました。

昭和初期にインド風の仏教建築として建て替えれられてから、このようなモダンな寺院として、親しまれているとのことでした。

元町商店街を少し歩いてみます。

正月二日で、閉まっているお店が多い印象でした。

中華街に来ました。

食事を取ろうと思います。

南京町 西安門 名所・史跡

こちらの広州菜館さんに行ってみます。

派手な外観です。

広州菜館 グルメ・レストラン

お店の１階です。

２階もあり、２階の方が広そうです。

今回は定食形式ではなく、1400円の食べ放題にしました。

この他にも北京ダックや豚の角煮などをいただき、どれも美味しい一品一品でした。

しかし歳のせいか、食べ放題でも七品が限界ですね。

昼時は賑わっていた、南京町中華街でした。

まだお休みの店もあり、広場は人は少ないですね。

南京町広場 公園・植物園

長安門から出て、次は尼崎に移動します。

南京町 長安門 名所・史跡

神戸元町駅交番です。

尼崎駅に到着しました。

駅の東側にある、阪神電鉄旧尼崎発電所の建物です。

煉瓦造りのレトロな建物があります。

こちらが尼崎駅の南にある尼崎城です。

戸田氏鉄公が1618年から築城されました。

当時は四層の天守閣があったようです。

西国の大名を牽制する役目もありましたが、戦いは一度も起こることはありませんでした。

尼崎城址公園 公園・植物園

平成31年に再建された天守閣は、日本の中でも新しい城郭の一つです。

有料ですが、内部の見学もできます。

様々な展示品や体験コーナーもあります。

年末年始は休館となっています。

鯱が乗った、現役の赤ポストが城の前にありました。

尼崎には寺町がありますので、参拝に行ってみます。

図書館に造られた模擬の石垣があります。

開明公園という、以前は小学校があった場所です。

この公園に残る学校の壁には、太平洋戦争時の米軍機による機銃掃射の跡が残っています。

戦争の傷跡を今も語り継いでいるスポットです。

こちらは大正10年に造られた、尼崎信用金庫の事務所です。

現在は記念館として公開されています。

こちらは尼崎信用金庫 世界の貯金箱博物館です。

昭和五年に尼崎信用金庫の本店として造られた建物です。

世界の貯金箱博物館 美術館・博物館

尼崎の寺町にやってきました。

浄土宗の甘露寺さんです。

1490年に起源があると言われるお寺です。

甘露寺 寺・神社・教会

本堂の前で参拝させていただきました。

甘露寺さんの横に鎮座する法園寺さんです。

山門の脇にある、「佐々成政公 墳墓之地」という石柱が目に入り、入らせていただきました。

法園寺 寺・神社・教会

佐々成政公は織田信長・豊臣秀吉に仕えた武将で、肥後の大名となりましたが、失政を問われて切腹された武将です。

成政公を供養する五輪の塔が境内にありました。

こちらは本興寺さんです。

本興寺 寺・神社・教会

法華宗の寺院で、尼崎城の築城の際にこちらに遷られたとのことです。

尼崎の寺町の中では非常に大きな寺院のようでした。

様々な建物が境内にありました。

桃山時代の建物と言われる開山堂です。

重要文化財となっています。

尼崎を出て、伊丹市に行こうと思います。

お馴染みのご当地マンホールです。

尼崎駅より伊丹方面へバスで移動します。

伊丹郷町に着きました。

古い雰囲気を残す通りです。

江戸時代はこの地は京都の貴族、近衛家の領地だったそうです。

当時は多くの商家で賑わっていたようです。

伊丹駅前に行くと城郭の跡が残っています。

有岡城跡に来ました。

こちらも公園として整備されていて、石垣は当時のものではなく模擬の石垣となっています。

有岡城跡 名所・史跡

有岡城は元は伊丹城と呼ばれ、この地を治めた伊丹氏が造りましたが、後に織田信長に仕えた、荒木村重公が入城しました。

本丸には建物跡や井戸の跡が残っていました。

荒木村重公は織田信長を裏切った武将の一人です。

織田信長を裏切った武将と言えば、明智光秀公、松永久秀公、そしてこの荒木村重公が思い出されます。

荒木村重公は信長を裏切り、この城で籠城しましたが、この城を出て尼崎城へと脱出して、有岡城は落城しました。

その際に黒田官兵衛公が幽閉された城としても知られています。

本丸の土塁の跡のようです。

今では伊丹駅が造られ、当時の面影は少ないですが、市民の憩いの場となっていました。

荒木村重公は尼崎から中国の毛利氏を頼って落ち延びて、後に豊臣秀吉に仕えています。

有岡城跡 名所・史跡

今回は2021年の初詣と合わせて、兵庫県の三つの城跡を巡ってみました。

個人的な趣味のスポットを巡る投稿で、申し訳ありません。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。