2020年クリスマスの前々日にメキシコ市郊外のCerro San Miguelに登山！標高3,776m！って富士山と同じだ！

2020/12/23 - 2020/12/23

2020年のクリスマス・イブ・イブ（日本的表現！）のこの日、友人から誘われて本来はトルーカにあるNevado de Tolucaと云う標高4,680mの火山に登山する予定でしたが、メキシコ市のコロナ指標が数日前に又赤色になって国立公園には入場禁止となったので中止。代わりにメキシコとトルーカの間の外輪山付近にあるCerro San Miguel（セロ・サン・ミゲール）という近場の山へトレッキングと云うか登山しに行く事になりました。
メキシコ市の外輪山の縁は大体3,050m前後の標高がありその辺りまでは車で上がる事が出来るので、歩き始めの起点で既にほぼ3,100m近くもあります。
村の民家に車を駐車させてもらって出発。目指すCerro San Miguelと云う山は連れて行ってくれた友人のKさんによれば「大体3600mくらいかなー」という事でしたので、この日の行程は総歩行距離で16㎞、標高差500mぐらいという所でしょうか？
頂上には展望台の様な物が設置されているらしいのですが、本来この一帯は世界遺産にもなっている16世紀の修道院群からも近く、修道僧が修行した草庵の様な建物があるらしい。

実際登ってみて携帯のGPSで計ってみると頂上の展望台の上の標高は、何と！3,776mと表示されました。
此れって富士山と同じだ！

エリア トルーカ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

友人宅で集合して車でトルーカ方面を高速に乗らずに一般道を走り、ほぼメキシコ市を取り囲む外輪山の頂上辺り、La Pilaという村の外れ概ね標高3,100m弱辺りの民家に車を止めさせてもらって出発。最初は稜線に出るまで急な傾斜の斜面をひたすら登る事になる。
最初はかなり息が切れる。

周りは針葉樹の林がずーっと続いている。
日本だったら3,100mを越えれば森林限界で木が無くなってガレ場が続く様な標高だが、此処は亜熱帯高地なので針葉樹が頂上に続くまで生えている。

漸く稜線近くに出ると視界が開けて、此れから登るCerro San Miguelが見える。
送電線の向う側、丁度中央にある山。
此処から稜線伝いに右側にグルっと周ってあそこまで、、2時間で着くのかしらん？

所々、林道が通っていてそこを歩くのは楽なのでした。

いよいよ目の前にCerro San Miguelの頂上が見えました。

頂上には展望台があり、右手には険しい岩場も見えますが我々は左側からのアプローチです。

最後の30分は心臓破りの急坂を休み休み登って頂上に着きました。
しかしなんでこんな展望台があるのでしょう？

展望台に上がると遠く眼下にはメキシコ市郊外のサンタフェ地域に林立する高層ビル群が見えます。あの辺りで多分2,800～2,850m程でしょうか？
サンタフェはメキシコ市の郊外都市で外資系の企業がオフィスを置く事が多い場所です。
米系の国際企業とか、サムスン等の韓国企業、日系ではソニーやテルモが事務所を構えています。

彼方に見えるアフスコの山。緩やかで優しそうな山景ですが標高は3,930mあり、富士山よりも随分高いです。

頂上展望台でGPSとGiographicaを起動して測ってみると標高3,776mと表示されました。
この場所では携帯のデータ通信も不通なので画面の地図がアップデートされず、別の場所（事前にダウンロードしていたNevado de Toluca近辺）の地図が表示されたままですが、位置座標と標高は表示されています。

岩の下にいたトカゲ。結構大きなトカゲでした。

此れが修道僧の修行用草庵（Ermita）だそうです。草葺き屋根と云う訳ではないので草庵と云うよりは岩庵ですかね？

Ermitaの中。怪しい雰囲気です。

メキシコでは山の頂上には十字架が建てられている事が多いです。

天気が良くて良かったです。

それにしてもこの展望台は何なんでしょうかネ？

皆でオニギリなんぞ食べて休憩してから、集合写真。

下りは別ルートで下山します。

結構急な傾斜

こんな不安定な足場が組まれた場所もありました。

多少ぐらぐらするのでおっかなびっくり下ります。

又林の中を進みます。帰路は尾根筋を通らず、一気に谷側に下りてゆくので結構な傾斜がある処もあります。

川に掛かった木製橋。

思ったよりもしっかりした橋でした。

段々降りて来て小川のたもとで一休みです。
この後、車を停めた場所まで下りて解散。
総距離で16㎞、時間は休憩も入れて5時間半、標高差670mぐらいのトレッキングでした。クタクタです。