2020/09/18 - 2020/09/18
19位(同エリア397件中)
かっちんさん
勝山市(かつやまし)は福井県の北東部に位置し、「福井県立恐竜博物館」、「白山平泉寺」を有し、特別豪雪地帯にも指定されています。
「福井県立恐竜博物館」は、恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークの重要なジオサイトの一つで、地球と恐竜を中心とした生命の歴史が学べ、電動で動く恐竜などが子どもたちに人気です。
博物館は2000年7月に開館し、勝山市の手取層群北谷層(白亜紀前期)から発掘された恐竜をはじめとする脊椎動物や貝や植物の化石などが数多く展示されています。
4,500㎡という広大な展示室には、44体もの恐竜骨格と千数百もの標本の数々、大型復元ジオラマ映像などが楽しめます。
なぜ恐竜が存在していたか?それは北陸一帯がアジア大陸の一部であったことを、化石と地層から説明することができます。
勝山市にある「白山平泉寺」は、白山信仰の越前での拠点として、養老元年(717)に泰澄によって開かれたと言われています。
最盛期の戦国時代には8000人もの僧兵がいたと伝えられ、当時の日本では最大規模の宗教都市となり繁栄します。
ところが、天正2年(1574)に越前一向一揆勢に攻められ全山焼失。現代まで静かに時を重ねてきました。
現在の「白山平泉寺」の境内は一面に緑の絨毯が敷き詰められ、風情のある「苔寺」になっています。
えちぜん鉄道勝山駅前には小さな電車博物館があり、日本最古の電気機関車テキ6が保存されています。
今晩の宿「小松」では、名物の塩焼きそばを味わいます。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・乗りものニュース「「らしくない」形の自動券売機なぜ? 「対面主義」のえちぜん鉄道 初導入の背景は」
・福井県立恐竜博物館HP、資料、展示説明
・Donichi's HomePage「福井県立恐竜博物館」
・福井県勝山市「白山平泉寺」HP、散策マップ、現地案内板
・icotto心みちるたび「福井の苔寺・平泉寺白山神社が神秘的すぎる!」
・Dear Fukui「福井の苔宮・平泉寺白山神社のみどころ25選!苔が美しい時期は?」
・勝山駅前電車博物館の説明板
・勝山観光ナビ「めん工房 きふね」
・小松市議会議員・吉本慎太郎のHP~Let's go! 慎太郎 web「小松市イメージマーク」
・こまつ観光物産ネットワーク「餃子菜館 清ちゃん」
・ウィキペディア「えちぜん鉄道」「勝山駅」「勝山市」「京都電燈テキ6形電気機関車」「勝山城博物館」「平泉寺白山神社」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
研究中の「恐竜博士」(えちぜん鉄道福井駅)
ダイノベンチと呼ばれる長椅子に「恐竜博士」が座っています。
丸ぶち眼鏡(老眼鏡?)に白衣を着て、右手には恐竜の専門書、高く掲げた左手のひらには鳥脚類ヒプシロフォドンの頭骨。
足にはいた革靴は、ちゃんと3本指になっています。
恐竜博士のモチーフは福井で発見された「フクイラプトル」です。 -
えちぜん鉄道「福井駅」の改札口
自動改札機などいらない有人改札口で、JR福井駅のすぐ隣にあります。
えちぜん鉄道は平成4年(2002)に生まれた第三セクターの鉄道で、対面でのやりとりを重視しています。
きっぷは、係員のいる窓口や、車内アテンダントから購入します。(2019年まで) -
「恐竜博物館セット券」(福井駅)
これから行く「恐竜博物館入館券」と、「えちぜん鉄道一日フリーきっぷ」+「勝山市内バス一日乗り放題」がセットになっています。
鉄道・バス往復+恐竜博物館を個別に買うと 2,870円。
セット券は2,130円なので、740円もお得です。 -
珍しい「自動券売機」(福井駅)
2020年春、えちぜん鉄道福井駅にはじめて1台設置されたタッチパネル式の自動券売機です。
パソコンと発券機、硬貨・紙幣・釣銭機を組み合わせたやや大型の券売機です。
スーパーのセルフレジ機能をうまく活用しているシステムです。 -
「えちぜん鉄道」路線図
福井駅を起点に勝山永平寺線(福井~勝山 27.8km)と三国芦原線(福井口~三国港 25.2km)があります。
かつて、京福電気鉄道が運営していた路線を「えちぜん鉄道」が引き継いでいます。 -
MC6101形電車(えちぜん鉄道)
現在のえちぜん鉄道の主力車両 MC6101形は、愛知環状鉄道で余剰になった車両を無償で譲り受けています。
この電車で勝山へ向かいます。 -
勝山駅
福井駅から1時間弱で勝山駅に到着。
駅舎は大正3年(1914)開業以来のもので、国の登録有形文化財に登録されています。 -
勝山周辺の案内図
勝山市街中心部は、勝山駅から見て九頭竜川を挟んだ対岸の一帯。
北側に「県立恐竜博物館」、南東側に「平泉寺白山神社」があります。 -
恐竜がお出迎えの「福井県立恐竜博物館」
勝山駅から博物館までコミュニティバス「ぐるりん」に乗り、約15分で到着。
えちぜん鉄道に接続した時刻で発車するので便利なバスです。
入館には事前の予約が必要で、午前の部か午後の部どちらかを選びます。
予約は博物館のホームページからできます。 -
イチオシ
恐竜博士の発掘作業(博物館前)
モニュメントですが。 -
「開館20周年」を迎えた恐竜博物館
平成12年(2000)7月に開館し、2020年に20周年を迎えます。 -
恐竜発掘と恐竜博物館のあゆみ
昭和57年(1982)勝山市北谷町でワニの全身骨格を発見し、その後、恐竜の化石を発見。
平成6年(1994)日本の恐竜では初めてとなる全身骨格の復元。(後のフクイサウルス)
平成12年(2000)恐竜博物館が開館。フクイラプトル・キタダニエンシスを命名。 -
順路は地下1F「ダイノストリート」へ
博物館入口は3F。ここからエスカレータで地下1Fへ一気に降りて行きます。
「ダイノストリート」には、教科書に出てくる縞状鉄鉱、ストロマトライト、ウミユリなどの標本が美術品のように展示されています。 -
「縞状鉄鉱」(ダイノストリート)
酸素(O2)発生の証拠となる先カンブリア時代の岩石。
生物誕生の歴史が始まります。 -
渦巻きの「ストロマトライト」(ダイノストリート)
先カンブリア時代に水や大気への酸素の供給に貢献したバクテリアが作った構造。 -
「カブトガニ」(ダイノストリート)
中生代ジュラ紀のカブトガニが死ぬ直前に残した はい跡。
現在も瀬戸内海の笠岡市で生息しているカブトガニの姿と同じですね。 -
「ウミユリ」(ダイノストリート)
古生代デボン紀の花を付けた植物のように見えるウニやヒトデの仲間。 -
「魚竜」(ダイノストリート)
中生代ジュラ紀の海生爬虫類。 -
「両生類足跡」(ダイノストリート)
古生代ペルム紀の脊椎動物が陸上を歩いた証拠。 -
「カマラサウルスの産状化石」(ダイノストリート)
「ダイノストリート」の最後には、アメリカ・ワイオミング州で発見された「カマラサウルスの産状化石」があります。
この化石は死んだままの状態で、ほぼ全身の骨が保存されている貴重な標本。
そして、階段を上がると、いよいよ1Fの「恐竜の世界ゾーン」へ。 -
イチオシ
迫力のある「ティラノサウルス」(恐竜の世界)
「恐竜の世界ゾーン」には、教科書に出てくる有名な「ティラノサウルス」をはじめ恐竜の全身骨格44体(うち実物10体)が展示されています。
「ティラノサウルス」は電動で頭や首を振り、リアルに動きます。 -
ガォ-!「ティラノサウルスの骨格」(複製)
「ティラノサウルス」は、最大の肉食恐竜。
太く鋭くとがった歯と頑丈で大きな頭は、咬む力がとても強かったと考えられています。
攻撃性の高いどう猛な恐竜ではなく、死体を食べていたのではないかと議論されています。 -
「サウロロフス」の一種(複製)
「サウロロフス」は、体が大きく、草食の恐竜。
モンゴル国からたくさんの骨格が発見されています。
頭骨には、後ろに伸びる角状の突起があり、個体識別や、仲間のコミュニケーションをとるための器官に関連していると考えられています。 -
角が生えてきた「角竜下目(つのりゅうかもく)」
「角竜下目」は、一部の二足歩行を除いてほとんどが四足歩行で草食性の恐竜。
種類も多く、七面鳥から象くらいの大きさの動物でした。
頭の後部の骨が発達してきた大きな「襟飾り」がこの仲間の特徴。
初期の角竜下目には角がありませんでしたが、次第に角が発達するようになりました。 -
頭でっかちな「堅頭下目(けんとうりゅうかもく)」
「堅頭下目」の頭骨は大変特徴があり、頭骨の一部(前頭骨、頭頂骨)が厚く盛り上がっています。
頭骨の頂部が分厚くなっているのは、メスの獲得競争で頭と頭がぶつけ合うときに使われたためとも考えられています。 -
重そうな「ヨロイ竜下目」
「ヨロイ竜下目」は、どっしりとした四足歩行で草食性の恐竜。
厚く頑丈な装甲が、胴や尾の背面や側面を覆っていました。
この装甲は防御の機能を果たしましたが、尾の先のコブは攻撃に使用したようです。 -
イチオシ
団扇を背負う「剣竜下目(けんりゅうかもく)」
「剣竜下目」は、草食性で四足歩行の恐竜。
背中から尾にかけて、2列の剣板(けんばん)やトゲがあるのが特徴です。
頬には小さな歯を持ち、背丈の低い植物や果実を食べていたと考えられています。
背中の剣板は、熱を吸収したり放出したりするために使われたとも考えられています。 -
恐竜化石の産地
1F「地球の科学ゾーン」に来ています。
富山県、石川県、福井県にかけて、赤丸が恐竜化石が発掘されたところ。
博物館のあるところは福井県勝山市北谷。 -
「フクイティタン・ニッポネンシス」(地球の科学ゾーン)
2007年夏、勝山市北谷町で発見されました。
日本で最初に学名がついた竜脚類です。
中手骨(手の甲の骨)が長く、橈骨(肘と手首の間の骨)の約48%で、坐骨の先端がやや広がっていることなど、他の竜脚類とは違う特徴があります。
発見された骨が少ないため分類についてははっきりしませんが、原始的なティタ(ラ)ノサウルス形類と考えられます。 -
「コナラの珪化木」(地球の科学ゾーン)
コナラの木が化石化した珪化木の断面。 -
間近に会える「ティラノサウルス」
2Fの「生命の歴史ゾーン」からは、「ティラノサウルス」の顔が近くで眺められます。 -
首の長い「マメンチサウルス」(2Fからの眺め)
「マメンチサウルス」は、中国南部にいた竜脚下目に属する恐竜。
頸椎が19個もあり、首の長さは全長の半分を占めています。 -
魚の「ダンクレオステウス」の一種(生命の歴史ゾーン)
「生命の歴史ゾーン」は、地球誕生から生命誕生、生物の進化など、地質時代の時間軸に沿った展示が見られます。
「ダンクレオステウス」は古生代デボン紀の魚類で、頭から胸のあたりまで骨板に覆われた「板皮類」の一種です。 -
独特の特徴を持つ「フクイサウルス」(生命の歴史ゾーン)
全長約5mのイグアノドン類で、日本で初めて全身骨格が復元された草食恐竜。
一般的なイグアノドン類は上顎が横方向にも動くことで、より効率的に植物を小さくすることができました。
しかし、「フクイサウルス」は上顎にはこの特徴が見られず、また下顎の先が原始的な鳥脚類が見られるような尖った形をしていました。 -
勝山駅の改札口
恐竜博物館をじっくり見学した後、コミュニティバスで勝山駅に戻ってきました。 -
イチオシ
電車博物館展示の「テキ6」(勝山駅前)
勝山駅前に小さな電車博物館があります。
動態可能な電気機関車としては、日本最古といわれている「テキ6形6号」。
繊維王国勝山より福井までの貨物輸送に一役を担いました。
大正9年(1920)梅鉢鉄工場(後の帝国車輌)で製造され、京都電燈福井支社越前電気鉄道部(えちぜん鉄道の前身)が保有していました。
最高速度は20km/hなのでのんびり走っていたのですね。 -
現役電車を見守る「テキ6」(電車博物館)
-
「テキ6」の運転席(電車博物館)
今日は公開日ではないので、横窓から車内を見ています。
マスコンのある左側が前面の窓です。 -
「ト61形68号」無蓋貨車(電車博物館)
木造貨車としては、現存最古といわれ、「テキ6」に牽引され物資輸送に従事しました。
大正8年(1919)日本車輌の製造。 -
在りし日の写真(電車博物館)
柿のなる秋の田園地帯をトコトコと走る電気機関車と貨車。 -
駅前の恐竜親子
これからコミュニティバスに乗り、町なかへ向かいます。 -
昼食はめん工房「きふね」(勝山市旭町)
地産地消にこだわり、自家製辛根大根、ネギの栽培、また地元産そばを手打ちで提供するお店。 -
「越前おろしそば」(きふね)
おろしそば2杯と季節の一品が付いた「おもてなし膳」をいただきます。
やや甘い出汁に大根おろしの辛さが調和し、おそばをすすります。 -
美しい「勝山城博物館」
白山平泉寺までは、コミュニティバスが走っていない時間帯なので、約3kmを歩きます。
目の前には「勝山城博物館」が見えます。
江戸時代に勝山市域を治めた勝山藩の勝山城には、天守台が存在したものの最後まで天守が造営されることなく、平成4年(1992)に博物館として開館しました。 -
杉並木の「中宮平泉寺参道」
菩提林と呼ばれる樹齢1000年におよぶスギやブナのほか、サラ、ヤマナシの老木の並木道。
約1.2kmの参道の途中には旧参道の石畳が残され、「日本の道100選」に選ばれています。 -
旧参道の石畳
石畳は、室町時代に九頭竜川の河原の石を、修行僧が手送りで運び普請事業としてつくられたものといわれています。 -
参道と石畳
大きな石は牛岩と馬岩で、昔、丑の刻(真夜中)に願掛けにお参りすると、この岩が牛になり馬になって行く手を遮ります。
それを恐れて帰れば願い事叶わず、牛馬をまたいで進めば願いは成就したと伝えられています。
石畳の横の道は大正元年(1912)に開通したもの。
石畳を残すために石畳の横にあった元の古い馬車道を拡幅してつくられました。 -
鮮やかな苔(参道)
石畳を覆う苔です。 -
石仏(参道)
三十三番観音石仏が参道沿いに佇んでいます。 -
大杉(参道)
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傘に苔が生える「常夜燈」(参道)
嘉永4年(1851)に建てられたもの。
以前は毎夜灯りがともされ、灯の傘に石を投げ上手にのるとよい嫁がもらえるといわれました。 -
「精進坂」(参道)
この坂より上は魚類の持ち込みが禁止だったことが「精進坂」の由来。 -
白山神社への石段(参道)
一の鳥居を抜け、杉並木と苔の美しい石段を進みます。 -
三角形の破風が乗った「二の鳥居」(参道)
これは「山王鳥居」といい、仏教と神道の合一を表しています。 -
拝殿へ続く神秘的な空間
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緑の絨毯の境内
苔で一面が覆われています。 -
イチオシ
苔の中に佇むお社(境内)
緑の絨毯に、赤い屋根の今宮神社が調和しています。 -
苔に積まれた自然石(境内)
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御前峰御本社(境内)
白山の主峰である御膳峰の神を祀り、見事な昇り龍と降り龍が軒を支えています。
現在の建物は、寛政7年(1795)に、12代福井藩主の松平重富が寄進したものです。 -
狛犬(境内)
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イチオシ
緑の苔に映えるお社(境内)
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苔の中に佇む拝殿(境内)
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「大人の休日倶楽部」のポスター
吉永小百合さんも訪れています。 -
今晩の宿は「アパホテル小松グランド」
小松市の「イメージマーク」です。
「こまつ」の文字が歌舞伎の隈取り模様になっており「歌舞伎のまち 小松」をうまく表現しています。 -
夕食は餃子菜館「清ちゃん」
「清ちゃん」は、北陸で最初に餃子を始めたお店。
そして、もうひとつ有名なのは、小松名物「塩焼きそば」。 -
イチオシ
「塩焼きそば」(清ちゃん)
太麺の塩ラーメンを炒めたような、炒めそばです。
美味しい食べ方は、まずそのまま食べる。
次に、清ちゃんオリジナルの酢醤油(餃子のタレ)をかけて食べるとサッパリとした味になり、1品で2度楽しめます。
勝山市では恐竜博物館と白山平泉寺境内で苔の美しさを楽しむことができました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ホーミンさん 2020/12/04 12:49:46
- 恐竜博物館
- かっちんさん
こんんちは。(o^v^o)
いつもご訪問をありがとうございます。
私も先日恐竜博物館に行ってきました。
ここは子供の行くところ‥と内心思っていましたが、なんのなんの!子供はもちろん大人でも、特に恐竜に興味がなかった私でも、十二分に楽しむことが出来ました。
素晴らしい施設ですね。
建物も斬新的でした。
これからも素敵な旅行記で、私たちを楽しませてくださいね。
- かっちんさん からの返信 2020/12/04 22:16:34
- RE: 恐竜博物館
- ホーミンさん
こんばんは。
恐竜博物館は充実していましたね。
私もビックリしました。
恐竜の演出も抜群です。
ホーミンさんは、日本各地をまわられているので、私も旅行記を楽しみにしています。
かっちん
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