すっかりきれいになった天王寺公園～てんしば・大阪市立美術館・茶臼山古戦場

2018/06/04 - 2018/06/04

大阪市立美術館に「江戸の戯画」という展覧会を見に行きました。

帰りには少し足を延ばして、真田幸村の古戦場として

有名な茶臼山に行ってみました。

エリア ミナミ（難波・天王寺）(大阪)

天王寺公園の一部は数年前に「てんしば」ができて、すっかり様変わりしました。

一昔前は、市立美術館へ続く道を青空カラオケが占拠して、それが撤去されても、お世辞にもいい雰囲気とは言えない場所でした。

てんしば 名所・史跡

今は一面に芝が張られて、おしゃれなマルシェやカフェもでき、

若い人や子供連れの人がたくさん訪れるようになりました。

てんしば 名所・史跡

今日はあいにくの雨なので、誰も遊んでいませんが・・。

てんしば 名所・史跡

あべのハルカスにも雲がかかっています。

ハルカスがやっぱりとても高い建物だというのを実感。

大阪市立美術館の入り口のように建っているのは旧黒田藩蔵屋敷の長屋門です。

大阪は江戸時代、天下の台所と言って中之島付近に蔵屋敷が並んでいたと歴史で習い絵図で見たことはありますが、実際遺構として残っているのはこれだけではないでしょうか。

天王寺公園 公園・植物園

美術館側から天王寺動物園・通天閣を見た景色です。

大阪市立美術館は1936年竣工の美術館です。

一応帝冠様式なのでしょうが、いかにも、という感じは受けません。

大阪市立美術館 美術館・博物館

装飾も控えめです。

大阪市立美術館 美術館・博物館

側面から見たところ。

大阪市立美術館 美術館・博物館

吹き抜けのホールは大理石をふんだんに使ってとてもゴージャスです。

大阪市立美術館 美術館・博物館

クリスタルのシャンデリアもゴージャス。

大阪市立美術館 美術館・博物館

でも、彫刻などの装飾はあまりなく、シンプルです。

大阪市立美術館 美術館・博物館

ステンドグラスの模様も幾何学模様でごくシンプル。

大阪市立美術館 美術館・博物館

「江戸の戯画」展は金魚などを擬人化して、ひれを手や足に見立てて、歩いたり、手をつないだり・・と、かわいい、かわいい。

大阪市立美術館 美術館・博物館

美術館を後にして、茶臼山に向かいます。

茶臼山の手前にある河底池は、奈良時代に和気清麻呂が治水のために、上町台地を掘削した後ではないかとも言われています。
また、茶臼山が古墳とした場合は古墳の濠だったのでは、という説もあります。

天王寺公園 公園・植物園

そんなこともあって、この赤い橋は和気橋と名付けられています。

天王寺公園 公園・植物園

橋の上からは通天閣がよく見えます。

赤い橋と池と通天閣。隠れた写真スポットだと勝手に思ってます。

天王寺公園 公園・植物園

茶臼山は昔は茶臼山古墳と呼ばれ、伝承によって古墳だと言われてきましたが、1986年の発掘調査では古墳につきものの埴輪や葺石が出なかったことから古墳ではないのでは？という意見も出され、モニュメントにも「古墳」の文字は書かれていませんでした。

天王寺公園 公園・植物園

現在は古墳としてよりも。大阪冬の陣・夏の陣で、それぞれ徳川家康、真田幸村が本陣を置いた史跡としてアピールしているようです。

天王寺公園 公園・植物園

ただ、古戦場跡の常で、遺構は特に何もありません。

天王寺公園 公園・植物園

茶臼山を下りてくるとその名も「堀越」神社が鎮座しています。

昔は堀があってそれを越えてお参りした？ということでしょうか？
実際、神社の前の道路はV字型に上がり下がりしているところがあって、それも堀のあとではないかと言われています。

堀越神社 寺・神社・教会