晩秋の箱根1泊2日の旅

2020/11/19 - 2020/11/20

近いのになかなか行く機会のなかった箱根。
2日目はあいにくの雨模様になってしまいましたが、ほどほどのペースで観光してきました。
箱根は、電車やバスやいろいろのフリーパスがあるので、目的やスケジュールに合わせて上手に使うべきと学びました。
無計画の行き当たりばったりだと無駄が多くなってしまいそうです。（反省）

エリア 元箱根・芦ノ湖周辺(神奈川)

横浜から朝9時過ぎの東海道線で小田原まで。
箱根湯本には10時半前に着きました。
駅そばのホテルにスーツケースを預け、まずはバスで箱根神社へ。
急行のバスだったので箱根町港まではノンストップでした。

なかなかの階段です。

両脇の杉、すごい年代物ですね。

箱根神社に着きました。
関東総鎮守、開運厄除。

みんなの願い、「コロナが早く収まりますように！！」

よろしくお願いします！

お隣の九頭龍神社にも。
こちらは、なぜか箱根神社より結構並んでます。

後で観光パンフレットを見ていたら、九頭龍神社は縁結びの神様でした。
しまった！　　願い事を間違えた！

湖面そばの大鳥居は撮影スポットで長蛇の列だったので、パス。
あれは、列の次の人が前の組の人の写真を撮ってあげるシステムなのかしらねぇ？と夫と話しました。

芦ノ湖沿いを元箱根港まで戻る途中でお昼を。

箱根家さん。
名前を書いて15分ほど待ちました。

天ぷらそばと、

ワカサギ天おろしそば。

席からの眺めはこんな感じ。
お天気下り坂。

元箱根港の前は成川美術館。
この近くのバス停から関所跡までバス移動しました。
２つめですぐでした。

手前に何軒かお土産屋さんやお蕎麦屋さんなどがありますが、どこも空いていました。

箱根関所跡。

箱根の関所は1619年に設置されましたが、明治になってすぐ火災で焼失してしまったので、建物はすべて1983年に発見された「相州箱根御関所御修復出来形帳」という資料を元に、発掘調査の分析結果と合わせて復元されたものです。

大番所、上番休息所。

よく、「入り鉄砲と出女」と言われますが、箱根ではもっぱら「出女」の取り締まりが厳しく行われたそうです。

関所には京口御門と、江戸口御門があって、入り口は京口御門の方にあります。
こちらは江戸口御門。
その向こうは江戸口千人溜まり。

かなりの階段を上がったところにある遠見番所からのながめ。
芦ノ湖や街道沿いからの関所破りを監視してました。
私たちは物見遊山でのんきに眺めるけど、監視の役人さんは責任重大、真剣だったんでしょうねぇ。ご苦労さまでした。

下に見える大きな建物、湖側が大番所、手前は足軽番所です。
足軽番所には牢屋もありましたよ。

資料館もしっかり見学してお勉強した後は、お茶屋さんでちょっと休憩。

お味見でいただいた有平糖がおいしかったので、思わずお買い上げ。

暇に任せて食べ始めると止まらなくなるので要注意。

ちょうど海賊船が見えました。
もっとお天気が良くて暖かい季節に乗ってみたいな！

今日はこちらの湯本富士屋ホテルにお世話になります。

赤いあじさい橋を渡るとすぐです。

歴史あるホテルということで、天皇皇后両陛下がいらした時の写真などが飾ってありました。

「歴史ある」ということは、=「古い」ということ、を忘れていました。

きれいに整えられていましたので問題ありません。

ボタンを押すと一定量出てくるのでしょうか？
シャンプー他の「ディスペンサー」っていうのかな？
ホテルでは初めて見ました。
（大浴場利用でバスタブは使いませんでした）

夕食は和食、フレンチ、中華から和食をチョイスしました。

先付け「三種盛り」と土瓶蒸し

お造り盛り合わせと鯵のなめろう

焼八寸

穴子寿司と銀鱈西京漬け、渋皮栗洋酒煮がおいしかった。

煮物
鮑柔らか煮、焼き目湯葉、南瓜、人参

揚げ物
海老と公魚（ワカサギ）野菜、ゆず塩添え

強肴
蟹と玉ねぎの玉締め

じゃこ山椒としじみの赤だし味噌汁

紫芋のムース

以上、おなかいっぱい！！

11月20日（金）
朝食は洋食をチョイス。
サラダブレックファースト。

ロビーは今日からクリスマスツリーが登場しました。

今日は、登山電車とケーブルカーに乗って早雲山まで行きます。
そこから先のロープウェイは今日は強風のため運行中止でした。
雨が降り出す前に急げ～～！

こちらは強羅から早雲山までのケーブルカーです。
一日乗車券「とことこきっぷ」￥1570　を箱根湯本駅で買いました。
小田原から早雲山まで乗り放題になります。

紅葉がイマイチのような気がするのですが、これからなのかなぁ？

早雲山からの眺め。
そろそろ雨が降り出しそうです。

足湯がありましたが、今日は眺めが残念なのでパスして強羅まで戻ります。

出発。
一番後ろの車両から。

途中、上りのケーブルカーとすれ違うために線路が2本になる地点があります。
お向かいの席にいらした男性に教えていただきました。
「撮影スポットですよ！　もうすぐです！」

「今ですよ！！」

ありがとうございます！
すれ違いの瞬間をちゃんと撮ることができました。

強羅駅で降りて、バスでラリック美術館へ向かいます。
途中、ガラスの森美術館や星の王子様ミュージアムにも停まるので、バスはほぼ満席でした。

②番バス停の前はホテル　季の湯雪月花　でした。

ラリック美術館。

いよいよ雨が本格的に降り出しました。

今はこちらの特別展を開催しています。

残念ながら中は撮影禁止です。

素敵な香水瓶が沢山展示されていて、「あぁ、これ欲しいなぁ！」と思うものもいくつかありました。

ルネ・ラリックというとやはり白金台の庭園美術館の印象が強いですね。

雨が結構強く降っているので、併設のカフェで休憩。

モンブランのケーキセット。

お隣の仙石案内所前バス停から箱根湯本まで直通のバスがあったので、帰りはバスに乗ることにしました。

でも、途中で運転手さんが「この先は道路渋滞です。お急ぎの方は大平台駅から登山電車をご利用ください」とのアナウンス。

「え～！どうしよう？」と迷う暇もなく次のバス停になってしまったので、素直に降りて登山電車に乗り換えて箱根湯本まで帰りました。

でも、登山電車も20分くらい待って結構時間がかかったので、果たして乗り換えて正解だったのかは定かではありません。
まぁ、せっかく買った一日乗車券を大平台駅から使えたので、良しとしましょう。

最後は箱根湯本でアーケードを散策し、
箱根寄木細工の箸置きを買いました。
私は旅行の記念と自分へのお土産に箸置きと一輪挿しを探します。
どちらもいくつあっても邪魔にならないし、小さいので荷物にならないのがよいところ。
使うたびに旅を思い出します。

すっかり遅くなってしまったお昼ご飯は、湯葉丼の「直吉」で。
15時半頃でしたが、それでも15分くらい待ちました。

おだしのきいたとてもやさしい良いお味でした。

最後に小田原駅で鈴廣の揚げかまぼこを買って今回の旅は終了しました。

今回、温泉はホテルの大浴場しか楽しめなかったので、もっといろいろ温泉に入りたかったな。
箱根17湯は標高によって泉質が違うそうなので、この次はぜひ、温泉巡りをしましょう！！

その前に、コロナ禍が収まって皆が安心して旅行ができるように、箱根神社のご利益が必ずやありますように！！