浅草ひとりで行く（花やしき編）

2020/10/30 - 2020/10/30

まだまだ、注意を要する世情ではありますが、平日のお休みに浅草の花やしきに行ってきました。もちろん、花やしき入るのとか初めてなんですが、庶民的イメージと日本最古の遊園地といわれるここなら、おじさん一人で行っても大丈夫ではないのかという打算もあり、ジェットコースターにも乗るつもり、要するに人生初の「ひとり遊園地」の記録。

エリア 浅草(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

というわけで、平日の午後、花やしき前にやってきました。
何度か近くは通ったことあるのですが、ずっと花やしき入り口だと思っていた場所は実は出口だったという失敗はありましたが、ちょっと歩くと入場口がありました。
世情を反映して、体温測定は当然として、バーコードを読んで連絡先登録みたいなのがあってやっと入場。少々手間取るけど、しっかり対策をしているという証拠でしょう。
別に平日に一人でやって来る不審な中年男の身元改めではなかった模様。
入場料、大人１０００円、乗り物券は中で買ってね、とのことです。
中からは時々、子供たちの悲鳴が聞こえてくるので、さぞや恐ろしいことが行われているに違いありません。

門をくぐるとスワンちゃんやメリーゴーランドがお出迎え。
ああ、ここは遊園地なんだと決意を新たにする。
ぐるりと見渡してもそう広くはない。
お客さんはそれなりにいる感じ。

どうやらレール系はあの建物らしい。
思えば、幼少の頃から、遊園地に行ったとしても、回転だの空中だの怖いので、ゴーカートとかひたすら乗ってた記憶。

今回は、花やしきで日本最古のジェットコースターに乗るというのが密かな目的なので、早速、乗り物券を買います。
いやなことは先にやっておくほうがいいです。
乗り物回数券１１枚つづり、１０００円。
券売機はあちらこちらに散在するのでどこでも買える。

もちろん、ジェットコースターなんて初めてだし、おじさん高いところ怖いし、何を好き好んでというのもあるのですが、毎回、何かしら自分なりのチャレンジ（笑）を入れるのが楽しみでもある。なお、去年は観光リフトに乗って泣きそうになったことは忘れている模様。

さて、準備万端なのですが、一応、先に花やしきのイメージキャラみたいな「パンダカー」に会いに行っておきます。敷地のはずれにひっそりと鎮座するパンダカーを発見。

本日は、まだ誰も乗ってない模様。
誰もいないので、密かに乗ってやろうかとも思ったけど、迷ってるうちにちびっこ達がどんどこやってきたので、すごすごと撤退。
やっぱ、ジェットコースター乗らなきゃダメか。

実は、このパンダカーの場所から、ガチャガチャと音を立ててゆっくりと登っていくジェットコースターが見える。結構、頻繁に発車しては、キャー！と悲鳴があがるので、やっぱり怖いんだと思います。花やしきのこれは「ローラーコースター」と言うらしいので、以下、ローラーコースターと呼ぼう。

ローラーコースターはこの２階から乗るらしい。
まあ、この為に来たんだから、覚悟していきますけどね。

階段をあがるとありました。
今回の目玉「ローラーコースター」へのご案内。

何組か待っていたので、最後尾につきます。
前の組が下車したら、係員さんが座席などを消毒してから、乗車案内していきます。いよいよ、自分の番かと思ったら、「はい、ここまで！」ということで、目の前でゲートが閉じられ、おじさんは次の組ということに。

執行猶予の時間を得たので、平然を装うべく看板などを撮影。
なんともレトロな感じ。
実際、ここのローラーコースターは日本で一番古いらしい。

いつの時代の絵なんだろう（笑）

とか、やっているうちに、おじさんを見捨てた便が先に発進。
ガタガタと不安な音をたてて、頂上へ登っていき・・・・
見えなくなったら向こう側から悲鳴があがります。
おじさんキャーとか言えないしどうしたらいいんだろう。

というわけで、次の組の出番来ました。
おじさん１人客とかどうせ一番後ろだろうと思ったら、一番前に乗れとのことだったので、一番前にひとりですごすご乗車。押さえのバーが思いのほか、しっかりしてたのだけが、心の支え。

そして響き渡る発車のベル・・・。

えー、・・・終わりました。
やや、放心状態。
１分や２分のことなのですが、やっぱ怖かった。
暴力で翻弄されたショックでしばらく動けず。
アトラクション中の撮影は厳禁なので、画像はありませんが、緊張でガチガチに力を入れ過ぎたのか、体のあちこちが痛いです。
まあ、人生初のジェット、いや、ローラーコースターを制覇したので、今日はもう思い残すことはありません。
ひとり勝利宣言のおじさん。

休む間もなく、稼働しているので、やっぱ人気のアトラクション。
一番前なので、次にどういうことになるか覚悟できたのはむしろ幸い。
乗り物券６枚使用、残り５枚。

カップルらしき男女が、乗る乗らないで軽く口論中、女の子が「こんなヌルいの乗る意味がない」みたいなこと言ってたので、先頭に安全バー無しで乗せてやれ。

園内には他にも回ったり回ったり回ったりするような、絶叫系アトラクションもあるのですが、さすがにもうイヤです。
今日はひそかな勝利を胸にそのへんを回ることに決定。

もうひとつ、花やしき名物ぽい「おばけやしき」。
これならおじさん大丈夫だろうということで行ってみる。

経路があってるかどうかはわからないけど、とりあえず到着。

はい、これも内部は撮影禁止。
一番怖かったのは、真っ暗で途中で道がわからなくなったこと。
どうやら想定より早足だったらしく、毎回、背後で仕掛が炸裂するので、何度か戻って仕掛を発動させることに。
ｼｬｷｰﾝ！

アレが密集して置いてある所とか、子供の頃なら泣いてリタイアしたと思いますが、このあたりは年の功というところか。
乗り物３枚使用、残り２枚・・・。
２枚では、スワン乗ったりしかできないので、ここで４枚買い足して、乗り物券を６枚に。

すっかり、楽しくなっているおじさん。

その後は誰もいない休憩室へ。

レトロなメダル販売機と刻印マシーンで記念メダルを買って名前を入れたりする。
なんだろう、このメダルとかつい買ってしまう行動原理は。
刻印マシーンは１回３０円なのだが、１０円玉がなくて、飲みたくもないジュースを買う羽目に。

「ゴーストの館」
なんか、薄暗い洋風の部屋に座ってヘッドフォンで小芝居を聴く。
おじさんよくわからないまま明るくなって終了。
何か見落としか聞き落としがあったんだろうか。

乗り物券残り３枚。

「ビックリハウス」
今回、個人的に一番ヤバかったのがこれ。
かわいい顔して凶悪なアトラクション。
ビックリどころかひとりでパニックになったわ。
とはいえ、まったく安全かつ楽しいのでオススメ。
おじさん何がどうなるのか知ってたのに完全に翻弄される。
これもかなり古いものらしい。
乗り物券３枚。

これにて終了。
うーん、１４００円。
もし、フリーパスの２５００円買ってたら元取るの大変。
絶叫系やると早いけど。

あの高いところをのんびると回る船みたいなのは気にはなるが、どう考えてもリフトより怖そうなので、やめておく。

あとは、ステージショーがあるらしいので、それまで園内散歩。

ここは全体的に手作り感があって良いです。
それが妙味になっています。
全然貧乏くさくない。

本当、こじんまりとした敷地内にぎゅっと詰まってる感じ。
最強の「スペースショット」は点検のため本日はお休み中。

昔、飼っていた鳥獣を震災でやむなく殺処分した悲しい歴史。

屋上にあるブラ坊神社。

ご神体。
縁結びの御利益があるそうです。

こんな綺麗な場所もあったり。

池にはコイとアマビエ様。
コイに餌をあげたりもできる感じ（有料）

時間になったのでステージショーを観に行く。
花やしき一座、本日は平日なので３人でお送りしております。
時期的にハロウィン仕様。
定番ながら、中々おもしろかったです。
やっぱ、ちびっ子たちの食いつきが良いと熱がこもります、プロです。
コスプレしておもしろ芸してますけど、ただのイケメンですね彼ら。

帰る前にもう１つ何かと思い乗り物券を３枚購入。
これにて１７００円。
結構使ったかも。

「スリラーカー」
がたがたとレールに沿って走るタイプのお化け屋敷。
これも撮影厳禁、経路で次々と仕掛が問答無用で発動するのが、ややアメリカン的ではありますが、迫力あって軽く走破して終了。

名残惜しいけれども、良い時間なので花やしきを退去。
こちらが、ずっと入口だと思っていた出口。

というわけで、滞在時間２時間ほど。
空いていたとはいえ、それなりに賑やかだったし、狭い園内なので、これだけの時間でも結構、遊べます。
繁忙期はアトラクション待ち時間８０分とか言うので、別世界なのでしょうが、小ネタには事欠かない園内とアトラクションをすっかり堪能。
他にもたくさんのアトラクションがあったのですが、乗ってもないので割愛。
他に遊園地とか行ったことないけど、ずっと残って欲しい場所だなあと、しみじみ感じたのでありました。
また、ふらりと来たいなあと思った次第。

おしまい。