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今日は遊覧船でリンダウから花の島マイナウへ渡ります。そしてバスでコンスタンツに行き、コンスタンツから今回最終地のミュンヘンへ帰ります。<br /><br />出発前、例によって3人で集まってワインを飲みながら、旅行計画を立てている時のことでした。I女史が言いました。<br />「ドイツには花の島ってあるんでしょう?そこに行けないかな~」と。お花が大好きなI女史らしい提案です。<br />そう言えば私もまだ花の島マイナウには行ったことない。K氏も異存ないとのこと。で、決定した訪問地でした。<br /><br />そしてせっかくボーデン湖に行くのならスイスやオーストリアにも足を延ばして1日3か国を周遊しよう、リンダウにも行きたい、ボーデン湖クルーズもやりたいと、次から次へと計画が一気に膨らんだのでした。<br /><br />さて、花の島マイナウ。<br />出発前に調べた情報では、美しい花々が咲き乱れ、島中が花に包まれて、さながら地上の楽園・・・とあったのに、私が見たのは日本の里山の風景のようなもの・・・。<br />

2018 三度目のシニア三人旅 ☆花の島マイナウで出合ったのは日本の里山?/ボーデン湖遊覧ほか

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2018/06/08 - 2018/06/08

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frau.himmel

frau.himmelさん

今日は遊覧船でリンダウから花の島マイナウへ渡ります。そしてバスでコンスタンツに行き、コンスタンツから今回最終地のミュンヘンへ帰ります。

出発前、例によって3人で集まってワインを飲みながら、旅行計画を立てている時のことでした。I女史が言いました。
「ドイツには花の島ってあるんでしょう?そこに行けないかな~」と。お花が大好きなI女史らしい提案です。
そう言えば私もまだ花の島マイナウには行ったことない。K氏も異存ないとのこと。で、決定した訪問地でした。

そしてせっかくボーデン湖に行くのならスイスやオーストリアにも足を延ばして1日3か国を周遊しよう、リンダウにも行きたい、ボーデン湖クルーズもやりたいと、次から次へと計画が一気に膨らんだのでした。

さて、花の島マイナウ。
出発前に調べた情報では、美しい花々が咲き乱れ、島中が花に包まれて、さながら地上の楽園・・・とあったのに、私が見たのは日本の里山の風景のようなもの・・・。

  • リンダウのボーデン湖チケット売り場で、リンダウからマイナウまでのチケットを購入します。私たちが持っているジャーマンレイルパスを見せれば代金は半額になるはずです。<br /><br />窓口でパスを見せて、「ナッハ・マイナウ・ドライマル・ビッテ!」といつもの単語を並べただけの私のドイツ語。<br />ところが窓口の係員、105ユーロだという。<br />

    リンダウのボーデン湖チケット売り場で、リンダウからマイナウまでのチケットを購入します。私たちが持っているジャーマンレイルパスを見せれば代金は半額になるはずです。

    窓口でパスを見せて、「ナッハ・マイナウ・ドライマル・ビッテ!」といつもの単語を並べただけの私のドイツ語。
    ところが窓口の係員、105ユーロだという。

  • えっ違うでしょう!<br />ジャーマンレイルパスで50%割引なのよね?と私。<br /><br />そしたら今度は50何ユーロと。<br />それでも高い!<br />もう一度ジャーマンレイルパスを見せる。<br />そしたら往復じゃなかったの・・とかなんとか言ってやっと一人8.75ユーロのチケットを出してくれた。<br /><br />そう、それが正しいのです。これがそのチケット。<br />ジャーマンレイルパス割引のことが明記されています。(赤矢印)<br />

    えっ違うでしょう!
    ジャーマンレイルパスで50%割引なのよね?と私。

    そしたら今度は50何ユーロと。
    それでも高い!
    もう一度ジャーマンレイルパスを見せる。
    そしたら往復じゃなかったの・・とかなんとか言ってやっと一人8.75ユーロのチケットを出してくれた。

    そう、それが正しいのです。これがそのチケット。
    ジャーマンレイルパス割引のことが明記されています。(赤矢印)

  • まだジャーマンレイルパス割引のこと、窓口でも徹底していないのですね。<br />と言うのも、私は2015年にも半額特典を期待して、リンダウからコンスタンツまでの乗船券を買ったことがあります。<br />その時も窓口の男性も割引のことを知らなかったらしく、じっくり規約みたいなものを眺めて納得してやっとチケットを発行してくれました。<br />その時一人8.5ユーロでしたから3年後の今回は少し値上がりしています。<br /><br />「オーストリア号」が船着き場に入ってきました。私たちも乗り込みます。<br />長さ59.7メートル、幅11.2メートル、最大乗客1200名乗りのこの「オーストリア号」大変歴史ある客船だったのです。<br />

    まだジャーマンレイルパス割引のこと、窓口でも徹底していないのですね。
    と言うのも、私は2015年にも半額特典を期待して、リンダウからコンスタンツまでの乗船券を買ったことがあります。
    その時も窓口の男性も割引のことを知らなかったらしく、じっくり規約みたいなものを眺めて納得してやっとチケットを発行してくれました。
    その時一人8.5ユーロでしたから3年後の今回は少し値上がりしています。

    「オーストリア号」が船着き場に入ってきました。私たちも乗り込みます。
    長さ59.7メートル、幅11.2メートル、最大乗客1200名乗りのこの「オーストリア号」大変歴史ある客船だったのです。

  • 船室にあったこの仕様書をみて調べました。<br /><br />1939年に建造されていますから、2019年11月1日には80周年を迎えました。<br />にも拘わらず、今でもコンスタンツ湖最速かつ最大の客船であり、4月から10月の間毎日運航しています。<br />

    船室にあったこの仕様書をみて調べました。

    1939年に建造されていますから、2019年11月1日には80周年を迎えました。
    にも拘わらず、今でもコンスタンツ湖最速かつ最大の客船であり、4月から10月の間毎日運航しています。

  • この船は、オーストリアがドイツ併合時代に建造されました。その頃はドイツ帝国のもので「Ostmark号」と言う名前でした。<br />しかし燃料は戦争のために使用しなければならず、1945年まで数回運行しただけで格納されていました。<br /><br />戦後1946年からオーストリア鉄道によって使用されるようになり、2006年以降はVLBによって定期的に運行されています。<br />何回か補修はされましたが、80歳になってもまだ現役なのです。<br />

    この船は、オーストリアがドイツ併合時代に建造されました。その頃はドイツ帝国のもので「Ostmark号」と言う名前でした。
    しかし燃料は戦争のために使用しなければならず、1945年まで数回運行しただけで格納されていました。

    戦後1946年からオーストリア鉄道によって使用されるようになり、2006年以降はVLBによって定期的に運行されています。
    何回か補修はされましたが、80歳になってもまだ現役なのです。

  • リンダウ発9:40分、マイナウ着12:45分の3時間強の船旅です。<br /><br />離れていく新灯台とバイエルンのライオン像。<br />

    リンダウ発9:40分、マイナウ着12:45分の3時間強の船旅です。

    離れていく新灯台とバイエルンのライオン像。

  • ミュンスター聖母教会と聖シュテファン教会の二つの塔が見えます。<br />私たちのホテルがあった近くです。<br /><br />いい街だった。<br />ゆっくりして優雅なリゾートライフを楽しみたかった・・・。(夢です)<br />

    ミュンスター聖母教会と聖シュテファン教会の二つの塔が見えます。
    私たちのホテルがあった近くです。

    いい街だった。
    ゆっくりして優雅なリゾートライフを楽しみたかった・・・。(夢です)

  • ボーデン湖のコース。<br />私たちはリンダウを出発してフリードリヒスハーフェンを通って、メーアスブルクを経由してマイナウ島へと向かいます。<br />(印あり)<br />

    ボーデン湖のコース。
    私たちはリンダウを出発してフリードリヒスハーフェンを通って、メーアスブルクを経由してマイナウ島へと向かいます。
    (印あり)

  • 最初の街はヴァッサーブルク。<br />港の向こう側に見えるタマネギ型のドームは聖ゲオルク教会。<br />

    最初の街はヴァッサーブルク。
    港の向こう側に見えるタマネギ型のドームは聖ゲオルク教会。

  • 次に停まった街はランゲンアルゲン。<br />船を待っている人々がみんな笑っています。何かあったのでしょうか。<br />

    次に停まった街はランゲンアルゲン。
    船を待っている人々がみんな笑っています。何かあったのでしょうか。

  • 左側の塔は、ランゲンアルゲンのランドマーク、モントフォールト城、右側の塔は聖マルティン教会。<br />

    左側の塔は、ランゲンアルゲンのランドマーク、モントフォールト城、右側の塔は聖マルティン教会。

  • 湖に釣竿を垂れている人、ぼおーっと湖面を眺めている船客。<br />単調な船のエンジンの音に眠気を誘われます。<br />

    湖に釣竿を垂れている人、ぼおーっと湖面を眺めている船客。
    単調な船のエンジンの音に眠気を誘われます。

  • しばらくして港に着き、続々と大勢の人が降りて、続々と大勢の人が乗り込んできます。<br /><br />あ!フリードリヒスハーフェンです。<br />白い建物はツェッペリン博物館です。<br />

    しばらくして港に着き、続々と大勢の人が降りて、続々と大勢の人が乗り込んできます。

    あ!フリードリヒスハーフェンです。
    白い建物はツェッペリン博物館です。

  • 近代的なガラス張りの建物の後ろに見える塔は、聖ニコラウス教会。<br />今日も湖畔のプロムナーデは賑わっています。<br />港の突堤には展望台、優雅に浮かんでいるヨット。<br /><br />ここから船に乗り込んでスイスに渡ったのは昨日のことなのに、なんだか懐かしく感じます。<br />

    近代的なガラス張りの建物の後ろに見える塔は、聖ニコラウス教会。
    今日も湖畔のプロムナーデは賑わっています。
    港の突堤には展望台、優雅に浮かんでいるヨット。

    ここから船に乗り込んでスイスに渡ったのは昨日のことなのに、なんだか懐かしく感じます。

  • フリードリヒスハーフェンの街の端に見える、あの双子の塔を持つ大きな建物は?<br />昨日は気が付きませんでした。<br /><br />シュロス・キルヒェだそうです。<br />ずいぶん広い敷地ですね。<br />長~い白い壁が終わるところまで続いているようです。<br />

    フリードリヒスハーフェンの街の端に見える、あの双子の塔を持つ大きな建物は?
    昨日は気が付きませんでした。

    シュロス・キルヒェだそうです。
    ずいぶん広い敷地ですね。
    長~い白い壁が終わるところまで続いているようです。

  • さっきまで比較的静かだった船の甲板は、フリードリヒスハーフェンから乗ってきた人で混雑してきました。<br />船室にも大勢乗り込んでいます。<br />

    さっきまで比較的静かだった船の甲板は、フリードリヒスハーフェンから乗ってきた人で混雑してきました。
    船室にも大勢乗り込んでいます。

  • かわいいイラストの港名は「Immenstaad」。<br />車いすや身体不自由な人も乗り込んできます。<br />

    かわいいイラストの港名は「Immenstaad」。
    車いすや身体不自由な人も乗り込んできます。

  • インメンスタードの可愛い街並み。<br />

    インメンスタードの可愛い街並み。

  • 遊覧船は、ドイツ・オーストリア・スイス、それにEUの旗が立っている「Hagnau」の港を出航して・・・。<br />

    遊覧船は、ドイツ・オーストリア・スイス、それにEUの旗が立っている「Hagnau」の港を出航して・・・。

  • 湖畔の丘にへばりつくように一面に広がるぶどう畑、<br />そろそろあそこかな?<br />

    湖畔の丘にへばりつくように一面に広がるぶどう畑、
    そろそろあそこかな?

  • そうです、ワインの産地として名高いメーアスブルクです。<br /><br />ぶどう畑の丘の上に立っているピンク色の建物は、メーアスブルク新城。バロック様式の美しいお城です。<br />バロックの巨匠ノイマンの設計です。<br />

    そうです、ワインの産地として名高いメーアスブルクです。

    ぶどう畑の丘の上に立っているピンク色の建物は、メーアスブルク新城。バロック様式の美しいお城です。
    バロックの巨匠ノイマンの設計です。

  • 黄色い方は州立ワイナリー。<br /><br />メーアスブルクは美味しいワインの産地なのですが、生産量が少ないためよそでは滅多に味わうことができません。<br />

    黄色い方は州立ワイナリー。

    メーアスブルクは美味しいワインの産地なのですが、生産量が少ないためよそでは滅多に味わうことができません。

  • こちらにはメーアスブルク旧城と美しい街並み。<br /><br />メーアスブルクにも降り立って、美味しいワインを味わいたかったですね~。<br />

    こちらにはメーアスブルク旧城と美しい街並み。

    メーアスブルクにも降り立って、美味しいワインを味わいたかったですね~。

  • 私たちを乗せた歴史ある「オーストリア号」はメーアスブルクを出発して20分ほどでマイナウ島に着きました。<br /><br />船着き場では王冠を被った「グリフイン」が出迎えてくれます。<br />グリフィンはザンクトガレンの出窓でも見かけましたが、胴体はライオンで頭と翼は鷲の怪獣です。<br />ギリシャ神話に登場し、しばしば王家の紋章に使われます。<br /><br />高台には宮殿と温室が見えます。<br />

    私たちを乗せた歴史ある「オーストリア号」はメーアスブルクを出発して20分ほどでマイナウ島に着きました。

    船着き場では王冠を被った「グリフイン」が出迎えてくれます。
    グリフィンはザンクトガレンの出窓でも見かけましたが、胴体はライオンで頭と翼は鷲の怪獣です。
    ギリシャ神話に登場し、しばしば王家の紋章に使われます。

    高台には宮殿と温室が見えます。

  • 大勢の人が船から続々降りてきます。<br />みなさんマイナウ島を訪れた観光客なのですね。<br /><br />その中に偶然素敵な写真を見つけました。<br />手前のシニア夫婦の笑顔、素敵だと思いません?<br />何十年と夫婦としての年輪を重ねてきたのでしょうに、いつまでもこんな素敵な笑顔ができるなんて、とてもいいですね~。<br /><br />敢えて顔を隠しませんでしたが、もう2年以上も経っているからいいですね。<br />

    大勢の人が船から続々降りてきます。
    みなさんマイナウ島を訪れた観光客なのですね。

    その中に偶然素敵な写真を見つけました。
    手前のシニア夫婦の笑顔、素敵だと思いません?
    何十年と夫婦としての年輪を重ねてきたのでしょうに、いつまでもこんな素敵な笑顔ができるなんて、とてもいいですね~。

    敢えて顔を隠しませんでしたが、もう2年以上も経っているからいいですね。

  • 船を降りた人々はチケットを買って、みんなお城の方に登っていきます。<br />私たちはなぜ、みんなの後に付いていかなかったのか、謎です。<br /><br />このことが帰国して大変後悔することになるのです。<br />

    船を降りた人々はチケットを買って、みんなお城の方に登っていきます。
    私たちはなぜ、みんなの後に付いていかなかったのか、謎です。

    このことが帰国して大変後悔することになるのです。

  • 港の方で結婚の写真を撮っているのが見えたので、こちらに来たものと思います。<br />

    港の方で結婚の写真を撮っているのが見えたので、こちらに来たものと思います。

  • そのまま水鳥に誘われて、湖畔沿いを歩きます。<br />

    そのまま水鳥に誘われて、湖畔沿いを歩きます。

  • 砂で造られたエジプトのスフィンクス。<br /><br />これ一つだけ?<br />日本でも砂の祭典などで、もっと大掛かりな砂の彫像を見ますよね。<br />

    砂で造られたエジプトのスフィンクス。

    これ一つだけ?
    日本でも砂の祭典などで、もっと大掛かりな砂の彫像を見ますよね。

  • 花の島マイナウは、いろんな珍しい花が出迎えてくれます。<br /><br />亜熱帯地域が原産の「フクシア」。<br />日本でもよく見かけます。<br />

    花の島マイナウは、いろんな珍しい花が出迎えてくれます。

    亜熱帯地域が原産の「フクシア」。
    日本でもよく見かけます。

  • 強烈な印象の真っ赤な「アメリカンディゴ」。<br />最近、近くの公園の街路樹で見かけました。<br />

    強烈な印象の真っ赤な「アメリカンディゴ」。
    最近、近くの公園の街路樹で見かけました。

  • 「ノボタン」あるいは、「シコンノボタン」<br />

    「ノボタン」あるいは、「シコンノボタン」

  • 「ブーゲンビリア」<br />

    「ブーゲンビリア」

  • 熱帯植物のバショウ(バナナの木?)に似た木の隣に咲いている黄色い花、何だろう?<br />下を向いて咲いているけど、なんとかトランペットではないですよね。<br />

    熱帯植物のバショウ(バナナの木?)に似た木の隣に咲いている黄色い花、何だろう?
    下を向いて咲いているけど、なんとかトランペットではないですよね。

  • これも熱帯植物なのでしょうか。<br />梅の花に似た可憐な花。<br />

    これも熱帯植物なのでしょうか。
    梅の花に似た可憐な花。

  • 立てば芍薬、座れば牡丹。<br />さてこれはどちらでしょう?<br />

    立てば芍薬、座れば牡丹。
    さてこれはどちらでしょう?

  • え~~っ?これはナンテン?<br /><br />日本の植物ですね。<br />

    え~~っ?これはナンテン?

    日本の植物ですね。

  • と思ったらここには、<br />「Japanische Sicheltanne:日本スギ」。<br />その下にはBandai Sugi(バンダイスギ・万代杉)とあります。<br /><br />この一画は日本コーナーだったのだろうか?<br />

    と思ったらここには、
    「Japanische Sicheltanne:日本スギ」。
    その下にはBandai Sugi(バンダイスギ・万代杉)とあります。

    この一画は日本コーナーだったのだろうか?

  • イタリア式水の階段。<br />カスケード式に上から水が流れ落ちてくるようになっている。<br />階段の周りは夏の花々が生い茂っている。<br /><br />美しいと思う?<br />ウーーン。<br />

    イタリア式水の階段。
    カスケード式に上から水が流れ落ちてくるようになっている。
    階段の周りは夏の花々が生い茂っている。

    美しいと思う?
    ウーーン。

  • でもこの鉢植えは美しいわよね。<br /><br />I女史との会話です。

    でもこの鉢植えは美しいわよね。

    I女史との会話です。

  • ルピナス、ネゴ坊主の王様のような「アリウム」、黄色いポピー、紅いポピー、それに白い可憐な花・・・。<br /><br />いろんな種類の夏の花が咲いています。<br />

    ルピナス、ネゴ坊主の王様のような「アリウム」、黄色いポピー、紅いポピー、それに白い可憐な花・・・。

    いろんな種類の夏の花が咲いています。

  • そんな夏の花の中から顔を出している塔は、スウェーデン塔。<br /><br />あっちまで行けばもっと美しい花の園が見えるのだろうか?<br />

    そんな夏の花の中から顔を出している塔は、スウェーデン塔。

    あっちまで行けばもっと美しい花の園が見えるのだろうか?

  • と、前方に薔薇のアーチを見つけました。<br /><br />低木の野生種のバラの散歩道。<br />そちらの方に行ってみよう。<br />

    と、前方に薔薇のアーチを見つけました。

    低木の野生種のバラの散歩道。
    そちらの方に行ってみよう。

  • 低木と言いながら巨大な野生のバラの木。見事です。<br />

    低木と言いながら巨大な野生のバラの木。見事です。

  • いろんなバラ

    いろんなバラ

  • 薄いピンクの野生種のバラを見つけました。<br /><br />九州の南部に見られる「ツクシイバラ」にとっても似ている。<br />熊本県の球磨川に自生する野生ばら「ツクシイバラ」は、熊本県の絶滅危惧種に指定されています。<br /><br />https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%A9<br /><br />

    薄いピンクの野生種のバラを見つけました。

    九州の南部に見られる「ツクシイバラ」にとっても似ている。
    熊本県の球磨川に自生する野生ばら「ツクシイバラ」は、熊本県の絶滅危惧種に指定されています。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%A9

  • これが数年前球磨川で撮った「ツクシイバラ」。<br />うーーん、ちょっと違うかな?<br /><br />でも遥か遠く、ドイツの花の島マイナウで、故郷の野ばらに似た花を見つけてちょっと嬉しくなった私です。<br />

    これが数年前球磨川で撮った「ツクシイバラ」。
    うーーん、ちょっと違うかな?

    でも遥か遠く、ドイツの花の島マイナウで、故郷の野ばらに似た花を見つけてちょっと嬉しくなった私です。

  • ここにも懐かしい野草。<br /><br />ゲンノショウコに似た花の茂み。<br />昔おばあちゃんが、ゲンノショウコを乾燥させて、煎じて飲ませてくれました。確か胃に効いたのだった。<br />

    ここにも懐かしい野草。

    ゲンノショウコに似た花の茂み。
    昔おばあちゃんが、ゲンノショウコを乾燥させて、煎じて飲ませてくれました。確か胃に効いたのだった。

  • このオミナエシに似た黄色い花も田舎でよく見かけたような・・・。<br /><br />遠い目。<br />

    このオミナエシに似た黄色い花も田舎でよく見かけたような・・・。

    遠い目。

  • 猫じゃらしによく似た青い花。<br />懐かしい~~。<br />

    猫じゃらしによく似た青い花。
    懐かしい~~。

  • ここには、「アヤメ」の群生。<br />ヨーロッパだからアイリスって言うのかしら?<br />

    ここには、「アヤメ」の群生。
    ヨーロッパだからアイリスって言うのかしら?

  • これはホタルブクロかしら?<br />そしてこれは?・・・。<br /><br />日本にある花を追い求めている私。<br />

    これはホタルブクロかしら?
    そしてこれは?・・・。

    日本にある花を追い求めている私。

  • こんな私に付き合っていたら時間がいくらあっても足りやしない。<br />まだ体調もよくないし、それに疲れました。ベンチに座って少し休みたい。<br /><br />K氏I女史には個別に周っていただくことにしました。<br />

    こんな私に付き合っていたら時間がいくらあっても足りやしない。
    まだ体調もよくないし、それに疲れました。ベンチに座って少し休みたい。

    K氏I女史には個別に周っていただくことにしました。

  • 野生バラ園の出口(入り口?)アーチです。<br />この近くに格好の待ち合わせ場所が見つかったのです。<br />

    野生バラ園の出口(入り口?)アーチです。
    この近くに格好の待ち合わせ場所が見つかったのです。

  • 孔雀のお花のモニュメント。<br />ここで1時間後に待ち合わせすることにしました。<br />

    孔雀のお花のモニュメント。
    ここで1時間後に待ち合わせすることにしました。

  • 孔雀さん、せっかくですから後ろを向いて、ドレスのきれいな花模様を見せてください。<br />

    孔雀さん、せっかくですから後ろを向いて、ドレスのきれいな花模様を見せてください。

  • こちらはアヒルの母子たち?<br />

    こちらはアヒルの母子たち?

  • お花の孔雀やアヒルの近くには、遠足で来たのでしょうか、子供たちが大勢集まっています。<br />

    お花の孔雀やアヒルの近くには、遠足で来たのでしょうか、子供たちが大勢集まっています。

  • ここはSpielplatz、「遊び場」。<br /><br />それよりもこの植物、杉の花に見えませんか?<br />これがもっと成長して、はじけて、花粉が飛んでくる・・!<br />花粉症の方にとってはいや~~な光景かも。<br />

    ここはSpielplatz、「遊び場」。

    それよりもこの植物、杉の花に見えませんか?
    これがもっと成長して、はじけて、花粉が飛んでくる・・!
    花粉症の方にとってはいや~~な光景かも。

  • その近くには「nikko Tanne」と書かれた樹木が。<br />日光杉ならぬ「日光モミノキ」<br />

    その近くには「nikko Tanne」と書かれた樹木が。
    日光杉ならぬ「日光モミノキ」

  • 子供の遊び場。<br />自然の石や砂利を使って、鉄道を造り、列車を走らせる・・・。<br />自然のミニチュアワンダーランド。<br />子供たち喜びますね。<br />

    子供の遊び場。
    自然の石や砂利を使って、鉄道を造り、列車を走らせる・・・。
    自然のミニチュアワンダーランド。
    子供たち喜びますね。

  • こちらでは池にイカダを浮かべて遊んでいます。<br />

    こちらでは池にイカダを浮かべて遊んでいます。

  • こちらはアスレチック。<br /><br />みんな楽しそう~~!<br />

    こちらはアスレチック。

    みんな楽しそう~~!

  • さて、少し休憩した私は雰囲気のいい針葉樹の並木道を歩きます。<br /><br />ここは「Metasequoia-Alle:メタセコニア並木道」。<br /><br />「メタセコニア」とはヒノキまたはスギ科だけど落葉樹だそう。<br />しかも戦前までは絶滅したと考えられていたそうで、「原始の樹」とも呼ばれているとか。<br />1940年代に中国で発見され、マイナウ島には1950年代の初めに英国キューガーデンから小さな苗が贈られたのだそうです。<br />

    さて、少し休憩した私は雰囲気のいい針葉樹の並木道を歩きます。

    ここは「Metasequoia-Alle:メタセコニア並木道」。

    「メタセコニア」とはヒノキまたはスギ科だけど落葉樹だそう。
    しかも戦前までは絶滅したと考えられていたそうで、「原始の樹」とも呼ばれているとか。
    1940年代に中国で発見され、マイナウ島には1950年代の初めに英国キューガーデンから小さな苗が贈られたのだそうです。

  • それから60数年、巨大に成長したメタセコニアは、訪問者に涼しい木陰を提供しています。<br />

    それから60数年、巨大に成長したメタセコニアは、訪問者に涼しい木陰を提供しています。

  • 並木道を抜けると、またホタルブクロに似た、里山の草花。<br />

    並木道を抜けると、またホタルブクロに似た、里山の草花。

  • こちらには「ヘビイチゴ」<br />

    こちらには「ヘビイチゴ」

  • と思えば、葦が生い茂る蓮池。<br />蓮池には小さな鯉が泳いでいます。<br />

    と思えば、葦が生い茂る蓮池。
    蓮池には小さな鯉が泳いでいます。

  • 小さな白い穂をつけた「なんとかショウマ」が生い茂る小さな渓谷には、水が流れていて池に注ぎます。<br />

    小さな白い穂をつけた「なんとかショウマ」が生い茂る小さな渓谷には、水が流れていて池に注ぎます。

  • そして、古い木の橋。<br />まるで、日本の農村の里山の風景ではありませんか!<br />

    そして、古い木の橋。
    まるで、日本の農村の里山の風景ではありませんか!

  • 足元にはまたしても「ゲンノショウコ」<br />

    足元にはまたしても「ゲンノショウコ」

  • なんとかショウマとゲンノショウコの間から若竹がのびています。<br /><br />タケノコも顔を出しているんですよ。(下の写真、○印)<br />

    なんとかショウマとゲンノショウコの間から若竹がのびています。

    タケノコも顔を出しているんですよ。(下の写真、○印)

  • 竹林もあります。<br />

    竹林もあります。

  • なんとここには河原ナデシコが!。<br /><br />日本の懐かしい田園風景を表現した一画に違いない。そう決めつけて、一人で子供のころに思いを馳せて盛り上がっている私です。<br />

    なんとここには河原ナデシコが!。

    日本の懐かしい田園風景を表現した一画に違いない。そう決めつけて、一人で子供のころに思いを馳せて盛り上がっている私です。

  • 日時計がある広場に出てきました。<br /><br />ここはヨーロッパですね。

    日時計がある広場に出てきました。

    ここはヨーロッパですね。

  • ここには、ハーブ類が植えられています。<br />「フェンネル」、お料理の香りづけに使います。<br />

    ここには、ハーブ類が植えられています。
    「フェンネル」、お料理の香りづけに使います。

  • これ、アーティーチョークですね。日本名「チョウセンアザミ」。<br />若いつぼみを食するようですからそろそろ食べごろ?<br /><br />しかし蟻も美味しいのは知っていて、茎や葉の裏にビッシリ。<br />紫色の花はまさにアザミの花。<br />

    これ、アーティーチョークですね。日本名「チョウセンアザミ」。
    若いつぼみを食するようですからそろそろ食べごろ?

    しかし蟻も美味しいのは知っていて、茎や葉の裏にビッシリ。
    紫色の花はまさにアザミの花。

  • また、実のなる木もいろいろ。<br /><br />これは「スグリ」の仲間です。黒スグリと言われるものです。<br />ドイツの朝市などで時々見かけます。<br />

    また、実のなる木もいろいろ。

    これは「スグリ」の仲間です。黒スグリと言われるものです。
    ドイツの朝市などで時々見かけます。

  • これもスグリの仲間。<br />透明で宝石のように美しい「セイヨウスグリ」。<br />スイカのように縦に線が入って入るのが見えます。<br /><br />スグリってドイツの童話などにもよく出てきますよね。<br />

    これもスグリの仲間。
    透明で宝石のように美しい「セイヨウスグリ」。
    スイカのように縦に線が入って入るのが見えます。

    スグリってドイツの童話などにもよく出てきますよね。

  • キイチゴ、西洋名「ラズベリー」ですね。<br />秋が収穫時期ですからまだ青い。<br />

    キイチゴ、西洋名「ラズベリー」ですね。
    秋が収穫時期ですからまだ青い。

  • さっき違う場所で見つけたジューンベリー。ここに仲間入りさせますね。<br /><br />これも日本で見かけます。甘くておいしいのです。<br />

    さっき違う場所で見つけたジューンベリー。ここに仲間入りさせますね。

    これも日本で見かけます。甘くておいしいのです。

  • これももちろん実のなる木ですね。キウイの木かしら。<br /><br />私、実のなる木って大好きなのです。つい夢中になってしまいました。<br />

    これももちろん実のなる木ですね。キウイの木かしら。

    私、実のなる木って大好きなのです。つい夢中になってしまいました。

  • しばらく歩くと「スモークツリー」、煙の木です。<br />本当に煙のようにもやもやとしてふわふわとして、はかない感じ。<br />口に入れたら綿あめみたいに溶けてしまいそう。<br />

    しばらく歩くと「スモークツリー」、煙の木です。
    本当に煙のようにもやもやとしてふわふわとして、はかない感じ。
    口に入れたら綿あめみたいに溶けてしまいそう。

  • 別な場所で見たスモークツリーの大木。<br />

    別な場所で見たスモークツリーの大木。

  • その他にもいろいろ。<br /><br />上はコブシの花かな?<br />下はたぶん「ハナミズキ」、山中湖でよく見た「ヤマボウシ」にもよく似ている。<br />

    その他にもいろいろ。

    上はコブシの花かな?
    下はたぶん「ハナミズキ」、山中湖でよく見た「ヤマボウシ」にもよく似ている。

  • 不思議な面白い形の木工品。<br />昆虫を育てる飼育箱なのでしょうか?<br />

    不思議な面白い形の木工品。
    昆虫を育てる飼育箱なのでしょうか?

  • ブドウ畑の真ん中に立っているこんなのも、昆虫の巣箱?。<br />

    ブドウ畑の真ん中に立っているこんなのも、昆虫の巣箱?。

  • 美しい花に誘われて、さらに歩を進めると・・・。<br />

    美しい花に誘われて、さらに歩を進めると・・・。

  • 華やかな花々が集まっている鉢植えのコーナー。<br />ダリアとかベチュニアとか、日本でもよく見る花だけど、ここに来て初めて花の島マイナウらしい美しい花に出合ったんじゃない私?<br /><br />そしてよく見ると、手書きのイラストや手書きの文字。<br />

    華やかな花々が集まっている鉢植えのコーナー。
    ダリアとかベチュニアとか、日本でもよく見る花だけど、ここに来て初めて花の島マイナウらしい美しい花に出合ったんじゃない私?

    そしてよく見ると、手書きのイラストや手書きの文字。

  • こういう鮮やかな美しい花々は蜂も大好きなのですって。<br /><br />蜂が好んで蜜を吸いに来る花なのですね。<br />

    こういう鮮やかな美しい花々は蜂も大好きなのですって。

    蜂が好んで蜜を吸いに来る花なのですね。

  • そろそろ待ちあわせの時間です。<br /><br />不死鳥の噴水では男の子と女の子が水と戯れています。<br />

    そろそろ待ちあわせの時間です。

    不死鳥の噴水では男の子と女の子が水と戯れています。

  • 無事にK氏I女史と合流。<br /><br />売店を見つけて、暑いからアイスでも食べましょう。<br />

    無事にK氏I女史と合流。

    売店を見つけて、暑いからアイスでも食べましょう。

  • ここにも花で造られた「花子さん」のモニュメント。<br />キュッと曲げた手がかわいい。<br />そしてその手はなんとなくバイバイしているような。<br /><br />そうかここは出口なのね。<br />花子さんに見送られて湖の方に向かいます。<br />

    ここにも花で造られた「花子さん」のモニュメント。
    キュッと曲げた手がかわいい。
    そしてその手はなんとなくバイバイしているような。

    そうかここは出口なのね。
    花子さんに見送られて湖の方に向かいます。

  • マイナウ島は鳥たちにとっても楽園です。<br />毛づくろいしている水鳥や白鳥。<br />

    マイナウ島は鳥たちにとっても楽園です。
    毛づくろいしている水鳥や白鳥。

  • 「スウェーデンの十字架」。<br /><br />30年戦争当時、マイナウ島はスウェーデン人に略奪されました。<br />2年後スェーデン人が島を撤退する際、キリストと二人の泥棒の十字架を持ち帰ろうと荷馬車に乗せましたが、十字架が重すぎて馬車はびくとも動きませんでした。<br />結局十字架は湖に投棄して撤退しましたとさ。<br /><br />という伝説が残っているそうです。<br />

    「スウェーデンの十字架」。

    30年戦争当時、マイナウ島はスウェーデン人に略奪されました。
    2年後スェーデン人が島を撤退する際、キリストと二人の泥棒の十字架を持ち帰ろうと荷馬車に乗せましたが、十字架が重すぎて馬車はびくとも動きませんでした。
    結局十字架は湖に投棄して撤退しましたとさ。

    という伝説が残っているそうです。

  • ライオン像。<br /><br />出口に向かいながら、あれが、花の島マイナウなの?と、なぜだか消化不良の感がぬぐえない。<br />出発前に調べた情報では、美しい花々が咲き乱れ、島中が花に包まれて、さながら地上の楽園とあったのに、何か違う。<br /><br />私が見たのは日本の里山の風景のようなもの・・・。<br />

    ライオン像。

    出口に向かいながら、あれが、花の島マイナウなの?と、なぜだか消化不良の感がぬぐえない。
    出発前に調べた情報では、美しい花々が咲き乱れ、島中が花に包まれて、さながら地上の楽園とあったのに、何か違う。

    私が見たのは日本の里山の風景のようなもの・・・。

  • チケット代は一人21ユーロ、日本円で2700円くらい、結構高かったのですよね~。<br />日本の里山を見るために支払った21ユーロ・・・。なんだかな~。

    チケット代は一人21ユーロ、日本円で2700円くらい、結構高かったのですよね~。
    日本の里山を見るために支払った21ユーロ・・・。なんだかな~。

  • 今回(2020年)、旅行記を書くために、この地図をじっくり見て気が付きました。<br /><br />私が歩いたのはほんの一部分、しかも島の西側の低地の方ばかり。<br />バロックの宮殿や教会も、珍しいヤシや蘭が生い茂るパームハウスも、イタリア式のローズガーデンも、湖が上から見渡せる花いっぱいのテラスも、蝶の館も・・・。<br />花の島マイナウの本当の姿はほとんど見ていない!。<br />

    今回(2020年)、旅行記を書くために、この地図をじっくり見て気が付きました。

    私が歩いたのはほんの一部分、しかも島の西側の低地の方ばかり。
    バロックの宮殿や教会も、珍しいヤシや蘭が生い茂るパームハウスも、イタリア式のローズガーデンも、湖が上から見渡せる花いっぱいのテラスも、蝶の館も・・・。
    花の島マイナウの本当の姿はほとんど見ていない!。

  • チケットを買った後、大勢の皆さんの後に着いて宮殿の方に登っていたら、私たちも花の島マイナウらしい美しい花々が見れたのに・・・。<br /><br />先日仕事でK氏にお会いしました。<br />「今、マイナウの旅行記を書いているんですけど、私たちほとんど美しいところは見ていないのですね。」<br />K氏曰く、「あ、僕とIさんは宮殿の方に行ってきましたよ。中には入らなかったけど、宮殿前のローズガーデンのバラも見ましたし、テラスからボーデン湖もみえましたよ。」と。<br /><br />(写真は2015年マイナウ島の傍を船で通った時のもの。左から宮殿、教会、温室)<br />

    チケットを買った後、大勢の皆さんの後に着いて宮殿の方に登っていたら、私たちも花の島マイナウらしい美しい花々が見れたのに・・・。

    先日仕事でK氏にお会いしました。
    「今、マイナウの旅行記を書いているんですけど、私たちほとんど美しいところは見ていないのですね。」
    K氏曰く、「あ、僕とIさんは宮殿の方に行ってきましたよ。中には入らなかったけど、宮殿前のローズガーデンのバラも見ましたし、テラスからボーデン湖もみえましたよ。」と。

    (写真は2015年マイナウ島の傍を船で通った時のもの。左から宮殿、教会、温室)

  • 「でも、お借りしている写真にはあまり写っていなかったけど・・・。」「あ~~あの時ね、カメラの容量が少なくなりかけてたので、節約したんです・・・」とK氏。<br /><br />でも、良かった、K氏とI女史だけでも美しいお花畑を見ることができて。<br /><br />(K氏の写真の中に、テラスからボーデン湖を臨んだ美しいお花畑の写真が1枚ありました。)<br />

    「でも、お借りしている写真にはあまり写っていなかったけど・・・。」「あ~~あの時ね、カメラの容量が少なくなりかけてたので、節約したんです・・・」とK氏。

    でも、良かった、K氏とI女史だけでも美しいお花畑を見ることができて。

    (K氏の写真の中に、テラスからボーデン湖を臨んだ美しいお花畑の写真が1枚ありました。)

  • それに私たちが訪れた時期も悪かった。<br />マイナウ島はチューリップとダリヤの季節が最も華やかな時期なのだそうです。その時期になると、島中がお花に覆われて、まさに「地上の楽園」なのだそう。<br /><br />チューリップとダリヤの洪水、見たかったな~~。<br />今回トラベラーさんのマイナウ旅行記をいくつか見せていただきました。皆さん本当に花のきれいな時に訪れていらっしゃる。<br />日本の里山の風景しか見れなかった私と大違い。<br /><br />とぼやきつつ、たぶん今までで最長、100枚を越える写真の旅行記になってしまいました。<br />私はお花が好きなのですね。<br /><br />(写真はネットよりお借りしました)<br />

    それに私たちが訪れた時期も悪かった。
    マイナウ島はチューリップとダリヤの季節が最も華やかな時期なのだそうです。その時期になると、島中がお花に覆われて、まさに「地上の楽園」なのだそう。

    チューリップとダリヤの洪水、見たかったな~~。
    今回トラベラーさんのマイナウ旅行記をいくつか見せていただきました。皆さん本当に花のきれいな時に訪れていらっしゃる。
    日本の里山の風景しか見れなかった私と大違い。

    とぼやきつつ、たぶん今までで最長、100枚を越える写真の旅行記になってしまいました。
    私はお花が好きなのですね。

    (写真はネットよりお借りしました)

  • さて、私たちはバスでコンスタンツまでやってきました。運賃2.45ユーロ。<br />せっかくだからコンスタンツも少し観光を。と言うことで、湖にやってきました。<br /><br />最も目立つ建物は和議の館。<br />古くから宗教都市として栄えたコンスタンツで、1414年から4年にわたり分裂していた教会を再統一するために、コンスタンツ公会議が開かれました。その場所となったのが和議の館です。<br /><br />そして、宗教改革を唱えたヤン・フスは異端の首謀者として有罪になり、ここコンスタンツで火あぶりの刑に処されました。&quot;<br />

    さて、私たちはバスでコンスタンツまでやってきました。運賃2.45ユーロ。
    せっかくだからコンスタンツも少し観光を。と言うことで、湖にやってきました。

    最も目立つ建物は和議の館。
    古くから宗教都市として栄えたコンスタンツで、1414年から4年にわたり分裂していた教会を再統一するために、コンスタンツ公会議が開かれました。その場所となったのが和議の館です。

    そして、宗教改革を唱えたヤン・フスは異端の首謀者として有罪になり、ここコンスタンツで火あぶりの刑に処されました。"

  • 桟橋の先に立っているのが、高さ9メートル、重さ18トンのインペリアル像。<br /><br />なかなか艶めかしいです。<br />それもそのはず、この女性は公会議が開かれた時に多くの男性から寵愛を受けた高級娼婦だったのです。<br />

    桟橋の先に立っているのが、高さ9メートル、重さ18トンのインペリアル像。

    なかなか艶めかしいです。
    それもそのはず、この女性は公会議が開かれた時に多くの男性から寵愛を受けた高級娼婦だったのです。

  • 右手には皇帝、左手には教皇を手のひらに乗せてもてあそんでいる高級娼婦の像。この像は、当時のカトリック教会の退廃を表現しているのだとか…。<br />

    右手には皇帝、左手には教皇を手のひらに乗せてもてあそんでいる高級娼婦の像。この像は、当時のカトリック教会の退廃を表現しているのだとか…。

  • ツェッペリン公爵の記念碑。<br />飛行船を発明したツェッペリン伯爵はコンスタンツ出身。<br />この近くに彼が生まれた宮殿があり、今は高級ホテルとなっています。<br />

    ツェッペリン公爵の記念碑。
    飛行船を発明したツェッペリン伯爵はコンスタンツ出身。
    この近くに彼が生まれた宮殿があり、今は高級ホテルとなっています。

  • 駅前のレストラんで食事にします。<br />お昼には遅いし、夕食を済ませちゃいましょう。<br /><br />飲み物はワイン。<br />メニューを見たら、メーアスブルクの州立ワイナリーで造られた白ワインがありました。「ミューラートゥルーガウ」です。<br />ラッキー! それをいただきます。

    駅前のレストラんで食事にします。
    お昼には遅いし、夕食を済ませちゃいましょう。

    飲み物はワイン。
    メニューを見たら、メーアスブルクの州立ワイナリーで造られた白ワインがありました。「ミューラートゥルーガウ」です。
    ラッキー! それをいただきます。

  • 私は相変わらず食欲がないのでサラダのみ。K氏とI女史はクラブサンドイッチのセット料理。<br />

    私は相変わらず食欲がないのでサラダのみ。K氏とI女史はクラブサンドイッチのセット料理。

  • ミュンヘン行のICEは70分遅れと出ています。<br /><br />乗り込んだ車内は大混雑、何とか21時半ごろミュンヘンにたどり着いた。<br />ホテルに預けていたスーツケースを受け取り、各々の部屋に引き上げる。<br /><br />昨日と今日、強行軍でしたね。お疲れさまでした。

    ミュンヘン行のICEは70分遅れと出ています。

    乗り込んだ車内は大混雑、何とか21時半ごろミュンヘンにたどり着いた。
    ホテルに預けていたスーツケースを受け取り、各々の部屋に引き上げる。

    昨日と今日、強行軍でしたね。お疲れさまでした。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • travelさん 2021/08/21 14:27:03
    スモ-クツリ-
    frau.himmelさん、マイナウ島は以前から興味がありましたがfrau.himmelさんの旅行記で島の様子が良く分かりました。
    スモ-クツリ-は最近ちょくちょく見かけるようになりコットンキャンデイみたいで美味しそうに見えますね。
    お花を見ると気持ちが和みます。
    旅行記の中のホワイトワインがほんと美味しそうで羨ましい限りです。

    秋田の旅行記に訪問頂き有難うございます。
    コロナで伸び伸びになってやっと昨年の12月に行けました。
    又々緊急事態宣言で近所の散策のみの毎日です。

       travel

    frau.himmel

    frau.himmelさん からの返信 2021/08/23 19:57:27
    RE: スモ?クツリ?
    travelさんこんばんは。

    コメントいただいていましたのに、返信遅くなってごめんなさい。
    新旅行記作成に夜な夜な悩まされておりました。

    マイナウ島の旅行記を見てくださったのですね。ありがとうございます。
    スモークツリー、日本でも時々みかけますね。
    ところでコメントに書いていらっしゃる「コットンキャンディ」のこと、綿菓子のことを今風に言うのかと思って調べました。
    とってもオシャレ。昔のお祭りの綿菓子とは似て非なるもの、ですね。
    今度、一緒に旅をした70歳80歳の友人たちに「コットンキャンディ」って知ってる?って聞いてみよう。時々は新しい言葉を仕入れないと取り残されてしまいますので。

    ドイツのヴァイスヴァイン(白ワイン)美味しいですよね〜。ドイツのワインは甘いってよく言われますが、コクがあってとろりとしているのです。
    私たちはコットンキャンディより白ワインかな(笑)。

    ほんとにいつになったら安心安全に旅ができるようになるのでしょうね。
    今は人様の旅行記を見せていただいて旅をした気になっています。
    またtravelさんの旅行記にもお邪魔させてくださいね。

    himmel
  • mistralさん 2020/10/06 12:24:40
    船旅。
    himmelさん

    こんにちは。
    いよいよお三人さんの旅も、終盤でしょうか。
    himmelさんはお疲れが出たご様子?ですが、お二人は体力、気力とも
    充実されておられるご様子ですね。
    素晴らしいです!
    強行軍の旅を、難なくこなされているご様子です。

    ボーデン湖、20代に南ドイツなどを周遊した記憶があるのですが、
    どのように回ったか、そこで何をしたのか??すっかり忘却の彼方
    になってしまいました。

    ティケット購入にあたって、毎度ながらのご苦労がありますね。
    最初の提示額105ユーロ、そのまま応じていたら大変なことですね。
    結局8.75ユーロで購入できるのですから。
    旅慣れたhimmelさんでないと、なかなか出来ない対応です。

    さて、長老?のオーストリア号に乗船されて巡られ
    花の島、マイナウ島で下船されました。
    しばしのどかな船旅。
    こんな折にホッと一休みできますね。
    ここは多分、私は行ってないように思いました。
    (当時の記憶が残ってないと言いながら、本当にそうなのかしら?)

    下船の折のワンショット、ご夫婦が見つめあいながら微笑んでおられる。
    なかなか撮れないショットと思います。
    瞬間をカメラに収められたhimmelさんの腕前に拍手です。

    花の島の景観
    私にとっては、himmmelさんが歩かれ、カメラに納められた
    なんとなく過去の記憶を呼びおこされるような、日本の里山の景色風
    のお写真の数々に癒されました。
    西洋風庭園、お花がぎっしりと植え込まれた庭園も良いですが
    自然に近い姿を保っている庭園も捨て難く思いました。

    旅行記を拝見していると、一体いつになったら
    このような自由な旅ができるようになるのやら、と悩ましくなって
    しまいます。

    mistral



    frau.himmel

    frau.himmelさん からの返信 2020/10/06 21:54:57
    RE: 船旅。
    mistralさん、こんばんは。
    いつもコメントあがとうございます。
    私の方は足跡を付けるばかりで大変失礼しております。

    mistralさんのほうは、ご主人さまがはれて大役をお退きになり、ご夫婦のライフスタイルもお変わりになったご様子、
    旅行記を拝見していても、mistralさんの新たなるお気持ちが伝わってまいります。
    遅くなりましたが、おめでとうございます。

    はい、三人旅もいよいよあと数日を残すばかりとなりました(旅行記の方が、です・笑)。
    本当にあのお二人はお元気で、終盤は体調を崩した私が足を引っ張っている状態でした。

    ボーデン湖遊覧船の105ユーロと言うのは、3人合計の往復の金額のようでした。
    窓口係員はどうして往復だと思ったのか?
    私のドイツ語がまだまだだったのですね(笑)。
    粘ったお蔭で適正な金額で購入することができました。

    mistralさんも、あの老夫婦が見つめ合いながら微笑んでいるショット、気に入ってくだいましたか、ありがとうございます。
    あの写真は本当に偶然だったのです。
    二人で旅に出てもケンカばかりしているわが夫婦、あんな微笑みも長いこと忘れていましたね。あの写真を見て、ちょっと心がチクリとしました。

    私も日本の里山風景は大好きで、心が癒されます。
    しかしあの時は、わざわざ花に包まれた非日常の花の島を見に行ったのに、どうして日本でなくて、ドイツで、日本の里山を・・・と、思ってしまいまして・・・。

    あの旅行記を書きながら、チューリップかダリヤの時期にもう一度、あの花の島に行きたいと思いました。
    でも、本当にいつになったら、行くことができるのでしょうね。

    himmel

  • norio2boさん 2020/10/06 11:40:17
    旅行記拝見拝読!
    frau.himmelさん

    ガーデニングの知識の深さに敬服させて頂きました。


    コロナ以前の「自由に当たり前に安全な海外旅行」が出来た時代が懐かしく贅沢な記憶として思い出されます。

    社会は簡単に壊れやすいのですがいつも人類の生命力が新しい時代を作って来たように思います。

    10月から政府は海外渡航を解禁するようです。
    TOKYOオリンピックの対応が成功すれば「新しい海外旅行のかたち」の第一歩が出来るかと思います。

    僕たち一般人の観光旅行はその後の後でしょう。
    今年キャンセルした3件の海外旅行の他にも構想中がいくつかあるのですが、、、、


    次回のミュンヘン編を楽しみにお待ちしています。

    frau.himmel

    frau.himmelさん からの返信 2020/10/06 20:39:08
    RE: 旅行記拝見拝読!
    norio2boさん、こんばんは。
    コメントあいがとうございます。

    >ガーデニングの知識の深さに敬服させて頂きました。

    お恥ずかしい・・・。
    お花や植物は好きなのですが、最近は植物の名前を忘れることも多くて・・・。
    写真を見ても、この花知ってる知ってる!はずなのに、名前が思い出せなくて今回の旅行記でも何度悔しい思いをしたことか。超メジャーな「ブーゲンビリア」を思い出すのに丸1日かかりました(笑)。

    旅行記作成も時間がかかって大変です。
    同じ時間がかかるのでも、norio2boさんのように、時間をかけてじっくり構想を練って、素晴らしいものをお作りになるのとは大違いです。
    ブリューゲル総集編第2部、ますます充実したものができましたね。先日拝見させていただきましたが、大変読みごたえがあり感動いたしました。

    本当に「自由に当たり前に安全な海外旅行」、いつになったら安心してできるようになるのでしょうね。
    norio2boさんは今年は3回の海外旅行をキャンセルなさって、その他にもいくつかおありだったとのこと。悔しいですね。
    私たちにとっても、norio2boさんの魅力ある新しい美術館レポートが拝見できないのは残念ですが、その代わりに、ぎっしりと内容が詰まったブリューゲル総集編ー第3部第4部の構想を練っていらっしゃると思いますので、そちらを楽しみにしています。

    ありがとうございました。

    himmel

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