2019/09/18 - 2019/09/21
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usan-kusaiさん
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しばらくは海外旅行に行けそうもないので、怠っていた旅行記を書きます。コロナウイルスの震源地中国です。ちょうど1年前の昨年9月、なんの心配もなく出かけてきました。初めての中国個人旅行です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
北京の秋は良いらしい。
航空券とホテルのセットを見つけ、
9月の中旬が安かったので、
時期は少し早いが決めました。
1日目、朝の便で北京に向かい、
到着後北海公園、胡同、景山公園を観光。
2日、紫禁城見物。午後は王府井。
3日目、慕田峪(ぼでんよく)長城観光。
4日目、天壇公園を見物して帰国。
以上のようなスケジュールを考えました。 -
9月18日、京急で羽田に向かいます。
川崎駅。ここには海外旅行に行く高揚感は
まったくありません。 -
ウェブチェックインを済ませておいたので、
並ぶことなくすぐにチェックインできましたが、
通常のカウンターも混雑はしていませんでした。 -
中国国際航空184便はほぼ定刻に出発。
座席にTVはなく、昔風に天井からテレビ
が出てきました -
食事はう~~~~ん?
ビールも冷えてない!
退屈な4時間を過ごして12時前に北京に到着。 -
きれいな広い空港です。
ここよりさらに大きな空港ができたと聞きました。 -
空港内を電車のようなもので移動して
入国手続きをします。手続き前に備え付けられて
いる機械にパスポートと指紋を登録する必要が
ありますが、どういう訳か適当にボタンを押すと
押紋せずに許可の紙が出てきました。 -
北京空港から市内に向かう方法は3つあります。
1 エアポートエクスプレスという電車を利用する。
2 エアポートバスを利用する。
3 タクシーを利用する。
インターネットで調べるとエアポートエクスプレスを
勧める記事が多いのですが、これは一人旅のバックパ
ッカー向きで、スーツケースを持ち歩く旅行者には不
向きです。滞在中に分かったことですが北京の地下鉄
の駅にはエスカレーターはほとんど無い上に、乗り換
えが東京と異なりかなりの距離を歩くことになります。
慣れない場所でスーツケースを引っ張って階段を上り
下りするのは、普通の旅行者には向きません。
バスも予約したホテルとの連結が良くないので、一番
便利なタクシーを選択しました。
地上階のタクシー乗り場から直ぐに乗車でき、市内の
ホテルまでは30分程で到着しました。料金はチップ
を入れて100元。 -
予約済みの京倫飯店には1時30分に到着
しました。チェックインには早い時間なので、
荷物を預けて観光に行く積りでしたが、氏名
を告げると部屋は用意出来るらしくすぐに
カードキーを貰えました。 -
部屋は充分に広く、パスタブもあり、冷蔵庫やポット等
の備品も完備されています。短期の滞在には申し分なし。 -
この日は、北海公園とその周辺の胡同、景山公園を
観光します。
フロントで地下鉄「永安里」駅への行き方を尋ねと、
ホテルを出て右方向に歩けばすぐらしい。
言われた通り7、8分で駅に着しました。
駅は駅ビルになっていて、2階と3階は改装中でク
ローズされてましたが、4階には日本食のレストラ
ンと映画館があり、5階はフードコートでした。 -
その中から「陜味食族油泼面」という店を選び、
麺と酸っぱいスープに入った餃子を注文しました。
なかなか良い味でしたが、写真は撮ってません。 -
「永安里」駅で交通ICカード「一卡通」を購入しました。
カードのデポジットが20元で、これに50元入金し
ました。その都度切符を買う必要がないので、この
カードは北京観光に必須です。
車内の風景は日本と同じ。 -
「建国門」駅で地下鉄2号線に乗り換え、
「呼家楼」駅で6号線に乗り換え「北海北」
駅で下車して、北海公園を目指しました。
ところが、道に迷って歩いているうちに
什刹海に来てしまいました。 -
ここは市民の憩いの場のようです。
平日なのに大勢の人がいました。 -
なんと、この池で何人もの人が泳いでいるでは
ないか。 -
決して奇麗とは言えない池なのですが、
洗髪している人さえいた。 -
湖畔を歩いて、次の目的地の景山公園を目指します。
-
地図を見ると近いようなのですが、
1時間近く歩いてやっと公園の裏側に到着。
さらに20分歩いて、公園横の入口に辿り
着きました。
中国の女性は無表情の人が多いのですが、ここ
の入場券売場の若い女性は愛想が良かった。
ガイドブックは持っていないので、とりあえず
皆が歩く丘の上を目指しました。 -
丘の上からは故宮が俯瞰できます。
この公園は故宮の出口側に位置ています。
歩き疲れていたので、ここでしばらく故宮
を眺めていました。 -
さらに上に行くと、万春亭があり
故宮の出口のほぼ正面が望めます。
ここでは大勢の人が写真を撮っていました。 -
下から見た万春亭。
-
公園を出て故宮の外周を時計廻りに歩いてみました
故宮は広い。途中で疲れたのでバスに乗ったのですが、
足の踏み場をやっと確保できるほどに大混雑でした。 -
京倫飯店の側には、ホテル内のレストランか
隣の建国飯店のレストラン以外、食事をする
場所はありません。昼食を食べた永安里駅ビル
の5階のフードコートには、6つほどのレスト
ランがあり、この夜は「江君府」にしました。 -
ハーフサイズで料理を頼むことが出来ます。
-
注文の仕方を間違えたらしく、頼んだ
三品のうち二品はハーフサイズではなく、
普通サイズなので量が多すぎました。
白酒をボトルで頼み合計で220元。
味はまあまあ。 -
9月19日。晴れ。
京倫飯店の朝食はバイキングです。
種類も多く、味も悪くありません。
今日は故宮に行きます。故宮の入場券は
中国人ならインターネットで簡単に購入できる
ようですが、外国人は無理らしい。
調べてみると、ヨーロッパ旅行をしたときに
利用した「Get your guids」でチケットを購入
できることが分かりました。二人で2900円。
正規料金より多少割高のようですが、当日券が
買えるかどうか不安なので不満はありません。 -
故宮までは、地下鉄「永安里」から
乗り換えなしで「天安門東」へ向かいました。
9時前に到着して、故宮方面に向かうと、
セキュリティを通過するために、既に長蛇の
列が出来ていました。
ここを通過するのに30分以上かかりました。
パスポートなどの身分証明書をみせる必要が
あります。中国人の中にはIDカードを
持ってこなかったために、ここを通過
できずに引返す人が何人もいました。 -
2004年に来た時には、セキュリティなど
ありませんでした。天安門広場も今は大通り
を境にしてフェンスが張り巡らされています。
後日調べると、天安門事件と焼身自殺があって
から、このようなフェンスが設置されたらしい。
地下鉄のすべての駅の入口にもセキュリティ
チェックがあります。 -
午門。当日のチケット売場がどこに
あるのかわかりません。
事前に手配をしておいて良かった。
入場口ではパスポートを機械にかざすだけで
すんなり通してくれました。 -
大和門をくぐり大和殿に向かいます。
中国人旅行者の多さに驚かされます。
ほとんどが団体客です。西洋系の団体も
見かけましたが、日本人の団体とは一度も
出くわすことがありませんでした。 -
大和殿。映画『ラストエンペラー』では、
皇帝になった幼児溥儀が大和殿の中央の階段から降りて、
臣下が居並ぶこの広場を走るシーンが印象的でした。 -
中国人の団体さん。
迷子にならないためか、
みんなお揃いの帽子をかぶっています。 -
清朝の衣装を着て記念写真を撮る
場所があります。
みんなからじろじろ見られたり、
他の人から写真を撮られたりしますので、
覚悟がいります。 -
中国語を習っている先生から、故宮の見学は
一日がかりだと言われました。確かに見所が多い。 -
前回来た団体旅行では1時間でざっと回って、
何とか先生の書を購入する時間の方が長かった。 -
今回はガイドがいないのと、ガイディングレシーバーも
借りなかったので、建物の前の中国語と英語で書かれた
案内版をたよりに、何の建物かを推測するしかありませ
んでした。 -
弁当を持って行くべきでしたが、故宮に入る
前にはコンビニはありません。
故宮内にはレストランは二か所しかなく混雑し
ていたので、ここで昼食を食べるのは諦め
1時過ぎに故宮を出ました。 -
昨日とは別に、出口から時計とは逆回りで
外周を廻り、手ごろなレストランを探しま
した。50分歩いてやっと庶民的な店を発見
しました。 -
ここで餃子と麺を注文しました。餃子はほどほど
でしたが、麺は日本の麺と違い麺自体に味がない。
やはり日本のラーメンは旨い。 -
故宮を離れて王府井に来ました。
以前ここには沢山屋台がありましたが
今はありません。 -
新華書店の本店がここにあります。
王府井書店と看板が掲げられています。
本だけでなく文具や子供の学習机などもありました。
大連の新華書店では「英雄」の万年筆が買えたので
ここでも探すと、やはり置いてありました。
種類が多く、ペン先が筆になっている万年筆があり
みやげに購入しました。50元。北京土産はこれだけ。 -
今夜も永安里の駅ビルで夕食です。
今日は火鍋。
130元の特別セットを勧められたのでそれにしました。
スープは二種類あり、適当でいいと言うとカレー味と
トマト味のスープが出されました。
味はまあまあ。
台湾や香港で食べた火鍋の方が旨かった。 -
9月20日、晴れ。
今日は万里の長城に行きます。
八達嶺長城には一度行ったことがあるので、
最近人気のある慕田峪長城に出かけます。
地下鉄で「東直門」駅下車。ここは大きな駅で、
バスターミナルになっています。案内表示に添って、
『916快路』のバス停を探すとバスがちょうど発車
するところでした。 -
乗車券の買い方が良く分からないので、
「一卡通」を見せるとそれでOKと言われました。
このICカードは誠に便利です。
「快路」とあるようにこのバスは快速です。
バスに乗ること40分、「怀柔北大街」に到着。
ここで降りる人たちはほとんどが慕田峪長城がお目当てです。
道路の反対側にある『H23路』のバス停で待つと、
バスはすぐに来て、「慕田峪环岛」に向かいました。 -
長城に行くシャトルバスのチケット売り場には
案内の女性が立っていて、スマホの翻訳機を使い
ながらチケットの購入をサポートしてくれました。
バスのチケットとロープウェイの料金を含めて45元。
チケットを購入する前に何故か写真を撮られました。
その結果がこのチケットです。似てません。 -
シャトルバスを降りて食堂や土産物店を通り、
次はロープウェイで長城に向かいます。 -
到着した長城。
はるか彼方に突端が見えます。 -
とりあえず行けるところまで行こう。
-
登り下りを繰り返すこと凡そ1時間。
このあたりを過ぎると、突端までが急登で
よじ登るようにして進みます。 -
先端に到着。これより先に店を出している人
がいましたが、この先は入山禁止です。
以前、日本人で迷子になった人がいたらしいのですが、
この先に行ったのかもしれません。 -
振り返ると、ずいぶん遠くに来たものだ。
ここはほどよい長さで、半日観光には
もってこいでした。
帰りのバスは快速ではなく、東直門駅まで
3時間近くかかってしまいました。 -
夕食はホテル内の「四合軒」です。
料金は高くありませんが、味もそれに見合って、
ほどほどでした。 -
9月21日、晴れ。
帰国は夕方5時過ぎのフライトなので、
荷物をフロントに預けて天壇公園に来ました。 -
ここに来るのも二度目です。
-
カードゲームが流行っているようです。
-
祈念殿は別に入場券が必要ですが、
60歳以上は無料だそうです。 -
祈念殿を出て、公園を散策すると
人が集まっている場所がありました。 -
何事かと覗いてみると、
地面に紹介文のような紙が置かれています。
よく見ると結婚相手を探しているようです。
女性の略歴が書かれています。
お世話ばあさんのような人たちがいて、
仲立ちをするようです。
見ているのは、若い男性ではなく年配の男女
でした。結婚をしない息子のために相手を探
しているのでしょうか。 -
ホテルに戻り荷物を受け取り、車を呼んでもらいました。
頼んだベルボーイが
「領収証はいるか?」と尋ねるので、
「いらない」と答えたのですが、なんのためにこんなこと
を聞くのか、この時には分かりませでした。
しばらくすると、黒塗りの大型車が来ました。
値段を聞くと、130元だと言うのでこれで空港に向かいました。
今日は土曜日なので、週末の小遣い稼ぎに雇われ運転手がアルバイ
トをしているようです。 -
空港ではすぐに手続きが完了しました。
北京空港ではプライオリティカードで
中国国際航空のラウンジが使えます。 -
ここで思う存分餃子などを食べ、ワインを
飲んでほろ酔い気分になりました。 -
ところがゲートに向かうと、
思わぬことが発覚!
なんと妻のパスポートがないのです。
バッグに入れたはずがないと言う。
ラウンジに戻って探したり、空港の
インフォメーションで尋ねましたが、
落とし物のパスポートはないと言う。
パスポートがなければ帰国できない。
しかも今日は土曜日なので、日本の
大使館も閉まっているに違いない。
妻とそこら中を探してへとへとになって、
最後に、中国国際航空のファーストクラスの
ラウンジに行くと、ここには英語が話せる男性
スタッフがいて、
「とにかく思いつく場所をもう一度探そう」
と言ってくれました。
カートで空港内を回って、免税店などで
紛失物のパスポートがないか聞いてくれました。
諦めかけた時に、なにげなく私のバックを開けて
みると、なぜか妻のパスポートがいつの間にか
ここに入っているではありませんか!
何故私のバックに入っていたのか今だに分かりません。
妻は私に預けた記憶がないと言うし、私も預かった
記憶がまったくありません。
まあとにかくあって良かった。
中国国際航空のスタッフの親切に感謝。感謝不尽! -
初めて中国に行ったのは1982年でした。
その時には、中国に個人旅行で行けるとは
夢にも思っていませんでした。
団体旅行も好きですが、これからは時々
個人で中国旅行をしてみたい。
早くコロナウイルスが終息して、
安心して旅行ができる日がくることを
願うばかりです。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- nadeshiko28さん 2023/03/02 23:07:33
- 素敵な旅行記ですね。
- 初めまして
4トラの旅行記久~し振りにお邪魔してみました。
懐かしい旅行記でついついコメントを書きました。
難しいことは抜きにして中国旅行は歴史の勉強になりますね。
- usan-kusaiさん からの返信 2023/03/08 18:02:37
- RE: 素敵な旅行記ですね。
- > ごらんいただきありがとうございます。
今年は海外にはまだ行けそうもありません。
来年にはぜひどこかに行きたいと考えています。
-
- ちびドラ0714さん 2020/09/29 12:16:51
- こんにちわ。
- 1昨年に北京に行きました。同じ北京でも東城区と朝陽区では全く違う感じでした。北京には何回か行ってますが、朝陽区の酒仙橋は9年ぶり、雰囲気がかなり変わっていてわからなかったです。火鍋は羊の肉が好きだといけます。自身ではやはりごまだれかポン酢みたいなのもときにあるのでそちらで食べるようにしてます。メインはごまだれですが。羊の串焼きも七味と山椒かけると美味しいです。 食欲ないときはチャーハンに黒酢をスプーン小で1杯かけるとちょうどいいです。
- usan-kusaiさん からの返信 2020/09/30 18:31:54
- RE: こんにちわ。
- 早くコロナウイルスワクチンが完成して、中国旅行ができることを願っています。
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