2019 ポンツァ島&ローマ②

2019/09/08 - 2019/09/15

旅の後半というか終盤。ローマでの2日間。

夜までブラブラ一人で歩くことになるので、治安面で安心なバチカンに宿をとりました。

ローマは3回目なので、観光は少なめです。

エリア ローマ(イタリア)

バチカンのメインストリートにも近いところにホテルをとりました。
シンプルな部屋、立地の割に安い。

部屋のテラス。
椅子は置いてありますが、下を見るとかなり怖いので寛げる感じではなかったです。

このホテルの魅力は屋上テラス。
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えます。
安ホテルでこの眺望は珍しく、これが決め手で選びました。
自分がバチカンに居ることが実感できます。

この辺りは、小さくても屋上にテラスがある家がよくあります。
普段から大聖堂の景色を見ながらご飯を食べてるのかな？

ホテルから2分も歩けばバチカンのメインストリート。
デパートをはじめ、沢山のショップが軒を連ねて、
自分用、会社用のお土産を買ったり、ウインドウショッピングだけでも全然飽きません。

これまでバチカンといえばサン・ピエトロ大聖堂のイメージだけだったのですが、
こんな賑やかなエリアもあったんだと知りました。
夜まで賑わっているので、治安の面でも安心でした。

道路は石畳で、道も広い。

メインストリートからサン・ピエトロ大聖堂へ向かいます。
ホテルから大聖堂まで歩いて15分。

大聖堂に到着。
メインストリートからいくと、広場の横の門から入ります。

大聖堂に到着。
頑張って行列に並ぶつもりは無かったので、外から眺めて終わり。
25年前に一度内部もじっくり見たのですが、その頃とは行列の長さが全然違う。
色んな国から観光客が来るようになって、
有名な観光地はみんなオーバーツーリズムの状態になっています。
ヨーロッパ中の有名な観光地をのんびり観光できていた時代が懐かしい。

広場の正面の通りから。
みんな自分なりの角度を探して写真撮ってます。

夕飯後にホテルの屋上でのひととき。
ライトアップされたクーポラもとても良い。

翌日は観光に出かけます。
治安維持のため、街の至るところにパトカーがいます。
アルファロメオのパトカーかっこいい。

ローマは見どころが多すぎて、過去に来た時は外から見ただけだったサンタンジェロ城。
今回はこの内部の見学をしようと決めていました。
2日しかローマに居ないので、今回のローマ滞在での観光ポイントはここだけ。

ホテルから10分も歩けば城に到着。

城の内部。まずは周りの砦と砲台。

城の本体が間近に。

城壁の内側。
増改築が多かったのか、建物が複雑に入り組んでいる。

城壁の砦の内部。
昔の武器が保管してある。、

城の本体の中心？を貫く階段。
すっかりすり減って角が丸くなっている。

階段を上り切ると建物の中の広場に出る。
大きな天使の像が迎えてくれる。

屋上からは街ご一望できる。
テベレ川の水は澱んで見える。

どの城にも必ずある武器の博物館スペース。

城の周りの回廊のようなスペースを利用してカフェも設置されている。

内部は豪華な装飾がされているところもある。

広い部屋。
長きに渡って増改築されているため城の構造が複雑で、
自分が建物のどの辺りにいるのか全く検討がつかない。

年季の入った暖炉

部屋の窓からサン・ピエトロ大聖堂がよく見える。

ここが城の最上部。
迫力ある大天使像。

城の上から見るサン・ピエトロ大聖堂の雄姿。
こんなによく見えるポイントはローマでもここだけかも。

永遠の都を全て見渡せる。
天気にも恵まれて良かった。
ただ屋上は暑かった。。

他にも多くの部屋がある。

どの部屋も豪華

いつも思うが、こういう所に展示されているヨーロッパの昔のベッドは小さいです。
今の人とそんなに身長が違ったのか、不思議に思う。

通路からの景色。
建物が丸い形なので、360度のさまざまな眺めが楽しめます。

この日はイタリアを代表する宝飾品ブランドBVLGARIの歴史を紹介する展示イベントが開催されていました。

手の込んだアクセサリーの数々。

普段は見られない過去の貴重なコレクション。

空間を立体的に使った意匠を凝らした展示がされていました。

プロジェクションも使って、独自の世界観が表現されていて、とても楽しめました。
サンタンジェロ城だけ見に来たつもりが、
思いがけずプラスアルファの楽しみもあり、あっという間に時間が過ぎていました。

最後はぐるぐる回る通路を下り、出口に向かいます。
秘密の通路のような不思議な場所でした。

城の出口。
壁に無数の穴が空いていました。
昔は木材で何か組んで作ったりしていたのかな？

サンタンジェロ城を後にして、テベレ川に掛かる橋を渡り、ローマの中心部へ向かいます。
右手に見えるのはサン・ピエトロのクーポラ。

旧市街の風景。
沢山のお店が軒を連ねています。

ナボナ広場に到着。
広場には沢山のレストランやカフェがあり、景色を楽しみながら食事すら観光客で賑わっていますが、
その分価格も高いのと、客引きも鬱陶しいので、
脇の通りに入ったこじんまりしたパニーニ(サンドイッチ)屋でたべました。
ビールもつけて650円くらいで、
食材にこだわっている店らしく、とても美味しかったです。

ナボナ広場の全景。
いくつかある噴水が見事。
何百年も前の人たちもこの景色を見ていたと思うと不思議な気持ちになります。

昼食後も街歩き。
ローマは地下鉄が旧市街の中心部に無いので、歩く距離がどうしても長くなります。
バスはかなり縦横無尽に走ってますが、路線が複雑で使いこなせる自信が無いので
ほとんど使ったことがないです。
街も小さいので、歩けない距離ではないというのもありますご。

続いてパンテオン。
ここはローマに来るたびに行きますが、何度行ってもその威厳ある佇まいに圧倒されます。

パンテオン前の広場。
日中の一番暑い時間帯なので、日陰に避難している人が多い。

パンテオンの入口

パンテオン内部。
天井の穴から差し込む日が、神秘的。
ドームの造形も見事で、何より大昔にこの構造を完成させたこと、
それが今でもそのまま残っていることに驚かされます。
神の成せる技と言っても過言ではない。

床は大理石。一つ一つの石がとても大きいことが分かります。

壁面も一周ぐるっと装飾がされています。

パンテオンの後も再び街歩き。
名前も分からない教会が街の至るところにあり、
かつてのローマの繁栄ぶりが感じられます。

教会内部。
天井のクーポラが騙し絵になっているのは当時の予算都合だったのかも。

適当に歩くとお馴染みの名所が次々に現れるのも街が狭いローマらしい。

古代から現代まで、様々な文化が発展した稀有な街だと実感します。

ローマの人気ショッピングエリアのモンティ地区に寄ってみました。
小さなショップが多く、日本人にはあまり馴染みが無いエリアかも。
有名なショッピングエリアは観光客でごった返しているので、
のんびりとぶらぶら歩くのならこちらのエリアの方がいいかも。

モンティ地区にはフィアットもよく合います。

モンティ地区からもう一枚。

暑い中ちょっと歩き疲れたので、バルに入ってジェラートを食べながら休憩。

モンティ地区の近くにある地下鉄カブール駅から、一旦宿に戻ります。
地下鉄の治安には少し不安があるので、周りの人の動きに気を遣い、
注意を怠らないようにしました。

ホテルで少し休んで、夕方の散歩。
サン・ピエトロが空いてたら入ろうかと覗いてみたら、
全然行列が減ってなかったので今回は諦めました。

入口では荷物検査もきっちり行われていてました。
近年のテロの影響なのか、前に来た時もやっていたのかは忘れましたが。。

宮殿の入口。
門兵さんがいます。

サン・ピエトロの、城壁とクーポラをバックに。
ルノーCLIOのパトカーがカッコいい。

サン・ピエトロの近くの広場に面したバルでこの旅最後のアペリティーボ。
お酒は1100円くらいで少しお高めですが、ハッピーアワーでツマミが超豪華。
でも食べ過ぎると夕飯が入らなくなるので、そこそこで自制。

出発の朝。
ホテルのテラスからサン・ピエトロのクーポラに別れを告げます。

出発までホテルの近所を散歩。
日本未発売の日産マイクラを発見。

サンタンジェロ城の隣にあるカブール広場。

カブール広場は特に観光地でもなく、今回初めて来ましたが綺麗なところでした。
こんな広場が街にたくさんあるのはヨーロッパの大都市の良いところだなと思います。

この散歩のあと帰路に着いて、今回の旅行は終了。