2020/08/22 - 2020/08/22
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ノーーウォリーズさん
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2020年冬はコロナウィルスの影響で遠くへ行けず、シドニーから日帰り圏内のブルーマウンテンズ国立公園に何回も訪れました。人気の観光地ブルーマウンテンズでは、ほとんどの人は中心地にあるカトゥーンバ周辺のスリーシスターズ等を訪れます。これらルックアウトは断崖絶壁の真上にあり十分絶景なのですが、崖の周りはフェンスがあり安全確保されています。しかしブルーマウンテンズ国立公園の全てのルックアウトにフェンスがあるわけではなく、ローカル向けの無名の場所にはフェンスがありません。両側が断崖絶壁の狭い先端に立ちスリルを味わえる秘密のスポットがあります。安全に十分注意を払いながら自己責任で行ってみます。ローカルしか知らない絶叫ポイント3選(キングステーブルランド、マウントビクトリア、ハンギングロック)、及び予想外で珍しい降雪となったブルーマウンテンズ最高地点への登頂を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
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最初のポイントは、キングステーブルランド Kings Tableland (別名リンカーンズロック Lincoln's Rock)です。今では日本からの観光ツアーでも寄るほど有名なので、ローカルしか知らない場所ではありませんが、ここは外せないでしょう。電車の場合の最寄駅はウェントワースフォールズ駅 Wentworth Fallsでカトゥーンバの手前2駅目。駅からウェントワースフォールズの滝まで約3km、キングステーブルランドまで約4.5km、徒歩で直接向かって1時間半です。車の場合は地図右側の舗装された車道を通り、キングステーブルランドまで直接行けます。
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ウェントワースフォールズのルックアウトからのブルーマウンテンズの眺め。ここも絶壁があり見事な眺めが見られます。
ウエントワースフォールズ展望台 国立公園
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ここでのお勧めはナショナルパストラック National Pass walking trackです。天空のトレッキングトラックと呼べるほど、すごい絶壁の中にトラックがあります。まるで空の上を歩いている様です。どうやってこんなトラックを作ったのでしょう。フェンスはあるので安全に歩けます。
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その後トラックはほぼ垂直に降りて200mの崖下まで続いています。草木に覆われて高度感はそれほどでもないですが。もちろん帰りには200mを登るので、体力に自信があれば降りてみてください。
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これがウェントワースフォールズの滝。落差は187mでブルーマウンテンズでは一番美しい滝だと個人的には思います。トラックを降りるとこの滝の真下を通ります。
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断崖絶壁の真ん中にトラックの線が見えます。ここもナショナルパストラックの一部で、とんでもない場所を歩けるのが分かります。ただ世界一危険な中国華山の長空桟道 China Plank Walkの2000m絶壁とは違い、フェンスもあり安全に歩けます。残念ながら2020年8月時点では、落石が発生しており滝の先からはトラックはクローズされています。また2019年末のブッシュファイアの影響で、ここ以外の多くの崖下トラックもクローズされています。
ブルーマウンテンズのトラックのオープン状況:
https://www.nationalparks.nsw.gov.au/visit-a-park/parks/blue-mountains-national-park/local-alerts -
次にウェントワースフォールズからキングステーブルランド Kings Tablelandまでのトラックを歩きます。距離はわずか1.5kmで簡単だと思って地図も見ずに歩いたら見事に道に迷います。分岐は何箇所があるので、地図を見ながら慎重に歩いた方が良いです。
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トラックの途中で会った人は1組だけで、今はキングステーブルランドを訪れる外国からの観光客もいないので静かな場所を想像していましたが、予測は外れて混み合っています。大勢のローカルが車で来ており駐車する場所もない程です。
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これがキングステーブルランドの人気の秘密、フェンスのない断崖絶壁です。崖上に座ってセルフィーを撮るのが皆の目的。崖下まで何百メートルの垂直の落差?
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キングステーブルランドの秘密をバラしてしまうと、場所によっては崖の落差は10mもなくそれほど恐怖感もありません。キングステーブルランドは、全長100m以上の長い場所で、落差は場所によって随分違います。
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ご覧の様に多くの人がいます。手前の茶色のジャケットを着た人が座っているのが、観光ツアーでの定番の撮影ポイント。ツアーガイドは断崖絶壁に座っている様にうまく撮影できるコツを知っているのでしょう。確かにここは数十メートルの落差はありますが、断崖絶壁というほどでもないです。もし落ちたら大怪我でしょうが、木があるので崖下まで転がり落ちる事はないでしょう。
キングス テーブルランド 山・渓谷
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多くの人々が集まった理由はこのサンセットを眺めるため。物凄い赤の燃える様なサンセットが印象的です(写真加工してないです)。
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2番目のポイントはマウントビクトリア周辺、ここにも絶壁にフェンスがなくスリルが味わえるルックアウトがあります。ブルーマウンテンズ国立公園の北部でカトゥーンバ駅の3駅目先のマウントビクトリア駅 Mount Victoria周辺は、有名でないローカル向けのトレッキングやアブセイリングの場所です。この周辺のルックアウトにはどこにも安全のフェンスがありません。マウントビクトリア駅 Mount Victoriaからサンセットロックルックアウト Sunset Rock Lookout、及びブルーマウンテンズ最高地点のワンツリーヒル One Tree Hillまで歩きます。
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サンセットロックルックアウトまで駅から歩いて1.2km、15分程度。ブルーマウンテンズ全体でも鉄道駅から最も近いルックアウトのひとつです。ご覧の様にルックアウトから西側の風景が一望できて、崖下まで100m以上の垂直の絶壁があります。崖上にフェンスはなく歩ける幅は1mほどしかない非常に狭い場所で、この日は特に風が強いので注意がいります。
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セルフィーを撮ろうとして崖から人が落下したという事件は世界中で発生しています。私もその犠牲者のひとりにならない様に無理な写真は撮りません。写真は地味ですが、安全なのはこの程度まででしょう。
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マウントビクトリア周辺には同じ様なフェンスなしのルックアウトが幾つもあります。これは隣のプルピットロックルックアウト。こちらは崖に木が生えており絶壁のスリルは少ないです。西側の向こうから雨雲がすごい勢いでやってくるのが見えます。30分前は晴れ間もあったのに天候は一気に悪化しそうです。
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まもなくして周辺は雲に覆われます。午後2時の気温は1度、何と雪が降り始めます(2020/8/22)。ブルーマウンテンズでの昼間の降雪は大変珍しいです。オーストラリアは広いですが、冬に雪が積もるのは標高1500m以上の極一部の高地の山。ブルーマウンテンズの標高は1000m程、年に数回冬に雪が降ることはありますが、大体は夜に降り、早朝少し積もっていても、昼間には雪は消えてしまいます。
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珍しい雪を楽しむために、ブルーマウンテンズ最高地点のワンツリーヒルへ向かいます。雪の降り具合はどんどん多くなり、
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ご覧の様な大雪となりホワイトアウトしています。こんな寒さと降雪はオーストラリアではめったに経験できません。
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10分ほど歩き、ブルーマウンテンズ最高地点のワンツリーヒルへ到着。一番高い場所または最高峰というと立派な山の頂上を想像しますが、ここは住宅地の中にあるただの丘。標高1111mでブルーマウンテンズ最高地点 "The Highest Point in the City of Blue Mountains"であることを示す標識があります。正直、ここが?という雰囲気。ちなみに広域も含めるとジェノランケーブ西側にある丘が最高地点で標高約1360m、ここにも何もありませんが。
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最高地点と言っても特別な物は何もありません。大きなウォータータンクがふたつあり、その隙間にひっそりと最高地点を示す碑が、ものすごく地味です。それでもブルーマウンテンズで一番高い標高1111mのおかげで昼間でも降雪したのかも知れません。
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3番目のポイントはブルーマウンテンズ最強の絶叫ポイントのハンギングロック Hanging Rockです。すごい絶景があり同時に危険な場所でもあります。今でも一部のローカルにしか知られていない秘密の場所です。行き方はカトゥーンバ駅の2駅目先ブラックヒース駅 Blackheathから約7km、駅から歩いて片道1時間半ほどです。車の場合でも、最寄りの駐車場から5kmほど歩かなければいけません。マウンテンバイクにはちょうど良いトラックで、カトゥーンバかシドニーで自転車を借りてそのまま電車に乗せられます。
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駅から2km、ここがハンギングロックの入口。車で来た場合はここに停めてBurramoko Fire Trailを5km,1時間程歩きます。午前11時にはすでに車は20台程停まっているので、訪問者はそこそこいる様です。有名にしたくない為か、ハンギングロックというサインはありません。
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このトラックは山の稜線を通りますが、特に見所はなく単調な道です。2019年末のブッシュファイアで無惨に焼けた黒い森の中を歩きます。そして目的地の丘に近づいた様子、ここまで絶景の気配はありません。
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しかし、この小さな丘の向こうに広がるのは絶壁です。安全の為のフェンスがなく崖上に立つだけでも恐ろしいです。
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向こうに見えるのは小さなルックアウト、崖の頂上に人の姿が見られます。遠くから見るとよくあんな所に居られるな、という感じの先っぽです。
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ルックアウトは狭い場所で、崖下まで何百メートルの断崖絶壁に3方を囲まれています。20人も集まれば満員で危ないです、こんな場所では密にはなりたくないです。写真を撮ったり歩くときは細心の注意が入ります。
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ルックアウトの先には、ついに目的地ハンギングロックが現れます。ハンギングロックの上はカットされたケーキの様に先端に行くほど細くなっており、その両側は数百メートルの垂直の断崖絶壁です。世界各地に断崖絶壁と言われる名所は沢山ありますが、ここまで幅が狭い絶壁は珍しいのではないでしょうか。先端の幅は数10センチしかなく、あそこに立ったら絶叫ものでしょう。
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近くへ向かいます。しかし、ハンギングロックの手前でまず度胸試しがあります。幅1メートル位の割れ目があって、割れ目の深さも数十メートル、これを超えないといけません。幅1メートルなら普通にジャンプすれば簡単に超えられる長さですが、もし失敗したら怪我では済まないと考えると微妙な距離です。
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訪れる人は皆ここで立ち止まり、下を覗きます。またジャンプ着地側の地形も斜めになっており、滑りやすそうです。大体の人がここで諦めて引き返しています。
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ハンギングロックの底を覗いた様子。数百メートルの崖、怖すぎて崖の淵に座ることすらできません。
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ハンギングロックでどれだけ先端まで行けるかはその人の度胸次第、ここまで先に行ける人はわずかで、ご覧の様に勝利のポーズを決められます。この位置なら両側が断崖絶壁の幅1メートル位です。しかしもっと先端には他にも2人の姿が見えます。
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彼らは地元のバンジージャンプクラブの人たち、観光客向けではありません。細い2本のロープをハーネスに取り付けて、バンジージャンプの準備をしています。世の中にはスリルシーカーでこんな高所でも全く怖がらない人たちがいます。
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準備が整い、絶叫と共に崖から飛び降ります。見ているだけで怖く、私は絶対やりたくないです。
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成功です!何回もスイングして、停止したら空中に吊られた状態で10分くらいかけて引き上げられます。
世界の似た様な絶叫ポイントにノルウェーのトロルの舌 Trolltungaがあります。トロルの舌は先端が丸くて広く意外と怖くないですが、ハンギングロックの先端は尖がって大変狭く一歩間違って転落の危険度ははるかに高いです。もし将来ここが有名になり観光客が沢山集まったら、場所の狭さからかなり危ないと思います。なのでブルーマウンテンズの観光用には宣伝せずにローカル向けに秘密にしているのでしょう。ローカルしか知らないルーマウンテンズの絶叫ポイント3選でした。訪れる時は細心の注意を払ってください。
関連旅行記: ハダンゲルフィヨルド・トロルの舌で最高のジャンプ
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