Solitary Journey［2033］ポツンと一軒家ならぬ多くの空家が残る廃村へ行って来ました＜宇賀林道・秘境高山集落＞広島市安佐北区

2020/08/25 - 2020/08/25

■ポツンと一軒家ならぬ多くの空家・廃屋が残る高山集落（廃村）まで行って来ました。

【　手記　】
　ここ2,3年、特段行きたいと思うところもなく、Amazon Prime Videoで昔の懐かしい映画やドラマをせっせと漁っては鑑賞したりなどして巣籠り生活をしているのが現状です。前回も同じことを言ったか＾＾ブハハハ・・・
　そう、新コロとは全く関係なく、月に数回友人たちと付き合うくらいで、ほとんど家ゴロばかりの日を送っています。当然こんな生活リズムでは運動不足になり、身体に良くないので、たまにはふっと思い立って出かけて行くこともあります。
　・・・と言うことで、この日は朝早くから、多くの空家・廃屋が残っているという高山集落（廃村）まで廃村探検へ行って来ました。午後から予定が入っていたので速攻で走り回ってきました。
＜宇賀林道走行記＞
　広島市の北西部、太田川の支流のひとつに高山川がある。ここには1959年に宇賀ダムが造られ、このダム堰堤から上流を宇賀峡と呼んでいる。
　ダムを通り越し、離合などできない狭い林道に入る。この辺りが宇賀峡だ。それにしても樹木が覆い茂り辺りが薄暗い・・・高山川沿いを7～8km奥へ走っていくと、「↑丹原・高山→」と書かれた道案内板があった。
　「ここだっ！」高山方面へ向かう。道案内板から数百ｍ先に進むと、家屋が見えてきた。高山集落（廃村）だ。そこには４～５軒の家屋が点在していて、そのうち一軒は時代を感じさせる「茅葺き家屋」。しかし、どの家屋も周囲の雑草が刈られて、石垣や庭木などの手入れが行き届いているので廃屋感は全くない。保全のために定期的に世話をしに来る方がおられるのだろう。
　そしてもう少し奥へ進むと「小学校跡」があった。「校門」と小さな「石碑」だけが残っていた。最盛期には約40～50名の生徒が在籍していたという。1970年に広島市立久地小学校（当時は安佐町立）へ統合され閉校、校舎もなくなっている。最後は先生１人生徒１人の状況だったそうだ。
　考えてみたら、この山奥の地も広島市安佐北区の「広島市内」なのだと思うと、改めて驚かされる・・なお、道案内に記されていた「丹原地区」は、完全に人の出入りは無いようで、道は舗装が剥げてひび割れたり、路肩が崩れていたりで、しかも生い茂った草木が道路を塞ぎ「丹原地区」には行けない。秘境だった。

エリア 安佐(広島)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

■ポツンと一軒家ならぬ多くの廃屋が残る高山集落（廃村）へ
　最近はこんなＴシャツを着たりして、ほとんど家ゴロばかりの毎日を送っています。当然こんな生活リズムでは運動不足になり、身体に良くないので、たまにはふっと思い立って出かけて行くこともあります。

▽ポツンと一軒家ならぬ多くの廃屋が残る高山集落（廃村）へ
　この日は朝早くから、多くの空家・廃屋が残っているという高山集落（廃村）まで廃村探検へ行って来ました。午後から予定が入っていたので速攻で走り回ってきました。

▽宇賀大橋／広島県広島市安佐北区安佐町
　国道191号、旧ＪＲ可部線小河内駅を過ぎて脇道へ。あれー！進入道路をミスったか。車は通れるのかな。宇賀大橋という吊り橋だ。

▽宇賀大橋／広島県広島市安佐北区安佐町
　「通行人のある場合は進入禁止」「1.0ｔ制限」。軽で来てよかった。見ての通り橋床は全て横木で、幅は軽自動車でもギリギリです。カタ・カタ・カタッ…心地よい通過サウンドだ。

▽宇賀集落／広島県広島市安佐北区安佐町
　麓の宇賀集落。のどかで静かなところだ。

▽宇賀集落／広島県広島市安佐北区安佐町
　宇賀峡入口で早速「空き家」を発見。

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　谷間の細い道が幹線道路から何キロも続き、人気がない山中にいきなり高山という集落がある。

▽宇賀峡・高山川／広島県広島市安佐北区安佐町
　川を跨いだ倒木

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　宇賀ダム手前にあった廃屋

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　宇賀ダム手前にあった廃屋

▽宇賀ダム／広島県広島市安佐北区安佐町
　ダムを通り越し、離合などできない狭い林道に入る。この辺りが宇賀峡だ。

▽宇賀ダム／広島県広島市安佐北区安佐町
　ダムを守る祠。それにしても樹木が覆い茂り辺りが薄暗い・・・

▽宇賀ダム／広島県広島市安佐北区安佐町
　ダム湖の横を通り奥へ向かう。

▽宇賀峡・高山川／広島県広島市安佐北区安佐町
　高山川沿いは、「宇賀峡」という景勝地。川の水がキレイだ。

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　道路脇にあった地蔵尊堂

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　根が岩を抱き込んでいます。「唐音」とある。

▽宇賀峡・高山川／広島県広島市安佐北区安佐町
　奇岩、小規模の滝などがところどころにある。

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　高山と丹原の分岐点。高山川沿いを7～8km奥へ走っていくと、「↑丹原・高山→」と書かれた道案内板があった。「ここだっ！」高山方面へ向かう。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　道案内板から数百ｍ先に進むと、建物群が見えてきた。高山集落（廃村）だ。この建屋はまだ人が生活している感があるが、空き家なのかな。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　対岸は畑。この辺りはクマの生息地域だそうだ。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　ここは４～５軒の家屋が点在していて、その中の一軒は時代を感じさせる「茅葺き家屋」だ。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　しかし、どの家屋も周囲の雑草が刈られて、石垣や庭木などの手入れが行き届いているので廃屋感は全くない。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　茅葺き家屋。保全のために定期的に世話をしに来る方がおられるのだろう。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　清掃された脇道と雑草が刈り取られた石垣。ひょっこりと住人が出てきそう。

▽宇賀小学校高山分校跡・高山集落／広島県広島市安佐北区安佐町
　そしてもう少し奥へ進むと「小学校跡」があった。「校門」と小さな「石碑」だけが残っていた。最盛期には約40～50名の生徒が在籍していたという。

▽宇賀小学校高山分校跡・高山集落／広島県広島市安佐北区安佐町
　1970年に広島市立久地小学校（当時は安佐町立）へ統合され閉校、校舎もなくなっている。最後は先生１人生徒１人の状況だったそうだ。石碑は、高山小学校かと思いきや高原小学校となっている。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　さらに数百メートル先に進むと、次の集落が現れる・・・5～6軒の家屋があったが、どれも空き家・廃屋のようだ。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　この木橋を渡って自宅への出入りをしていたのだろう。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　廃墟となった家屋から、人が住み活気に満ち溢れていた当時の面影を連想してしまう。家自体にも生命があったはず。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　半小屋かな。潰れかかっている。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　人が住んでいる気配はない。しかし、周囲の雑草が刈られて、石垣や庭木などの手入れが行き届いている。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　こちらのお宅は定期的に手入れされている様子だ。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　管理者はおられるようで、周囲もきれいに清掃されている。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　傍に墓所があったのでお盆に墓参りに帰省されているのかな。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　まだまだ住めそうな立派な家だ。

▽高山集落（廃村）／広島県広島市安佐北区安佐町
　これは完全に廃屋だ。立派な構えの家が辛うじて往時を偲ばせる。時は静かに流れる。ここで足腰が痛くなった。引き返そう。

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　住居跡だな。考えてみたらこの山奥の地も広島市安佐北区の「広島市内」なのだと思うと、改めて驚かされる。

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　なお、道案内板に記されている「丹原地区」は、通行困難で完全に人の出入りは無いようだ。

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　でも興味本位で丹原方面へ数百メートル進んでみた。

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　やっぱり道は舗装が剥げてひび割れたり、路肩が崩れていたりで、しかも生い茂った草木が道路を塞ぎ「丹原地区」には行けそうもない。

▽宇賀峡／広島県広島市安佐北区安佐町
　今日は4駆車で来ていないし、この辺りはツキノワグマの生息地域でもあるので諦めて引き返すことにした。以上で「ポツンと廃村探索」終了。

▽宇賀集落／広島県広島市安佐北区安佐町
　麓の宇賀集落へ戻ってきた。

▽宇賀集落／広島県広島市安佐北区安佐町
　麓の宇賀集落にあった「久地北元気村」・・・なんだろう。高台に時代を感じさせる立派な木造の建屋が見える。

▽宇賀集落／広島県広島市安佐北区安佐町
　麓の宇賀集落にて
　ツユクサの花言葉は、「尊敬」「変わらぬ思い」などです。

▽宇賀集落／広島県広島市安佐北区安佐町
　JR旧可部線の第1太田川橋梁　可部線非電化区間（可部～三段峡間）の廃線に伴い2003年（平成15年）12月1日に廃止されました。

▽安野花の駅公園近く／広島県安芸太田町
　JR旧可部線　小河内駅 - 安野駅間の廃線跡　第2太田川橋梁

▽旧ＪＲ可部線安野駅・安野花の駅公園／広島県安芸太田町
　廃線となったＪＲ可部線安野駅は現在「安野花の駅公園」として第二の人生を歩んでいる。

▽旧ＪＲ可部線安野駅・安野花の駅公園／広島県安芸太田町
　春には桜、桃、レンギョウ等が展示車両キハ58の周囲を埋め尽くす。ここは春に来るべきだな。

▽旧ＪＲ可部線安野駅・安野花の駅公園／広島県安芸太田町
　2010/04/19　安野花の駅公園さくらまつり
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/10447624

▽旧ＪＲ可部線安野駅・安野花の駅公園／広島県安芸太田町
　写真はJR可部線の旧安野駅に保存されているキハ58 554です。

▽旧ＪＲ可部線安野駅・安野花の駅公園／広島県安芸太田町
　CYCLE PLAZA

▽旧ＪＲ可部線安野駅・安野花の駅公園／広島県安芸太田町
　駅前のお店。今は営業されていない。昔、PEPSIコーラのホーロー看板が掲げてあったナ。

▽旧ＪＲ可部線安野駅・安野花の駅公園／広島県安芸太田町
　これです。駅前のお店のPEPSIコーラのホーロー看板　2016/10/19

▽安野小中学校跡／広島県安芸太田町
　国道191号を太田川に沿って少し上流へ進む。廃校舎を撮影に来たのだが、2016年3月で校舎は撤去されたようだ。

▽安野小中学校跡／広島県安芸太田町
　その校舎がこれ。広島県山県郡安芸太田町（旧・加計町）にあった学校。正門の閉校記念碑をみると、中学校も併設されていたようだが、2005年に廃校となった。1991年度の在校生徒は24名だったそうだ。
　写真はWEB SITEより。

▽お好み焼き徳川廿日市店／広島県廿日市市下平良
　親友たちと定例会。昼過ぎにゆめタウン廿日市前の「お好み焼き徳川」に集合～。カンパイー！ノンアルコールビールですダ。

▽お好み焼き徳川廿日市店／広島県廿日市市下平良
　広島と言えば、「宮島」と「お好み焼き」ですからね。
　　ＴＨＥ ＥＮＤ．

この旅行記へのコメント （2）

• 白い華さん 2020/08/28 13:29:31

  「廃屋・・の　村」を　訪ねて。。。

  今日は。
  「廃屋・・の　村」を　訪ねて。。。
  って　『はかなさ。　遠い！昔・・を　想う　ロマン』を　感じる！　小さな　旅。
  
  一人！　気まま・・に　好奇心の　おもむくまま、
  「探してみよう」　廃屋の　村。
  
  「茅葺き！の　家。　小学校だったこと・・を　伝える！門柱。
  まだ、塗装の　真っ白・・な　「蔵」は、誰も　住んでいない。のは
  もったいないデスネ。　
  当時、住んでいた・・老親のため。　近年、リニューアルしたんでしょうね。
  
  いろいろ、イマジネーションが　浮かんでは、消える　「廃屋の　旅」でしたね。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  今は　閉店してしまった・・バス停前。の　お店。
  『ペプシ』の　看板。　
  
  ２０１６年当時は　『ペプシ』って　表記。看板が　あって、写真撮影していたんですね。
  今・・は　何もない。
  
  だが、　その『ペプシ』の　看板・・の　そのまんま。の　形！の　痕跡。が　
  はっきり、解る。。。
  
  ２０１６年の　写真・・・を　見せてもらえた。ので
  「それ！が　とっても、面白かった」し、　良かったデス。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  「コロナ騒動。　灼熱の　日々」で　我が家・・も　毎日、おウチ生活ばかり。
  
  １０月は　「北海道（レンタカー）の　旅」に　「GO　TO　トラベル・キャンペーン」を　利用して　参ります。
  紅葉が　見頃！だと　いいんだけど。。。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  GODZILLAさん、　お体・・を　大切になさって下さいね。
  皆、　なかなか「外出も　できません」ので　「クーラーに　ゴロゴロ！で　テレビばかり」って
  なりますモンね。　
  　　　これからもよろしくお願いします。

  MechaGodzillaⅢ&703さん からの返信 2020/08/29 06:30:29

  RE: 「廃屋・・の　村」を　訪ねて。。。

  白い華さん　おはようございます。コメントありがとうございます。
  
  　まだまだ暑い日が続きます。新コロ、熱中症・・・TVで毎日のように報道されています。特に東京は注目されていますね。白い華さんご家族は大丈夫のようで安心しました。お孫さんも大きくなられたことでしょう。
  　GO TO トラベルキャンペーンを利用されて北海道へ行かれるんですね。いいですねー。
  　最近は新コロで海外旅行は×、GO TO策ができたとはいえ国内旅行もちょっと行き辛いので4トラサイトも活気がなくなりましたね。北海道記で活気づけてください。
  　わたくしは九州が大好きなのでたまには行きたいと思っています。九州地方は度重なる地震災害・豪雨災害さらに新コロがあって、今は被災者の方が大変でしょうからいずれ時期を見て出かけて行きたいと思います。
  　猛暑酷暑＆新コロナにお気をつけてお過ごしください。それではまたよろしくお願いいたします。