2019/09/08 - 2019/09/09
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ぶらしんさん
沼島(ぬしま)と小豆島を訪れた翌日、関西空港からジェットスターを利用して下地島空港へ飛ぶ。心配された台風15号の進路もいつしか関西圏をそれ、道中は平穏だった。更に翌日、台風15号は首都圏を直撃するも島は平穏。「神様の住む島」とも言われる大神島なども訪れて一日過ごす。だけど無事に帰れるのか…
9月8日
関西空港→下地島空港→レンタカーで宮古島へ
9月9日
砂山ビーチ→島尻漁港(船で大神島往復)→宮古食堂で昼食→下地島通り池→下地島空港→関西空港→なんば→夜行バスで東京駅へ
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9月8日
この日は岸和田だんじりの公開リハーサルと言える「試験曳き」が行われる日でもあり、飛行機の出発時刻(15時50分)前に岸和田に立ち寄ってしばし見物する。きっと山車の屋根に立てるのは栄誉なことなのだろう。 -
関西空港にて。使用機材は20分遅れて到着し、その遅れをそのまま引きずって出発した。
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下地島空港に到着。ボーディングブリッジはない。空港ターミナルまでは歩きです。
この島を訪れたのはJALのマイル修行にいそしんでいた昨年5月以来…って短すぎるか?下地島空港 空港
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これも空港ターミナルまでの通路です。
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早速レンタカーで宮古島へ。伊良部大橋を渡るのも昨年5月以来だ。
伊良部大橋 名所・史跡
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この日泊まった宮古島のゲストハウス「あったかや」。ダイビングスクールも兼ねている。
屋上の手すりが途切れているのは、数日前の台風13号で吹き飛ばされたから。そのため屋上は立入禁止だった。ゲストハウス あったかや <宮古島> 宿・ホテル
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一息ついてから夜の市街地へ。道すがら、やはり台風13号の直撃を受けて倒れた街路樹を目にする。
宮古空港で記録した瞬間最大風速61.2メートル/秒は観測史上最大だったとか。 -
向かったのは「うさぎや」という居酒屋。あたかもランドマークのように繁華街の大きな交差点に面して建っていた。
本店があるのは石垣島で、支店は石垣島にもう一店と宮古島、それになぜかさいたま市の大宮にあるというから不思議な縁を感じる。
小生、さいたま(旧大宮)市民なもので…うさぎや 宮古島店 グルメ・レストラン
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看板のアップ。連日、島唄ライブも行われているという。国際通りの居酒屋でもよく行われている催しだが、まさかこの翌年、「三密」の代表みたいに言われようとは…
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冊子のメニューとは別に、「イムゲー」という幻の酒のメニューが殊更協調されていた。
「百年ぶりに復活」「泡盛でも焼酎でもない」…そんなコメントも見られたので一杯注文してみる。
第一印象は「甘めの芋焼酎」。漢字で書けば「芋酒」だそうだし。 -
島唄ライブが始まる。時々店員によるエイサーの演舞付き。
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キープされたボトルの置き場に「宮古島まもる君」発見。地元宮古島も泡盛「多良川」の陶器ボトルだ。土台には「飲酒運転根絶」と書かれているのだが…
なお、代金をカードで払おうとしたら、「台風13号の影響でカード会社との通信回線が切れてしまったので今は使えない」と言われる。そんな馬鹿な…と思ったが、翌日利用したガソリンスタンドでも同じことを言われたのでそういうものなのだろう。 -
9月9日
宮古島では穏やかな朝を迎える。しかし関東では… -
台風15号が東京都区内を通過中。新宿駅でも全ての電車が運休しているという情報を宿の食堂のテレビで知る。
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ホワイトボードには昨日のダイビングツアーの成果(見られた魚?)がびっしりと書き込まれていた。昨日と今日の宮古島は至って平穏です…
大潮の時期に陸地となる「八重干瀬」もダイビングスポットのようだが、ここは以前、その時期になると上陸ツアーが組まれてニュースにも取り上げられていた。しかし宿のおかみさん曰く、ツアーに使われていた船は宮古島~伊良部島間の定期航路に就航していたフェリーで、橋の開通後に航路が廃止されてからはツアーも廃止されたという。しかも環境保護の機運も高まり、その時期にチャーター船によるクルーズが組まれても上陸させないそうだ。 -
宿を後にするとまずは砂山ビーチへ。岩にぽっかり空いた穴は2018年10月から立入禁止になったそうな。今の写真、パンフレットには掲載されないだろうな…
砂山ビーチ ビーチ
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本日のメインは、宮古島の北東部に浮かぶ大神島に渡ること。宮古島に隣接する島々にはことごとく橋が架けられ、ここだけが「船でしか渡れない島」になってしまった。
船が出るのは北東部の島尻漁港。新宿駅でよく見る宝くじ売り場のような小屋で切符を買い求める。独占企業だが、往復で買えば30円の割引あり。(片道350円、往復670円) -
大神島まではおよそ4キロ、所要時間は15分ほど。
周囲2.3キロ、人口20数名の小さな島だが、夏季5往復、冬季4往復と定期便はそれなりに維持されている。 -
島に上陸。環境整備に使われるという入島料100円を払って先に進む。
島全体が聖域であり、よそ者を受け入れないイメージが強かったのだが、今や島の自治会がホームページを立ち上げて観光PRに努めている。とはいえ島の古老たちは快く思っていないかも知れないし、コロナ禍の最中は行くのをためらわれるが。大神島 自然・景勝地
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この船が島尻漁港から乗ってきた「スマヌかりゆす」。意外にも新しかった。
後方に横たわるのが宮古島の北端部。自分から見れば宮古島も離島だが、離島の離島から眺めれば大陸のように見えるから不思議だ。 -
島の案内図。これを制作、維持する費用も入島料で賄われているのだろう。
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まずは島の西側に整備された道を歩き、島の北端付近まで行ってみる。
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物怖じしないチョウが足に止まり、しばし動けなくなる。
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先に進むと、元の海岸線を残して数メートル沖合に道が作られていた。間にできた潮だまりを利用して熱帯魚を畜養し、自然水族園を作る構想も以前あったというがプロジェクトが進んでいる気配はない。
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熱帯魚は見なかったが、赤いシオマネキは道中あちこちで見かけた。
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道中、このような頭でっかちの奇岩をあちこちで見かける。「波食窪(又はノッチ)」と呼ばれる景観だそうで、浸食が更に進むと根元から折れるとか…
大神島の奇岩ノッチ 自然・景勝地
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北端部付近で道が突然途切れ、剥がれたアスファルトも放置されていた。
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逆サイドから撮影。当初は島を一周する道路を作る予定だったが、工事中に重機が壊れたり作業員が病死したりといったアクシデントが続いたので事実上中止されたそうだ。神様の怒りに触れた…という説もあるという。
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道がなくなったので来た道を引き返すも、途中からは高台に通じる道に入ってみる。
海岸線からかなり離れた場所だが、ここにもカニの姿が…わかるかな? -
もう少し歩くとネコがいた。きっと民家が近いのだろう。
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ここも猫島だったか…
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集落は島の高台にあった。高潮や津波を避けるため?漁網もいちいち上げ下げしているのだろうか。
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更に昇る階段を発見。高い所が好きなので行ってみる。
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昇った先は「遠見台」という島の最高地点。港と宮古島が見渡せる。
大神島 遠見台 名所・史跡
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ナンバープレートのないボロ車だから廃車?でもちょっと匂う。漁網を運ぶには便利だろうな…
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10時半過ぎに島尻漁港に戻る。大神島は再び幻の島になる…
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島尻地区にはマングローブ林も残されており、ちょっと立ち寄る。
島尻のマングローブ林 自然・景勝地
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マングローブ林にはまたも真っ赤なシオマネキ。
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宮古島の市街地のA&Wで小休止。入口では、擬人化されたシーサーとA&W公式マスコットのクマ(グレートルートベア)がお出迎え。
A&W 宮古下里通り店 グルメ・レストラン
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シーサーには「まつかに・シーサー」のプレートが…楽しそう。
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店内でオニオンリングとルートビア(S)を注文。あまり時間がなかったが、ルートビアはおかわり無料なので2杯飲む。
ルートビアはサイズにより値段が異なるが、どのサイズを注文してもおかわりは何杯でも無料。経済学的には何とも説明がつかないのだが。 -
続いて市街地の外れに建つ宮古食堂へ。お目当てはカツ丼。
宮古食堂 グルメ・レストラン
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このような状態で出される。大きめのご飯茶碗がフタ?
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フタを開けるとこのとおり。フタの部分に具材がぎゅうぎゅう詰めに押し込まれている。ご飯はもちろん、カツすらも見えない。
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カツとご飯を食べるにはフタの助けも必要。上の具材をフタに移し、そこから「掘削」に取りかかる。食堂のテーブルで土木工事をするとは思わなかった。
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偶然見かけた「こねこ洋裁店」。「ね」の字がネコになっている。壁に直接店名を描いているのは、台風で看板が飛ばされるのを防ぐためのようだ。
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再び伊良部大橋を渡って伊良部島へ。宮古島じゃないけど、島の入口には「宮古島まもる君」が立っている。全部で19体あるらしい。
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しかしまたも伊良部島は素通りして下地島空港へ。朝、台風に見舞われた関東地方(成田)から奇跡的に飛んで来たジェットスター便の着陸シーンを撮影する。本当は滑走路の端の通称「17エンド」で撮りたかったのだが…
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17エンドまでのアクセス道路は、手前2キロの地点から車両通行止めになっていた。去年は行けたのに…と思ったら、下地島空港に定期便が復活する数日前(今年の3月下旬)からこうなったという。
ところで一瞬だけ、この飛行機の戻り便で成田にまっすぐ帰りたい衝動にかられたが、実行しなくて正解だった。成田空港からの交通手段が台風15号の影響で全てマヒしていたからだ。 -
あらためて伊良部島に渡り、「宮古島まもる君」とご対面。だけどこのまもる君、ちょっと変…
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車と比べるとうんと小さい。実はこれ…
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昨夜、「うさぎや」にも置かれていた陶器製の焼酎ボトルだったのだ。しかもグーグルマップにまで紹介されている。
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ちなみに「まもる君」の後ろの景色。川のように見えるのは実は海で、対岸は下地島になる。とはいえ両島の間には何本もの橋が架かっており、実質的には川みたいなものだ。
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暇つぶしに近所のスーパーに立ち寄る。伊良部島だけどシモジスーパー。
シモジスーパー グルメ・レストラン
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伊良部島限定という「ピンクげんまい」なる飲み物を偶然発見。どんなものか買ってみる。
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ピンク色のどろっとした液体。原材料は水と砂糖とモチ粉と食紅のみ。ピンク色の冷たいくず湯…といった味だった。
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青黒い水を湛えた下地島の「通り池」。ここも昨年5月以来の再訪だ。
通り池 自然・景勝地
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下地島空港近くのガソリンスタンドで返却前の給油。ここでも「台風の影響でクレジットカードが使えない」と言われ、「昨夜入った居酒屋でも同じことを言われた」と話す。すると店員は、「そうなんです。送電用のケーブルを守るため、通信用のケーブルは切れやすいように引かれているみたいです…」と教えてくれた。ホントかよ…
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下地島空港に無事戻る。建物の外観は南国のリゾートホテル風。
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外観だけじゃない。館内も洒落ている。
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中庭には池まで…やはりリゾートホテルのロビーみたいだ。
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関空から飛行機も飛んできた。昨日と同じく、ターミナル~飛行機の間は徒歩で移動する。
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飛行機の窓から見えた下地島(左)と伊良部島(右)。確かに水路で隔てられている。
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アップで撮影。やはり海には見えない…
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堺市のメガソーラーシステム(SOLAR SAKAI)が闇に浮かぶ。関空着陸ももうすぐ。だけどゴール(東京駅)はまだ遠い…台風はうまくかわしたんだけどね。
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