1996/10/09 - 1996/10/20
202位(同エリア425件中)
T.Mさん
感染症でどこにも行けない今だからこそ、編集しようかどうか迷っていた過去の旅の記録を掘り起こしてみようと思いました。現代のようなデジタル時代とは程遠い、写真もフィルムを現像してアルバムに貼り付けてたものから何枚かをピックアップし、約20年前のスイス夫婦2人旅・・・作ってみました。
日程 1996年10月9日~20日
1日目 成田→パリ行きエールフランス夜便
2日目 パリ乗り継ぎチューリヒへ ルツェルン(泊)
3日目 ルツェルン→グリンデルワルト(泊)
4日目 ベルナーオーバーラント グリンデルワルト(泊)
5日目 ベルナーオーバーラント グリンデルワルト(泊)
6日目 グリンデルワルト→ツェルマット(泊)
7日目 ツェルマット(泊)
8日目 ツェルマット→ローザンヌ(泊)
9日目 ローザンヌ→ジュネーヴ(泊)
10日目 ジュネーヴ(泊)
11日目 ジュネーヴ→エールフランスパリ乗り継ぎ
12日目 成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
1日目 1996年10月9日
成田21:25エールフランス航空パリ行きに搭乗
この時代はまだ航空券やホテルを旅行会社を通じて予約するのが主流でしたが、できるだけ自由時間を確保したかったので、エア&ホテル(到着日1泊)のツアーをJTBで予約しました。航空会社は当時、成田から欧州方面に唯一夜行便を飛ばしていたエールフランス一択、到着日のホテル1泊のみつけた形にしました。 -
なつかしい・・・
当時は空港税もこのような感じで当日現地で支払っていました。今は航空券発券と同時に支払うことになっていてとても便利になりました。 -
機内食メニューです。最近は簡素化されたものが機内で配付されたり席のポケットに入っていますが、当時はこんなおしゃれな図柄のしっかりした紙のものが配付されておりました。
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でも、食事のことは何も覚えていなくて・・・メニューに対し、内容はそれほどでもなかった??
-
2日目 1996年10月10日
パリ乗り継ぎののち、チューリヒには朝の9:00ごろに到着。
スイスへは過去1度一人で旅したことがあり、空港直下にあるスイス国鉄の駅で、日本から用意した「スイスパス」という国内周遊券に窓口でバリデーションしてもらった経験があったので、今回は勝手知ったるって感じでさっさと地下駅へ。
日本でいろいろ調べた結果、今回は「ハーフフェアカード(半額カード)」を購入し、移動の都度切符を購入するのがいいかなと考えました。当時は窓口でパスポートと顔写真1枚を用意していく必要がありましたが、現在はいろいろな購入方法が用意されているようで・・・時代は変わりましたね。 -
さて、切符も購入できたし・・・
チューリヒ中央駅へと向かい、市内観光することにしましょう。 -
ひとりで来たときは今から30年位前でしたが、今回の(この当時の)チューリヒの印象は、あまり街の雰囲気が変わっていないと思いました。今はもう・・・だいぶ変わっちゃっているんでしょうね。
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リマト川の向こうにチューリヒ湖。曇っていていまいち景色がよくありません。
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今日はルツェルンに泊まります。チューリヒからは鉄道で約1時間くらいで行けますので昼過ぎに移動します。
ただ、その先の予定として、ルツェルンでは1泊するだけでベルナーオーバーラントへと向かうため、大きい荷物は次の次の宿泊地である「グリンデルワルト」へ移送してしまおうと・・・
スイス国鉄(いまは国鉄ではなく鉄道?)では当時このような手荷物移送制度「ライゼゲペック」がありまして、とっても便利だったんです。今でもあるのでしょうか? -
ルツェルンへは昼過ぎに到着。早速街歩きを・・・
この日は日本で予約した中級ホテルに宿泊。夕食もホテルのレストランでとりました。 -
3日目 1996年10月11日
さあ、スイス観光のメインエリア、ベルナーオーバーラントへ向かいます。順当ルートですと鉄道でインターラーケンを廻ってグリンデルワルトへと向かうのですが、今回は裏道を使ってみたいと思い、マイリンゲンからポストバスでグリンデルワルトへと向かいます。 -
このときは、スイスの鉄道やバスの時刻が詳しく載っている時刻表が日本でも市販されていた時代で、確かこれを事前に購入して、鉄道とポストバスの乗り継ぎ時刻を入念に調べた記憶があり、そのかいあって順調にグリンデルワルトに到着できました。
久しぶりのアイガーです。 -
今日からは泊まるホテルを決めていませんので、自力で探します。
とりあえず地球の歩き方に掲載されている値段相応のホテルをあたってみようと・・・
ゾンネンベルクというホテルで聞いてみたら、部屋がとれて値段も自分たちにぴったりだったのでここに3泊することに。 -
山小屋とペンションの中間くらいの建物で、部屋からはこのような眺めが楽しめました。
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天気が良かったので、さっそく付近の散策へ出かけます。
ちょうどこの日が日曜日で、お店がどこもやっていなくて・・・いまでもスイスはこんな感じなんでしょうか?イタリアやスペインなどは、週末でも結構やっているお店が増えてきた印象がありますが。 -
4日目 1996年10月12日
今日は前回ひとりで来た時に行けなかったところへ・・・フィルストという展望台にゴンドラで登り、トレッキングをします。
これはゴンドラのきっぷ。半額旅行カードで13フラン・・・確か当時のレートで1スイスフランが約140円くらいだった気がするので、約1,800円。 -
このようなゴンドラでかれこれ20分くらい登っていきます。
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ベルナーオーバーラントの山並みが見えてきました。
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スイスのトレッキングコースにはどこにもこのような案内表示が充実しており、当時はこれが本当に参考になりました。いちいちザックから地図を引っ張り出す面倒から解放されて・・・
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フィルストからは歩きでブスアルプを目指します。途中バッハアルプゼーの湖を廻り、小1時間のトレッキング。
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ブスアルプはバスか歩きでしかアクセスできないところで、グリンデルワルトのエリア内の他の観光地より人が少なくて静かでした。
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ブスアルプからの帰りはグリンデルワルト市街までポストバスで帰ります。
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ホテルの食堂にあったランチョンマット。紙製でしたが情報が充実してて、重宝しました。
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5日目 1996年10月13日
今日はユングフラウヨッホへ行くため、途中メンリッヘンやウェンゲン、ミューレンなど、付近の観光地を廻ります。 -
グリンデルワルトからロープウェイで一気に登り、頂上まではこんな感じで歩きます。標高が高いのですぐに息が切れきれ・・・
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遮るものが何もない頂上からは、360度見渡す限りのクリアな眺めが・・・
反対側のウェンゲンへロープウェイで下ります。 -
ウェンゲンからは登山電車でラウターブルンネンへ。その先谷を挟んだ反対側の丘の上の街、ミューレンへ向かいます。この電車は自分が一人で来た時と変わらない旧式のやつ・・・なつかしい。
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ラウターブルンネンの街を少しだけ散策。
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有名なシュタウプバッハの滝。
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ミューレンの展望台、シルトホルンから見たユングフラウヨッホ。このあとクライネシャイデックを経由してユングフラウヨッホへ向かいます。
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6日目 1996年10月14日
ホテルチェックアウト。 -
今日は順当ルートでツェルマットへ向かいます。シュピーツから縦に移動してブリークからツェルマットへ。
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乗換駅のシュピーツでは湖までの散策をしたりしました。
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ブリーク駅に着くとツェルマットへ向かうBVZ鉄道の乗り場へ。道路に隣接している駅なんですが、なんか様子が・・・
よく見ると右前方・・・車両が脱線していますね。 -
ドイツ語の案内なんてよくわからず、どうすればいいのか・・・
とりあえず、周りにいる同じ方向へ向かうであろう乗客たちの動向を伺いつつしばし待機。
ほどなくして代行バスがやってきて、隣駅のヴィスプから普通に電車に乗ることができました。 -
ツェルマットは相変わらず観光客でいっぱいでした。今日から泊まるホテルを探さなければ・・・
前に一人で来たときは日本から予約した分不相応なお高めのホテルでしたが、今回はそんなに高いホテルに泊まるつもりもなく・・・ -
とはいえ、地球の歩き方に載っているホテルに泊まりたいものがなく、日本語観光案内所があると書いてあったので、そこへ行ってみることに。
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駅からそんなに離れていないリーズナブルなペンションが見つかり、そこへ行ってみることにしました。
家族経営っぽい宿で、パイプをくわえたおじさんが部屋まで案内してくれました。今日はマッターホルンは見えないけど、明日は見えるよ!たぶんね、たぶん・・・って、言ってくれたり。
ここに3泊します。 -
7日目 1996年10月15日
雨。
思いっきりの雨・・・
ですが、じっとしているわけにはいきません。天下のマッターホルンを控えたリゾート地ですから、とりあえず展望台へ。
ひとりで来た時に行けなかった「スネガ」という展望台へ行きます。 -
本当だったら・・・ガイドブックによれば、ここから真正面にマッターホルンの雄姿が眺められるそうなんですが・・・気を取り直し、ふもとまでハイキング。
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晴れていればこんな感じ・・・だそうです・・・(ネット情報から写真を拝借)
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8日目 1996年10月16日
この日も雨。すっかり秋の気配ですね。さて、どうしよう・・・ダメもとでマッターホルンの直下の展望台、クラインマッターホルンへ行くか・・・行ってもたぶん何も見えないだろうなあ・・・だとしたら・・・ツェルマットに泊まる最終日の予定でしたが、早々にあきらめ、予定変更・・・ジュネーヴへ向かうこととします。 -
ペンションのおじさんには身振り手振りで1泊少なくなっちゃうけど・・・って感じでチェックアウトをお願いすると、快く応じてくれました。
このままジュネーヴに直行するのもつまらないので、途中シヨン城やモントルーを廻り、今日はローザンヌあたりに泊まってみようか・・・ -
雨でびしょぬれになりながらシヨン城を見学し、モントルーからローザンヌへ。
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ローザンヌではせっかくだからと、ちょっときれい目のホテルを探しました。地球の歩き方を見せたらいくらか割り引いてくれるって書いてあったところに行ってみることに。
吹き抜けのある豪華な作りのホテルでしたが、歩き方パワーの恩恵にはあずかれず・・・と思ったら、チェックアウト時に割り引いてくれました。 -
9日目 1996年10月17日
イタリアの特急列車「チザルピーノ」に乗ってジュネーヴへ。 -
ジュネーヴでは国連施設の見学に行きました。個人での受付ではガイドがつきませんが、この時は非常に運がいいといいますか・・・日本からの団体客がちょうど同じタイミングで来場しており、その団体のガイドについていく形で説明を聞かせていただくことができました。国連施設の係員さん、ありがとうございました。
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フランス人のような風貌の係員さんが日本語で説明してくれました。
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施設内には孔雀が・・・この孔雀、日本から贈られたものなんだそうです。
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レマン湖を眺められる展望台。
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10日目 1996年10月18日
この日は日帰りでフランスのシャモニーへ行きました。 -
有名なエギーユミディ展望台へ。
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モンブランが有名ですが、かなり穏やかな形の山で、実際に現地へ行くとこちらの荒々しいほうが目につきます。
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シャモニの街
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11日目 1996年10月19日 ~ 12日目 1996年10月20日
最終日。ジュネーヴ空港からパリ経由で東京へ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sallyさん 2020/07/26 19:24:05
- 旅客サービス施設利用料!
- T.M.さん、新しくて昔の時間の旅行記、たのしく拝見しました。
ちょっと興奮した(?)一枚のは、旅客サービス施設利用料のチケット! ありました、ありました。成田空港の、降りていくエスカレーターの前の自動販売機で購入したのではなかったでしたっけ?
成田空港を利用する度、あれがなんとも不思議で。や、チケットのタイトル見れば意味はわかるんでしょうけれど、なぜに、いろいろ荷物を預けて、両替(昔は必要でしたよね)済んだあとに、もう一度日本円使うんだろ?くらいに思ってました。日本円を用意しておくのを忘れて「し、しまった。ここで日本円使うんだった」ってなった事もありました。
航空券代に含まれるようになったとニュースを見たときは「そうだろう、そうだろう」と妙に納得したことも思い出しました。あ、、、免税店で何か買うことなど思いもよらない学生時代の貧乏旅行のときの感想です。予算ピタピタで旅していたから悔しかったんでしょうね、この料金が。(笑) 長く書いてすみません。
スイスの地名がわからないので、地図を見ながら拝見しました。
”アイガー”と手前に写る山小屋(?)の一枚、すごいですね。なんか遠近感間違ってる?っていう迫力。Eigerってブランドありますよね。そっちを先に思い出しちゃうお名前でしたが、そうか、こちらがアイガーか、と知りました
マッターホルンの方は、途中カーブした独特の稜線は小さな頃に家の台所にあった大きなポスターでおなじみでした。その頃はいつかこの山を見ることがあるのだろう、と漠然と思っていました。なんでだろう。子供って根拠ないことを思うものですね。
あそこに実際行かれたんですねー、時間もたっぷりだし、良い旅だったのでしょうね。
レストランのランチョンマット、およそそれとは思えない便利そうなマップになっていましたね。これは現物を保管していたものでしょうか。
紙ものの思い出、、、取っておいて良い感じですよね。紙の風合いとか思い出の含み方が違いますよね
- T.Mさん からの返信 2020/07/26 22:17:39
- Re: 旅客サービス施設利用料!
- sallyさん、お久しぶりです。感想聞かせていただきありがとうございました😊
空港税、ホントに面倒くさかったですね。自分はいつも、税額分をポケットに忍ばせてました。ただ、いざ出発って日はやたら緊張してますから、いよいよ成田を出国ってなったとき、使用料のチケット買う時、ポケットに入れておいた現金の存在を忘れてしまって、またカバンの中とか引っ掻きまわして日本円探したり…いい思い出❓ですかね。
でも、いま思うと、この時代でこの金額って…高くないですか⁉️
今回は、屋根裏部屋にしまってあった古いアルバムを整理していたら、懐かしい写真が沢山出てきて、昨今の感染症で出かけられないし、いい機会なので旅記録まとめてみようかなと思いましたが、改めて時代を感じさせられたのが、いろいろな紙の資料…
あのランチョンマットもそうですが、結構捨てずに残しておくタイプでして、乗り物のきっぷやら、博物館美術館のチケット、スーパーのレシート、搭乗券…
挙げ出したらキリがないくらい沢山出てきました。
25歳で会社を辞めたときに出かけた、ひとり旅のスイスや、結婚前のカナダ??ひとり旅など、この後も旅記録を作成していこうと思います。
sallyさんも、近場を愛車で楽しんでいらっしゃるようですね。那須高原など、ホントにここ暫く行ってないですねぇ…山歩きしたいです。
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