青蔵鉄道車窓からの風景～西寧での観光を経て北京へ　⑥

2010/05/21 - 2010/05/31

ラサを後に青蔵鉄道で西寧へ！
期待していたチョモランマ・ベ－スキャンプでは晴れてくれなかった天気も青蔵鉄道乗車時には晴天で車窓からの素晴らしい風景を13時間たっぷりっと堪能する事が出来ました。
ギャツオラ峠5248m,シェ－カル4200m,チョモランマ・ベ－スキャンプ5200mの移動で標高慣れしていたので青蔵鉄道の最高地点でも息苦しくは無く青蔵高原を走り抜く列車の旅を思い存分楽しめました。
西寧での観光も標高が3520mと低く呼吸も楽で晴天の中の日月山と青海湖をのんびりと回れチベットの仕上げの旅となりました。

チョモランマ・ベ－スキャンプに行ってみたいと計画したチベット旅行は想像以上に厳しい環境でしたが立ち寄った個所は何処も印象強くずっと後々まで記憶に残る旅となりました。

エリア 拉薩(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 飛行機
• 航空会社: 中国国際航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝6:30に剛堅飯店を出発しラサ駅に向かう
7:10にラサ駅着
ここでガイドとお別れ

改札の手前のブ－スで健康調査票(英語表記)を取って書いておく
駅構内に入るセキュリティチェックにて携帯酸素ボンベは没収される

ラサ駅構内

要人は列車まで車で乗り付ける

間もなく出発

列車内の通路

座席は11両の15
4名1室のコンパ－トメントの軟臥
今日はここで一泊

ラサ発8:00
出発です

ラサ駅を後に西寧に向けて

青蔵鉄道車窓からの風景

出発1時間後にニンチェンタンラ山脈が視界に入って来る

万年雪に覆われたニンチェンタンラ山脈南面

晴れてくれて良かった

残念ながらチョモランマ山頂は見えなかったけれどニンチェンタンラ山脈はきっちり姿を見せてくれて嬉しい

ニンチャンタンラ山脈に見惚れて

7162mのニンチェンタンラ峰も青空に映えて

名残惜しい眺め

列車の通路を行ったり来たり

間もなくダムシュン

9:40標高4293mのダムシュン(当雄)駅到着

ダムシュンではヤクも放牧されて

丘に建つ家々

ダムシュンを過ぎてからもニンチャンタンラ山脈の一部が視界に入る

ニンチャンタンラ山脈と草原の雄大な眺め

軟臥のトイレは洋式

11:25標高4513mナクチュ(那曲)駅着
ここではホ－ムに降りて新鮮な空気が吸えるのが嬉しい

青空の中のナクチュ駅と青蔵鉄道

列車内を移動してみると
こちらは硬座
途中に兵士が乗車して満席となった

食堂車
夕食に利用、青椒肉絲が美味しかった

ずっと続く鉄橋

青蔵鉄道は西寧に向けて走る

間もなくツァナ湖
線路の横に広がるツォナ湖(標高4594m)
世界で最も高所にある湖
タンラ山脈に源を発する川が来たからアムド(安多)を経た後にツォナ湖に流れ込む

湖岸ではヤクが草を食むツォナ湖

標高4594mのツァナ湖駅

13:03アムド(安多)駅着

アムド駅風景

青蔵高原を走り抜ける青蔵鉄道

青蔵高原に敷き詰められた小石

タンラ峠近くの車内の標高案内は5059m

玉珠峰6178mが見渡せる

タンラ山脈

沿線にはタルチョも飾られて

16:20トトホ－標高4547mに到着
ここからたくさんの兵士が乗車

操車場には赤い電車も

chumaerhe 駅も通過

青蔵鉄道車窓からの風景
蛇行する川

標高3575mナチタイ(納赤台)駅
標高もさがり呼吸も一層楽になって

5月は日中が長く夜の9時まで明るいので今日は車窓からの風景を13時間楽しめた

21:15コルムド駅着
この駅では30分の停車
先頭車の入れ替え
列車から降りて新鮮な空気をいっぱい吸う

翌朝、寝台車では少し微睡んだだけで熟睡は出来なかった
車窓からは家々が見え出し列車は西寧に近づく

車窓からの西寧市街の風景

7:30西寧駅着
ラサから西寧まで所要時間23時間30分

青蔵高原を走る抜ける青蔵鉄道の快適な旅でした

貫禄ある駅名表示

ホ－ムから出口へ

西寧駅

立派な西寧駅

先ずは今日の宿泊ホテルに向かう

ホテルは真新しい神旺大酒店
先ずこちらで朝食
朝食ル－ムからの景色

8:50にホテルを出発
今日は西寧観光
先ずは西寧から100kmにある日月山へ
10:30に日月山に到着
標高3520mの峠の山の上に建つ日月亭
下から見上げて左側が太陽に見立てた日亭、右側が月に見立てた月亭

日亭へ

日亭から見渡すタルチョに囲まれた月亭

日月山には一緒に写真を撮るヤクもいる

土産物も販売

日亭から眼下を見渡すと

日亭から見たヤクのいる所まで下りて来て次は青海湖に向かう
ちょっと眠そうなヤク

日月山から青海湖までは車で40分
青海湖の案内図

青海湖(標高3260m)は中国最大の塩湖
周囲約360ｋｍ、面積4500?と日本の琵琶湖の約6倍の大きさ

青海湖の遊覧船乗り場の近くのタルチョに飾られた記念碑

道路の奥には2008年の北京オリンピックのマスコットのフーア－もまだ飾られている

観光客が乗馬出来る馬もいて

颯爽と乗りこなす

青海湖もヤクと一緒に写真を撮れる

綺麗に飾り付けされたヤク

以前は青海湖には軍事施設がありこちらは湖上に浮かぶ中国魚雷発射実験基地

土産物屋もあり

青海湖

青海湖岸では民族衣装が素敵な女性がポーズを取って

青い青海湖

青海湖を堪能した後は西寧のホテルに戻る
道中にはこんな装置も見られる？

翌朝はホテルを9:00に出発し西寧空港へ
空港までの道中で青海省最大のイスラム教寺院(西寧東関清真大寺)に立ち寄って外観を見る
1038年に創建
18mのミナレット(塔)を左右に備える

11:05発の中国国際航空の北京行CA1208便を利用

CA1208北京行の搭乗ゲ－ト

北京行の中国国際航空機材

北京行の搭乗ゲ－トでは子供たちが民族舞踊の練習中

こちらでも練習中
搭乗便の搭乗案内まで子供たちの踊りを楽しませて貰って

いよいよ機内へ

西寧を後にして一路北京へ

北京空港の滑走路

北京空港に着陸

到着口へ移動
手荷物を引き取ってタクシ－でホテルへ

今日の宿泊はヒルトン北京
空港からホテルまでタクシ－料金は高速料金も含めて66元で所要時間25分

吹き抜けから見たヒルトン北京のロビ－

レセプションで高層階を依頼したので部屋からは高速道路や

ビル街が見渡せる

翌朝はヒルトン北京の近くにある三源里菜市場へ
魚、野菜、肉、花など取り揃え興味深い市場

近くにはマンションも建ち並んで

11:30にホテルを出発しタクシ－で北京空港へ
北京空港発14:20のNH160の関空行きにチェックイン

ゲ－トに入るセキュリティチェックが見渡せる

定刻出発を確認して

いよいよ中国を去ります

11日間の旅を終えて無事帰国の途に就きます

見るもの聞くもの全て興味深く大自然のチベットは一生思い出に残る旅となりました。

拙い旅行記を見て頂いてありがとうございました。