９年ぶりののアンコールワットで初日の出　②密林に眠るベンメリア

2018/12/28 - 2019/01/01

　◆②密林に眠るベンメリア◆

昨夜ビザと入国審査にすごーく時間を取られたために、実質カンボジア1日目。
いきなり今回のメインのプリアヴィヒアに行くツアー。
ベンメリア、コーケーとプリアヴィヒアのツアーで128ドル、昼食夕食付、これはお得とさっそく予約。

個の旅行記は1番目のベンメリア。
前回も訪れているために2回目、さすがに1回目ほどの感動はないけど、それでも十分に『遺跡』を体感できる。
ただ残念なことに入れるエリアが以前よりも制限されてた。
観光客が増えたことの弊害やね。

ホテルのピックアップは6時30分、さすがに遠いのと3か所も回るために朝が早い。前日に買っておいたパンを早々に食べてホテルのフロントまでで待ってると、5分遅れぐらいで迎えに来てくれた。
ワンボックスに乗り込むと5・6人ほど乗っていて『あなたが最後です』と言われたので、人数が少ないからラッキーと思っていたら、5分ほど行ったホテルの前で降ろされて『ここで乗り換えます』と。
10分ほど待ってマイクロバスが来て25人ほどと共に、最初の目的地のベンメリアに出発。

エリア その他の観光地(カンボジア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

シュムリアップから1時間ちょっとどでベンメリアに到着。
アンコールワットより以前の11世紀から12世紀にかけてつくられ、東のアンコールとも呼ばれるらしい。
が、15世紀にクメール王朝が滅びると長らく存在が忘れられ、密林の中で廃墟となっていったらしい。

バスを降りて参道を行くとナーガがお出迎え。
ヒンドゥー教で蛇の神様。繁栄、豊穣などのご利益があるらしい。
欄干なんかでよく見る。

ベンメリア 森林・ジャングル

廃墟。
ベンメリアは比較的人の手が入らずに自然な状態で残ってると思う。

自然のおかげで崩壊のスピードが遅いのか、自然が遺跡を崩壊させているのか？

どうやったらこんな風に生えるんや。

遺跡保護と観光のためにこんな階段や通路が作られてる。
9年前に来た時の比べて、通路が増えてたぶん入れる範囲が制限されてた。
ガイドさんにいつからこんな感じ？って聞いたら『2年前から大幅に制限された』と。
割と朝早い時間やったから(8時過ぎ)観光客はほとんどいいひんかったけど、もう少し時間だ立つと大陸や半島の団体さんが押し寄せてくるらしい。

緑もあって遺跡が映える。

レリーフ。

どんな場面かわからんけど、神話や歴史を描いてるはず。

石が散乱しているあたりが廃墟感たっぷり。

苔がまたいい感じ。

これ日本人みんなに言ってると思うんやけど、アンパンマン。
やなせたかし先生恐るべし。

遺跡と自然の共演。

多分これは乳海撹拌のレリーフ。
乳海撹拌とはヒンドゥー教の天地創造神話。
アンコールワットの第1回廊に壮大なレリーフがある。
前回は工事中のために写真でしか見れんかった。

この丸い跡は内戦時代の銃撃の跡らしい。

飾り窓。

建物の中の通路。

よくラピュタのモデル、ってことを言われるけど公開当時はまだ内戦中のために、現実的にそれはない。
まぁー、日本人を呼ぶにはうってつけの売り文句やからしゃーないか。
当然『バルス！！』って叫んでも崩壊しません。

ほんまに修復してない。

全体的にナーガはきれいに残ってるのが多い。

参道。
現地の子どもたちが遊んでた。

こういうのがラピュタ感があるんやと思う。
好きな人にはたまらんか、激しく拒否感を表すか二極やと思う。

デバダー(女官や踊り子)もある。
すべてのデバダーには実際のモデルがいたらしく、すべて顔が違うらしいい。

堀。
前回のように瓦礫や屋根の上を歩いたりする冒険感が失われているのは残念やけど、それでも十分に遺跡を体験できるベンメリア。

では次の目的地のコーケーに向かいます。