2013/03/06 - 2013/03/06
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Yoheiさん
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「またどこか海外旅行したいなぁ~。」独り言の様に呟いた私の提案に、同級生が乗ってきた。彼は仕事が早くて、仕事の要領も良く、そ れでいて面倒見の良い3拍子揃った珍しい奴だった。高専生は中学を卒業してから5年(専攻科生は7年も)同じ学校に通っている為、外に目を向ける意識が非常に低い。他の学生とも触れ合う機会が少なく、完全に「井の中の蛙大海を知らず状態」にあると言える。しかも理科と算数の得意な人間が自然と集まる為、相対的に語学への関心が薄く、高専5年生ですら高校1年生レベルの英語の授業を受けている。英語の授業は英語のテストの為だけに受講しているので、テストが終わってしまったら構文も単語も全て忘れてしまう。そんな高専に居ながら、彼が私のこの話に乗ってきた事は正に「渡りに船」だった。
お互いのシンポジウム、学会、バイトの都合をすり合わせ、旅行期間は3月、最後のテストが終わり卒業式までの2週間になった。行き先については格安中華系航空会社の多く就航するアジア、そして私の「陸で国境を超えてみた い」と言う希望を優先して貰い、ベトナム~カンボジア~タイ~マレーシア~シンガポールを陸で移動する事で話が纏まった。
その後詳細調査を進めていった。カンボジアビザの取得方法、それぞれの国の入国手段等、お互い限られた時間であったが、要領よく旅の大枠を決めていった。卒業に必要なあらゆる成果品、論文、書類を提出し終え、翌2013年3 月5日に我々はホーチミンへ出発した。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
空港内で一夜を明かしたにも関わらず、ふかふかのソファのお陰で快適に眠ることが出来た。朝6時頃になると空も段々明るくなり始め、荷物をまとめ外へ出ることにした。タクシーを使い、プノンペン行きのバスが集まるホーチミン一番の安宿街であるファングーラオ通りを目指す。しかし昨夜は多数止まっていた空港前のタクシーは何故か一台も居なかった。
タンソンニャット国際空港 (SGN) 空港
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その代わりに152番と書かれたバスが停まっているのが見えた。この路線バスは空港と市内を結ぶ路線で、タクシーよりも安い交通手段として地球の歩き方に掲載されていた。さわやかな笑顔のおっさんドライバーに「ファングーラオ通りまで行きますか?いくら?チケットはどこで買うの?」と立て続けに質問してみるが、出発時刻が迫っていたのか「とりあえず乗れ!」と言う。そして彼は親切にチケットの裏に運賃を書いてくれ、ワンパーソン5000ドン、荷物は2人で5000ドンだといった。ベトナム・ドンは余りにゼロが多いため、頭の中で割り算をするのが大変苦労する。大体200くらいで割ると、日本円になる。
始発であるタンソンニャット国際空港では2人だけだった乗客も、街中に近づくに連れ増え、じゃんじゃか人が乗り込んでくる。窓外に目をやると、朝の通勤ラッシュなのか、バイクの海が広がっていた。道路上の全車両に占めるバイクの数は9割といったところか。街中でバイクレースが繰り広げられている。ものすごい数のバイクが交差点に突入する光景は圧巻。 -
ファングーラオ通りに到着したぞ!と運転手のおっさんに告げられ、いそいそとバスを降りる。プノンペン行きのバス会社があるのは、そこに程近いタデム通りという場所らしい。道端に立っている兵士などに「タデム通りはどこ?」と聞きながら歩く。言われた通りを歩いていると、バイクに乗ったおじさんが背後からやってきて「ハーイ!オハヨウゴザイマス!」とカタコトの日本語で話しかけてくる。そして例の様に、ツアーはもう組んだのか?と聞いてくる。彼はどうやらこの辺りを歩いている観光客を、自分の店に誘導する客引きらしい。やんわり断ると、それ以上は声をかけてこなかった。
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ホーチミン市内の道路にはバイク専用レーンがあった
指示された通りを歩いても、一向に目印となる建物が見えてこない。既に通りすぎてしまったのかと、再び来た道を引き返す。すると、さっきのバイクおやじが再びやってきて、「ハ~イ、マタアイマシタ!」と声をかけてきた。友人が機転を利かせてくれ、「タデム通りはどこ?」と聞くと「ソコヲ左ニマガル!」と教えてくれた。 -
「ありがとう!カムオーン!」とおじさんに御礼をして別れる。言われた道を行ってみると、なるほど地球の歩き方に描かれている地図と同じ地理が現れた。お目当てのTNKツーリストという旅行会社を探し中へ入った。プノンペンまで行きたいんですと告げると、値段は11ドルだといった。インフレの進むベトナムでは、比較的大きな買い物にはドンよりも米ドルを使う傾向にあるらしい。もちろんドンで支払うのもありだ。地球の歩き方にはプノンペンまでは約10ドルと書かれていたので、値段は普通みたいだ。
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ドンで支払うと11ドルは46万ドン。10万ドン札5枚で支払い、お釣りの40000ドンを受け取る。ドンでのやりとりは、ゼロが多すぎて何だか感覚が麻痺してくる。日本円ではたったの2000円程度なのに。30分後の8時出発ということで、バスがやってくるまで旅行会社で待たせてもらうことにした。TNKツーリストは日本語のできるスタッフがおり、日本人観光客も多いのか、あちこちで日本語の会話が聞こえてきた。
8時になりバスへ案内された。一般的な40人乗り程度の観光バスだった。日本人だけでなく沢山の外国人も乗り込み、国際色豊かな旅の始まりだ。ロッテリア (チャンフンダオ通り店) ファーストフード
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我々のシートは最後列だった。車掌?が手際良く乗客のパスポートを回収し、その代わりにおしぼりとペットボトルの水を手渡していく。バスが走り出す。バスは最後列に座る我々のお尻に舗装状況を正直に伝えてくれる。飛んだり跳ねたり、アトラクション感覚満載な旅路になりそうだ。それでも昨夜あまり眠っていない我々は、心地良い?振動に次第に眠りに落ちてしまった。
ロッテリア (チャンフンダオ通り店) ファーストフード
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国境付近で友人に叩き起こされた。バスはまもなくして停まり、車掌から全員降りるように言われた。目の前には、いかにも!という感じの国境のゲートが立ちはだかっている。どうやら出国と入国の際だけは自分たちの足で国境を超えなくてはならないらしい。スタンプも自分で貰う。日本人にとって、カンボジアはまだ入国するためにビザが必要な国だ。アライバルビザも取得できるのだが、万が一の場合を考えて我々はe-ビザを事前に取得していた。陸で国境を越えるというこの度の目標を一つ達成したとともに、スタンプがまた増えた。
モクバイ国境 散歩・街歩き
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いったんバスを降り、徒歩で国境を越える。
モクバイ国境 散歩・街歩き
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「ドンとカンボジアリアルを両替しないか?」と両替商がしきりに声をかけてくるが、果たして提示されたレートが良いのか悪いのかすら判断できない。一旦ドンを円に直して、再びカンボジアリアルに直す。この計算を頭の中でやっている内に、両替商は諦めて去っていった。この日の為替レートは1円=220ドン=35リアル程だった。
モクバイ国境 散歩・街歩き
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全員を乗せ、再びバスは走り出した。相変わらず道は悪く、ポンポンと頭をぶつけながら進んでゆく。コンクリート舗装の一本道なのだが、スピード出し過ぎ防止目的の小さなハンプが随所に設置されている為、えげつない衝撃が我々を襲う。
バスはメコン川に差し掛かった。東南アジア随一の大河川だ。大河川であると同時に暴れん坊であるメコン川故、河を挟んで向かい合うネアックルンの西岸と東岸を結ぶ手段は船舶しか無く、自動車を満載したフェリーがひっきりなしに両岸を往復している。無償資金協力としては最大規模となる橋梁の建設が、JICAの事業として現在行われており、これが完成すればホーチミンからプノンペンを経由しタイのバンコクまで続く、東南アジア経済にとって非常に重要な物流路が完成する予定だ。ゴールデン パーム カジノ & ホテル カンボジア ホテル
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バスはフェリーに続く長い車列に並ぶ。誘導員の指示の下、自動車たちが甲板の上に隙間なく敷き詰められる。車と車のわずかな隙間を縫うように、物売りの女性たちが頭に大きな籠を乗せて乗り込んでくる。何を売っているのか顔を出して覗きこんでみると、衝撃を受けた。なんと籠の中にはタガメやコオロギの素揚げが山盛りに盛られていたのだ。不気味なほどテカテカと黒光りしている。虫の選別は案外甘いらしく、コオロギやタガメに混じって他の虫達も素揚げにされていたように見える。フェリーの乗客相手に売っているようだ。
つばさ橋 (ネアックルン橋) 建造物
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フェリーに乗って大河川、メコン川を渡る。
つばさ橋 (ネアックルン橋) 建造物
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メコン川を渡り終えるとすぐにプノンペンへ到着した。結局到着に掛かった時間は7時間だった。バスから見えるカンボジアの首都は、案外近代的なビルも建っていた。相変わらず二輪車が交通の主を占めているらしい事は直ぐに分かった。
オリンピック マーケット 市場
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降ろされた場所はプノンペンの真ん中、オリンピックスタジアムのすぐ隣だった。プノンペンでオリンピックなんてやったっけ?、調べてみると名称が単に「オリンピック」なだけで、将来への夢と希望が込められているらしい。カンボジアリエルを持っていない我々は、近くの露店両替商に両替を持ちかけた。1万円=104ドル=413,400リエルになった。またしても桁が大きすぎて善し悪しがよく分からなかったが、計算すると100リエル=2.4円になり、ほぼ本日の為替レート通り。両替を済ませると次はホテル探しである。困った時の地球の歩き方頼り、掲載されていたキャピトルゲストハウスというホテルに目星を付けた。
オリンピック マーケット 市場
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街を歩いていると、タクシードライバ-に声をよくかけられるが、一度断るとそれ以上執拗にすがっては来ない。何とか地図を頼りにキャピトルゲストハウスを発見した。地球の歩き方に書かれていたように、欧米人の宿泊客が多いらしい。ツインルームが満杯ということで、余り値段の変わらないトリプルルームに宿泊することにした。写真はホテルのバルコニーから見た風景、これぞ東南アジアって感じ。
ロケーション最高、設備は必要最低限がそろう by Yoheiさんキャピトル ゲスト ハウス ホテル
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ベトナム同様、インフレの激しいカンボジアでは米ドルが普通に流通していた。宿泊料金は前払い制、8.9ドル=35,400リエルを支払う。日本円にすると一人あたり450円である。お札を出すのにもたもたしても、多く渡しすぎてしまっても、ちゃんとお釣りを返してくれるカンボジア人。インドとは異なる神対応に感動した。Wi-Fiも無料で使えて文句なし!1階にはレストランと旅行会社が入っており、カンボジア各地へのツアーバスが出ているらしい。究極のワンストップサービス!
ロケーション最高、設備は必要最低限がそろう by Yoheiさんキャピトル ゲスト ハウス ホテル
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外が涼しくなるのを待ち、夕暮れが始まる17時30分にホテルを出て近くのスーパーへ行くことにした。とにかくバイクが多い多い…。排気ガスで街の空気が汚れているのが歩いていて分かる。一体カンボジアでどれほど寿命を縮められるのだろう。
ロケーション最高、設備は必要最低限がそろう by Yoheiさんキャピトル ゲスト ハウス ホテル
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ソリアというショッピングセンターに入る。グランドフロアには食堂、スーパー、貴金属店…なんでも入っている。スーパーであれこれ買い物をする。日本語で書かれた家電製品、中国製の日本メーカーの模倣品、様々な商品があったが、タイ産の食品が非常に多く見られた。
買い物をして店を出る頃にはすっかり辺りも暗くなり、ホテルの近くまでトゥクトゥクで帰ることにした。歩いていると対面からトゥクトゥクがやってきて、「トゥクトゥク?」と尋ねてくるので、値段交渉をして乗車。インドのように法外な値段をふっかけてくるような輩はおらず、何となく腰抜け。
晩飯はホテルの1階のレストランで、フライドライスとこんがり焼いたチキン、Angkorビールで乾杯した。カリッカリのチキンの皮がとても美味しく、フライドライスも香ばしかった。ホテル ソア ホテル
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