巣ごもり中の気分転換に荻窪さんぽ

2020/04/19 - 2020/04/19

コロナ流行による外出自粛が続いておりますが､お散歩は良いようなので歩いて荻窪までお散歩してきました
勿論三密には気を付けてソーシャルディスタンスをとるのは必須で！

善福寺から荻窪駅へと進んで荻窪ラーメンをいただいた後､腹ごなしに更に歩いて 荻外荘公園・角川庭園・大田黒庭園 をめぐり､ついでに久しぶりに昔住んでいたところまで行ってみました

【表紙の写真】新緑の大田黒公園

エリア 荻窪・西荻窪(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

歩いて西武新宿線の上石神井駅まで来ましました

今回も　三密を避け､ソーシャルディスタンスをとること　を必須として行動します

上石神井駅 駅

駅前の道を進んで行くとバスの車庫に突き当たる

青梅街道を渡り更に住宅街を進んで行ったところに

善福寺
この辺りの地名「善福寺」の由来となったお寺ではなく(由来となったお寺は肺寺となってしまったそう)、後にこの地名をとって改名されたそう
境内はというと､これと言うものがない(御本堂までの広い境内は駐車場となっていました)

善福寺 寺・神社・教会

続いてその近くにある善福寺公園へ来ました

善福寺公園 公園・植物園

内田秀五郎翁像
井荻購買信用組合(現･西武信用金庫)を設立し､井荻村の村長になり､電灯を敷設し､西荻窪駅を誘致し､区画整理を行った方だそうです
とにかく地元のすごい人なんですよ

中央には大きな池があり､その周りに遊歩道がある公園です
こちらは上池　一周してみます

まるでジャングルのような木ではないですか

そのそばに市杵嶋神社(弁財天)

こんな小さな祠のような神社ですが､創建は鎌倉時代
建久8年に江ノ島弁財天を勧請したのに始まるとされるそうです

その前には遅乃井の滝
源頼朝が奥州征伐に向かう際､飲料水を求めるために土を掘ったがなかなか水が出ず､弓の筈で土を７か所掘ると､しばらくしてその７か所に水が湧き出て､水の出を「今や遅し」と待ったところから「遅の井」と命名されたと言われています
現在は泉が涸れてしまい､新たに井戸を掘ってポンプで汲みあげて遅の井の滝として復元しています

ここでだいたい池半周

鮮やかな花が咲く

ラジオ体操ではなく中国語圏のような朝の体操風景
この時期､こんなに人いたら危ないですよ、、、

井草八幡宮へ
井草八幡宮は下井草村の鎮守
大きな神社です

井草八幡宮 寺・神社・教会

真っ赤な楼門を潜ります

ここで神社を守っているのがこちらと

こちら

頼朝公御手植えの松
文治5年欧州藤原氏征伐の際に戦勝を祈願して手植紀信されたが､昭和47年に枯れてしまったそう(こちらの松はその末流)

源頼朝ってあっちこっちで松植えてますねぇ！

回廊に囲まれた境内に建つ立派な社殿でお参り

道を挟んで境内から移された富士塚があります

再び青梅街道を越えて早稲田通りを東へ

早稲田通り 名所・史跡

持ってきた「お～いお茶」飲んでたら､何とも偶然にも伊藤園さんの前だったんですね

農芸高校の先を右に

観泉寺の塀が続きます
ここ観泉寺は今川義元の子孫にあたり､江戸時代高家旗本だった今川氏の菩提寺
今川直房は1645年(正保2年)､京都への使者を務めて家康への「東照宮」号宣下を得た功により､家光から武蔵国多摩郡鷺宮村(中野区)､上･下井草村(杉並区)､中村(練馬区)500石の知行を加増され､家禄は都合1000石となっています(参考･Wikipedia)
ここの住所「今川」はこの今川氏に因んでいるそうです

こちらが入口

観泉寺 寺・神社・教会

中には滝もあるきれいな庭園が整備されていました
枝垂桜や紅葉がきれいらしいですが､生憎その時期ではなかった

御本堂

今川氏の墓地は墓地の入口近くにあります

観泉寺から敷地を借りている中大杉並高校の前には「観泉寺」の石碑が建っています

そばの「桃井はらっぱ公園」に来ました

嘗ての日産荻窪工場(更に昔は中島飛行機東京工場)があった場所が再開発されてできた町です

荻窪駅方面へと進んで､荻窪警察署の前辺りにあった八幡神社
こちらは上荻窪村の鎮守

荻窪八幡神社 寺・神社・教会

鳥居の横には祓門
鳥居の奥に建つのが道灌槙

神門を入って行きます

こちらは永承6年源頼義が奥州征伐の際に宿陣して戦勝を祈願したそう
また､太田道灌が豊島泰経を攻めた際にも武運を祈願した神社だとか

ベンチには猫なのか何なのか…？
ネットで調べてみたけど､ヒットしなかったので今でも？？？

大鳥居のすぐ前にあったのは杉並アニメーションミュージアム
東京工芸大学の大学博物館なんですが､ここもコロナの影響で休館してます

東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム 美術館・博物館

青梅街道を東へ

四面道の交差点を南に進み

線路脇にある光明院
ここは「荻窪」の地名の由来と言われ「荻寺」とも言われています

光明院 寺・神社・教会

入ってすぐの場所にお地蔵様sは「泣きべそ地蔵」
小張吉兵衛さんが建立した阿彌陀様、観音様、勢至菩薩の4体の大きな石仏
吉兵衛さんが両親と奥さんを相次いで亡くし、悲しみをまぎらすためにお地蔵様を建て､当時は普通の顔だったのに悲しみの顔に変わり､泣きべその顔になったそう

線路脇の「荻の小径」

「荻窪」の地名の由来となった荻が自生している通路です

奥には本堂　その手前には焔魔堂と手水鉢が見えます

荻窪駅方面へ行く途中にあった白山神社

白山神社 寺・神社・教会

コロナ流行のためか網がかけられて使えないようになっていた手水ですが､手水の水を出しているのは猫みたい(=^・^=)

長い参道を進み､ようやく拝殿に到着

駅へと向かう商店街
「ハクサンタウンズ」と言うそうです

ハクサンタウンズ 市場・商店街

荻窪駅に到着しました
駅前も昔とずいぶん変わってしまいました

駅前ロータリーにできていた「荻の広場」
これも昔はなかったように思います

ここに生えている荻は自生の荻だそう

昼食までの時間潰しに付近を散策

天沼八幡神社 寺・神社・教会

天沼八幡神社です

歩いてすぐの天沼弁天池神社

天沼弁天池公園 公園・植物園

これが弁天池

天沼弁天池公園 公園・植物園

荻窪駅へ向かう教会通り
コロナの影響か､シャッターが閉まっているお店が多い
人もあまり歩いていません

荻窪教会通り商店街 市場・商店街

再び駅前のタウンセブンに
40年くらい前は雑多とした商店街だったけど､その後再開発で整備された
今はというと…ここもコロナの影響でほぼ休館してました

荻窪タウンセブン ショッピングモール

天沼陸橋に
こんなアートもなかったような

その脇からはJRの線路が見えます
おっ､特急が来たぁ！

10時55分 春木屋さん
本当は11時オープンですが､ちょっと早く開店でした
コロナの影響か､オープンの時はお客さん1人しか待っていませんでしたが､お店を出るときには５人くらい列ができてました(コロナ感染防止のため､席は間隔を空けて案内していました)

春木屋 荻窪本店 グルメ・レストラン

荻窪ラーメンが有名になったのはかなり前

本当はワンタンメンが人気No1みたいだけど､中華そばをいただきました

南口へ移動します

荻窪駅 駅

バス通りの1本外側の荻外荘通りです
沿道には荻外荘だけではなく大田黒公園などもあります

現在立入禁止となっているこの門には以前は「近衛」の表札が掛けられていました
戦前の首相で､五摂家筆頭の近衛家の当主文麿の別邸でしたが､こちらに住んでからは､二度と本邸に戻らなかったくらい気に入ったお邸だそう
近衛文麿が服毒自殺した「荻外荘」です
一時期吉田茂も住んでいたそうですが､数年前まで近衛文麿の次男で元東大教授だった通隆さんがお住まいになられており､亡くなられて現在は杉並区が管理しているそうです

お邸の敷地の一部(裏側)は現在「荻外荘公園」になっています
多くの家族連れが遊んでいました

荻外荘は国の史跡にも指定されています
戦前の重要な会議がここで行われていました

公園は下側の半分で､お邸があるうえ半分は現在整備中だそう

大きなお邸です

公園から見える「荻外荘」

続いて来たのが近くにある「角川庭園」
杉並区が､俳人で角川書店の創設者である故角川源義(げんよし)氏の旧邸宅を平成17年にご遺族からの寄贈を受け､整備した庭園です

角川庭園 公園・植物園

大大と「庭園」と言うほど大きなお庭ではありませんが､沢山の植物が植えられている庭園です

庭園内には「幻戯山房～すぎなみ詩歌館～」と名付けられた数寄屋造りの邸宅も残っています

2階に上ることはできませんでしたが､その中も見学することができます

玄関のすぐそばが書斎
写真のこっち(→)の本棚には､さすが角川書店の創業者のお邸だけあって角川文庫の文庫本が多数
自由に読んで良いそうです

書斎の隣のダイニング

から見える庭園です

次に来たのは「大田黒公園」
元々は音楽評論家大田黒元雄の自邸

大田黒公園 公園・植物園

門からはいちょう並木が続く

この季節､新緑の木々が眩しいですよ

池の鴨も気持ち良さそう

新緑の中に真っ赤に色づいた楓のアクセントもまた美しい

＠大田黒公園

＠大田黒公園

20年ほど前に3年間くらい荻窪に住んでいました
夜､終バス後に帰るときに歩いた道を思い出しながら､久しぶりに歩いてみました
道とか結構覚えている方だと思いますが､20年前に歩いていた道､結構あやふやでした
しばらく行かないと忘れてしまうもんなんですねぇ
角川庭園のすぐそばを歩いていたのに全然気づかなかった(角川庭園はその後開園したもののようですが)
などといろいろと思うところはありましたが､こちらシャレール荻窪
20年くらい前は荻窪団地という昭和の公団団地の典型のような団地だったのに､すっかりおしゃれになっていました
時が経つのは早いもので､あれからもう20年近くも経ってしまったんだ…

区立中央図書館
改修中でした

中央図書館 名所・史跡

その前にある荻窪体育館

荻窪体育館 名所・史跡

図書館の隣にある読書の森公園
今は図書館使えませんが

読書の森公園 公園・植物園

明治天皇がお休みになられた場所
門だけが残っています

明治天皇荻窪御小休所 名所・史跡

荻窪駅に到着
上石神井から善福寺､観泉寺から荻窪駅､三庭園を廻って昔住んでいた家の近くまで行き､荻窪駅へ戻って35,129歩も歩いてしまったので､結構疲れました！

荻窪駅 駅