2020/02/19 - 2020/02/21
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montarouさん
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2020年2月12日にシンガポールに入り、バタム島を経てマラッカ海峡を高速船で横断し、スマトラに上陸、ブキティンギを経て、ここではタルトゥンの面白い2種の温泉について記す。その後はトバ湖を訪れ、デュマイから船でマラッカ海峡を再度、船で横断して2月29日に帰国した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
タルトゥン(Tarutung)の温泉とテンビラハンへの船旅は、いずれも観光客に知られていないが、いずれも今回の旅のハイライトとなった。
タルトゥンに出発する前に、ブキティンギのバスターミナルで切符(18万ルピア)を買ってあった。それは大型バスでパラパットに翌朝到着するので、タルトゥン着は未明である。19日12時にターミナルを出発、ただ10分ほど走って、市内の次のバス停で30分停まり、また10分ほど走り、10分ほど休憩した。
ここでトイレに行ったが、トイレの手前に水が溜めてあり、そこで足を洗わざるを得ない仕組みになっていた。 -
実際の出発は1時ごろであるが、それから2時間ほどは急カーブの連続で、酔い止めが必要な人もいるだろう。この辺りには貧しい家が多い。
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やがて赤道を越えて、北半球に戻る。やがて道路のカーブはすくなくなり、薄暗くなって夕食。ここには小さなモスクがあり、女性用の一時使用の白衣も備え付けであり、女性は仕切りのある後の部屋、男性は前室で、乗客の半数以上がお祈りに入っていった。
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冷房の効きすぎのバスは、さらに走り続け、未明の3時半にタルトゥンのALSのバス停に停まった。
Loketと簡易食堂を兼ねたバス停は開いていたので、カップヌードルとコーヒーをつくってもらった。薄明るくなる6時まで待って、約5㎞離れた炭酸温泉(Soda Water Parbubu)まで歩いて行った。この町にはキリスト教徒が多いようで、モスクより教会が多い。町を外れ、変哲のない田舎を歩き、7時過ぎの炭酸温泉に着いた。既に数人が泳いだり、浸かったりしていた。 -
この炭酸温泉は24時間開放で、更衣室もトイレも含めて、すべて無料であった。
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これは期待をはるかにこえた素晴らしい炭酸温泉だった。柵もない開放された温泉は、直径が20米前後の円形、周囲の深さは1.2~1.6米、中心部は深いので、貸浮き輪もある。炭酸ガスの湧きお出しがすごくが、あちこちから絶え間なく吹き出している。
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湯温は高くないがが、湧出量は多く、中程度の小川ほどの量が流れ出していた。水温は、温泉の湧きだし近辺で暖かさを感じる程度、中央部は35度弱のような感じだった。
もう一つに素晴らしさは、地元の入浴者がフレンドリーなことだ。 -
体が不自由な人をおぼれないように支えて入浴していた老人もいた。この炭酸泉は地元民の健康維持施設であり、リハビリ施設でもあり、ここの温水のような心の温かさも感じることができた。
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10時ごろに上がり、また徒歩で町中心に戻り、昼食屋を探していると、スマトラ独特の伝統的建物があり、博物館と思ったが、集会場のようだった。
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安心できる昼食屋は見つからず、結局パンを買い、バザールが上流にあると聞き、そこで果物を買った。そこから再度、町中心に戻り、市内バス(4千だが5千ルピアでお釣り無)でシポホロン温泉(Pemandian Air Panas Sipoholon)に向かった。
シポホロン温泉にはホテルが2~3軒あるが、三つの大きな露天風呂のある宿を選んだ。部屋は2階で、作業員が白く濁った露天風呂の通路に溜まった湯の華を削っていた。 -
この温泉水の湧出時は透明で推定90度以上と思われた。
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湧出口は数十ヵ所で、湧出量は多く、約十ヵ所のかけ流しの露天温泉プールで使っても、十分に余りある。泉質は分からないが、硫黄臭はない。湧出時の熱水は透明だが、温度が下がるか?空気酸化のためか?急速に多量の白色の濁りを生じてくる。そのため湧出地には多量の白色の沈積物が厚く溜まっていた。
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50度以下に冷やした露天温泉プールは白く濁り、底には滑りやすい白い濁りが溜まっている。この性質のため、露天風呂の通路まで、湯の華を削り取ることが必要になる。この白色の濁りは、高温で溶けやすく、低温では相当に溶けにくい性質の無機物である。
温泉プールから約百米離れた最上部の湧出口は大型で、そこからの流れの途中には週ヵ所の湧出口があり、その周囲は高温のぬかるんだ沈積物で囲まれ、近づけない。 -
ここからは相当な湧出量があるが、そのすべてが林道に流れ込み、温水の川となって、まったく利用されていない。
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コニーデ火山の模型のようで、火口から熱水をボコボコ噴出している。写真の若者は、この下部の温泉堆積物の採掘場の作業員。
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さらに周囲が沈殿物で詰まりかけた小さな熱水口、沈殿物で完全に詰まり固まった死火山のような熱水の出ないコニーデ形の出っ張りもある。他方で噴出した熱水の溜まり池もある。
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そこから降りると、作業員がショベルカーで固まった沈積物を掘り出してトラックに載せていた。そこから下部の湧出口の数ヵ所が温水プールに使用されている。
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湧出口からそれぞれの温水プールに向けて湯水路が掘られ、流路や途中の冷却池で冷やされ、順次下方の温水ブールに導かれている。
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ここの濁り成分は炭酸カルシウムではないが、パムッカレの段々田圃形温泉のミニチュアのような所もあった。
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湧出地を回るときは、転ばないように、高温のぬかるみに踏み込まないような注意が必要である。
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いずれの温泉プールも白く濁っている。中に入るときな、底に溜まっている白い沈殿物は滑りやすいので注意が必要だ。宿の上段の温水プールの湯音は45℃ぐらい、中間プール42℃くらい、下方が40℃くらい。宿にはそれ以外にも小さなプールと、お湯浴びの個室が数個、トイレが数個あった。
ここの標高は千米だが、昼間の気温は35℃ぐらい。昼間から温泉プールに入ったが、客は私一人。上段の温水プールには到底入っていられない。中断も無理。下段のプールも長時間は無理だった。それで風呂の横の日影で昼寝。部屋に帰っても水道水はなく、飲み水以外のシャワーやトイレ水は温泉水を 冷やした上澄みの溜め水だった。
少し眠る。気が付くと夕方、温泉プールには人が十人余りで、彼らは涼しくなった夕方に来るのだ。 -
外部からの入浴料は5千ルピア(40円)と安い。外気温の高い昼は、湯気が目立たなかった、気温が下がると、この地域一帯に湯気が漂う。朝になると、さらにスゴイ湯気が出ていた。
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タルトゥン(Tarutung)に外国からの観光客はいないが、ここの2種の温泉は非常に素晴らしかった。
21日の朝、カップヌードルで朝食、突いても起きない宿の係員に無理にお越し、鍵を返し、シポホロン温泉前の道路で、パラパットまで行く車を拾う。昨日、地元の人に尋ねた所3.5万ルピアと聞いて、高いと思ったが、止めたミニバスは4万ルピアと言う。余りに高いと思ったが、仕方なく同意して乗った。約3時間でお昼ごろに、ツクツクへの船が出るパラパットに着いた。
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