2019/05/03 - 2019/05/13
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fiume pietraさん
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ランサローテ島に引き続き、テネリフェ島の巻です。
テイデ山の外輪山の南側、一番山に近いビラフロールに滞在して、三日間山に通いました。
天気も気候もよく素晴らしい毎日でした。
5/3 成田 →13:45(KLM)23:25→ マドリッド
5/4 マドリッド →11:00(イベリアexp)12:55→ テネリフェ・北 →15:15(Binter)16:05→ ランサローテ島
(空港→レンタカー→アレシーフェ)
5/5 ★ Timanfaya国立公園
5/6 ★ El Golfo、MIrador del Rio、Caleton Blanconなど
5/7 ランサローテ島 →11:20(Binter)12:10→ テネリフェ島
(空港 → レンタカー →ビラフロール)
5/8 ★ テイデ山ケーブルカー → 避難小屋/Pico Viejo展望台 カルデラ底散策
5/9 ★ Pico Viejo 登山(2000m→2800m 頂上は3000m+)
5/10★ カルデラ底周遊
→テネリフェ・北 →20:40(ブエリング)25:00→バルセロナ
5/11★ コロニア・グエル、カタルーニャ美術館
5/12★ グエル公園(予約)、サグラダファミリア教会(予約)
5/13 バルセロナ →13:20 (KLM) 12:00(+1)→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- イベリア航空 KLMオランダ航空 ビンター・カナリア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
テネリフェ北空港のロビーです。
テネリフェ ノルテ空港 (ロス ロデオス 空港) (TFN) 空港
-
私の利用したレンタカーはランサローテでも利用したTopCarです。
この空港では事務所が空港内にはなく、空港の地下駐車場の入口に担当の人が来て受け渡しをしていました。
ロビーからエレベータで下まで降ります。
借りたのはマニュアル車でナビ付きです。
4日間で50ユーロです。
山道を走るにはオートマチックの方がよかったかも知れません。
ナビはガーミンを持参しました。
予め道を調べたり、ポイントを登録しておけるので便利ですが、ナビ自体は車についている方が優秀です。
ただ、音声は英語、操作マニュアルはスペイン語です。
例によって燃料は赤マークが点灯しているのですぐさま給油しなくてはなりません。
空港を出て高速道路にそった南北方向に走る東側の道を北に少し行くとスタンドがあります。私は取りあえず南に行ってしまったのでスタンドがなく焦りました。 -
借りたレンタカーのメーターパネルです。
一寸暗いのでわかりにくいのですが、向かって右側のメーターが燃料計。最小目盛りは1/4の更に1/8です。
これは返すときに撮影したもので、走行後の写真です。
走行距離は400Km。全部で25ユーロ分給油して、残り4目盛り。
最初は2目盛りで燃料警告灯が赤表示でしたが、今はまだ黄色です。
若干損しましたが(2リットルくらい?)仕方ありません。
燃費はリッター17kmくらいでしょうか。
山道では大体3速で上り下りしていたのでこんなものでしょう。
なお、ナビの画面はエンジンを切っても暫く点灯したままです。
海外の車は日本とは操作方法などが違うので戸惑うことが結構あります(例えば給油口の蓋)。 -
テイデ山の拠点はビラフロールです。
これはテイデ外輪山の南側の入口に一番近い村です。
カルデラ内まで10~15分程度です。
高速道路のTF-1を、Playa de las Vistas 近くまで行って、72番のインターチェンジで降りて、後はTF-28、TF51で登っていきました。
坂は結構急です。
途中、花が咲き乱れていてとても綺麗でした。
これは単なる空き地なんですけれどね。 -
花の写真の近くで撮りました。谷の頭です。
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Hotel Spa Villalba。
滞在したホテルです。村から少し離れた所にあります。
駐車場はホテル敷地内のロータリーにもありますが、道路上の区画に沿っても駐められます。村の中ではないので、全然問題ありません。
村の中では結構急な坂道に駐めることになります。 -
ホテルは落ち着いた雰囲気で、スタッフの方もとても感じがよかったです。
三泊で285Euro、朝食付きです。
歩いてすぐの所にはレストランなどはないので、ホテルで摂れるのはありがたいです。
通常Booking.comなどを使いますが、それらより、ホテル自身のサイトからの予約の方が割安でした。
Spa付きで、部屋も広く、バルコニーもあって滞在を楽しむホテルでしたが、Spa は午後8時までなので行く余裕がありませんでした。なにせ8時でも明るい位なので、外を歩き回っていましたから。
しかし部屋にはバスタブがつき、しかも非常に大きいので全然問題はなく、とても快適でした。
テイデ山に一番近いホテルのひとつで(一番近い、というか、中にあるのがパラドールですがこれを除いて)、
毎日ホテルと山の往復、町歩きは全くしませんでした。 -
バスルーム。
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部屋です。
冷蔵庫やクローゼットもついています。
広々としていますね。 -
ホテルの庭です。
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朝食はこんな感じです。
これはパンの類。 -
ハム、チーズ、卵などタンパク質グループ。
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野菜、果物。
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朝食は充実していて、質、量、種類、いずれにおいても◎。
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ホテルの中にレストランもありますが、夕食は村のレストランに行った方がいいかもしれません。素朴ですが美味しいです。
ただ昼間は暑いくらいでも、日が落ちると急に冷え込みますので要注意。 -
車はこんな感じで駐車。
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現地時間で夕方の7時半過ぎです。
料理の味は濃いめ、かな。 -
ホテルにチェックインしてまず訪れたのは、村はずれにある老松です。
この岩のすぐ向こうに駐車場があって駐車場からすぐです。
駐車場からも勿論見えます。 -
これが老松で、Pino Gordo と呼ばれています。
Pinoは「松」、Gordo は「太った、大きい、厚い」という意味。
周囲は松林になっています。 -
近づくとその大きさが実感できます。
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松の周囲には、乾燥地帯に咲くいろいろな花が見られます。
これはタヒナステと呼ばれる花で、テネリフェ島を代表する花としてで有名です。
大きさは1メートルを超え、2メートルに達するものもあります。
花を咲かせるのは3年に1回。
1年目と2年目は大して大きくないのですが、3年目に急速に背丈を伸ばしてらせん状に小さな花を多数咲かせます。 -
ひとつひとつの花はこんな感じです。
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後方の白いのは咲き終わった後のものです。
なお、タヒナステの花の蜜から採集した蜂蜜があるようで、美味だとか。 -
松林帯を越えてカルデラ近くになると辺りは灌木帯になって見晴らしが利いてきます。
これは西の方の展望で、手前に見えるのが、ラ・ゴメラ島(La Gomera)です。
その左手向こうがエル・イエロ島(El Hierro)。
手前の谷の根元あたりに外輪山を越えてカルデラに入る峠があり、かつての住民の暮らしがわかるような小さな民俗学博物館もあります。観光案内、トイレもあります。
トイレは博物館が開いている間だけのようです。 -
博物館の駐車場から眺めたテイデ山。
スペインの最高峰です。 -
これは、博物館脇から外輪山の根元にそって北の方に伸びる遊歩道です。
カルデラの中は遊歩道が整備され、トレッキングを楽しむ事が出来ます。
これらの遊歩道は、sendero と呼ばれて番号が振られています。
https://www.webtenerife.com/que-hacer/naturaleza/senderismo/senderos/
遊歩道は自由に歩き回れますが、曜日や時間帯によって管理され、通行出来ない曜日や時間があるので、予め調べておく必要があります。
カルデラの中は乾燥地帯で、日を遮るものはなにもなく、売店なんかも、幹線道路沿いのパラドールやケーブルカーの駅、村などを除いてありませんので、散策には十分な準備が必要です。
起点には大抵、駐車場/展望所があるので問題はありません。 -
南側の外輪山をカルデラの中から眺めた様子です。
-
同じく。
-
足下にはこのような花々が。
これは、カルデラに広く分布している、Teide straw と呼ばれる花です。実を結んだ後すぐにカラカラに乾いて、茎が藁のような色になるのでこう呼ばれているそうです。 -
テネリフェ島、2日目です。
この日はロープウェイで山頂基部まで登ります。
この写真は南側の Llano de Ucanca と呼ばれる平坦地から撮影したものです。
平坦地の向こうが、古い山体の跡である Los Roques 、その向こうの山肌の右下から伸びるのがロープウェイで、肩の部分が山頂駅です。
その向こうが山頂部。
このロープウェイは、Teleferico と呼ばれていて、標高2356mから3555mまで8分で運んでくれます。
そこから先、標高差200m程登ると、スペイン最高峰のテイデ山の山頂です。
しかし、自然保護の観点から、ロープウェイ稼働時間帯の一日の登山者数は決まっていて、予約しないといけません。
4月の時点で、既に7月まで一杯でした。
ロープウェイの稼働時間外(早朝)に登るには徒歩で上がるしかありません。
このルートの途中には山小屋があって、通常はここに宿泊して登るようです。この山小屋の予約も一杯でした。
ということで今回は山頂には登っていません。
テイデ山のカルデラの中は降水量が少ないため、噴火直後の有様が余り風化を受けずに残っています。それで特に保護対象になっているようです。
ロープウェイは予約していった方が待たずに済むので勿論予約しました。ガイドブックとセットになっているのもあったので、セット券を購入しました。
https://www.canariasworld.com/en/activity-teide-volcano-cable-car-tickets-id558aea426ebaac3c5bb4e371?gclid=EAIaIQobChMIqcTmt82w4wIVmF1gCh3lyAFnEAAYAiAAEgLX5_D_BwE
運賃本体は往復で27ユーロ。本はセットで買うと割引になります。このガイドブックはとてもよいものでした。 -
山麓駅近くから撮った駐車場の様子。
手前の部分は工事中でした。 -
南側から見た山麓駅の様子です。
下に走っているのが自動車道で右手の方から登っていきます。
山麓駅まで車で移動できますが、駐車場が一杯になるとその分、歩かなくてはいけなくなります。 -
山頂駅です。
予約はしていったものの、かなりいい加減で、何となくならんでいて順番が来ると乗る、といった感じです。
チケットを提示する場所で、ガイドブックが渡されます。
ロープウェイのチケットの注意書きには、The stay on the upper station is limitted one hour とありますが、この山頂駅をどこと考えるかよく分かりません。
山頂に登る場合は2時間、とあるので、周辺の遊歩道を含めてのようですが、東側の遊歩道と西側の遊歩道を歩くと到底1時間では収まらないのでこれまたよくわかりません。
いずれにせよ一人一人チェックしているわけではないし、下から登ってくる人もいるので、有名無実な規定だろうと思われます。
私は9時半前後に上につき、午後の4時前後までいました。
因みに朝の山麓駅の気温は8度。日陰は寒いくらいですが、日向は十分暖かでした。 -
山頂駅から見る山頂部です。
登山道は左手の岩稜の脇を通っているようです。
入口にはゲートがあって係の人がチェックしているようでした。 -
東方面(山小屋、麓方面)の遊歩道。
Mirador La Fortaleza および、山小屋、麓方面への道です。
この写真は展望所への分岐を過ぎて下り始めた所です。
周囲は岩屑の集積帯ですが、道は整備されています。
山頂駅を離れて東側の遊歩道に入ると、山小屋付近まで南側の展望はありません。 -
The Altavista Refuge と呼ばれる山小屋。
標高 3265m 、スペインで最高所にあるロッジです。
周囲に光がなく、空気が乾燥しているために、夜の星空は最高なのだそうです。
http://www.elcielodecanarias.com/
定員は54人、宿泊は1日限り。 -
山小屋からの展望です。
東北東方面(島が伸びる方向)を見ています。
海岸線は島の北側のものです。
手前の山の連なりと最奥の山の間に空港があります。 -
大体東の方向を見ています。
海は島の南東の海。
右下から左上に向かって走る道路が、TF(=Tenerife)21 で、来たの海岸線に向かって降りていきます。途中山の中を通る TF-24 が分岐しています。TF-24 は山の中心部の純理帯を通って空港までつながっています。
道路が左側に消える辺りに村があり、レストランも。
道路の向こう側、左右に伸びている崖が外輪山=カルデラの縁になります。
左端の海に向かって飛び出しているように見えるところに天文台があります。 -
これもほぼ東の方を眺めていますが、やや南より、そして足下の方に視線を移しています。
白く見える道が登山道で、手前の赤く丸い布団のような所が、Montaña Blanca(白い山)、その左上、写真のほぼ中央、登山道がぐっと左に折れる所の左側、溶岩の流れがゲジゲジのように見えるドーム状の山がMontaña Rajadaです。 -
登山道はよく整備されています。
手前の登山者の向こうの黒い岩屑はテイデ山から流れ出た溶岩流、その向こうが、Montaña Blanca、その向こうがMontaña Rajadaとの間から流れ出た溶岩流になります。これは右側に続いています。
溶岩の色は噴出時期によって異なります。 -
外輪山の麓にある火口の一つです。
望遠で撮影し、霞を除去するために少々非現実的な色あいになっています。 -
今度は12番遊歩道です。
山頂駅から西側に延び、Pico Viejo を見下ろす展望台まで続き、その先は、PicoViejoからの登山道と接続しています。
これは山頂駅のすぐ西側の所。後ろはテイデ山の山頂です。
手前の白い部分は火山ガスの関係で白くなった噴出物です。
付近には火山ガスを監視する設備もあります。 -
遊歩道からほぼ南の方向を見ています。
左手の中央やや下がLos Roques、その右上の明るい平地が Liano de Ucanca 、外輪山の向こうには、Las Galletas など、島の南端の町が見えます。 -
Pico Viejo からの展望です。島の西側の方角を見ています。
左側、手前の山が Pico Viejo、3104m です。
その向こうの島は、ラ・ゴメラ島、その先がフロンテラ島。
右の島が、ラ・パルマ島です。
ラ・パルマ方面からの地殻の割れ目と、ラ・ゴメラ&フロンテラ方面からの地殻の割れ目がここで交差、テイデ山のような高い山が出来た訳です。 -
Pico Viejo のアップ。
-
西麓方面の望遠写真。
中央の山が、Montaña Negras、
その向こう側の村が、Santiago del Teide、
山を駆け上がっていく道がTF-82だと思われます。 -
東西二方向への散策を終えて下ります。
以下その2に続きます。
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