街のご自慢、ピエロ・デッラ・フランチェスカ　201812クリスマスのトスカーナ⑫

2018/12/21 - 2019/01/07

ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品、故郷のサンセポルクロで鑑賞。

エリア アレッツオ(イタリア)

地図もらいにツーリストインフォメーション行ったら、市立美術館の閉館、ネットで調べてたのより早かった。

じゃ、先に美術館行きましょ。

観光案内所 (サンセポルクロ) 散歩・街歩き

美術館の入り口も、インフォメーションの隣だと思ってたのに、違ってた。

聞かなかったら、今日は閉まってると思っちゃったかも。

市立美術館 (サンセポルクロ) 博物館・美術館・ギャラリー

サンセポルクロ、ピエロ・デッラ・フランチェスカの生まれ故郷。

有名なのは、ウフィッツィのこれかな。　ウルビーノ公夫妻の肖像。


※wikiからお借りしました

ここの目玉はこれ。　キリストの復活。

こんなおっきな部屋に、飾られてるのは１枚だけよ。

ミニヨンみたいに見開いた目、流れ出る血。

金さんみたいに片膝立てて、片肌脱いで。

せっかくポーズ取ってるのに、観客は居眠り中。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ、数学とか幾何学とかの研究もしてたってこと。

ジェズ様の光輪と、お棺が正三角形。

眠りこけてる兵士の体と、お棺が逆三角形。　こんなふうに、構図考えたそう。

ジェズ様が真っ正面向いてるのは、神聖なものだから。

ジェズ様はさんで、左側は冬、右が夏。　命は巡るってこと、表してるらしいわ。

第二次世界大戦のとき、ドイツ軍に占領されてたサンセポルクロ。

爆撃しようと思ってたイギリス軍の大尉、「サンセポルクロに世界最高の絵がある」って読んだの思い出して、やめたんだって。

そう聞くと、ありがたいような気がするような。。。

市立美術館の、もう１つの目玉。

ピエロ・デッラ・フランチェスカの、ミゼリコルディア祭壇画。

つぎはぎだらけなのは、バラ売りされたからかな。

マント広げたマリア様。　すっごくやさしい顔。　だけど、ハゲてる。。。

左から３番目が、ピエロ・デッラ・フランチェスカらしいんだけど、気になるのは、隣の黒マスク。　怪しすぎる。

磔になったジェズ様見て、大げさなポーズで嘆いてるのは、ジョヴァンニ君かな。

お客さん来て、手拭きながら、慌てて玄関に出てくお母さんみたいなガブリエーレ。

かわいい♪

こっちのお部屋も、贅沢なスペース。

トスカーナで陶彫っていえば、ロッビア工房?。

受胎告知に、ジェズ様誕生。

展示っていうより、もともとここにあったんじゃ？

これって排水口？　こんなところまで、細工がきれい♪

こんなにいっぱい絵がかかってる部屋もあるのね。

センターの椅子見ると、完全に聖歌隊席。　天井の雰囲気とか見ても元教会。

この扇風機は、何のため？

痛々しいサン・クインティーノは、ポントルモの作品。

すっごい拷問されてる。

頭から足まで長い釘2本刺し通されて、手の爪の下にも全部釘刺されるって、聞いただけでも痛いわよ。

その後、こんなふうにさらし者。

ジョヴァン・バッティスタ・クンギっていう人の受胎告知。

かわいい色合い。

受胎告知っていうより、プロムの夜に、彼女うちに迎えに行った、高校生みたいな雰囲気。

サンティ・ディ・ティートって初めて聞いた画家の名前。

カーテンの向こうにピエタ。

この辺は、カーテンの隙間からチラっていう、のぞき見が趣味なのかな。

美術館の地下、子どものおもちゃみたいなのがブラブラしてる。

地元ご自慢の、ピエロ・デッラ・フランチェスカの視点の誘惑っていう展示。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ、絵も描いたけど、数学者でもあった人。

遠近法使って、どうやって立体的に絵を描くか、研究してたらしいわ。

ブレラにある、モンテフェルトロ祭壇画。

鎧来た、ハゲたおじさんが、フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ。


※wikiからお借りしました

立体の模型。

白い丸が、ピエロ・デッラ・フランチェスカの視点かな。

今だったら当たり前のことも、地道な努力の賜物。

こういう道具を使って、図形を描いてたのかな。

地下で展示見てたら、係の人に、お友達２階にいますよって声かけられた。

見学者少な(笑)

フレスコのお部屋なんだけど、何が描いてあるかわからないのもあるのよ。

ユディットだっていうけど、何かつかんでるっていうのはわかっても、ほんとにホロフェルネスかどうかわからないし、

受胎告知だってわかるけど、マリア様が行方不明。

三白眼のマリア様と、

光輪が半分しかないジェズ様。

頭に比べて、やけに体のおっきいジェズ様。

100数えてからじゃないと、出ちゃダメって雰囲気。

マリア様、天パー？　それとも、昔懐かしいソバージュかな。

アントニオ・アバーテ?、マリア様より色っぽい。

顔３つあるジェズ様。

阿修羅は顔３つでもかっこいいんだけど。。。

お出かけしてて、見られない絵があって残念だけど、また来ることってあるかな。。。

ここがピエロ・デッラ・フランチェスカのおうち。

おうちの前には、銅像。

絵筆持ってる。

そうだ、ちょっと市庁舎覗いてみよっと。

南の国みたいに、葉っぱで葺いた小屋。

人形はテラコッタかな。

さっきまで盛況だったメルカート。

もう、お片付けの時間ね。

どうやって片付けるのか、見てたら、それがビックリ。

全自動。

ボタン１つで、ひさし畳まれて、屋根の中。

人気なくって、広場は寂しげ。

中世風の衣装。

イベント用の貸衣装？

日本みたいに、成人式の時に作ったりするのかな。

全部の通り歩いてみたいぐらいに気に入ったけど、

バスの本数が少なくて。

逃がしたくないから、ちょっと早めにバス停。

サンセポルクロバス乗り場 バス系

チケット買って、

お茶してたら、

ちゃんとバス来た♪