信楽高原鉄道／忍(しのび）列車でNHK朝ドラ「スカーレット」の舞台陶器の町へ

2020/03/09 - 2020/03/09

伊賀鉄道＜忍者列車＞を乗り継ぎ、JRで伊賀上野～柘植～貴生川へ。貴生川からは信楽高原鉄道で信楽へ。終着駅「信楽」までは、１４．７キロ２４分の短い旅。高原鉄道の名が示すように急勾配を山間を縫うようにゆっくり登っていく。右左に変わる景色を目がぐるしく追っているとアッという間に着いてしまう。かつて昭和天皇を狸の置物が並んでお迎えしたことで、信楽の狸は一気に有名になり、信楽＝狸になったようだ。どこを向いても狸、狸、狸がお出迎え。信楽の駅舎の玄関口にどっしり構えて出迎えてくれる高さ５メートルの大狸の置物にはビックリです。信楽焼きの極意を感じます。狸の影に隠れて気の毒だが、花器、日用調度品など一品一品を味わいながらの町歩きは楽しい。本場だあけあって値段も安い。コーヒーカップはとても気に入りました。信楽高原鉄道の始発駅の貴生川はJR草津線・近江鉄道線の接続駅でもあります。時間が許す向きは、琵琶湖東側を東西に結ぶ近江鉄道を使って琵琶湖へ抜けることをお勧めです。また、忍者に興味をお持ちの向きは、JR甲南駅から徒歩３０分（２キロ）の甲賀流忍者屋敷がお勧めです。

エリア 信楽(滋賀)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

貴生川駅の改札へ登る階段の壁面に「ようこそ甲賀流忍者の里へようこそ」と歓迎の表示。貴生川駅は信楽高原鉄道の始発駅でもあり、R草津線・近江鉄道線の接続駅でもあります。

２階に上がり、先ず「スカーレット」のポスターが訪問者の目を引く。スカーレットは、信楽焼で知られる信楽を舞台に、女性陶芸家「川原喜美子」の半生を描くNHK連続テレビドのタイトル。スカーレット(緋色）に燃えた半年も、この３月２８日で放送は終了する。

貴生川駅は停車中の近江鉄道ラッピング列車。

貴生川駅／左ホームは草津・京都方面行き、右ホームが信楽高原鉄道信楽行き。

貴生川～信楽間を走る信楽高原鉄道＜忍＞ラッピング列車。

貴生川から紫香楽宮跡（しがらきぐうあと）間９．６キロは駅がない。

列車は急勾配の山間を縫うようにゆっくり登っていく。

信楽高原鉄道の案内パンフレットの表紙。「高原と焼き物の里」陶都信楽へ、緑深い高原の急勾配を走る列車。

各駅ホームでも狸がお出迎え。

忍列車の車内。ゆったりしています。

扉にも忍者が見え隠れします。

車内にも狸、スカーレット、忍者。

信楽駅で休息中の姉妹列車。

向かい側のホームで勢揃いの狸家族？

信楽駅で。この時間帯はこの列車が勤務中。

信楽駅の正面にも狸がお出迎え、お見送り。

駅前の大狸。

信楽駅正面。

後方は信楽駅。狸が愛嬌を振るまいているよう。

お店には狸、狸、狸。

信楽駅からまっすぐ延びる道。

甲賀流忍術屋敷。外からは一見普通の農家の屋敷、しかし、その実体は・・・。

甲賀流忍術屋敷玄関。一歩中に足を踏み入れると、功名なからくりが・・・。

忍者屋敷の中。

忍術屋敷内には工夫された忍者の武具の数々が展示されています。

どんでん返し、落とし穴、抜け道など巧みな仕掛け、多彩なからくりの忍者の知恵の深さに、ただただ・・・・。

２階隠し部屋から。外的に備えての数々の工夫が凝らされています。