2020/02/15 - 2020/02/15
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アキミヤギさん
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JTBと中部電力によるコラボ企画「冬の井川ダムと大井川鉄道」、本番当日の模様です。
取り決め事項として、井川ダムの内部については詳述できませんが、国内でも滅多に見ることのできないダム形式とあって、興味がありましたが、興味に叶う見学ができました。
また、あまり熱心な鉄道ファンではありませんが、奥大井のアプト式鉄道とあって、列車、周辺の景色、関係者の思い入れなどが感じられる思い出多い旅となりました。
また、旅行の前の週に、偶然「前〇建設ファンタジー営業部」という映画を見る機会があり、その中で、偶然にも今回訪問予定の長島ダムとしぶき橋が結構取り上げられ、幸先を感じさせるものとなりました。
おまけとして、井川ダムにてコマーシャルのあった、長瀬智也さん主演の「ヘブンズ・ドア09年」も、早速購入し、楽しみたいと思っています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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普段、あまり利用しない企画旅行ということもあり、静岡駅南口8時20分集合、30分発車となりました。参加者は、老若男女約20名程度でした。
てっきり、大井川沿いを登るのかなと思っていましたが、井川ダム最後の付近で大型バス通過できず、通常も安倍川沿いのルートとなるそうです。
約2時間のバス旅行の始まりです。
(写真は、前日、間違って南口に降りた時のものです。言い訳ではありませんが、静岡駅は新幹線から降りると、南口が最寄となるようです。)静岡駅 駅
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途中、何とかという滝を通過。
後ろの人の咳き込みが気になるので、急遽、マスクを装着。 -
1.5時間ほどで、「富士見峠」到着。小休止。
その先の静岡県内では、珍しいだろう「スキー場」に向かう
子供会向けツアーと遭遇。うまく積雪があればいいなと思うほどの
最近の陽気です。富士見峠 自然・景勝地
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遠くに見えるのが、「赤石岳」?とのことです。
この峠から一気に30分程下ると、井川集落、井川発電所・ダムに
到着です。 -
この節は、ダム湖内設備の改修があり、思っていた以上に
ダム水位が低下しています。後で聞いたら、本日のダム水位は、
常時満水位(NWL) より、-43m程度とのことでした。
この後、試験発電もしましたが、当発電所ダムの利用水深は、
-45mとのことで、やはり在りし日の自社開発ダムは、
存在価値が違います。
(水の有効利用の効率が良いという意味です。)井川ダム堰堤 名所・史跡
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井川ダムの構造模型です。でもこれだと、ちょっと実際とイメージが
異なります。中を見れば一目瞭然ですが、(残念ながら写真は掲示できませんが)、実際は、レールのようなI型鋼の輪切りした形状のコンクリートを
河の横断方向に13個並べたイメージの方が近いです。
IIIIIIIIII んーん 分かりにくいですね。
正式には、ホローグラビティ型(中空重力式ダム)と呼ばれ、戦後、コンクリート体積が2割程度削減できるとのことで、採用されたようです。
現在、全国で13例あり、中部電力さんでは5例あるようです。
現在では、コンクリートを支える型枠材料の方が、高価で時間もかかるため、あまり採用されていないようです。
それにしても、貴重な体験でした。 -
この案内図がわかりやすそうですね。
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もう少し、新緑の季節だと、もっと映えると思いました。
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発電所入り口からダムを望むです。ダム放流時は、壮観。怖いでしょうね。
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井川線から望む井川発電所、ダムの全景です。
貴重な体験ありがとうございました。
なお、ダムの内部見学は、不定期ながら、今後も開催する環予定もあるとのことですので、要チェックです。
ダムの内部に興味のある人は、09年公開のTOKIO長瀬さん主演の「ヘブンズドア」の主人公登場のシーンに使われているようです。
(まったく、ダム内部と関連するシーンではないそうです)
私も、間もなく視聴です。 -
発電所見学も終了し、徒歩で井川駅にやってきました。
ほんと、発電所のすぐ脇です。
それもそうですね。発電所建設のために作られた鉄道ですから。
現在でも、地元の方々に愛されているのは、何よりです。井川駅 駅
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それにしても、ダイヤが少ないです。
千頭駅向け上り始発が、11時28分ですから。
ハイシーズンは、10時22分始発になりますが。あまりにも? 朝にもう一本ほしいです。 -
通常は、二両編成なのでしょうか?
今日は、前二両がJTB20名のための貸し切り編成となり、
一般客車は、後方に二両の四両編成となりました。
次の「尾盛駅」にて、5分間の臨時停車です。
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尾盛駅にて臨時停車です。
皆さん、下車され、思い切り車両前方から撮影していました。以前、何とか団長さんの秘境駅の乗降客を調査するTVにも登場し、しばらく乗降客が現れず、四苦八苦していたのを思い出しました。
結論は、ダム建設時の土建会社等の事務所や資材置き場、その他設備が多数あったため、駅を開設したものの、建設終了と同時に不要となった模様ですが、最近は、話題作りに再開設したというような感じに聞きました。尾盛駅 駅
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駅には、今流行りの「信楽焼製」たぬき君が二人いるのみです。
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途中、大きな沢を渡る、鉄橋もあります。
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長島ダム駅の上流側です。
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この度のツアー客は、私を除き、全員、下流の寸又峡温泉か千頭、金谷駅方面に帰られるようであり、全員、奥大井湖上駅で下車し、展望箇所にて撮影、同駅での休憩の後、次発の上り列車で解散だったようです。
奥大井湖上駅 駅
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私はと言えば、この先、上流にある接阻峡温泉にて宿泊予定であったため、ツアー一団が下車した「奥大井湖上駅」では、下車せず、このまま、その先のアプトいちしろ駅まで行き、そこでの下り列車の待ち時間を利用し、中電奥泉発電所、いちいろつり橋、ミステリートンネルなどを楽しみました。したがって、貸し切り状態の井川線ツアーとなりました。
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JTBより配布されたサンドイッチです。玉子とハムサンド。
地元では、有名なのでしょうか?
後刻のアンケートでは、「サンドイッチ美味しかったですか?}との設問がありました。感想は?。秘境では、止むを得ませんね。 -
また、デザートとして、地元特産のトウモロコシプリン。これは、まあまあの味でした。
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途中、長島ダムを通過し、いよいよ90パーミルのアプト区間乗車です。
長島ダム駅に専用の機関車が待機しており、前方接続後発車です。
前方接続は、途中で連結器故障により、客車が暴走するのを防ぐためです。長島ダム 名所・史跡
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下り方向とは言え、登っているのが分かるでしょうか?
90パーミルとは、道路勾配でいえば9%になりますが、道路でも
非常に厳しい勾配です。
鉄道の車輪では、スリップしてしまうため、アプトギアが使用されるのでしょう。 -
さて、一人「アプトいちしろ駅」下車です。
連結器の接続や切り離しの光景を撮影していたなと思っていましたが
いずれも動画のため、アップできません。アプトいちしろ駅 駅
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アプトいちしろ駅の直ぐ下流にある中部電力「奥泉発電所」といちしろつり橋があります。
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丁度、前方のトンネルから撮影方向に長島ダム建設前の旧井川線があったようです。長島ダム建設により、堤高100m近くの長島ダムを迂回するため、この地点(アプトいちしろ駅)から長島ダム間がアプト区間となります。
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前の写真の反対方向です。井川線の廃線跡です。
現在は、長島ダムからアプトいちしろキャンプ場を経由し、アプト駅に通ずるミステリートンネルとして整備され、開放されています。
約300m位の延長で、懐中電灯の携行は必須です。
私は、持参しましたが、長島ダム管理所やアプトいちしろ駅にも数本
貸し出し用のライトがありました。
私は職業柄、あまり怖くはありませんが、一般の方はかなり勇気がいりそうです。
また、地元観光協会等の協力もあり、トンネル内には夏向けのアトラクション(無料)もあるとのことです。
明日の楽しみとしていましたが、残念ながら翌日の豪雨のため、行程パスとしてしまいました。
次回のお楽しみにしたいと思います。アプトいちしろキャンプ場 キャンプ場
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つり橋と桜の図。あまり上手ではありません。
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アプトレール。
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この後、14時19分発の下り207号に乗車しました。
この列車には、結構、観光客が乗車しており、ホットしました。
上り列車(下り勾配)の時には、アプト式特有のガチャガチャ音がしなかったなという印象もあり、下り列車(登り区間;ややこしい)に期待していましたが、最新型のためか、アプト音はほとんど無く、若干、拍子抜けの感じでした。
でも、アプト区間を往復堪能出来たので、良しとします。 -
90パーミルの登り勾配がイメージできるでしょうか?
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ということで、14時41分、うわさの「奥大井湖上駅」に再度の到着です。
奥大井湖上駅 駅
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カップルが良く利用する「風のわすれもの」という鐘や山上のレストハウスにも目もくれず、絶好の展望スポットへ移動です。
段々、夕刻も迫っており、未知の区域での一人移動で、若干緊張しました。 -
若干、緑色が退色していますが、これがかの有名な「COOL JAPAN AWARD 2019」に輝いた景色です。
この光景がとれただけで今回の旅は、満足でした。 -
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さて、私はせっかく15分も掛けて、頂上の県道まででてきたことから、ここから本日の宿、接岨峡温泉まで1.5kmを行くこととします。
また、折角なので、写真のつり橋を対岸に渡り、「八橋小道」と呼ばれる、八本の小さなつり橋を経由して民宿に向かいました。接岨湖 自然・景勝地
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写真中央の接岨峡大橋を目指し、一人歩きます。
「八橋小道」は、この大橋を渡ったところからスタートです。 -
接岨峡大橋もそうですが、「長島ダム」建設時期は、バブル景気の余韻もあり、そうじて、地域施設が豪華です。この接岨峡大橋も、壮大な人道橋ですし、ダム湖畔のパブリックスペースは、国内随一との評判です。
この「八橋小道」も魅力的ですが、観光資源としての活用や維持管理で残される方も大変だなというイメージを持ちました。
それでも、長島ダムを中心とした、大井川鉄道、アプトライン、各種つり橋、中電の水力発電所群等一連の施設を利活用した観光インフラの整備運用は素晴らしく、国内のモデルケースとして見守りたいと感じました。 -
超立派な人道橋です。
ちなみに、今回、多くのつり橋を渡り、最後に千頭駅前にある観光案内所で、「つり橋カード」をゲットしたいと思っていましたが、翌日の降雨により行動変更としたため、残念ながら「千頭駅」下車は叶わず、「つり橋カード」は入手できませんでした。 -
栃の木橋です。水平部の先に吊り橋部を繋げた形です。
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赤い欄干とアーチ形状が美しい「椿橋」です。
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最後の宮沢橋です。アーチ形状がきつく、通行怖いなと思ってましたら、ちゃんと前半と後半部は、階段ステップ構造となっていました。
なかなか、気の利いた設計だなと感心しました。 -
丁度、ダム湖の対岸をアプト電車の上り「206号」が、長島ダム方面に向け、走っていました。
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16時頃、今日の宿「民宿なかむら」さんに到着です。
丁度、小雨が降ってきました。何とか、一日、天気が持ってくれて
幸いでした。
明日は、大雨です。行程検討しなければ。道の駅 奥大井音戯の郷 道の駅
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ほぼほぼ、地産地消の山菜メーンの料理です。美味しくいただきました。
二日目は、ここまでです。
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