2020/01/07 - 2020/01/13
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スペイン2020・カスティージャ・レオンの旅
「また、スペインに行きたいね」という会話から、当家山の神様が大阪・梅田の阪神航空ショップから何種類かのパンフレットを取ってきました。実は、一昨年も「スペインの最も美しい村とバルセロナ」というツアーを申し込んでいたのですが、バルセロナでテロが発生、続いてカタルーニャ州の独立運動と市民投票による混乱があり、結局は、参加を断念しました。
当家山の神様と小生が、阪神航空に申し込んだのは「フレンドツアー スペイン・カスティーリャの美しい町と名画鑑賞7日間」というツアーでした。スペインは3回目で、いずれも阪神航空のツアーです。過去2回とも良い印象を持っていましたが、今回は、添乗員の杉原さんという方のおかげで、とても満足の行く旅行になりました。
杉原さんは、個人的にも何度もスペインを旅行されており、同国に対する知識、愛情が生半可なものではありませんでした。当家山の神様も、ある程度スペイン語を習得し、スペインの歴史も学んでいるのですが、当然、杉原さんには及びません。「学ばせて頂くことが多く、よりスペインへの興味が湧いてきた」と申しておりました。
▽2020年1月7日
さて、それでは初日です。関西国際空港の出発は、午前10時のミュンヘン行きルフトハンザ・ドイツ航空LH743便。6年半ほど前の2度目も同じ時間の同じ便(その時の行き先はフランクフルト・アムマイン)でしたが、この前には、気が急いていたためか、大阪市北区の自宅を早めの午前5時半に出発して、1時間以上、関西国際空港4階ロビーのベンチで、手持無沙汰で待った記憶があります。そのため、今回はゆっくり、とは言っても午前5時には起床、朝食をとり余裕をもって地下鉄に乗りました。
午前7時00分、南海難波駅発の南海特急「ラピートα」に乗車するのですが、この時、はっと気が付きました。カメラを手荷物に入れるのを忘れていたのです。2000万画素のミラーレスカメラ。「あ~~」と言っても、時すでに遅し。自宅に戻っていては、集合時間に間に合いません。この後は、500万画素しかないタブレットで撮影するしかな くなりました。掲載する写真が荒れていてもご勘弁下さい。フラッシュもないので、手振れも激しいものになります。
7時40分ごろには関空に到着、阪神航空の手配によって宅急便で送っておいたバゲッジ、フォー・トラベルで申し込んでいた現地用の「GLOBAL-Wi-Fi」端末を受け取り、団体待ち合わせ窓口へ。
そこで、杉原さんにお会いしました。(下は、阪神航空が提供している杉原さんの似顔絵(公式発表)です。ただし、ちょっと若い頃と思われます)
一通り、説明を受けまして、手渡してくれたネット発行の搭乗券を手に、ルフトハンザ・ドイツ航空の窓口へ。ファストレーンではあったものの、関空発はファーストクラスがなく、ビジネスを多く配置した機材であったためか、行列ができていて、チェックインには約5分かかってしまいました。
相変わらずの出国審査などを経て、北ゲートへ。今回は「ANAラウンジ」も使えるとは、お聞きしていたのですが、LH743便の搭乗口から距離的には遠いため、前回同様に「飛鳥ラウンジ」へ参りました。6年前とは、様変わりの様子で、飛行機と誘導路などが見える窓側の席を少なくしていて、その分、内側席を増やしたようです。
山の神様の厳しい視線を感じつつ、ビールは1杯にとどめて、搭乗口へ。ここもファストレーンなのですが、パスポートの提示を求められるとはつゆ知らず、モタモタしてしまいました。座席は、前回とほとんど変わらないように見えたのですが・・・。
何と、同じように見えても、今回の席は「フル・フラット・シート」なのです。今回も、前回も就寝できた時間は、多分1~2時間と思います。前回は「ライ・フラット(約160度のリクライニング)」でして、それで十分、と思っていたのでしたが、とんでもない。フルフラットで横になれる快適さ、疲れのなさは、ライ・フラットと大きな差がありました。これは、後ほど詳述します。
まずは、定番の「ウエルカム・ドリンク」で、前回、帰りでの便で失敗(シャンパンと間違って水のグラスを取ってしまったこと)を思い出し、「イズ・イット・シャンパン?」と聞いてから手に取りました。朝から、ビールにシャンパン。これがなんと旨いことか。
エアバスA350は順調に離陸し、水平飛行に移ると、CAさんが次のドリンクを聞いてくれます。当然「ビア・ビッテ(ドイツ語で「ビールをお願い」)」です。山の神様は「アグア・シンガス・ポルファボール(スペイン語で炭酸抜きのお水をお願いします)」と。その時に、出してくれたナッツですが、前回は袋入りで、非常においしかったのが、今回は陶器小皿にざっと入れただけのものが出てきました。しかも、いずれも硬いナッツばかり。山の神様と、軟らかいクルミだけを選びつつ食べました。
オードブルは、クルマエビと野菜を中心としたサラダ。この時は、写真を撮るのは完全に忘れていました。メーンは、牛肉の赤ワイン煮込みに生野菜サラダの付け合わせ=写真=です。
右端にちょろっと見えるのが、白ワインでして、すぐに赤ワインをお願いしました。ちなみに、白はドイツ産、赤はフランス産で、ドイツ産のワインをお願いした時のCAの笑顔が忘れられません。
食後は、コニャックとチーズ、クラッカーの取り合わせです。旨いのですが、もう腹一杯。何とか、半分は食べたものの、後は、お引き取り願いました。
さて、食事の後は、就寝タイムですが、日本時間ではまだ、お昼頃です。当然、眠れません。ライ・フラットに近い位置で、映画を2本鑑賞しました。この間、ビールも2本ほど仕込みましたが、眠れません。そこで、フルフラット位置に動かしました。すごく楽な気持ちになりまして、1時間ほども眠れたでしょうか。長時間は眠れなかったものの、この姿勢で、体を休められたことは非常に大きかったと思います。ほとんど疲れなかったのです。山の神様も「やっぱり、フルフラットはいいわ~~」と。
12時間ほどのフライトの後、ミュンヘン空港に着きました。ここで、初めてツアー参加者全員の9人が顔を合わせました。夫婦が我々を含めて3組、高齢のお母様とお嬢様の組、それに単身の女性、という構成です。
次のマドリッド行きのルフトハンザ便には、約6時間半の待ち合わせが必要です。このざわついた空港内で、ベンチの数も多くはない中、どうやって過ごそうか、と。実は、事前にはネットで調べて、2時間で30ユーロの有料待合室を借りよう、と話していたのですが・・・。
ここで、杉原さんが「ミュンヘンでは、ビジネスクラスで到着した人で、乗継便がエコノミーでも、ビジネスラウンジを使わせてくれることがあるんです。受付の人にもよりますが、交渉してみます」と提案してくれたのです。
その結果、全員がビジネスラウンジに。
飲み物、軽食がオール・フリー。ワインやウイスキーもありましたが、さすがに、本場ドイツの生ビールにとどめました。ラウンジは落ち着いた雰囲気で、ゆっくり過ごすことができました。写真手前の紋章のようなものは、ビールの商標のようです。写真には写っていないのですが、我々は、手前のソファーでくつろいでおりました。
マドリッド空港に着いたのは、現地時間午前0時ごろ。ポーターサービスが付いているので、バゲッジを運ぶ必要はありませんが、ベルトコンベアから引き上げるのは、我々の役目。しかも、プライオリティー・タグが付いているバゲッジは早く出てきます。杉原さんが、山の神様達をトイレに案内している間に、コンベアのそばで待っていると、なんと、目の前を我々のバゲッジが流れているではありませんか。あわてて、走って出口直前に捕まえました。山の神様のバゲッジは、トイレを済ませた彼女と二人で回収しましたが・・・。やはり。焦りました。
1夜目の宿は「トリップ・エアポート・スイート」というホテル。
その名の通り、全室スイートとかで、応接間が付いた広い部屋です。ところが、この広さが曲者で、エアコンの暖気が寝室に回って来ない。しかも、追加の毛布も置いていないため、寒くてなかなか寝入ることができません。山の神様は、バスタオルを上に置き、分厚い靴下をはいて備えるのですが、眠れない様子。午前3時ごろに、設定温度を28度まで上げて、やっと、普通の室温になり、少しだけ眠ることが出来ました。
▽2020年1月8日
起床は現地時間午前5時半。まずは、風呂に入ってさっぱりとし、荷造りをして、バゲッジ二つをドアの前に出して、朝食の食堂へ。この食堂が、ホテル地下出口を出て20mほど歩いたところにある地元の人向けのレストランでした。 生ハムやスペイン風オムレツ、ベーコンなど種類も豊富で、「あの部屋の寒さからは想像できない」くらい、美味しい朝食でした。
午前9時のホテル発。この日から、日本語に堪能な現地ガイド、マリアさんが一行に加わってくれました。そして、セゴビアへ。バスで行くのですが、この間、マリアさんが歴史的な物語を語ってくれました。小生は、それを聞きながら、うつらうつらしてしまったのですが、山の神様は、じっと聞いていたようです。バスを降りる際にマリアさんとスペイン語で何か会話をしていました。そして、小生に「すごい人」と一言。
セゴビアは、先史ローマ時代の水道橋で有名です。1km当たりわずか数cmの高低差を実現しつつ、水源から町の中心部まで数10kmを石造りの橋でつないだのです。
とても、全景を表すことはできませんが、根元から見ると、こんな感じです。
人を入れて、縮尺が分かるようにしますと、このような感じ。こんな大きなものが日本の弥生時代に作られていたとは・・・。この後、この水道橋の最上階部分に、階段で参ることになります。厚生労働省によって「高齢者」に分類されている小生にとっては、苦行以外のなにものでもありませんでした。しかしながら、我々と同年代のマリアさんは、軽々と階段を上って行くではありませんか。小柄ながら、その体力に脱帽。水道橋の上から撮った絵がこれです。
面白くも何ともありませんよね。何のために、上ったのやら・・・。
そして、ディズニー映画「白雪姫」のお城のモデルになったというアルカサルの城に行きます。セゴビア旧市街から、こんなに近いところにあるとは想像していませんでした。何と、歩いて5分少々でした。
ツアーのPR写真によく使われるのはおそらく裏側から撮ったものと思われます。 我々が正面から撮ったものは、これです。あまり、幻想的ではありません。
ただ、高地に築かれたアルカサル城から外を眺めた景色は、スペインらしい光景が広がり、興味を惹くものでした。
冬で耕作物は刈り取られた後だったとは思うのですが、スペイン・カスティージャ大地の美しい光景が広がっておりました、
内部は「鎧の間」や、美しいタペストリーなど中世の展示物があり、それなりに、見ごたえはありました。出口には、日本を含めどこの展示場にもある「土産物屋さん」があり、セゴビアを紹介する書籍(スペイン語)を1冊、購入しました。
昼食は、セゴビアの郷土料理である「子豚の丸焼き」。
これです。わざわざ、席まで見せに来てくれるのです。さらに、軟らかく焼けていることを証明するために、ナイフではなく普通のお皿で切り分けます。
そして、そのお皿が、本当に普通のお皿であることを証明するためか、床に投げて割るのです。ちょっと芝居がかってはいるのですが、皿が割れると同時に拍手も起きていました。
このような残酷な料理。果たして味は……。美味いのです。とても柔らかいお肉で、ほど良い脂肪もあり、舌の上でとろりとする感触がして、豚肉とは思えないほどでした。おいしいワインも付いていて、満足のいくランチでした。
バスに乗って、次の滞在地「アビラ」に向かいます。この間も、マリアさんがスペインの歴史などについて、いろいろと解説してくれます。ただ、小生はやはり、うとうとと……。高地にあるアビラは城壁の町として知られています。まずは、町の向かいに位置する道路の路側帯から眺めます。
城壁の内側は、こんな感じ。
また、スペイン各地にある「マヨール広場」もありました。
ただし、街全体で人の気配がほとんど感じられず、日本で言えば「山間部の〇〇郡〇〇村」に行った感じでした。
宿の「パラドール・デ・アビラ」は、フロントに連なるラウンジもあり、一流のホテルという感じでした。これは、ロビー横のパティオ(中庭)に面したところです。
中庭は、こんな感じで、
1月上旬というのに、まだクリスマスの飾りがありました。ただ、これは、このパラドールに限らず、スペイン全土で見かけられた景色ではありましたが……。
夕食のメニューは、これ です。
スペイン語の分かる方は、是非、訳して下さい。宿泊地がアビラなので、当地の名産「アビラ牛」を期待していたのですが、何故か、出てきた2皿とも魚でした。 「プレミアム」だと思われる高級なビールとともに頂きました。まずくはなく、むしろ美味しかったのですが、ちょっと期待外れ。
▽2020年1月9日
前日、フロントで、チェックインの手続きを待つ間に、同行の藤田さんご夫妻と話していた時、前のスペイン旅行のパラドール・デ・クエンカでは、チェックインをする間に、ウエルカム・ドリンクでシャンパンが出てきたという話をしていました。やや時間がかかったので、出てくるのではないかと期待していたのですが、ありません。その話を杉原さんにしたところ「ここは、朝食でシャンパンを出すそうですよ」とのこと。
その通り、ビュッフェ形式の飲み物コーナーに、ちゃんとシャンパン2本が氷のバケットに入っているではありませんか。シャンパングラスもあります。藤田さんとともに、小生も小原庄助さんの「朝酒」となりました。 二つ並んだグラスの右側がシャンパンです。いい気分で、アビラを出発。城壁の外は氷点下の気温で、霜が降りておりました。
バスに乗ってアランフェスへ。この間、杉原さんが王宮の変遷について、詳しく説明してくれました。ことに、フランス・ナポレオンとの関係や、王位をめぐる親子の確執など、ちょっとした物語を語って頂いたのが、非常に興味深かったです。マリアさんはアランフェスで合流することになっていて、バスの着くところに待っていて頂けました。
アランフェスの王宮は、外から見た感じでは、かなり大きいと思いました。ただ、翌々日に見学したマドリッドの王宮から見ると、3分の1程度でしょうか。しかし、この時点では、すごいと思っておりました。
上が、外から見た全景です。右側には、別の棟もあります。撮影しているのは、当家山の神様です。
こちらが入り口です。
しかし、中に入ると、さらに中庭がありまして、こんな感じです。
館の中は、写真撮影できるところが限られているので撮ってはおりませんが、かなり絢爛豪華な装飾、調度品が多く見受けられました。
外の正面右側にあった建物の回廊は、印象的でしたが、手前にレストランがあり、おじさんが客引きしているのには、驚きました。
アランフェスを出て、バスはトレドへ。
昼食は、トレドのレストランで、野菜に卵の黄身を乗せたスープに、またもや魚の料理。美味しかったのですが「肉はまだか?!」とは思いました。 スペイン名産のリオハワインは美味しく戴きました。
古都トレドの最大の建築物である大聖堂には圧倒されました。
天井の高さは半端ではありません。
宿泊は「パラドール・デ・トレド」。トレド旧市街からはタホ川を挟んだ向かいの高台に位置するパラドールで、なかなか予約が取れない人気の宿です。ここの売り物が、トレド旧市街を一望できる景色なのです。
夜景がこれ。
この夜景を眺めながら、ディナーを頂きました。ただ、残念なことに、今回も肉はなく、魚でした。
2020年1月10日
朝方にベランダに出て撮った景色です。こちらに宿泊したことのあるツアー同行の80歳代女性は「朝は、タホ川からの朝靄で幻想的な風景になるのです。今は、冬なので、出ないのかも……」とのことでした。
朝食はバイキングで、相変わらず盛沢山。お腹は一杯になりました。
一行は、トレドを出立して、首都マドリッドに移動します。
この間の高速道ですが、車窓に移る高圧電線の形。他の地区でもそうなのですが、いずれも、「牛さん」の頭部を表していると思うのです。スペインの各地には、牛の看板=写真=が掲げてあります。電柱まで、牛さんにする必要はないとは思うのですが……。
昼食は、有名なパエージャ料理のお店。実は2回目の訪問の時も、この店で昼食を頂きました。最初にサラダが出てくるのですが、量があまりにも多い。そして次のパエージャも海鮮パエージャにイカ墨パエージャと合わせて入れてくれるものですから、結局、ツアー全員が残してしまいました。また、ワインが付いてくるということなので、小生も含め、何人かが喜んで頼んだのですが、2杯目からは有料!でした。
マドリッドでは、まず、プラド美術館。ここは、日本人でマドリッド在住の高御堂さんが案内してくれました。多分、美術史を学んだと思われるガイドさんで、非常に勉強になりました。ただ、おそらくは専門だと思われる近代美術への説明が長くなってしまい「ケツカッチン」で終わったのは残念です。
我々夫婦はその後、スペイン美術を中心に館内を巡り、土産物販売店に参りました。そこで、見つけたのは、厚さ5cmにもなろうかという「The Plad」とも言うべき説明書でした。多分、日本で同じような書物を買おうとすれば、おそらくは10万円以上でしょう。それが、な、何んと、95?です。最初は、山の神様が換算を間違え「10万円もする!」と言っておりましたが、すぐに計算しまして、1万円だということが分かり、即、カード(一応、現役当時の所得で審査したのでしょう。ゴールドカードです)で購入しました。
次は、セント・ソフィア美術館です。ピカソの「ゲルニア」などの作品はあるものの、あまり興味を引く作品はなく、中庭で山の神様の写真を撮って、退散しました。ちなみに、右の写真は、6年前に、ほぼ同じ場所で撮った山の神様です。
この日の宿は「コートヤード・プリンセサ・バイマリオット」となっていたのですが、つい最近、名称変更があったようで、看板は「プリンセサ・プラザ」になっていました。
まずは、部屋に入ってゆっくりしてから、午後5時にロビーで集合すれば、杉原さんが、お隣の百貨店「エルコルテ・イングレス」に連れて行ってくれる手はずだったのですが、15分ほど遅れてしまい、独自でエルコルテ・イングレスへ。
地下のスーパーマーケットで、お土産を物色していると、上階の高級品売り場から降りてきた杉原さん達とお会いして、藤田さん夫婦にお土産のお菓子などを紹介させて頂きました。
その後、杉原さんがロビー―に待っているということで、下りましたところ、他のグループがおりません。結局、我々二人と杉原さんで、食事に出かけることに。行ったのは「コンポステーラ リストランテ」というガリシア料理のお店。杉原さんの慣れた注文で、4品ほど頼みましたが、何せ量の多い一品がスペイン料理でして、若干を残しました。 ただ、どの料理も美味しかったことは言うまでもありません。また、ビールもワインも当然、料理に合って旨かったのです。
2020年1月11日
この日は、終日「自由行動」です。前年10月辺りから練りに練った行動計画を実行に移す時です。まずは、王宮を目指そうと、午前9時にホテルを出発。スペイン広場は工事中で入れないことは分かっていましたが、手前に「セラルボ美術館」があると、地図に載っていました。時間があったので、覗いて行こうかと意見が一致。
入り口に着いたのは9時25分です。警備員の人がおりまして、30分になる前に入れてくれました。入り口手前で、同行の安田さんご夫婦とばったり。他に見学客はおらず、計4人でゆっくり見学させて頂きました。ロレンツォ・メディイチの肖像画があると、説明があったので、探したのですが、4人とも発見できず。係員に聞いたら、警備上の問題で、掲示していない、とのこと。それだったら、そういう風に掲示しておいてくれよ!と思いました。
タクシーにて他の美術館にお出かけの安田さんご夫婦とはお別れして、向かったのが「王宮」です。ただ、スペイン広場周辺の工事によって、道路が寸断されていて、行き方もわからない状況です。何度か、王宮前の広場と思われた場所から、行き来した末に、約1時間もかかって目の前の王宮に行き当たりました。
スペインの首都マドリッドは、多数の高層ビルはあるものの、旧来からの建築物と思われるビルも多く、何となく、ビルの高さ制限がある御堂筋を思わせる雰囲気もありました。工事中の道路が多く、Google Earthを探りながら、王宮につながらない公園を歩き回った末に、大回りをして、何とか王宮前広場にたどり着きました。
。左側の装飾は、この日でも残っている「クリスマス」のデコレーションだそうです。
中に入ると、中庭が大きい。これは、アランフェスの王宮も同じですが、規模が違う。入り口の尖塔もよく似ていますが、大きさは倍ほどもあります。
アランフェスは、あくまでも避暑地の王宮であり、マドリッドが本家ということがよく分かります。
中庭の隅にあるところから、マドリッド郊外を見下ろすと、こんな感じです。
中は、写真禁止のところが多いので、殆ど撮れていませんが、最初の天井の高さと階段がこんな感じ。
他の部屋も大きく、避暑地の王宮とは格段の差があることが分かります。大きいことはいいことだ、とは思いませんが、やはりスケールの違いは思い知らされます。
これは、その一室。肖像画の左右にタペストリーが飾られているのです。しかも、天井の高さは……。
王宮を出て、我々が向かった先は、マヨール広場ですが、その前に昼飯をとろうと、日本で言う「フード・コート」のようなサン・ミゲール市場です。途中の昔ながらの街角を見ながら、 同市場に到着しました。時刻は12時40分。中に入ると、ほぼ午前8時ごろの地下鉄御堂筋線状態です。腕を上げ下ろしもできない。ともかく、人をかき分けて出口を探しました。ところが、12時前に入った藤田さんご夫婦は、席を確保し、ゆっくりと飲み食いできたそうです。
仕方なく、我々は、サン・ミゲール市場を諦め、マヨール広場方面へと向かいました。道に迷いながらも、マヨール通りに面した「ハムの博物館(ムセオ・デ・ハモン)」というお店に地元の人が群がっているのが見えました。この店はチェーン店なので、出国前は、重視していなかったのですが、裏口と思われるところに出ているメニューを見ていると、店員さんが「ドス(二人)?」と指2本を見せるではないですか。「イエス、ツーパーソンズ」と思わず答えると、すぐに2階に案内してくれました。
ちょっと狭い席でしたが、二人で丁度いいくらいのスペースがあり、ウエイターもすぐに来てくれて、メニューを渡してくれました。この中で選んだのは、まずは「サラダと生ハム」です。スペインで、生の野菜にお目にかかるのは、極めて少ないのです。ところが、ここでは、生野菜の上に生ハムを乗せた料理を出してくれるのです。
次は、メーン。我々二人は、生ハムを頼もうかと思っていましたので、生ハムのメニューを見ました。何と、5種類くらいあるのです。分からないので、盛り合わせで一番安い8?のものを頼みました。ところが、これがなんと旨いことか。もちろん、サラダもうまかったのですが、この生ハムは、全くしょっぱくなく、むしろ甘く感じられるほどの味でした。生ハムに関しては「色が濃いほど味がいい」と聞いておりました。ところが、これは鮮やかな朱色でした、非常に美味しかったのです。
手前がサラダで、奥が生ハムです。 これに、パンも付きます。最初は、とても食べきれないので「ドギーバッグ」を頼もうか、と二人で話していたのですが「箸の進む間に」ではなくて「フォークの進む間に」、全部食べてしまいました。さすがにパンは一枚も頂いておりません。
食事を終えて、階段を降りようとしたら驚きました。何と、階段に並ぶ鈴なりの人たち、しかも、ほとんどの人が欧州系の人たちでした。我々は、本当にラッキーでした。「ムセオ・デ・ハモン」はチェーン店でして、マドリッド市内でも何軒もあります。幸い、我々が入ったお店が良かったのかも分かりません。
その後、タクシーを捕まえて、考古学歴史博物館に参ります。国立図書館の裏側にあるのですが、あまり知られていないようです。山の神様が運転手さんに説明して、何とかOKをもらったのですが、着いた所は、国立図書館。歴史博物館は図書館の裏にあるのですが、二人で探しながら歩きました。
その裏まで歩いて、博物館を見つけ、土曜日の午後2時から無料になる特典を享受しながら、ネアンデルタール人から現在までのイベリア半島の歴史を見学しました。ただ、アルタミラ壁画の再生画があると、マリアさんに聞いていたのに、それが見つかりません。係員に聞いても、要領を得ない。最終的に、出入り口にいた警備員の人に聞いて、初めて分かりました。
地下の暗い所にあったのですが、時折、明かりを輝かしてくれて、理解を進める工夫が見られました。まずは「満足」と言えますか?
この日の夕食は、前日に杉原さんから「すごく地元の人たちに支えられている」と聞いていたBALに行こうと思いました。歩いて3分。ホテルから道路を渡ってすぐそこにあります。
「路地裏のお店」みたいな感じで、多分、旅行客には入り辛いのではないか、と思わせる入り口です、でも、入ってしまえば「天満の立ち飲み屋」と同じ。ビールやワイン、ウイスキーなどの酒や、食べ物が一杯。我々は、山の神様の目の前にあった煮込み(日本で言う牛のホルモン煮込みでした)を頼んだところ、フランスパンも二人分ついてきて、食べきれません。さすがにパンには手を付けませんでした。このお店では、地下もあり、ほとんど、町内会の寄り合い状態で、店主と思えるマスターや店員さんと、お客さんが「わあわあ」話しておりました。
1月12日
この日は朝5時起き。6時にバゲッジを部屋の前に出して、お弁当をもらって、ホテルのロビーに集合します。そこでバスの中で弁当を食べたのですが、空港に着いたところで「実は、バスの中での飲食は法律違反になるそうです」と。早く言って下さいよ~。
ミュンヘン行きルフトハンザ便に乗るのに、厳しいチェックが待っていました。ベルトは外されるし、ポッケの中はすべて出して、上着も別のレーンに出されるし、財布、小銭は全て。
やっと、入ったマドリッド国際空港で、トランジット・パッケージでリオハワインを購入。その後に、入管手続きを強いられなかったのは幸いでした。
朝早くから、ミュンヘン行きエコノミー席に乗せられたものの、ミュンヘン空港ではビジネスクラス・ラウンジに案内されました。ただ、行きのラウンジとは違う国際線ラウンジだったので、混雑していて、飲み物も長い行列で簡単には取れませんでした。
1月13日
まだ、12日ですが、帰国便に乗っているので、13日としましょう。関西空港行きのルフトハンザです。 ウエルカム・ドリンクはシャンパン(右)とお水(左)です。6年前には、誤って水のグラスを取ってしまった小生ですが、今回は、無事?に、シャンパングラスを頂きました。 帰りの食事は、まずは洋食。
次は、和食としました。いずれも水準以上でした。
今回のフライトで驚いたのは、飛行情報が極めて詳細に報告してくれることでした。こんな情報が、目の前に現れるのです。
世の中、進歩しましたね!
見た映画は1本。4~5時間は眠れたでしょうか。起きましたら、フライト情報などを見ながら、ビール(朝食時に「ビア・ビッテ」と言ったら、びっくりされましたが・・・)を片手に優雅な時間を過ごしました。
右手に、山の神様の出身地「鳥取」を眺めながら、関西国際空港に着陸したのは午前7時過ぎ。この旅程の中で、初めて自分のバゲッジを転がして、宅配便受付窓口へ。さらに、国際携帯WI-FI借り出しの窓口にも顔を出して返却しました。いずれも、簡単に済みました。
そして、南海電気鉄道・特急「ラピート」に乗車するのですが、何となく、寂しい感じがします。過去、2度のスペイン旅行では感じなかった感情でした。やはり、歳なのかな・・・。
あとがき
今回で3回目のスペイン旅行。最初は、2008年の夏だった。息子二人も入れて家族4人で、スペインのゴールデン・ルート「マドリッド―バルセロナ8日間」に参加した。勤続30年で会社からもらった読売旅行旅行券30万円を使用、適当な商品がなかったため、初めて阪神航空フレンドツアーを使ったが、これが良かった。金辻さんという添乗員にお付き合い頂いたが、行き届いていた。2回目は、夫婦二人で、ビジネスクラスの席でゴールデン・ルートも含む10日間のスペイン旅行を楽しんだ、榎原さんという人気のツアーコンダクターだった。
今回は、バルセロナを外した「カスティージャとレオン州」というマイナーなツアーだった。にもかかわらず、杉原さんは、この地域のことをよく勉強されていて、すばらしいアドバイスも頂いた。
阪神航空フレンドツアーは、JTB旅物語や阪急交通社トラピックスに比べると、価格が高い。ほとんど同じ内容なのに、ビジネスクラスで10万円ほども値段が違う。それでも、阪神航空を選択する人が多いのは、満足度が高いからだと思う。
=以上には、写真が掲載されていないので、ちょっと、読みにくいとは思いますが、ご勘弁を。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
ルフトハンザ航空の座席です。フルフラットになっていました。
-
落ち着いた雰囲気のミュンヘン空港のビジネスクラス・ラウンジです。
-
ミュンヘン行き往路のメーン料理。牛肉の煮込みです。美味しかった・・・。
-
コニャックとチーズです。
-
最初の宿。トリップ・エアポート・スイーツ。寒かったです。
-
部屋からは想像できない美味しさでした。
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1kmに数cmの高低差で造った水道橋。日本の弥生時代の出来事です。
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ディズニー映画の元になったお城です。
-
セゴビア名物「子豚の丸焼き」。わざわざお客さんのところまで持ってきてくれます。
-
城壁都市アビラの外観です。
-
朝からシャンパンが出てきました。中央右側のグラスがシャンパンです。
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パラドール・デ・トレドから眺めるトレド市街の朝。
-
マドリッドの王宮正面階段。この大きさ・・・。
-
マドリッド「ムセオ・デ・ハモン(ハムの博物館)」の生ハム(上)とサラダ(下)。こんなに美味しい生ハムは初めてでした。
-
帰りのルフトハンザの和食。半分以上、食べてしまったのですが、美味しかったです。
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マドリード(スペイン) の旅行記
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