2019/12/25 - 2019/12/25
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chiaki-kさん
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1886年に自動車を発明したのはドイツのカール・ベンツだが、1891年に世界で初めて車を量産(4台)したのはプジョー。そしてルイ・ルノーが車造りを始めたのが1898年、シトロエンは少し遅れて1919年と、フランスのくるま史は1世紀を超え、まごうことなき車大国なのだが、何故か国民は少し覚めているような気がする。中国・韓国などアジア各国では車はステイタスシンボル。アメリカ人には生活必需品。イギリス人にとって車は大事な家具。イタリア人にとっては人生をエンジョイするための手段。そしてフランス人にとって車は”サンダル”がわりであり、動けばいいと思っている方が多いせいか、洗車などしたことのないようなボロい国産車が多い。
表紙に載せた車はゴルドの村の広場をさっそうと走り抜けるプジョーRCZ。2010年から2015年にかけて造られた、おしゃれな 2.0L・FFクーペだが、走れば良いと考える人の多いフランスでも、くるま好きはいる。
なお、このくるま事情の作成にあたってはできる限りの情報収集に努めておりますが、限られた情報の為、間違いが多々あるかと思います。その節は、ご笑覧いただくか、ご容赦ください。
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今回参加したツアーはバス移動が多かったので、3日間でカウントした車は1199台。カウントを実施したコースは下記オートルート(フランスの高速道路)。
12/19 ニース→アルル A8、A54
12/20 ニーム→カルカソンヌ A9、A61
12/20 カルカソンヌ→モンペリエ A61、A9
12/22 マルセイユ→カンヌ A51、A8 -
バスの車内でカウントした表はこの通り。バスの中ではカーテンを引いて寝ている方が多いのだが、こんなことをしていると眠ることは出来ない。しかし、12/20の午後はカルカソンヌからエクスまで行ったはずなのに何故モンペリエまでか、というと、やはり睡魔には勝てなかったから。(^^;;
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2003年と2012年に続き、3回目の「バスを追い越した車(バン、ピックアップ・トラック含む)」調査結果はこの通りで、今回もフランス車の勝利。(拡大してご覧ください)
なお、前回も同様なカウントをしているが、フランス車のシェアは70%→53%→43%と確実に減り、欧州車(ヨーロッパ・フォードなど)や日本車、イタリア車、韓国車などのシェアが増えてきた。独車は24%→22%→26%と横ばいだが、相変わらず少ないのはイギリス車とアメリカ車だった。 -
我々を乗せて南フランスを走り回ってくれたのは、このコーチ(大型バス)。フランスではタクシーやバスのドライバーさんは移民系の方が多いのだが、このドライバーさんも中南米からの移民さんだった。
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Sud Tourisme という名の会社で運営している観光バス。車輌はテムサ(TEMSA)という聞き慣れないメーカーだったのでホテルへ帰ってから調べてみたら、なんとトルコのメーカー!Wikipediaによると、テムサは、トルコの商用車の車体製造会社(コーチビルダー)で、 ドイツの大型車メーカー”マン”のエンジンと車軸、及びにドイツのミッションメーカー”ZF”のトランスミッションなどを利用し、ヨーロッパのバス市場において約7%のシェアを獲得しているそうだ。知らなかった・・・
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三菱ふそうとも関係があるらしいが、ほぼ新車ということで車内は綺麗で、乗り心地も良く、快適だった。
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12月19日のA8号線は最初こんな状態。バスの前を走るのはヒュンダイ・ツーソン(左:2代目)とトヨタ・ラブ4(右:2代目か)。両車とも直4、2.0L、4WDのSUVで、世界ではライバル関係。
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カンヌを過ぎたあたりから、やっと流れ始めた。見た感じでは一番右端を連なって走行するトラックは80km/h~90km/h。従って100km/h+で走行するバスは、ほとんどのトラックを追い抜ける。ただ、片側3車線の場合中央寄り車線は絶対入らない。写真では小型トラックが中央寄り車線を走行しているが、理由はわからない。
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右側の案内標識の上にE80・A8とあるが、E80は欧州経済委員会が定めた国境をまたがる道路の番号で、A8はフランスがつけた道路名。
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フランスのオートルートは乗用車が制限速度130km/h、バス・トラックは100km/hと決まっているが、雨天時は110km/hとなっている。
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aire de Rousset 8km とは Rousset・SA まで8kmということで、下の標識は燃料と食事とお茶が飲めることを示している。
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フランスの高速道路はほとんどが有料道路。管理している道路会社は路線ごとに違うので、料金所は頻繁にある。なお、tマークは日本のETCに相当するシステムだが、見ていると、クレジットカード払いの車が多く、日本より普及率は低そうだった。
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エクス付近でこんな橋をくぐる。水道橋のようだが、実は鉄道橋。なお、右前方にいるのはプジョー5008。
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黄色いトラックに隠れてしまったが、バルセロナまで494kmの標識。ヨーロッパは7~8時間も走れば他の国に行ってしまうのだ。
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A9号線を北上。スバル・フォレスター2代目発見。
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ニームからナルボンヌへ向かう途中のSAのガス・スタンド。
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燃料代はレギュラーガスが 1.666E/L(約208円:1Eを125円として)ハイオクが1.756E/L(約219円)ディーゼルが1.644E/L(約205円)と高い。
ガソリンとディーゼルオイル価格は、2017年10月から2018年10月の間にエネルギー製品消費税などにより、それぞれ15%と23%上昇したが、燃料の高騰などに抗議する黄色いベスト運動が発生、2018年11月から2019年6月まで毎週フランス全土で自然発生的な暴力を伴うデモの嵐が吹き荒れた。 -
一見、片側5車線に見えるが、A9号線とA709号線が並行している区間。前を行くのはアウディA4。
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トイレ休憩で停まったSAに停車していたキャリアカー。お、ニッサン・ローグ(エクストレイル)とジュークが載っている、
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前を走っているトラックに乗せてある車に注目。間違いなくシェルビー・コブラだ。レストア中と思われるが、フランスにもマニアはいるのね。
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Telepeage というのが、フランス版ETC。料金は確認できなかったが、絶対日本より安いはず。うかつに値上げなぞしたら、また黄色いベストだ。
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カルカソンヌ駅前に駐車中のルノー・トゥインゴ(初代)とベンツAタイプ。初代ホンダ・トゥデイに似せて造られたトウィンゴは1992-2007年まで生産されたルノーのロングセラー車。なお、ラジエター部分が樹木に隠れてしまった赤い車はトヨタ・ヤリスっぽい。
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カルカソンヌ、関係者しか入れないシテに駐まっていたオペル・アギーラ(スズキ・ワゴンRワイド)。1200ccの小さな車だが、牽引装置付き。
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カルカソンヌの下町駐車場に駐まっていた車達。左から・・・
VW・トゥーラン、ニッサン・ジューク、ルノー・クリオか? トヨタ・アイゴ(2代目)、など。 -
イチオシ
プジョー207。背景のシテがいいね。
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ナルボンヌ門の前を左折するのはポルシェ・カイエンS。
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お、ルノー5(サンク)だ。1972年に発売され、その先進的なデザインと高い実用性から瞬く間にヨーロッパ中でベストセラーとなった。1985年が製造最後の年だから、少なく見ても34年以上前の車が良く走っているね。
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以前何処かで見たプリウスだな・・・と思って、後で画像を拡大して調べたら、なんとバルセロナのTAXI ! まあ、バルセロナからカルカソンヌまで200kmほどだから可能だね。
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駐車場ヴィュー2。左から・・・
車種不明車、BMW2、ジープ・レネゲート、BMW5、シトロエン・C4ピカソ、ルノー・クリオ。 -
オービスと思われるが、これも黄色いベスト運動の標的にされ60%近くのオービスが壊されたらしい。
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ななんと、何キロm先のSAで販売しているガソリンの価格が表示されている。これも黄色いベスト運動の成果なのか?
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ルシヨンの旧市街の民家に庭に駐まっていたランドローバー・ディフェンダーとミニ・クラブマン。もしかして住んでいる方は英国人?
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ルシヨン旧市街路地にたたずむルノー・トゥインゴ。
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ルシヨン駐車場ビュー。左から・・・
赤いのと青いのはわかりません。ルノー・トゥインゴ、アウディA4、プジョー206、そして・・・ -
VAZ 214(左側)という珍車発見。ソ連製のラーダ・ニーヴァというモデルらしい。
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一説によるとプーチン大統領も今のモデルを愛用しているとか。
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ゴルドの駐車場ビュー。左から・・・
アルファロメオ・ミト、VWビートル・ガブリオレ、ベンツ・E220d、プジョー・リフターか、VWゴルフ。 -
ゴルドのレストラン駐車場ビュー1。左から・・・
ポルシェ911、プジョー5008、ルノー・カジャー、など。 -
ゴルドのレストラン駐車場ビュー2。左から・・・
BMW2、BMW1か、アウディQ3か。 -
ゴルドのレストラン駐車場ビュー3。左から・・・
ルノー・トゥインゴ(多いね)、キア・リオ、キア・スポーテージ、オペル・アダム。 -
エクスの広場で見かけたパトカー。ルノー・メガーヌ・エステートと思われる。
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マルセイユの街角で見かけた車たち。左から・・・
ダチア・サンデロ、ホンダCRV、ニッサン・ジューク、VW・ルポ。 なお、ダチアはルーマニアのメーカーだが、ルノーの傘下となっている。 -
マルセイユ、ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院駐車場に駐まっていた車1。左から・・・
キア・シード、キア・リオ、VW・ポロ、プジョー308。 -
マルセイユ、ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院駐車場に駐まっていた車2。左から・・・
ルノー・キャプチャー、ルノー・クリオ、BMW1、プジョー208など。 -
マルセイユの街角で見かけたレンジローバー・イヴォーク。
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車では無いが、マルセイユの裏町で頑張るのは三菱エアコン室外機。
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ニースやモナコに来て、急にEV(電気自動車)が増えてきた。写真は2012年にルノーが市販したEVモデルで名前はゾエ(ZOE)。
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ゾエは22 kWhのリチウムイオンバッテリーパックを持ち、パワーは 88 PS、最大トルクは 22 kgmで、最高速度は時速135 km 、航続距離は210 km。単相から三相交流まで対応できる充電装置を内蔵し、30分でおよそ80 %の充電ができるそうだ。
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モナコの手前でテスラSを前方に発見。珍しくも何ともない。
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アストンマーチン・ヴァンキッシュと思われる。モナコでは珍しくも何ともない
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モナコは使える土地が限られているので、上へ伸びるか、地下に潜るかしかない。
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モナコF1グランプリコースを通過。左前にいる車はVW・UP、スロバキア製。右側はフィアット500。VW・UPの前はシトロエンC4、フィアット500の前はミニ・クラブマンと思われる。
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モナコ旧市街に駐まっていたのはルノー・トゥイージー。
タンデムに座る二人乗りで、20馬力のモーターで後輪を駆動。最高速80km/h、航続距離100km、充電は家庭用の220Vコンセントを使って3~4時間で完了するそうだ。狭いモナコの街中を走り回るだけなら100km走れれば充分だね。そういえば2018年に訪れたローマでもたくさん走っていたね。 -
こちらはお馴染みのスマート・フォーツー・エレクトリックドライブ。EUナンバーでは無いのでモナコで登録の車。
充電時間は、200Vで約8時間(急速充電には対応しない)で完了するため、夜に充電すると、翌朝すぐに使用可能。なお、航続距離は欧州の測定方法で140km。急速充電に対応しないということは、長距離走行は考えていないのだろうがモナコなら無問題。 -
アウディQ8という名の高級SUV。日本での価格は1,010万円から。
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ミュンヘン空港のT2ホールに飾ってあったBMW8・クーペのレース仕様車。
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ドライバー名が3人書いてあるということは多分、ルマンなどの耐久レースに出場したマシンと思われる。
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イチオシ
最後の車は2012年4月、パリ、コンコルド広場で見かけた シトロエン2CV (ドゥシュヴォ)。1948~1990年まで387万台製造されたフランスのエスプリとでも言うべきユニークな大衆車。多分、観光用だと思われるが、トリコロールカラーがおしゃれ。この車が世間に発表されたとき、アメリカ人のジャーナリストの一人は「まるでブリキの缶詰のようだ、ついでに缶切りもつけたらどうだ」と言ったそうだ。
”動けば良い”という考えを持っているので、キズがあろうが、塗装がはげていようが、多少へこんでいようが気にしないのがフランス流。本編のタイトルにある”フランス人はフランス車がお好き?”の回答としては、別にフランス車でなくとも安ければ何でも良いのだが、たくさん出回っており、安く修理が出来る、維持費の安い中古車となると、どうしても国産車となってしまう。そして浮いたお金をバカンスなど人生を楽しむことに使おうと考えるのがフランス人だと私は考えている。
2020年1月17日 chiaki-k 記す
毎度のことながら、旅行記とは言えないマニアックなブログを最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Kちゃんさん 2020/12/18 10:40:34
- 貴重な資料ですね
- いやぁ、感心致しました。 大変だったと思います。 日本で走っている外車については皆さん割合と知識をお持ちですが、日本にあまりは行っていない「外車(や日本ブランドの現地製)」についてはぱっと見て「XX」と見分けられる方は少ないと思います。 ましてバスのブランドまで・・。 まあ、ベンツ(メルセデス)でも高級イメージの日本と違ってEクラスあたりは普通にTAXIで使ってますし、外観のモデルタイプもそうですが欧州ではディーゼル車の割合が多く日本とは異なりますね。
- chiaki-kさん からの返信 2020/12/19 09:24:32
- ありがとうございます
- ・
Kちゃんさん、こんにちは。2019フランス旅行記に”いいね”を
ありがとうございます。また、お褒めの言葉までいただき、重ねて
お礼申し上げます。
ご推察のとおり、海外では外国車、日本車を問わず、日本では
見かけない車が数多く走っており、車好きの私でも解らない
モデルはたくさんあります。
海外旅行の折に、20年近くこんな作業を続けていますが、
バスを抜いてゆく車のメーカーだけであればエンブレム等で
80%程度は判別できますが、車種や形式となると30%程度しか
解りません。後は帰ってから写真を拡大してWikiなどで調べ、
それども解らない場合は車種不明車としています。
>ましてバスのブランドまで・・
持参したPCを使い、Wikiで調べました。
>ベンツでも・・・普通にTAXI・・・
ニュルンベルクでベンツのTAXIに乗車しましたが、内装は
日本で販売されているモデルより、はるかにシンプルでした。
>欧州ではディーゼル車の割合が多く・・・
その通りで、日本では販売していないディーゼルを載せた
日本車も結構見かけました。ただ、これからはEV車が増えて
行くと思われますので、ガソリン車と運命をともにする
かも知れませんね。
ところで、Kちゃんさんが、2014年に行かれたシャモニ旅行記、
拝見しました。
お天気がいまいちだったのが、残念ですが、私もコロナ禍が
無ければ、5月にエギュイユ・デュ・ミディ展望台に立っていた
はずでした。
COVIT-19ワクチンが、やっと出来たようですが、日本でも接種
できるようになるのは、まだ先のようです。自分の行きたい
ところへ自由に行ける、当たり前の世界が早く戻ることを
祈るばかりです。
では、また。
chiaki-k
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- mistralさん 2020/07/26 22:26:48
- 素敵な車中の過ごし方。
- chiaki-kさん
こんばんは。
先日はノートルダム大聖堂の追想旅行記?にご投票いただきまして
ありがとうございました。
chiaki-kさんの楽しい旅行記に感心しました。
バスに乗って、疲れを癒すのでなく、窓越しに車の数を数え、写真を
撮り、車種も確認。
眠っている間に次の目的地に到着というわけにはいきませんね。
素晴らしい車中での過ごし方です。
おまけに背景は、私の大好きな南仏から中西部にかけての風景と地名。
ツアーにご参加されたのでしょうか?
ニースあたりからカルカソンヌまで、さらに戻ってモナコまでと
バスだからこその1往復以上。
走行距離もかなりのものと想像しました。
あの辺り、一部分をレンタカーで走っただけでも大変でしたもの。
楽しかったです。
mistral
- chiaki-kさん からの返信 2020/07/27 11:04:42
- ありがとうございます
- ・
mistralさん、こんにちは。南仏旅行記に”いいね”を、そして
コメントまでいただき、ありがとうございます。
この”くるまカウント”は2003年にイタリアにツアーで行ったとき
に、なにかツアーバス走行中に時間がつぶせるものは無いか?が、
きっかけで始めたものです。
私は自動車会社とは縁もゆかりも無い、ただのくるま好きオジサン
ですが、当時ヨーロッパでは日本車輸入規制の影響もあり、一体
どの位の数の日本車が高速道を走っているのか、また、どこの国の
くるまが一番走っているのか調べたくなり、こんな面倒な作業を
初めた次第です。
> 素晴らしい車中での過ごし方です。
ありがとうございます。そう言っていただくと、とても嬉しいです。
>レンタカーで走っただけでも大変でしたもの。
カウントは専らツアーバス乗車中に行っています。ハワイなど
ではレンタカーを利用しますが、レンタカーでこの作業は、さす
がに出来ません。(^^;;
> 楽しかったです。
ありがとうございます。16年続けた甲斐があります。
南フランス以外にも、アメリカ、ドイツ、スペイン、イタリア、
インドなどの”くるま事情”シリーズ?を4トラにUPしています
ので、暇つぶしに、ご覧になってください。
では、また。
chiaki-k
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