2020/01/11 - 2020/01/13
3156位(同エリア7253件中)
国電さん
■はじめに
1月の三連休であるが、さすがにずっと家にいるわけにもいかない。数年前、那覇往復のツアーで特定の便だけ安かったのを発見して利用したことがあるが、さすがに今回はそのようなものは見付けられなかった。しかし、初日の午後に移動して3日目の午前に戻れば、安く移動することが可能である。ということで、沖縄の「鐡ネタ」を拾ってくることにした。
沖縄の鐡ネタについては、2013年1月と2014年1月に訪問して、以下の通り取集済みである。しかし、新に整備された施設もあり、なんだかんだでいくつか追加できそうである。
・「RACで行く大東島の旅」(2013年1月)
https://4travel.jp/travelogue/10742122
壺川東公園にある軽便鉄道の機関車等
南大東島のサトウキビ鉄道車両
南大東島の廃線跡
大平養護学校付近にある軽便鉄道のレール
ネオパークオキナワにある観光鉄道
日本最西端の駅弁
国場駅関連の展示(公民館での催し物のため、現在は閲覧不可)
ゆいレール博物館
・「沖縄1万円旅(鐡ネタ落穂拾い)」(2014年1月)
https://4travel.jp/travelogue/10853703
壺川駅前弁当(2017年に閉店しており、現在は入手不可)
与儀公園にあるSL
沖縄県立博物館の常設展示
沖縄電気軌道の遺構(都ホテル付近と照屋交差点付近)
日本最南端の赤嶺駅
宜野湾市立博物館に展示されている軽便鉄道の台車
普天間川の軽便橋
今回の「落穂拾い」では、以下を訪問することにしている。前回で「鐡ネタはもう打ち止め」と思っていたが、ここ数年でいくつか増えたものがあるためである(なお、最後の2つは現地で急遽増やしたものである)。
3か月前に延伸開業した「ゆいレール」の新線区間乗車
2014年4月に再現された与那原駅舎(資料館)
東風平(こちんだ)付近の軽便鉄道跡
那覇バスターミナル付近にある転車台跡
糸満線の山川駅跡
旧国場駅付近の軽便鉄道跡
@与那原駅舎にて
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
■2020.1.11
復路は大手航空会社だが、今日の往路はLCCである。部屋の掃除などをしてからゆっくり出発し、昼過ぎに成田空港へ。那覇までは3時間強のフライトである。
17時過ぎに着陸。以前、LCCで那覇空港を利用した際は違う場所(荷物ターミナル付近)でかなり不便であったが、今回は普通に国内線ターミナルに到着した。
ゆいレールで牧志へ移動し、激安ホテルへ。
@24時間利用可能 -
スーパーでイラブチャーの刺身などを揃え、一献して就寝。
■2020.1.12
さて、まずはゆいレールの延伸区間制覇である。
牧志から乗車し、しばらくすると首里に到着。ここから先がつい3か月前に延伸開業した区間であるが、特に何が変わるというわけでもない。珍しくトンネルに入ってから、終着の「てだこ浦西」に到着した。
@終着 -
駅付近は閑散としているが、ステンドグラスのような天井もあり、なかなか凝っている。立派な駅スタンプを押して、折り返しのモノレールに乗車した。
安里で下車。与那原方面に行くのであれば那覇バスターミナルに近い旭橋まで行ってもいいのだが、ここで降りて少し歩いて久々に与儀公園のSLを見ようと思ったのである。
しばし歩き、公園へ。SLと久々の対面である。
@お久しぶりです -
無事に撮影してから、路線バスで与那原方面へ。与那原町役場入口で降りると、再現された与那原駅舎までは歩いてすぐである。
@沖縄らしからぬ本格的駅舎 -
このような施設があれば当然訪問するところであるが、前回の落穂拾いが2014年1月、この駅舎がオープンしたのが同年4月ということで、これまでは機会がなかったのである。
たったの100円を払い、施設内へ。レールや昔の写真などたくさん展示されており充実しているが、残念ながら「撮影およびSNS等への公開は不可」ということである。
駅舎の裏手には遺構(旧与那原駅舎の柱)がある。これならいいだろう。
@遺構 -
小さい駅舎なので、ゆっくり資料を見ても15分で充分である。
さて、まだ11時前であるが、お昼にしたい。沖縄らしいA&W(ハンバーガー屋)にでもしようと思ったが、ボリューミーなハンバーガを平らげるほど腹は空いていない。ぶらぶら歩くと地場産の直売所があり、そこで小さなタコライスを発見したので、それにすることにした。
@沖縄らしく -
レンジで温めてから直売所のベンチでそれを頂き、簡素な昼食は終了である。
那覇方面へ戻るべく、バス停付近へ向かって歩くと、橋の欄干にこのようなものを発見。こうなったら、これも鐡ネタである。
@無理やり -
路線バス(往路と同じ運転手であった)で那覇方面に戻り、国場で下車。南方へ行く路線バスに乗り換えて、東風平(難読地名であり、「こちんだ」と読む)で下車した。ここに来たのは、糸満線に関する碑があるからである。
目的の碑は、すぐに発見することができた。
@これを見にわざわざ来た -
御覧の通り、線路は偽物である。「本物の遺構を探したらいいのでは」と思われるかもしれないが、沖縄の鉄道跡は戦争で完璧に壊されているため、一所懸命に探して発見しても「このコンクリート片?」程度なのである。ということで、偽物でも「きちんと整備されている」だけマシである。
バス停に戻ると、適当なバスまで時間がかなりある。往路バス乗車時に「山川駅跡」という標識を道路脇に見付けており、そこまで40分くらいで歩けそうであったので、急遽それを見に行くことにした。
てくてく歩き、その標識のあった付近へ。車道には変な車に乗った変な恰好の青年が多いが、よく考えたら「成人式」である。那覇のそれは、荒れることで有名でニュースにもなるくらいである。
約40分ほどで、標識のところにやってきた。
@こんな感じ -
「こちらの方が立派じゃないか」と思われるかもしれないが、立派な石は碑文とその解説であり、山川駅の説明は右側にある色褪せた看板だけである。
この写真を撮っていると、背後を路線バスが走り去っていった。近くにあったバス停の時刻表を見ると、次はまた30分後である。
結局また歩き続け、国場まで戻ってきてしまった。ここでバスに乗るつもりであったが、スマホで地図を見ると、那覇中心部まであと3キロ程度である。結局、この先も歩き続けることにした。
という感じで「ノープラン」で歩いていたのだが、いきなり小さな看板が現れ、読んでみると「軽便鉄道の遺構」ということであった。偶然の産物である。
@レンガの橋脚 -
その後も歩き続ける。那覇中心部に近づいて来たときに、道路沿いに壺川東公園があることを思い出した。素通りするのもアレなので、再訪しておく。
@7年ぶりです -
結局、東風平から2時間も歩き続けて那覇バスターミナルに到着した(もとより、普段から徒歩旅中心であり、数時間歩くこともよくあるのだが)。
わざわざここに来たのは、新ターミナル建設時に軽便鉄道の転車台(ターンテーブル)跡が発掘され、それが奇麗に整備されたからである。2019年6月からの公開ということで、これは新ネタである。
@車両が小さいので転車台も小さい -
さて、予定外に長距離を歩いたが、それでもまだ15時前である。ということで、予定通りに首里城を訪問することにしている。ご存じの通り、首里城はつい2か月ほど前に火災となり、肝心の部分が消失してしまっている。
ゆいレールで首里へ向かい、徒歩で首里城へ。「なんだかなぁ」という悲惨な状態である。再建にどれほどの年月がかかるのかわからないが、その時期にはまた再訪したいと思う。
@悲惨 -
その後は安宿に戻り、昨晩と同様に沖縄食材で一献。
■2020.1.13
今日は、7時35分の便で戻るだけである。「だったら昨日のうちに帰れば」と言われそうであるが、安宿に泊まって朝一便に乗った方が安上がりなのである。安いと言っても誤差程度だが、こうすることで沖縄の夜を1回多く経験できるし(まぁ、私の場合スーパーの食材で一献やるだけだが)、帰宅時間も遅くならなくて済むので、三連休の帰宅日にはたまにやる手法である。
@薄暗いうちに帰るのはもったいないですが
沖縄の鐡ネタ拾いであるが、遺構などの小ネタはまだあるものの、さすがに大きなものはもうないだろう。次回の沖縄訪問は、普通に「島めぐり」か何かであろうか。
*旅行記および私の詳細については以下で。
「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm
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