香港～台湾情勢②

2020/01/09 - 2020/01/11

出張含めこれで20回目の台湾訪問。2020年1月11日に4年毎の台湾総統選が実施されました。正式には中華民国第15任総統、副総統選挙と言います。日本の選挙の雰囲気と全然違い、前夜も夜中まで集会があり、老若男女関わらず選挙に高い関心がある姿は素晴らしいと感じました。また今回は中国の一国二制度政策に反対する台湾、それを支援する米国と中国との米中対立の代理選挙と言われています。
結果は中国と距離を置く蔡英文氏が817万票を獲得し圧勝しました。総統選の投票率は74.90％、総統選と同時に行われた立法院選挙は蔡英文氏の民進党が113議席中、単独過半数の61議席を獲得しました。最大野党・国民党は38議席でした。

日本の選挙と選挙活動、国民の意識など違いが多々あり、また日本の政治に対する意識の低さを痛感する旅でした。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

台北に到着しまず向かったのは総統府前で行われている民進党の前夜集会。凄い人です。

「今日の香港は明日の台湾」と懸念するプラカードを掲げてます。

香港から来た人が参加してます。台湾人も香港加油！（香港頑張れ）と応援しています。

他の政党も台北駅前で集会をしてました。

松林のよく行く食堂で夕食。

魯肉飯と水餃子。

テレビでもニュースは選挙一色。日本は投票日当日だけ盛り上がる。

翌朝の新聞です。あなたの一票が台湾を決めると書いています。

投票日当日228記念館の前まで来ました。香港デモで亡くなった若者を追悼していました。

中正紀念堂です。

佐藤栄作との会談の週刊誌記事が展示されてました。

投票所の中学校です。

選挙前になると、投票のお知らせと該当地区で立候補している候補者の名前、顔、政策案などがまとめられた選挙公報があわせて各戸に配布され、当日は用紙と身分証、印鑑を持参し、指定された投票所へ行って投票します。
日本の制度と少し違う点期日前投票がありません。総統と副総統のセット投票でそれぞれ番号が振られてます。なので選挙ポスターにも番号が記載されてます。

このような看板が至るところにあります。

昼食はいつも行く松林近くの金品茶楼という台湾料理の店。日本人だらけでした。

時間があったので行ったことない蒋介石の住居だった士林官邸に行きました。

広い公園内に広い邸宅。結構観光客が居ました。

今日は投票日。民進党本部前にはステージが設けられてました。
この車に記載されているのは蔡英文のあだ名で辣台妹とあります。唐辛子のような勝ち気な女性と言う意味です。

まだ午後3時なのにこれだけの人。

蔡英文のグッズも売っています。日本とは全然違う。

開票が進み、夜にはこれだけの人。

まさにアイドルのよう。日本の政治家にこんな親しみを持てるでしょうか？

蔡英文氏が800万票獲得した時の盛り上がりです。

ステージに蔡英文氏をはじめ勢揃い。蔡英文の演説は素晴らしく、盛り上がりは最高潮に達しました。

翌日油化街に行きました。春節前の食材などが売られてました。

中国圏でも特色があります。お年玉ですが願い事毎にあります。

中山駅の地下にデカい本屋があります。

最近台湾で人気のラーメン屋でしょうか。

日本の本がたくさん売られてます。

いつも行く台湾料理の店、青葉に行きます。

これが大好き。持ち帰り分も頼みました。

寧夏観光夜市に行きました。台北は士林夜市が有名だけど他にも良い夜市は沢山あります。

蔡英文氏再選の新聞記事です。

台湾選挙を体験出来ました。香港、台湾、中国と難しい関係が続きますが、台湾に幸あれ。全ての国に幸あれ。