2019年 南仏旅行記６：ニース＆ミュンヘン

2019/12/24 - 2019/12/24

今まで、何度か海外旅行をしてきたが、クリスマス前の旅行は初めて。クリスマスはキリスト教国最大の宗教行事として様々なイベントが行われるのだが、今回の旅行では生のクリスマス・マーケット（以降クリマと呼ぶ）を各地で体験できる、というのも楽しみのひとつだった。今回訪れた街ではアビニヨン、エクス、カンヌ、ニースの広場で開催されていたが、テロを警戒して出入り口を1カ所に絞り、セキュリティ・チェックをしていたり、隙間から覗いた様子では、子供中心の内容だったり、似たり寄ったりのお店ばかりだったりと、あまり興味がわかなかったので、時間と足の問題もあり入場しなかった。

帰りはミュンヘン空港で羽田への便に乗り換えなのだが、トランジットタイムが何と5時間15分！　旅行前のあいさつ電話のときにTDさんに要望しておいたのが功を奏したのか、ミュンヘン市内は無理だが、空港の非制限区域なら出ても良いでしょうということになり、全員一旦外に出る。

写真はミュンヘン空港T2を出た所で開催されていたクリマ。T1とT2の間にある広場を利用して開催されていたが、ドイツのクリマは力の入れ方が違うような気がした。

2024/03/10　一部修正

エリア ニース(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

12/23

9:00　時間は1日遡るが、モナコへ行く前にホテル前の海岸などを散策する。　写真は朝のマセナ広場だが、昨夜の喧噪が嘘のように静かだった。

これがマセナ広場の公園に作られたニースのクリマ。Noel NICE の看板の下が唯一の出入り口。

広場と道路を横断するとニースの海岸。左手の小山にビュースポットがあるのだが、早く行きた～い。

ニースの海岸沿いにはプロムナード・デザングレという名の歩道が延々と続いているが、ジョギングする人や・・・

画を描く人や・・・

金属探知機で、何かを探す人達がいる。それにしてもカンヌの海藻だらけの海岸と違ってニースの海岸は綺麗だね。

ところでニースの海岸というと忘れてならないのが2016年に起きたテロ事件。

覚えている方も多いと思うが、2016年7月14日、プロムナード・デザングレでパリ祭を祝う花火見物をしていた人々の列に25ｔトラックが突っ込み84人が死亡し、202人の負傷者が出た事件。テロの犯人は、その場で警察官に射殺されたが、チュニジア生まれでフランス居住権も有していた。犯人とISとの関係は、はっきりしないが、影響は受けていた模様。

フランスの人口の約10%がムスリムであり、彼らがイスラム過激派になる下地が形成されているそうだ。 ニースでのテロの実行犯は4月からモスクに通うようになったと言われ、数か月の間に急激にイスラム過激派になったと言われている。

プロムナード・デザングレの歩道には戦車でも防げそうな車輌止めの杭が隙間無く埋められているのだが、2カ所地面に沈んでいた。2台自転車が駐まっているが警察官のものなのね。

また、金属探知機を使う人発見。よほど金目の物が落ちているのね。

ニース定番の写真撮影スポットへ登るためここまで来たが、何か様子が変。いつもは無料のエレベーターが止まっているし・・・

階段も施錠されている。ストライキなのかクリスマス休暇なのか解らないが残念なんてものじゃない。

気を取り直して、 I Love NICE を撮影。

コート・ダジュールの紺碧色が綺麗だ。

パノラマで一枚。もうすこし俯瞰がほしかった。

12月24日　

7:00　アストン・ラ・スカラでの最後の朝食。豆も、ウインナーも、パンも、おいしゅうございました。

出発が10:30とゆっくりだったので最後の朝の散策。ホテル前には地下駐車場があるのだが、上はこんな風になっている。

プロムナード・デザングレの海岸端にはこんな青いイスがズラッと置かれている。

ここで10分位ボーッとする。人間ボーッとすることも大事だよ、ね、チコちゃん。

ホテルの裏側にブーランジェリー（パン屋）があり、バケットを2本購入。　どう、パリジェンヌに見える？

12:00　いきなりですが、写真はニース国際空港の待合ゲート。帰りの飛行機はは13:20発ミュンヘン行きのLH2273便。

ゲートの横からニース方面を撮影。向こうに停まっているのはプライベートジェット達。変な人を運ばないようにね。

LH2273便、搭乗開始。

機種はエンブラエルE190、来たのと同じ。運行はルフトハンザ傘下のエア・ドロミテ。

翼の向こうに見える街はカーニュ・シュル・メールか。

LH2273便は、地中海上空を東へ飛行、眼下にイタリア半島が見えたが、この後は厚い雲に覆われてしまったので残念ながらアルプスは見えず。

1時間20分程度のフライトでもサンドイッチと飲み物が出た。今回はペリエを所望。

14:45　雨のミュンヘン国際空港に到着。プロローグに記載した通り、出発ゲートでは無く、ターミナルの外に全員出る。

T2を出たらすぐに、クリマに突入。セキュリティは無い。

ミュンヘン空港では、T2とT1の間に屋根付きの広い広場が設けられており、クリマを始め、各種のイベントが開催されるようになっている。

フランス各地のクリマと違い、大人向けの内容の店が多く、飾り付けにも力がはいっいる。

さっそく見つけたグリューワイン屋で長靴２つ購入。（中身4E、カップの保証金は3E）

結構、量がある。

うんま～い。

ステーキ屋さんは人気無し

スケートは大人にも子供にも大人気。

カルーセルがあったり・・・

衣料品屋があったりとバラエティに富んでいる。

楽しいクリマだった。この時季にミュンヘン空港を利用される方に大お勧め。

唯一、残念だったのは世界で一つの空港内に醸造所のあるエア・ブロイが閉まっていたことだけ。

2.95Eで飲めるなんて、水より安いんでは？

では、T2の待合ゲートに移動して、レストランで最後のドイツビールをグイ。

帰国便は20:00発、NH0218羽田行き。機種は来るときに搭乗したB787ドリームライナー。持参したPCの調子がおかしくなってしまったので、帰りの座席は運を天にまかせるつもりだったが、TDさんが持参のタブレットで、窓際から2座席取ってくれた。TDさん、Ｍｅｒｃｉです。

NH0218　一回目の食事。まあまあのお味。食後は、クイーンのアルバムを一枚聞いてから睡眠体勢に突入。

うとうと、と、まんじりの繰り返しで、時間をやり過ごす。いつのまにかウラジオストック上空。

2回目の食事。デザートのカップケーキ、おいしかったです。

帰ってきました、日本の空に。

15:40　羽田空港到着。到着後、Wifiルーターを返却、羽田の有料パーキングでスティングレーを受け取って、首都高へ突入。渋滞の山手トンネルを1時間ほどかけて通過し、外環、関越、上信越と車を走らせ20:30に自宅に無事到着。自分にお疲れ様。

プロローグにも書き込んだとおり、クリスマス直前の旅行は今回初めて。いつもは混雑する観光地がガラガラだったり、ガイドブック等では開いているはずの施設やお店がクローズだったり、珍しいというか、残念というか、貴重な体験ができた。

日本ではクリスマスになると、商店や飲食店は大忙しなのだが、欧米のキリスト教国ではクリスマスは、家で家族と過ごすものなので、いつまでも働いていないで、さっさと家に帰ることが当たり前。飲み屋でドンチャン騒ぎなど、もってのほかなのだろう。

これで「2019年 南仏旅行記６：ニース＆ミュンヘン」及び2019南仏旅行記は終了です。本日も最後までご覧頂きありがとうございます。そして、全編をご覧いただいた方や、”いいね”をいただいた方には最大の　Ｍｅｒｃｉ　Ｂｅｕｃｏｕｐ　を差し上げます。

2024/03/10　一部修正

OMAKE1

今回の戦利品です。

OMAKE2

ワインは5本、左から2番目がボルドーですが、後はローヌ又はプロヴァンスワインです。

ボルドーとブルゴーニュの両横綱の前では、ローヌorプロヴァンスワインは若干影が薄いのですが、歴史は一番古いんですよ。

OMAKE3

エシレ・バターとチーズ1kgです。このチーズはニースのモノプリで購入したんですが、売り場で一人で頑張っている高年齢の女性が全く急がない方で、前の方が買い終わるまでに20分、自分の番では10分位かかってしまいました。

OMAKE4

ゴルドの小売店で購入したジャムと蜂蜜です。まだ開けていません。

OMAKE5

クノールスープとニースの専門店で購入したオリーブ油、そしてどこかのSAで買ったカマルグの塩です。

OMAKE6

左がエクスの有名店レオナール・パルリで購入したカリソンと呼ばれるアーモンド菓子です。右のものはどこかのSAで買ったものですが、おいしさが全然違いました。

OMAKE7

モノプリチョコなどです。

OMAKE8

最後はニースで泊まったホテルの裏にあったパン屋で購入したバケット（フランスパン）です。もともとバケットは堅いのですが、1Wたったら、釘が打てるくらいになりました。

おしまい。

OMAKE LAST

4traのおすすめ旅行記に「紺碧海岸、コート・ダジュールを往く：モナコ・エズ・ニース：2019南仏旅行記５」が選ばれました。

https://4travel.jp/travelogue/11586316

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