西湖をふらふらしたり、紹興で紹興酒呑んだりする年越し（その１）

2019/12/28 - 2020/01/03

ここ最近、年越しといえば中国か台湾にいます。

本当は青い空、青い海のところで、のんびりとした年越しをすごしたいのだけれど、チケットの価格やらなんやらの関係で中国にいることが多いです。

12月28日、29日は西湖あたりと、宿の近くである清坊街のあたりをフラフラしています。

★12月28日　成田空港→（ＡＮＡ）→杭州蕭山国際空港　杭州泊
★12月29日　杭州　　　　　　　　　　　　　　　　　　杭州泊
　12月30日　杭州→（高鉄）→紹興　　　　　　　　　　紹興泊
　12月31日　紹興→（高鉄）→杭州　　　　　　　　　　杭州泊
　 1月 1日　杭州　　　　　　　　　　　　　　　　　　杭州泊
1月 2日　杭州　　　　　　　　　　　　　　　　　　杭州泊
1月 3日　杭州蕭山国際空港→（ＡＮＡ）→成田空港

エリア 杭州(中国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

12月28日
仕事の疲れが抜けないまま、6時台の電車で成田空港へ。

10：00発のＡＮＡ杭州行きに乗り、12：50予定通り杭州蕭山国際空港へ到着。そこからエアポートバスで杭州駅まで（50分ぐらい）。

杭州駅から地下鉄1号線で定安路駅へ。

定安路駅から歴史的な遺構をリノベした繁華街（清河坊）を抜け歩くこと15分弱、やっとお宿の「呉山駅国際青年旅舎（Wushanyi International Youth Hostel）。

なんとロフト付き。

ロフトにもシングルベッドがあってトイレシャワーもきれい。

スタッフも親切。英語も通じます。

周りは歴史的な建物をリノベした繁華街「清河坊」で雰囲気も良く、非常に便利なロケーション。

地下鉄の駅（定安路駅）、呉山バスステーションへも徒歩圏内。

昼ごはんを食べてないので河坊街のフードコートで軽く腹ごしらえ。

小籠包と水餃子。

小籠包は煎生包みたいな感じ｡

ミニトマト飴を食べながら

河坊街を西へ散策しつつ

40分ほどで西湖の入り口に到着。

遊歩道を少し歩いてみます。

天気は良くないものの、少しかすんだ雰囲気はまるで水墨画のようです。

今回の旅は日程に余裕を見ているので、この西湖のほとりで過ごす時間が多くなります。

いったん宿に戻って一休みして、夕食へ。

宿の近くの「皇親儿」というお店。

杭州の名物である東波肉、龍井蝦仁、四季豆の炒め物。
龍井蝦仁は龍井茶の茶葉とエビを炒めたもの。お酢につけてあっさりと食べます。

無料のお茶はもちろん龍井茶。

料理はどれも本当においしいんだけど、店員さんの態度は中国クオリティ。何度頼んでも白飯が出てこない。なんで盛り付けて持ってくるだけのものが出せないんだろう？

食後、夜の河坊街を散策。

鼓楼

ライトアップされてます。

お寺の塔もライトアップ。

中山中路沿いの壁のオブジェ。

古い街並みが再現されているんだと思いますが、なかなかおしゃれですな。

モデル気分で写真撮影する絶好のスポット。

さすがに疲れたので、宿に戻ってこの日は終了。

この日の歩数20,519歩。

12月29日

朝食を宿で済ませて、西湖へ向け出発。

河坊街を抜けて

呉山広場東バス停から117路のバスに乗り、岳王廟バス停で下車。

「岳王廟」

南宋時代の武将である岳飛をまつった廟。文化大革命の際に取り壊され、1979年に再建されたもの。

岳飛の像。

背中に「尽忠報国」の入れ墨をして金との戦いの中心となった武将です。北方謙三の小説でもおなじみ。

岳飛のお墓に向けて跪く秦檜とその妻の像。

岳飛は和平派の宰相である秦檜に冤罪を着せられ、処刑される最期を迎えます。

というわけで、写真の秦檜とその妻の像に、昔は唾を吐きかける習慣があったそうです。

今は禁止されていて注意書きもあり、警備さんもいます。

岳王廟から西湖のほとりへ。

遊覧船に乗ります。

遊覧船の乗り場はこの岳王碼頭のほかに、湖濱碼頭、孤山中山公園碼頭、銭王祠碼頭、花港観魚碼頭の５か所があります。

どこから出発しても必ず「三譚印月」という湖に浮かぶ島に着きます。

出発地点→三譚印月→到着地点を自由に組み合わせ出来るのチケットなので、スケジュールを決めて移動するのが良いかと。

ということで三譚印月に到着。

遠くに高層ビルがかすんで見えます。

南宋の時代にお酒の官営醸造所があったところ。

現在もお酒が購入できる様子。

裏のオブジェ。

猫１

残念ながらピンボケ。

猫２

しかし、どこを切り取っても絵になる。

ここも遊歩道が整備されているので、ゆっくり散策。

再び遊覧船に乗船し、花港観魚碼頭へ。

雷峰塔のふもとの食堂でお昼ご飯。

チャーハンに

焼きビーフン。

ボリュームがすごい。

雷峰塔

2002年に再建されたものなので登るのはパス（入場料をケチった）

「霊厳寺」

雷峰塔の向かいにある326年に創建された禅宗のお寺。

薬師殿の中では多くの参拝者が歌うようにお経を唱えている。

そして境内では踊りの練習をしていたり、歌を奉納したりと、なかなか賑やかで、日本の禅宗の寺とは趣が全く異なる感じ。

中国っぽいといえば中国っぽい。

７路のバスで呉山広場に戻り、河坊街を抜けて宿に戻ります。

宿に戻る途中で行列ができている豆漿屋さんで豆漿を購入。

ちゃんと店頭の臼で豆を潰して豆乳を作っている様子。

こちらが豆漿。

少し甘めの豆漿の上に白玉団子、きな粉がかかっている「進化系」。

伝統的な飲み物である豆漿が進化系として若い子にも人気があるみたい。

河坊街にある漢方薬の店。

とにかく古い、立派な建物がいまだ現役として使われているのです。

こん棒・・・では無くハムです。

こちらは中山中路にある金華ハムのお店。

売られているものが武器にしか見えない・・・。小分けにパッケージされた金華ハムを食べましたが、すごくおいしい。肉の持ち込みが禁止されていなければ、つまみに購入するところなのに・・・

本日の夕飯

杭州料理の店が並ぶ高銀街をいろいろ探した挙句、なぜか前日と同じ皇親儿に入ってしまい、相変わらず注文した白飯が出てこない・・・。店員の態度も変わらずの中国クオリティ・・・

豚肉揚げの黒酢ソースに、魚香茄子

家常豆腐に

太刀魚の山椒を効かせたスープと、どれも料理は頭に来るぐらいおいしい。

ということで、活動的だった29日も終了。

歩数20,540歩。続く。