2019/12/14 - 2019/12/16
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Matt Yさん
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ANAのダイヤモンドステイタスに必要なポイントは今年は確保してあるので、年末は消化ゲーム。
で、どこかへたまったマイルで出かけようと思案したところ今年は中国に1月に行って以来ご無沙汰なことが判明。
私にとって北京はもう何回も行っているけど、定点観測というか、たまには行かないと落ち着かない土地なんで北京に行くことにしました。
週末に1日休みをつけて3連休にし、行きは片道でも手配可能なJAL、帰りは海外発の特典が有利なANAでループ開始です。
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行きはマイル特典でJAL利用。
朝食食べていなく空腹だったのでサクララウンジに寄ってカレーをかきこみます。
チェックインはギリギリだったので、食べるだけという感じでゲートへ -
端っこの端っこ149番ゲートから搭乗です。
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機内はガラガラ。
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非常口から後ろの区画には10人乗っていなく全体でも40人くらいしか乗っていなかった模様。767では大きすぎる、否737でもペイできないのではと思うほどの搭乗率に、路線の維持大丈夫か心配になってしまいます。
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レインボーブリッジを見ながら上昇。
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本日の富士山は冬らしい凛としたお姿を現してくれました。
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JALの機内食に関してはあまり良いイメージを持っていない私ですが、今回はまあまあ感。
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北京首都空港には定刻着。そしてとにかく歩かせるこの空港...
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幸いイミグレはそれほど混んでなく割とスムーズに通過するも、、、スポットインからタクシー乗り場まで40分はかかってしまいます。
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たまたま北京トランジットで空港近くのホテルに泊まっている友人のところへ折角北京にいるならダックでも食べましょうと押しかけ、すぐ近くにあったダック専門店へ。
しかし宴会からの模様替えで席が用意できない、とのことで -
打包(テイクアウト)して友人のホテルの部屋で食べました。ダックはしつこいけどたまに無性に食べたくなるのですが、満たされて幸せ。
それにやっぱり1人で食べるよりしゃべりながら食べたほうが何倍も美味しいので付き合ってくれた友人に感謝。打包するなら無駄にお店まで往復する必要なかったけど、、、
その人のフライトに合わせて空港に戻るシャトルバスが14時にホテルを出る(しかも約束の時間よりかなり早く出るよって電話かかって来た)ので、やや駆け足にかき込んでしまいましたが、便乗してシャトルバスで空港に戻り、エアポートエキスプレスで東直門へ -
東直門を出たところの二環路。中国石油のビルですが、個性的なビルを作らなきゃ死んじゃう病みたいに競うようにユニークなビルが目立ちます。
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612路のバスに乗って東直門内から北兵馬司のバス停へ
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大通り(交道口南大街)から板厰胡同に入るとこんな四合院の街並みの世界が広がっています。
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胡同にある公衆トイレのシンボルマークが民族服をチーフにし、かつこんな可愛いデザインになっていました。
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板廠胡同
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今回の宿、侶松園賓館に到着。
かつての曽王府と呼ばれるお屋敷を利用したホテルです。 -
学生でも手が届きかつ四合院の雰囲気が味わえるホテルとして昔からあり、94年からよく泊まっていましたが、四合院がブームになって予約が取りにくくなったり、胡同の中にありやや交通の便が悪いこともあって泊まるのは久しぶり。
四合院のホテルが他にもたくさん出来たり、かつやや設備の古さが否めなかったりということもあってか、シングル一泊2500円とお手軽さは健在。 -
荷物を置いたら街歩き開始
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夕闇迫る胡堂。やはりこの暗い灰色の街並みが北京らしくて良いんです。
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この通り(南鑼鼓巷)だけなぜかテーマパーク化して凄い人です。
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店の上によく言う言い回しの「不到長城非好漢、不喫火考鴨真遺憾」(長城に行かないとは男ではない北京ダックを食べないとはとっても残念なことだ的意味)と有ります。
今回はまさにそれをなぞる旅にするつもりです。 -
北京の名物といえばこの冰糖葫芦。山楂などの串刺しの飴がけで、特に冬の北京の風物詩なんですが、正直私はあまり美味しいと感じたことはありません、、、
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ただね、こんな「作られた」老北京にはあまり用はありません。やはりその路地に暮らす人が普通に生活しているのを覗くのがいちばんなので。
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中央戯曲学院の校舎
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東綿花胡同
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炒豆胡同など
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胡同徘徊を楽しみ
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地安門大街に出て
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ノープランだったけど京劇が見たいな、そして梅蘭芳劇場って新しくなってから行っていないな、というわけで梅蘭芳劇場最寄りの阜成門駅を降りると、もう京劇ワールド。
京劇の4つの主な役割の生(美男)旦(美人)浄(武将)丑(道化)をモチーフにした装飾に心躍らされます。 -
劇場に行くと京劇はやっていなくて、今日はロシアから来たバレエ団の公演でチケットは売り切れとのこと。
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古くからある2号線は駅に無駄な空間があるのが社会主義っぽくて好きです。
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地下鉄で前門駅に移動、正陽門、いわゆる「前門」のライトアップ
前門 正陽橋 建造物
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ここにやってきたのはこの日唯一京劇をやっていると分かった天橋楽戯院があるから。
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劇場エントランスでは京劇教室的に、楽器が置いてあり、拍子木を鳴らしてみたりもできます(上手く鳴らせなかった)
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また、髪飾りが間近で見られたり、
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これから演技する役者さんの化粧する様子も見学できます。
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開演まで30分余りですがその隙に劇場の正面に、
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北京ダックの名店便宜坊があったのでダックを頂きます。ここは蒸してから焼く独自路線で私は好きなんです。
便宜坊烤鴨店 (前門鮮魚口店) 中華
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30分でかきこみ、劇場へ。半匹頼んで打包(お持ち帰り)する予定でしたが、食べ切れてしまいました。
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京劇初心者の子供や外国人に有名な場面のいわば「さわり」だけを公演するもの。
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ちょっと演出が現代風すぎてついていけませんでした。
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カーテンコール。
若手の練習を兼ねた公演なのかなぁ、立ち回りにもキレがない(普通の俳優が当たり前にやっているように見えていたのはあれはちゃんと経験しているからなんだと実感)のが素人目にも分かったので、まだまだ鍛錬を積んで欲しいです。 -
解放前の前門の雰囲気を出すためか、路面電車を走らせたりしていますが、私にはやややりすぎ感。
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宿に帰る前に、デザートとして北京でも絶滅危惧種となった土瓶に入って売られている酸奶(スワンナイ)を購入。
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翌朝
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宿の朝食。ゆで卵とお粥と饅頭とらしい、のだけど満足感は低く感じてしまいました。明日は外に食べに行こう。
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今日は長城を見に行く予定。長城と聞くと一番有名なのは八達嶺長城。しかし長城と言うのは北京を守る防衛線な訳で、北京の近郊には複数にスポットがあります。
今回は本当は金山嶺長城に行こうと思ったのですが出遅れたので、司馬台長城に行き先変更。東直門のバスターミナルからバスで密雲に行きます。 -
密雲までの980番の急行バスは高速バスタイプ。頻発していて便利。
東直門駅 駅
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高速を飛ばします。
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密雲市内に入ると普通のバスのようにこまめに泊まっていき時間がかかります。終点のバスターミナルに着いたものの、この先へ出ているはずのバスはなくて途方に暮れると、、、
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客引きされてミニバスに乗ります。
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乗客から集めた金でようやく燃料が払える資金繰りオペレーションなのか、集金の上途中のガソリンスタンドで給油。
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ここだよ、と降ろされたのはゲートの近く、テーマパークの駐車場のようなところ。
街並みを再現したのか、古い町をそのまま保存しているのか定かでは無いですが(恐らく前者。中国って古い建物そのまま使っているかと思うと新しいのに恐ろしく古いものもあるので) -
寒かったので屋台のワンタンが身に染みます。しかしここもQRコード決済限定で、現金が使えないので、通りかかった人に現金を渡して代わりに払ってもらいました。
もう中国旅行するのにはQRコード決済の手段を持ってないと身動きが取れなくなりつつあります。 -
エセクリスマスマーケットを過ぎて
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テーマパークを抜けたところにある乗り場から
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ロープウェイで山を登っていきます。
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ロープウェイに乗って山の頂上へ。
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川のレベルから山の稜線まで10基の望楼が設けられています。
ロープウェイで上から3番目までワープ。 -
ロープウェイを降り、ゼーゼー言いながらきつい石段を登ると長城がありめす。
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司馬台長城に到着。
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尾根に沿ってウネウネと城壁が続いているのが良いですね。
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傾斜はかなり急です。下から徒歩で上がったら息上がるどころでは済まなかかったでしょう。
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個人的には八達嶺長城と比べるとウネウネ感が長城らしいと勝手に評価しています。
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望楼の窓から見た長城。
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正直どれがオリジナルで、どれが新しく作った、じゃなかった修復したか分からない(もしかして全部新築かも)けど、ここは雰囲気を楽しむところなんです。
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降りてきた長城を振り返ります。
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テーマパークを横断してバス停に向かいますが、その途中で見かけた偽クマモン。カメラを向けると版権違反がバレると気づいたか逃げてしまいました。
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北京までの直行バスに乗ろうと思って間に合うよう出口に急いだのですが、タッチの差で逃してしまいました。仕方がないので前の街道を通る一般バスに乗ります。
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最初は座れたものの後からたくさん人が乗ってきて大混雑。スピードも遅く時間がかかりました。
密雲市内に入ってもバスターミナル的なものに入るでもなく市内をうろうろしたので途中で降り、 -
北京東直門行きのバスに途中で乗り込むことができました。
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疲れが出て密雲市内を出てからは東直門まで爆睡。
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東直門から地下鉄に乗り東四十条駅へ
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ここはかつての北京のメインスタジアムである工人体育場(スタジアム)と工人体育館の最寄駅ということもあってか、
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スポーツをモチーフにしたモザイク画が駅の壁面を飾ります。
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京劇「鳳還巣」を鑑賞します。
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台詞が多い上立ち回りがない、「劇」の要素が強い演目ですが、前に見たことがあり、ストーリーも知っている馴染みのある演目でした。
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不美人の姉と美人の妹、権力者と美男の組み合わせで、権力者が美人を娶りたがったが、途中ですり替わってビックリ、結局美男と美人が結婚できてよかったね、という喜劇です。
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現代の京劇では女性役は女性が演じるのですがこの演目の不美人な姉は男が演じ、わざとガサツな男っぽい振る舞いするところやペアがすり替わってお互いにビックリというシーンをコミカルに演じるところが見どころでした。
やはり前日見た京劇ごっことは違い、プロの暗黙といった感じでした。 -
よく分からないけどウルトラマンもやるようです。
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夜の胡同
虫の鳴く音がしたのでその方に行ってみると蟋蟀を飼っていて色々工夫して冬でも鳴かせていました。 -
夜かなり遅くなってしまったので空いているお店が少なく、ようやくこのお店に辿り着きました。
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麺と
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青椒肉絲的なぶっかけ飯をいただきました。
お腹が空いていたのでこの店が開いてて良かった。 -
翌日、最終日。
部屋から外を見ると小雪が舞っています。 -
とりあえず昨日借りたホテルの朝食はパスし、交道口大街の朝食を出す店に入りました。
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朝食にワンタンと包子。
90年代に今回止まったホテルに泊まった時はこの地の道路の反対側に汚い屋台があってそこだとワンタン1元、包子0.6元とかでした。
今やワンタンは20元。 -
交道口路に建つ日本で言う帝冠様式の建物
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板廠胡同。
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府学胡同の文天祥祠。
今日は午後の便で帰国するのですが、それまで午前中宿から見て東側、張自忠路の北側、交道口路の東側の一体感を徘徊することにします。 -
文天祥って知らなかったけど、1200年代南宋の軍人で、南宋が滅びても元に仕えるのを断り忠義を守った人なんだとか。
中国好きだけど、中国に関する基礎知識が圧倒的にないことを痛感します。 -
祀られている文天祥
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灰色の煉瓦の胡同の街並みは雪に映えます。
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ガンガン積もるという降り方ではなかったのが幸い
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北京はあまり雪が積もりませんが
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過去大雪で価格便が飛び立てず帰国が遅れたと言う長い経験があります。
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お茶を買ったお茶屋さん。
茶缶から出して計って売ってくれるのですが、ひと掬いで、ピッタリ250gビンゴで分ける職人技の持ち主でした。 -
宣伝ポスター
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昔は居民委員会が政府の方針や伝達事項を黒板に綺麗な文字で書いて伝えたものですが、すっかり黒板文化は消滅し、印刷ポスターにとってかえられました
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公告欄も洒落たものになってきました。
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かつての中国はこんな街角の小さな商店がたくさんありましたが
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社会の高度化というか、商品は個別包装された工業製品となり、コンビニのような企画化され、量り売りをするようの非効率な商店は駆逐されて行っている気がします。
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なので胡同あるかもかつてよりは生活を覗くって感じが減ってきたのは寂しいですが
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それでもなお楽しいです。
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中国の都市の中で私が一番好きなのは北京なのですが、
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その理由に胡同の暮らしを覗き歩きするのが大好きだということが挙げられます。
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王朝があった歴史的な重みは他の中国のどの都市も真似できません。
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ふと見上げると鳩を飼っているケージがありました。鳩を買う風流さは健在。
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張自忠路な北側は本当にまだ胡同の暮らしが残っていて良かった
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しゃぶしゃぶ店の裏で多数のしゃぶしゃぶ鍋に火をつけている、の図。
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こんな感じのシーンが味出していて好きなんです。
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そろそろ空港に向かわなくては行けないので、宿をチェックアウトし、バスと
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地下鉄を乗り継ぎ、
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東直門駅から空港へ向かう機場快線に乗れてホッとしました。
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空港へ向けて快適に飛ばしはじめましたが
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するままなく、吹き溜まりに乗り上げたか、異音がして緊急停止。
しばし、ああでもないこーでもないとしていましたが、結局そのまま運転再開し遅れたものの無事空港に辿り着けました。 -
チェックインも無事済ませ、
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最後空港の高いレストランで炒め物と
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水餃子を食べて出国。
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帰りはANAの特典利用。いつものお約束でゲートまでどれだけ歩かせるのかと。
北京首都国際空港 (PEK) 空港
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機材が太平洋線などで使うフラッグシップの777-300ERの間合運用だったため、プレエコのソートにアサインされました。
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機内食は安定の不味さ
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ソウル上空を経由するいつものルート。
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羽田到着。
しかしこのあと、ひどい咳と高熱が出る風邪にかかりぐったりでした。しかも脅威の伝染力を発揮し、職場の同じ島の人に次々とうつしました。医者に行ったけどただの風邪扱いだっだでしたが。
この時はまだ国内では騒がれていませんでしたが、その後正月に行ったアメリカで中国でなんか変なインフルエンザが流行っているらしいとニュースになっていました。
そう、恐らく私この時既にコロナに罹っていたのではないかと今にして思います。そのあと幸にしてコロナには罹ってないのは抗体がこの時できたのでは?と思っています。
このあとまさかこんなになるとは。
毎年行っていた中国もこの時が最後になってしまいました。羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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