2019年12月伊東・真鶴・早川旅行記

2019/12/13 - 2019/12/14

伊東にある保養所「栗穂」を訪れました。行きのスケジュールだけ確定し、帰りは気分次第のフリープランにしたところ、素敵な出合いがありました^_^。

エリア 伊東温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: JR特急 私鉄

東京駅を13時出発。スーパービュー踊り子で、14時半過ぎには伊東駅です。東京駅グランスタで買った美味しいお弁当を食べながら、旅の始まりを楽しみます^_^。

伊東駅に降り立つのは初めてです。出口では、老舗旅館のお迎え運転手さんたちがずらり。私たちにはお迎えはないので(^_^;)、目的地を目指して坂道を登ります。

登り坂が続いてちょっと息が切れてくる頃、着きました。なかなか素敵なファサードですね。

ロビーから一望できる青い相模湾。気持ちよい眺めです。

お部屋は和洋室。モダンでシンプル。

お楽しみの夕食です。時計回りに、酢の物、お造り、箸付、前菜。夫はお造りのふぐ叩きが美味しいと。私は酢の物（帆立のキャビア添え）が気に入りました^_^。

寄せ鍋には鮭、海老、鶏団子、豚肉など盛りだくさん。よい出汁が出ています。

温かい木の子のお蕎麦。紅葉麩がきれいですね。

甘鯛ポテト焼に添えられるのはワインラッキョウ。お魚にマッシュポテトって意外に合いました。

蟹包み蒸しは優しい味です。花の舞の温燗を合わせました。

鮭ご飯となめ子の赤出し汁。子茄子のお漬物が珍しかったです。

デザートはプチケーキと果物。御馳走さまでした^_^。料理長の心尽くしを味わいました。

夫は夕食前後と翌朝、計3回温泉に入りました。お部屋の窓越しの日の出がきれいです。

朝食は選べます。私は洋食で。

夫は和食。おひつのご飯を3杯食べていました^_^。

チェックアウト前に思いついた、真鶴の中川一政美術館を目指します。伊東から熱海まで乗った電車はリゾート21「キンメ電車」。私たちの号車は「河津桜」がテーマでした。車内に飾られた桜が見えますか？

普通電車なのに車窓が大きく、進行方向に対して横向きの座席なので、海沿いの風景が楽しめます。あっ、ハトヤさんだ！

熱海駅で乗り換えて、真鶴駅に着きました。

ケープ真鶴行きの伊豆箱根バスに乗ります。車窓越しの相模湾です。

中川一政美術館のバス停で降りると、すぐ目の前に真鶴町立中川一政美術館が見えます。

入場料は600円。5つの展示室があり、中川先生が設置を希望されたという茶室もありました。入場券が示すように、洋画家であり、書家でもありました（美術館内の撮影は不可です）。

私が中川先生の存在を知ったのは、向田邦子さんとの対談記事から。向田さんは自著の装画・装丁を依頼していました。案内図にあるように、美術館のすぐそばに、再現されたアトリエがあります。受付でお願いすると、次の案内時間を教えていただき、地元の紳士（アトリエガイドの方）が案内してくださいました。アトリエは撮影可です。

カーテンから床、椅子まで、そっくり再現されたアトリエ。左の写真はガイドの方が見せてくださった在りし日の中川先生です。

左手の棚には絵具がたくさん。97歳で旅立つ直前まで、絵を描き続ける意思をお持ちだったのですね。

洗面所の前にはお気に入りだったというマジョリカ壺が。この壺に好きな薔薇を生けて、描いていたそうです。美大生、美術愛好家、向田邦子さんのファンの方などに、特におすすめの美術館とアトリエです！　環境もよいので、ハイキングや森林浴と合わせても。

ふたたびケープ真鶴行きのバスに乗り、終点で降ります。真鶴岬の先端からの三ツ石の眺めです。空にはとんびがゆったりと舞っていました。

アトリエガイドの紳士が勧めてくださった真鶴町立遠藤貝類博物館。とても珍しい貝があるそうです。今回は寄れませんでしたがまたいつか。

ハート型の大きな石。カップルで来たい場所ですね。

これまた思いつきで下車した早川駅。小田原漁港が近く、美味しいお店があるらしいです。

優しい女将さんとご主人が営む「かご平さん」での昼食。私はお刺身2点とアジフライの定食。アジが肉厚で美味しい！

夫はお刺身盛り合わせ定食。新鮮かつ厚めのお刺身がたくさん。すべて美味しかったけれど、特に鯛がよかったと。帰りにすぐそばの干物屋半兵衛さんで買い物も楽しみました。
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下調べをしない気ままな一泊二日の旅でしたが、伊東→真鶴→早川と、素敵な場所、美味しいお店と出合いました。中川一政美術館のアトリエガイドの方、貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました^_^。