東京文学・歴史散歩３０。本所両国界隈から亀戸までその１：両国、総武線の北側。

2019/12/15 - 2019/12/15

前回１０月に歩いた中央区浜町から今回は隅田川を渡り、対岸の墨東、墨田区本所両国界隈から亀戸まで歩きました。

この地域、一般に「本所」と呼びならわしてるようですが、地図を見るとかろうじて厩橋と蔵前橋の東一帯に本所1丁目から４丁目がある。それ以外本所という地名はない。ではなぜ広い範囲を本所というのでしょう。

終戦までおおむね今の北十間川、吾妻橋以南は「本所区」であった。町名も「本所○○町」と、本所の名を冠していた。昭和２２年に向島区と合併して今の墨田区になり、住居表示実施により本所を冠する町名も消えていった。
それで元の本所区だった範囲を総称して今も「本所」というようです。

この地域は関東大震災と東京大空襲で徹底的に破壊しつくされ、当時をしのぶものと言っては全くないといえます。ただ墨田区は史跡の発掘に熱心なようで、街中あちこちに史跡の案内板がありました。

本所に縁の深い文人墨客と言えば、葛飾北斎、芥川龍之介、伊藤左千夫、斎藤緑雨、舟橋聖一。三遊亭円朝、談州楼燕枝など落語家、義太夫語り、講談師、戯作者、浮世絵師など、江戸庶民文化を伝える芸人も多くこの地に住んでいました。その他勝海舟などが挙げられます。
その１からその３までに分けました。

写真は旧安田庭園。

エリア 両国(東京)

今日のスタートは総武線両国駅。9時20分ころ。
天気はまずまず、この時期の寒さです。

地図の真ん中、両国駅と総武線の北側がその１、南側がその2です。

その1。
町名で言えば、本所、石原、横網、両国、千歳、亀沢、緑。

駅のホームから国技館と江戸東京博物館が目の前です。

高架の１、２番線の北にもう一つ、３番線ホームがあります。
両国駅はもとは房総方面の列車が発着するターミナル駅でした。いまは総武線の普通列車が停まるだけの通過駅になってしまい、３番線はそのターミナルの名残で、今は使われていません。

３番線ホーム。

駅名表示板、次は「房総」です。観光用に造られたのでしょう。
背中には絵が描かれています。
とにかく街中は北斎の絵がいたるところにあり、北斎一色といった感じでした。

駅のホームから。相撲の町らしい。

構内。

両国駅。
当初１９０４（明治３７）年、私鉄の総武鉄道の両国橋駅として開業。
今のは１９２９（昭和４）年のもの。「関東の駅１００選」に選ばれています。

駅を出て、江戸東京博物館の外観だけ見ておきます。
中に入るとそれだけで半日から一日はかかってしまいます。いずれ日を改めて。
この地一帯、両国駅から横網町公園にかけて江戸時代には幕府の米蔵、本所御蔵があった所で、のち総武線の操車場になりました。

国技館。
秋場所は先日終わりました。

国技館正面。
１９８４（昭和５９）年完成、翌年より使用開始された。

国技館敷地内にある、左豊国稲荷神社、右出世稲荷神社。

国技館のフェンスに俵星玄蕃（たわらぼしげんば）道場跡の説明版が架かっています。

忠臣蔵に出てくる架空の人物のようです。

駅の向かい側のビルの前にある「百本杭跡」の案内板。
荒川放水路が出来るまで隅田川の流れは強く、特に両国橋あたりは湾曲が強いため左岸（両国側）の堤防はたびたび浸食された。それを防ぐため江戸時代に堤に沿って多数の杭を打ち込み、水勢を和らげた。護岸工事が進み今は残っていない。

杭の周りには魚が集まり、格好の釣り場となり、多くの釣り師が集まった。釣り好きの幸田露伴もその一人。
水死人がよくこの杭に引っかかったそうで、芥川龍之介はその随筆「本所両国」の中で”杭の間には坊主頭の土左衛門が一人うつむけに浪にゆすられていた”と散歩の途次見かけたことを書いています。

隅田川に出てみました。総武線の鉄橋。
百本杭があった辺りです。

川上、蔵前橋方面。

堤防沿いに歩くと旧安田庭園があります。

その交差点の手前が舟橋聖一の生まれたところです。

明治３７年～昭和５１年。小説家。東大文学部卒。
代表作に：雪夫人絵図、花の生涯、絵島生島、新・忠臣蔵など。
相撲好きで、横綱審議委員会の委員、委員長を務めたことがある。

旧安田庭園入り口。

入口の隣にいかにも下町の食堂といった店があります。小綺麗なレストランよりこういった店で食事したい。

では入ります。無料。

庭園図。
入ったのは図の右上、西門からです。

さほど大きくはないけれどよく手入れされた綺麗な庭園です。

江戸時代、大名本庄氏の下屋敷で、元禄年間に隅田川の水を引き入れた回遊式潮入庭園として築造された。
潮入庭園は都内に他に浜離宮庭園、芝離宮庭園があります。

明治になり安田財閥の祖、安田善次郎の所有となる。のち東京市に寄贈。

関東大震災、先の大戦、隅田川の汚染などで荒廃したが、昭和４２年墨田区に移管ののち整備され、昭和４６年名園として復活した。

紅葉が少し残っていました。

紅葉狩りには行かなかったので、ここでしばし観賞。

石橋。

石塔。

駒止稲荷。

駒止石。
かっては隅田川の岸辺にあったもの。

３代将軍家光の時、１６３１年隅田川で大洪水が起こった。本所側の被害が甚大で、家光はその被害状況を調べるよう命じた。誰もしり込みして隅田川を渡る者がいないなか、旗本阿部豊後守忠秋が一人隅田川を馬で渡り実地検分をした。
その時馬を繋いで休んだのがこの石と伝えられています。

イチョウの葉も残っていました。

綺麗な池、心字池です。

いまは隅田川の水ではなく、地下貯水槽に貯めた水をポンプで回遊させています。

雪つりも美しい。

クサボケでしょうか、咲き始めています。

隣の同愛記念病院。
関東大震災の際、アメリカからの義援金の一部により被災者、貧困者の救済を目的に設立された病院。この地区の基幹病院。

そのすぐ先に横網町公園があります。
公園内には東京都慰霊堂、復興記念館、震災遭難児童弔魂像、幽冥鐘、朝鮮人犠牲者追悼碑などがあります。
関東大震災、太平洋戦争の東京大空襲のメモリアルです。

園内図。
中央の大きな建物は東京都慰霊堂。

正面に東京都慰霊堂。

ここは元陸軍被服廠があった所、そして関東大震災のときここに逃げ込んだ多数の人が焼死したところです。

大正１１年、被服廠が移転した後を東京市が買い取り公園の造成を進めていた。その最中の大正１２年（１９２３年）９月１日に起こったのが関東大震災でした。

周辺の住民は家財道具などを持ってここに逃げ込んだ。夕刻、火炎が押し寄せ、炎と熱風、火災旋風により持ち込んだ家財などに引火、３万８千人もの人が焼け死んだという。

遭難者を供養するため、昭和５年「震災記念堂」が建てられ、昭和２６年に東京大空襲による犠牲者を含めて慰霊するため「東京都慰霊堂」となった。

慰霊堂の三重塔/納骨堂。

同。

震災遭難児童弔魂像。

幽冥鐘。

大正１４年、中国仏教徒から寄贈された。

まだ葉を残すイチョウの木。
町田市の小学生が何台ものバスで来ていました。

公園内には日本庭園もあります。

こじんまりした庭園です。

同。

東京都復興記念館。
昭和６年開設。関東大震災と東京大空襲の状況を伝える記録、絵画、写真、記念遺品などが展示されています。

入りましょう。入場無料です。
建物は開設時のものです。

展示室。

小学生の一団が1階から回り始めたので、私は２階から。

徳永柳洲画伯の描いた震災の絵が展示されています。

赤十字の活動。

東海道線根府川付近での列車の崩落。

これは震災ではなく、先の大戦で米軍の爆撃により焦土と化した東京、隅田川付近。
上空を飛ぶのはB２９か。

銀座でしょうか。

女学生も銃剣の稽古。
時の政府・軍部は国体・天皇制護持のため本気で本土決戦・一億玉砕を考えていたのか、女子供にまで竹槍を持たせて。この状況をアメリカは「日本には市民はもはや存在しない」と考えていたという。すなはち国民全員が戦闘員ということ。

食料確保。

撮影した警視庁記録写真専門班、石川光陽。
愛用のライカで撮影した悲惨な写真の数々は、東京大空襲の貴重な記録となった。
それ以外にも、2・２６事件とか戦前の東京の街、風俗を撮った写真集「昭和の東京」があります。朝日文庫にあり時々読み直しています。

焼け野原と化した東京。
左下は銀座の服部時計店ですね。

銀座三越前。
交通整理するのは進駐軍のMP。
進駐軍とかMPなんて死語に近く、若い人には分からないでしょう。MPとはミリタリー・ポリス、終戦後日本に進駐してきた米軍の憲兵のことです。

焼け跡のバラック。

上野駅での闇米の取締り。

戦時横浜にいた私は、空襲警報の度にこれを被り裏山や庭の防空壕に逃げ込みました。名前とか血液型が書き込まれています。各家庭にはゴム製の防毒マスクが供えられていました。

炊き出しに使われた釜。

以下は大正12年9月、天正堂より出版された石版画「帝都大震災画報」です。どぎつい朱を多用しておりいささか誇張しているように見えます。

両国橋より本所国技館方面。
中央に炎上する国技館の大屋根。

浅草観音。
奇跡的に焼け残りました。

浅草公園。凌雲閣（通称一二階）及び花屋敷。
凌雲閣はすでに真ん中から上が倒壊しています。

花屋敷と一二階。
左上に一二階。

浅草花屋敷。

新吉原で起こった大旋風。
３００有余あった高楼のほとんどが焼失。

新吉原。
逃げ惑う娼妓たち。

本所石原方面で起こった紅蓮の大旋風。
広場に避難していた人々の上に襲い掛かり多数の焼死者をだした。旧陸軍被服廠ではないかと思います。

日本橋付近。

日本橋。

建築中だった歌舞伎座。

焼け落ちた両国国技館。

皇居前広場。３０万人もの人が避難したという。

上野駅前。
この後、ここも火の手の襲うところとなり避難民は上野公園に逃げた。

日比谷交差点。

浅草仲見世と無事だった浅草寺。

日本橋宝町。
火の手が襲う前です。

展示室。

本所被服廠跡（今の横網町公園）で救助活動をする九条武子。
西本願寺法主大谷光尊の娘、九条男爵家に嫁ぐ。歌人（佐々木信綱門下）、教育家、社会運動家（仏教婦人会）。この救助活動の無理が遠因で昭和３年、４１歳で死去。
柳原白蓮、江木欣々（きんきん）とともに大正三美人と言われ、長谷川時雨も著「近代美人伝」に武子を挙げている。

地方へ避難する人たち、あるいは買い出し部隊か。

貯金引き出しに郵便局に殺到する人たち。

画家竹久夢二は震災直後、友人の有島生馬とともに被災地を歩き、その様をスケッチした。火事場見物をするためではなく、そのスケッチを「都新聞」に「東京災難書信」として載せ、悲惨な避難民の実情と救護を訴えた。

そのスケッチが展示されています。
夢二は震災の翌日と１６日に被服廠跡を訪れています。１６日には「最後の死体を焼く」光景を目にしています。さらに書いています。「諸所に高く積まれた白骨の山を見ると、今更のように大きな事実を感ぜずにはいられない。白骨の山の一つ一つには、緑町付近避難者、とか横網町付近避難者とか書いた立札がしてある。」

自警団遊び。
朝鮮人が暴動を起こす、というデマが飛び交い、多くの無実の朝鮮人が殺された。
政府はこれを機に社会主義者も徹底的に弾圧した。大杉栄、伊藤野枝もその犠牲となった。憲兵隊の甘粕大尉は二人と連れていた6歳の甥を麹町の憲兵隊に連行した。有無を言わさず３人を絞殺し、裸にして菰巻きにして隊内の井戸に投げ込み、上からゴミなどで埋め尽くした。

「子供達よ、棒切れを持って自警団ごっこをするのは、もう止めませう」
文章も夢二が書いています。

甘粕の行為は露見したが、この残虐行為に対し判決は禁固１０年、それも３年で出獄した。戦前はこんな時代だった。のちに東条英機ほか軍部は無謀にもアメリカに戦争を仕掛け敗れた。これにより曲がりなりにも日本は民主国家になれた。今言論の自由を満喫する（？）私たちは東条に感謝しなければならない。

煙草を売る娘。

この煙草を売ってパンに変えた後はどうやって生きていくのだろう。
売るものがなくなった後は、・・・最後のものまで売るであろう。

中秋名月。

こんなときでもススキをひいて名月を愛でる家族があった。

大震災絵巻。
日本画家高増径草作。

同。

震災翌日の大正１２年９月２日に内務大臣兼帝都復興院総裁に就任し、震災復興計画を立案した。ナポレオン3世とオスマン男爵によるパリ改造を参考にしたという。
その前大正９年から１２年４月の間東京市長だった。

復興した浅草仲見世。大正１４年。震災の２年後です。

横網町公園をあとにし、向かいにある明治42年創業と暖簾にかいてある食堂で昼にしました。
注文すると不愛想な店員が「前金です」。「たいやき」が名物のようで、壁には「支払いは現金のみ」、「店内で食べるときは2個まで」、「たくさん注文するときは予約してください」、「たくさんの時は待っていただきます」などが掲示されている。
なんとなく怖そう。
この程度の老舗が老舗ずらして老舗をかさに着て横柄な客あしらいするのはいただけない。

横網町公園から清澄通りを両国駅方向に少し戻り、途中北斎通り（旧割下水通り）を左に曲がる。
割下水はいわゆる下水ですが、江戸時代、厠は汲み取り式だったので糞尿などは下水には流れ込まず、西洋の下水に比べ綺麗なものだったそうです。

緑町公園前に来ました。

緑町公園。
弘前藩津軽家の上屋敷があった所です。

奥に建つのはすみだ北斎美術館。

ここが葛飾北斎生誕の地です。

公園の向かいの道端に江川太郎左衛門屋敷跡の案内板が建っていました。
伊豆韮山の代官。代々の当主はすべて太郎左衛門と名のったが、普通江川太郎左衛門といえば３６代当主江川英龍（ひでたつ）を指す。
幕末に近代的な沿岸防備の必要性を唱え、韮山に反射炉を築き、日本に西洋砲術を普及させた。佐久間象山、榎本武揚も学ぶ。
代官としては民政に力を注ぎ、領民から「世直し江川大明神」と呼ばれ敬愛された。

すみだ北斎美術館です。平成２８年１１月開館。変わったデザインです。
中に入りたいがまだ先があり、諦める。江戸東京博物館とともにゆっくり再訪したい。
来年の1月19日まで小布施の北斎館の名品展が開かれています。

北斎の絵のタイル張り。
葛飾北斎：浮世絵師、挿絵画家。１７６０～１８４９年。文化文政期の文化を代表する一人。
晩年の４年間ほどを信州小布施で過ごしたほかは殆どの生涯をこの地で過ごした。生涯３万点を超える作品を残し、西洋の印象派にも影響を与えた。

代表作に、富嶽三十六景、東海道五十三次、北斎漫画など。

その近くにある、野見宿禰神社。
相撲の始祖野見宿禰を祀っています。

１８８４年の創建。戦災で焼け１９５３年再建。

小さな神社で、社殿も小さい。

末社。

２基ある歴代横綱碑。
左の方には初代横綱明石志賀之助から朝潮まで、右の方には柏戸から７２代稀勢の里までが刻まれています。

神社の管理は日本相撲協会。
これで総武線の北側を終わり、総武線のガードをくぐって南側に向かいました。

この旅行記へのコメント （5）

• pedaruさん 2021/09/13 07:03:51

  フォロー

  すみません、もうとっくにフォローしてました。

• pedaruさん 2021/09/13 06:58:58

  魅力いっぱいの東京

  ベームさん　おはようございます。
  
  何度も行っている界隈ですが、こんなに見どころがあるとは知りませんでした。
  もすこし行きやすくなったら、ベームさんの旅行記を参考に出かけたいと思います。旅行記にするには、先輩の二番煎じになりそうですが、近づけたら嬉しいです。
  
  震災記念館の傍を通りながら素通りしていました。展示を見せて頂いて、感銘をうけました。明治時代創業の老舗、こんな店は死偽です。
  
  ベームさんの旅行記は私の感性にぴったりです。フォローさせていただきます。
  
  pedaru
  
  

  ベームさん からの返信 2021/09/13 20:46:46

  Re: 魅力いっぱいの東京

  pedaruさん、
  
  有難うございます。
  二番煎じなどと、とんでもない。pedaruさんこそユニークな旅をなさっています。何よりも行動範囲が広いですね、私は車もなく、電車と足で歩ける範囲しか動けません。その足ももう言うことを聞かなくなりつつあります。
  いくつかプランはあるのですが、コロナ過が過ぎ去れば死ぬまでになんとか一つ二つは実行したいと思っています。
  　　　
  　　　　ベーム
  

• frau.himmelさん 2020/01/03 00:43:19

  あけましておめでとうございます

  本年もよろしくお願いいたします。
  
  新しい旅行記が始まっていたのですね。気が付かなくて申し訳ありません。
  
  今回は本所両国界隈。
  さすがにベームさん、凄い地図をお持ちですね。あんな地図があれば訪れてみたいと思いますね。
  と言いつつ、私は思うだけ、それを実行に移していらっしゃるベームさんはやはりすごい。
  
  あの復興博物館ですか、震災や空襲の絵や写真はやはりむごいものがありますね。ドイツでホロコーストの犠牲者の写真を見る時もこれはひどい！と思いますが、同じ日本人が犠牲になっている写真はさすがにそれ以上に目をそむけたくなりました。
  
  震災後の復興計画はパリ改造を参考にしたとのこと。私もちょうどパリ改造の勉強をしていましたので、興味深く拝見しました。
  
  2020年がベームさんにとってもよい年でありますように。
  
  himmel

  ベームさん からの返信 2020/01/03 19:41:16

  Re: あけましておめでとうございます

  himmelさん、
  
  あけましておめでとうございます。
  駅伝を見てぐずぐずしているうちに三が日も終わってしまいました。
  
  パリの旅行記も佳境に入りましたね。3回にわたるオルセーは懇切なコメントで勉強になりました。
  今回のモンマルトル、特にモンマルトル墓地は、同じ墓マイラーとして嬉しく懐かしく拝見しました。私の見落とした、知らない墓も多くありました。あちらの墓は日本のそれと違って、著名人と言えども案内板がないので本当に探すのに骨が折れますね。それこそ彫が薄くなって苔を払わないとわからないのもありますから。
  
  himmelさんがプチトランで回られたのとほぼ同じ道を、私は歩きましたよ。フニクレールにも乗らないで。自慢じゃないけど足の丈夫な時代もあったのでした。年は取りたくないものです。
  街歩きの地図ですが。私は歩く前にその地の区役所か観光案内所に電話して、地図とかパンフレットを送ってもらいます。区役所により有料であったり無料であったり。それで最終的にコースを決めます。もう行くところが無くなって困っています。
  
  パリのさらなる旅行記お待ちしています。　　　ベーム